第72話『うちの子役にかぎって』

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第72話『うちの子役にかぎって』[編集]

1984年にTBS系列で放送されたテレビドラマ『うちの子にかぎって…』から。

作品情報[編集]

1999年月日発売、週刊少年サンデー47号に掲載。7巻4話


P53[編集]

扉絵[編集]

扉絵内の文(あおり文)[編集]

今回は羽美ちゃんが&ruby(メイン){主役};です♥[編集]

1コマ目[編集]

URとらうま駅[編集]

JRのこと。

看板「LOWSUN'S」[編集]

LAWSON(ローソン)か。

P54[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

日本一ヒロインぽくないヒロイン・羽美ちゃんがテレビに…いよいよ国民的アイドルに成り上がる!?[編集]

P55[編集]

1コマ目[編集]

垂幕「さよならトナリの晩ごはん」[編集]

『突撃!隣の晩ごはん』ヨネスケが巨大なしゃもじを持って全国の晩ごはんをアポなし取材するTV番組。

垂幕「新ガッツのへや」[編集]

1999年からテレビ朝日系で放送されたお笑い番組『神出鬼没!タケシムケン』の中で、『徹子の部屋』のパロディ企画でガッツ石松が司会を務めたコーナー『ガッツの部屋』と思われる。
ガッツ石松が微妙にかみ合わないマイペーストークでゲストに応対する様子を、浅草キッドがモニター視聴してツッコミを入れる内容。

4コマ目[編集]

羽美「やーね、痛いワンフーかしら。」地丹「それって業界用語ってやつですか、イキナリ・・・」[編集]

「ワンフー」とは「ファン」の逆さ言葉(ファン→フワン→ワンフー)。

P56[編集]

3コマ目[編集]

勝改蔵「あゆみねーさんが番組を卒業だなんて!納得できません!」[編集]

今話掲載当時の少し前になる1999年4月、NHK教育の『おかあさんといっしょ』にて歌のおねえさんを6年間務めた茂森あゆみが番組を卒業した。
この当時に茂森が歌ってヒットしたのが『だんご三兄弟』である。

P58[編集]

3コマ目[編集]

「元天才塾演劇コース、天才子役のケンちゃん!」[編集]

国際放映製作のテレビドラマ『ケンちゃん』及び『チャコちゃん』シリーズ(1962-82)から。初代ケンちゃんは宮脇康之、2代目は岡浩也、3代目は宮沢公二。
初代ケンちゃんの宮脇康之も子役以降に苦労の多かった人で、成人してから自伝『名子役の虚構 ケンちゃんの真実』を出版したこともある。

P59[編集]

1コマ目[編集]

「生涯一子役を誓い‥‥‥40年間子役を続けたという天才子役!」[編集]

画のイメージはみな子役が主演の作品。

スティーブン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』。田舎町に住む4人の少年たちの冒険と友情を描いた物語。
四人が連れ立って線路の上を歩くシーンは有名。
メインキャストの中でも注目株だったリヴァー・フェニックスは着実にキャリアを積んでいたが23歳で薬物中毒により夭折し、不良少年役で出演していたキーファー・サザーランドが若い頃の伸び悩みを経てアクションドラマ『24』シリーズのジャック・バウアー役で有名になるなど、子役時代の人気の行方の複雑さが知れる一作でもある。

ドラマ『おしん』と思われる。貧しい家庭に生まれたおしんは子供のころに家を出され、商家で子守奉公として働く日々を送る。ドラマ当地の山形県には子守姿の等身大像もある。

映画『E.T.』。異星人と少年の出会いと友情を描いた物語。異星人のE.T.を自転車のかごに乗せて空を飛ぶシーンは有名。

P61[編集]

1コマ目[編集]

ケンちゃん「ロバート・デ・ニーロの役者魂を見ろ!」[編集]

