第62話『盆トゥビーワイルド』
第62話『盆トゥビーワイルド』[編集]
1967年にカナダで結成されたロック・バンド、ステッペン・ウルフの代表作「Born to be wild」(ワイルドで行こう)より。いまでいうヘビメタのさきがけ。
作品情報[編集]
1999年8月11日発売、週刊少年サンデー36,37号に掲載。6巻5話
P69[編集]
扉絵[編集]
浴衣姿で盆踊りを踊る山田さん。
下っぱ音頭振り付け[編集]
欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]
気温上昇 汗ダクダク 夏バテ防止のギャグ音頭!![編集]
P70[編集]
前回までのあらすじ(雑誌掲載のみ)[編集]
改造人間にされてしまったと思い込むほど、勘違いの激しい勝改蔵が巻き起こす騒動の数々… さて先週は、いったきたり高原にサマーキャンプに来ていた科特部の面々。 運の悪い地丹は、幽霊列車にとりつかれ、成仏してしまうが……
1コマ目[編集]
横断幕「TORUMA FESTA'99 納涼盆踊り大会」[編集]
2コマ目[編集]
盆踊りを踊る人々[編集]
- 大平3兄弟(第5話)
- 校長ヨシダ(第12話)
- 元・天才塾冠婚葬祭コース てつろう(第31話)
- メカネロ(第31話)
- 元・天才塾宗教法人コース たかうじ(第32話)
- アニメ『To Heart』の神岸あかり
- ゲーム『ときめきメモリアル2』の陽之下光
- おしゃれ先生
4コマ目[編集]
[[名取羽美「しかし、盆おどりにかかる曲って何年もかわりばえしませんね。」<br /]]「ドラえもん音頭とか、オバQ音頭とか何十年も定番よね。」[編集]
「ドラえもん音頭」は、日テレ版において二代目ドラえもん役を担当した野沢雅子が歌っていた。
「オバQ音頭」アニメ「オバケのQ太郎」より。
P71[編集]
1コマ目[編集]
彩園すず「毎年ムリして今風の曲をムリヤリおどろうとしてひんしゅくを買う町内会の多いこと多いこと…今年あたりだんごとか宇多田とかムリヤリおどる町内がいくつあるやら…」[編集]
- だんご
NHK『おかあさんといっしょ』の童謡「だんご3兄弟」。
当時のうたのおにいさん・おねえさんだった速水けんたろうと茂森あゆみの歌でCD化された。
1999年最大のヒット曲となったのみならず、オリコンの歴代シングルセールスで「およげたいやきくん」「女のみち」に続く3位(90年代のシングルセールスでは1位)を記録[1]した。
- 宇多田
宇多田ヒカルのこと。
昨年(1998年)12月にシングル『Automatic』でデビュー。今年(1999年)3月には1stアルバム『First Love』を発売、爆発的に売れているという。
欄外[編集]
ちなみに作者はスーパーカー音頭というのが…いや…[編集]
1977年頃、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で放映されていた『対決!スーパーカークイズ』という番組で、カウンタックマンというキャラクターが「スーパーカー音頭」なる歌を唄っていたらしい…。
4コマ目[編集]
彩園すず「まぁ各地色々ななぐさめ方があって、京都の大文字焼きとか、精霊流しは有名ね。」[編集]
大文字は京都の五山送り火。精霊流しはさだまさしの歌で有名になった長崎の行事。
P73[編集]
3コマ目[編集]
地丹の身体に書かれた落書き[編集]
落書き「メーテル♥」[編集]
松本零士の漫画『銀河鉄道999』のヒロイン。
落書き「ボルジャーノン」[編集]
『∀ガンダム』に登場するMS、ボルジャーノン。外見はまるまるあのMS、ザクIIそのまんま。ザクIの外見そのまんまのものもあるが、こちらはギャバン専用機。
張り紙「屍」[編集]
前回のオチより。
5コマ目[編集]
勝改蔵「ご・か・ごのもとに~♪」[編集]
『∀ガンダム』の第2話で行われた成人式の祭りのシーンより。
P75[編集]
6コマ目[編集]
坪内地丹「川島な〇みのマンガ道場や…(だんきち・なおみのおまけコーナー)」[編集]
大喜利番組「お笑いマンガ道場」(1976-94)。川島なお美は1982年10月から1989年9月までレギュラーだった。
坪内地丹「鶴太郎画伯のマッチのものまねとかみたく!」[編集]
俳優に転進した傍ら、画家活動も行う片岡鶴太郎のこと。
80年代後半ごろまではお笑い芸人として活動しており、『オレたちひょうきん族』『オールナイトフジ』などでは歌手の近藤雅彦のモノマネが持ち芸だった。ほか、芸人全盛期にはかなりきわどい下ネタや脱ぎ芸も披露していたのも今は昔の話。
ラ・ムーとか[編集]
菊池桃子がやっていたゴキゲンなロックバンド「ラ・ムー」のこと。
*穂のまいどお*[編集]
歌手・女優の中山美穂のこと。
ドラマデビュー作品であるTBS系ドラマ『毎度おさわがせします』(1985-87)では、当時中学生だった中山美穂が乳首にニップレスを貼り、下着を脱いで男性の布団にベッドインするシーンなどを演じていた。
星を見る人とか[編集]
HOT-Bより販売されたRPG『星をみるひと』と思われる。
開始早々特に説明や導入も無い展開、判りにくいマップ、出会った最初の敵になすすべなく殺されるほどの理不尽きわまりない難易度はすさまじく、ファミ通などの雑誌が鬼気迫る攻略に挑むなど、当時は存在自体がネタになる超難関クソゲーとして知られた。
ちなみにHOT-Bは1993年に倒産。翌年に元スタッフが新たに立ち上げた「STAR☆FISH」の方では無かったことになっているようだが、ファンによるリメイク作『STARGAZER』がある。
