あずまんが大王

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あずまんが大王(あずまんがだいおう)[編集]

メディアワークス『月刊コミック電撃大王』誌において1999年2月号から2002年5月号まで連載されていた あずまきよひこ による4コマ漫画作品(単行本全4巻)。
2002年4月から年9月まで、テレビ東京系でアニメ化されるなど、各種メディアミックス展開がなされていた。

作品概要[編集]

とある高等学校を舞台にした女子高生の日常を描く学園物コメディだが、特定の主人公は存在しないのが特徴。また、作中での時間経過・時系列が現実の漫画掲載時期とリンクしていることも大きな特徴であり、春には進級したり、秋には体育祭・文化祭といった形でその季節に応じた話が展開されており、季節感を重視した作品となっている。したがって本作の物語では、メインキャラクターたちの入学直後から始まり、その後リアルタイムで進級したのち卒業して高校生活を終えると同時に完結している。


萌え4コマ漫画のパイオニア[編集]

起承転結が明確である4コマ漫画の世界に、キャラクターの愛らしさや「萌え」のポイントを重要視した、いわゆる「萌え4コマ」を導入し確立させた作品である。本作が発表される以前はこういったジャンルは存在していたものの未だ少数派であり、その認知度はあまり高くなかった。しかし本作のヒットを機に一気に認知されることとなり、4コマ漫画界に大きな影響を与え、ひいては新たな作品ジャンルとして成立する契機となったといっても過言ではない。この影響によりのちにこの「萌え4コマ」に特化した雑誌として『まんがタイムきらら』(芳文社)、『まんがライフMOMO』(竹書房)などが発行されるようになった。
また、このようなスタイルの作品群として、『せんせいのお時間』、『スケッチブック』、『ぽてまよ』、『らき☆すた』、『ひだまりスケッチ』、『けいおん!』などのフォロワーを生み出した。なお、これら「萌え4コマ漫画」作品はアニメとの親和性が意外と高いらしく、上述の作品はすべてアニメ化されている。

ストーリー[編集]

舞台は、とある高校。
マイペースでわがままなゆかり先生のクラスに、天才少女ちよちゃんが編入してきた。
ちよちゃんは10歳だけど、とっても頭がいいので高校生になったのだ!
さらにゆかりクラスには、元気とやる気だけは誰にも負けない暴走女子高生ともちゃん。
つっこみ上手でいつもダイエット中のよみ。クールでスポーツ万能でネコが大好きな榊さんなどなどの個性的なメンツが揃っていた!
そして、大阪から、超天然ボケ少女、あだ名もそのまんま大阪がやってきて、ゆかりクラスはますますにぎやかになるばかり!
果たして、ちよちゃんたちは、まともな高校生活を送ることができるのか!?
彼女たちの3年間を超駆け足でお届けします。

アニメ版[編集]

2002年4月から年9月まで、「あずまんが大王 THE ANIMATION」のタイトルでテレビ東京系列で放映された(全26話)。


メインキャスト[編集]

~キャラクター ~キャスト
美浜ちよ 金田朋子
浅川悠
春日歩(大阪) 松岡由貴
水原暦(よみ) 田中理恵
滝野智 樋口智恵子
神楽 桑島法子
かおりん 野川さくら
谷崎ゆかり 平松晶子
黒沢みなも 久川綾
木村先生 石井康嗣
ちよ父 若本規夫


なお、11話の背景はあのスタジオジブリが手掛けている。

久米田康治との関連[編集]

当作品関係のネタが、連載されていた時期の作品であるかってに改蔵作品内のみならず、連載終了後の作品であるさよなら絶望先生においても登場を続けている。
また、絶望先生作品内には、同じあずまきよひこ作品であるよつばと!ネタも散見されることから、久米田先生は当作品を含むあずまきよひこ作品のファンなのであろうか?

さよなら絶望先生 作品内にて[編集]

14話15話には当作品のロゴをモチーフにした背景ネタが登場。118話にもオタクが読んでいる漫画として単行本が登場している。197話では、めがねっ子キャラクターの例として水原暦の似顔絵が登場した。

かってに改蔵 作品内にて[編集]

たびたびネタにされていた。