俳優のロバート・デ・ニーロのこと。妥協の無い徹底した役作りには定評がある。

ケンちゃん「アンタッチャブルでアル・カポネを演ずるため、髪の毛を抜き、14キロ太ったり!」[編集]

1987年の映画『アンタッチャブル』での事。何故元々顔つきが似ている俳優に出演依頼しなかったのかはさておき、同じイタリア系である以外は特に似ていないデ・ニーロが、当時のカポネの容貌に似せるために徹底した役作りで、顔の輪郭も太くなるほどの変身ぶりを見せた。
似た例では、映画『マッカーサー』でマッカーサー役を演じるため、当人の髪型に似せるために頭を部分的に丸めたグレゴリー・ペックの例もあるが、こちらは双方のギャップが比較的少ないため、髪型以外は特に変えなかった。

ケンちゃん「レイジング・ブルでボクサーを演ずるため、減量し体をつくり!」
ケンちゃん「またその引退後のボクサーを演ずるために、老けて太るという荒技をやってのけたり!!」
[編集]

1980年の映画『レイジング・ブル』での事。この映画で体重を約27kg増やした役作りはアカデミー主演男優賞を受賞した[1]

2コマ目[編集]

本「めばえ」[編集]

小学館の2~4歳向け学習絵本雑誌。

P62[編集]

全身絵[編集]

ゴン太[編集]

NHK教育テレビの幼児向け番組『できるかな』(1970-90年)に登場する着ぐるみキャラクター「ゴン太くん」

月子[編集]

P64[編集]

4コマ目[編集]

ディレクター「一糸乱れぬ視聴者参加型番組というのも問題あるような…」[編集]

『おかあさんといっしょ』のような実際の幼児番組でも、素人の子供を全面的に管理するのは難しいので、歌や踊りのコーナーではノリの良くない子にはおにいさんやおねえさんが個別に対応する場面がしばしば見られる。

P65[編集]

2コマ目[編集]

ことばDEあそぼ[編集]

NHKの子供向け教育番組「えいごであそぼ」(1990年-2017年)から?

P67[編集]

4コマ目[編集]

「次の撮影に使うまなぶくんが何者かによりこわされています!」[編集]

学研の学習用コンピュータ「まなぶくん」から?

8コマ目[編集]

番組「特攻野郎 実験君!!」[編集]

アメリカのアクションTVドラマ『特攻野郎Aチーム』より。

P68[編集]

5~6コマ目[編集]

番組担当者「爆発が大きければ大きいほど、チビっ子に大ウケ!!」[編集]

実績として、スーパー戦隊シリーズで爆発演出を盛大に取り入れた『科学戦隊ダイナマン』は、当時の記録を塗り替えるヒット作となり、以降のシリーズの演出様式にも大きく影響したエポックメイキングになった。
つづく6コマ目での爆発擬音「ちゅどーん」も高橋留美子先生が『うる星やつら』で大きく普及させたもので、そのオマージュも込められているかもしれない。

7コマ目[編集]

山田さん「このバイトきつすぎ。」
ラヴ影先生「でもとっぱらいだし。」
[編集]

「とっぱらい」は給与の日払い現金支給のこと。

8コマ目[編集]

拾ってください 名前はサムです[編集]

童話作家のバルブロ・リンドグレンによる絵本『サムぼうや』シリーズからだろうか。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

バクハツ五郎もビックリの爆発ぶり!やったぜ地丹、これでお子様達の&ruby(ヒーロー){人気者};だ!!(生きてたら…)[編集]

辻なおきの漫画『ばくはつ大将』を原作としたアニメ『ばくはつ五郎』のことと思われる(1970年放映)。


かゆいところ[編集]



コメント欄[編集]

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  1. こうした役作りを受け継ぐ俳優に、クリスチャン・ベールがいる。『マシニスト』で拒食症の役を演じるため30kg近く減量し、次に主演した『バットマン ビギンズ』で減量分を回復させる荒業を見せた。