コーエーが出したエロゲーム[編集]
「三国志」シリーズや「信長の野望」シリーズなど歴史シミュレーションゲームでおなじみの光栄だが、会社設立当初はアダルトゲームソフト『ナイトライフ 』『オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?』や『団地妻の誘惑』などのタイトルを販売していた。アダルトゲームにも関わらず、男性器の角度などあらゆるパラメータにステータスが振られているというわけのわからないこだわりっぷりで、後の歴史シュミレーション企業となる片鱗を垣間見せていた。
*LAYがイカ天でてたこと[編集]
ロックバンド「GLAY」のこと。
1990年11月、『三宅裕司のいかすバンド天国』(イカ天)に「うちら函館ロックの台風の目になりたいと思ってやって来た」「ハードばかりがロックじゃない、名づけて優しさロック」との自己紹介で登場。『無限のdejavu』(未発表曲)を披露したが、あえなくワンコーラスで演奏中止(ワイプ)された。
当時の審査員であった斎藤ノブには「見た目は毒があるのに、歌の中身には毒が無くて、ギャップがある」と、田中一郎は「ビート感とか落差がないとつまらない。いいものはある」とそれぞれ否定的に評価されていた。
しかしGLAYはこの数年後に人気バンドへと成長し、斎藤氏と田中氏は後世において大恥をかくこととなり、この一件は二人にとっての黒歴史となった。
*田ひかるのデビュー曲がアニソン[編集]
西田ひかるのこと。
デビュー曲『ぼくらのセディ』は1988年にフジテレビ系で放映されたアニメ『小公子セディ』のテーマ曲。本人・事務所的に黒歴史らしく、ハウス食品「フルーチェ」CMソングだった『フィフティーン』が公式のデビュー曲となっており、アニソンについては事務所では「プレデビュー」という表現を使っていた。
幻の湖のカントクとか[編集]
映画『七人の侍』『生きる』など黒澤明映画の脚本でよく知られる橋本忍。
映画界では名作・大作の脚本を数多く手がけ、1982年に映画『幻の湖』の監督を担当するが、邦画史上に残る超難解な内容で興行は一週間打ち切りの大失敗となる。
映画は存在自体がネタになるカルト作と化したが、橋本の監督作は最初で最後となった。
*ターフォックス2とか[編集]
ゲーム「スターフォックス2」
元々はスーパーファミコンで発売されるはずだったが、NINTENDO64で発売する方向で修正されたため一旦中止になった。
のち『スターフォックス64』として発売され、売上も好調だったので結果オーライではあったが。
CGアイドルDK97とか[編集]
ホリプロが1996年からプロデュースしたバーチャルアイドル。伊達杏子のイニシャルからDKのナンバーがつけられており、バージョンアップも行われていた。
フルCGで製作された容姿で実在の芸能人と同様の人気を得ようとしていたが、三次元ゆえのリアルな造形が当時の嗜好に合わなかったのか人気が伸び悩み、さらに動かすと数百万円のマシンコストが生じてしまう欠点もあり、数年後に立ち消えとなった[2]。
P78[編集]
1コマ目[編集]
坪内地丹「人形の髪の毛がのびたら恐ろしかろー!」[編集]
週刊少年サンデーで1990年から1996年まで連載されていた、藤田和日郎先生の『うしおととら』のこと。
「獣の槍」を使うと魂と引き換えに妖を滅する力を与えるられ、使用者は空中の妖気を頭から吸収して髪の毛が異様に伸びた外見となるという設定であった。
P79[編集]
4-5コマ目[編集]
山田さん「やはり…自動人形(オートマータ)?」[編集]
現在藤田和日郎先生が連載中の『からくりサーカス』。
「しろがね」たちがからくり人形をつかってオートマータを倒すという設定で、次のコマにて山田さんの指に付いているのがからくり用の糸である。
P80[編集]
4コマ目[編集]
坪内地丹「はっ!?し…しまった!へんなものにのりうつってしまった!」[編集]
わら人形。貼られている写真は、第56話『不っ発の日』のときの髪が内ハネになっている彩園すず部長。
P81[編集]
4~7コマ目[編集]
男「おどるアホウや見るアホウにあやまってください!」勝改蔵「おどるアホウに見るアホウといいますが・・・はたしてたった二種類のアホウでいいのでしょうか?」[編集]
徳島の阿波踊り歌の出だし。「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」と続く。
P83[編集]
2-3コマ目[編集]
坪内地丹「そうだ、今度はあの丈夫そーな人形に!」[編集]
自動車の衝突試験で使用されるダミー人形。
丸いマークは衝突の瞬間をカメラに明確に撮影し、データ化するためのマーカー。
7-8コマ目[編集]
くろひげ危機一髪。
9コマ目[編集]
商品番号011『殴ってストレス解消マッシーン』[編集]
10コマ目[編集]
かかし。 下っぱスーツのかわりに「下っぱ麦わら帽子」
11コマ目[編集]
ダッチワイフ
12コマ目[編集]
人生ゲームのコマ[編集]
P84[編集]
6コマ目[編集]
山田さんの夏休み絵日記「8月10日 今日も私の人形は絶好調!」[編集]
描かれているのは79頁6コマ目の『からくりサーカス』ネタ。
欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]
ひねるアホウに、のりうつるアホウ。同じアホウなら笑わにゃソンソン! 次号もアホウ大爆発!![編集]
かゆいところ[編集]
コメント欄[編集]
掲示板もあります。
久米田康治ワールドWikiサイト掲示板