00’04”/お風呂の部屋のミチル

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00’03”/かわいそうな伯爵00’05”/金の卵を産む伯爵

00’04”/お風呂の部屋のミチル(おふろのへやのみちる)[編集]

タイトルはチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説『不思議の国のアリス』からと推測される。

作品情報[編集]

2013年11月27日発売、週刊少年マガジン52号に掲載。

P83[編集]

あおり(雑誌掲載時のみ)[編集]

揺るぎない信念の果てに、少年は何を見る―新連載第4話。[編集]

1-5コマ目[編集]

2話3話と同様のパターンとなっており、今後も定着するか注目される。
尚、話の流れとしては2話からの続きの様になっている。

制服姿の少年「ボクらは もう迷わない 今度こそ本当の軌道エレベーターで 宇宙に行くんだ」[#rcce81b7][編集]

同誌に連載している赤松健の漫画『UQ HOLDER!』の主人公・近衛刀太。
元ネタも2話同様、当該作品1話のパロディである上に「今度こそ」と表記されている事から、2話から話が繋がっていると理解出来る。

制服姿の少年のインナーシャツの絵柄[編集]

『UQ HOLDER!』の1話から運用が開始された赤松健の発案による「同人OK」マークがある。2話では靴のアウトソールの模様となっていたが、今回はインナーシャツの絵柄となっている。
このマークは、漫画家などが自らの作品の二次創作を同人誌即売会などで販売することを認めるものである。

P84[編集]

扉絵[編集]

(左から)3話で登場した戦士と、先述した漫画『UQ HOLDER!』の主人公・近衛刀太。
風貌から、この戦士はニューギニア島に居住する先住民である「ダニ族」または「ヤリ族」だと思われる。
当該部族の男性は、描かれている戦士の様に股間に「コテカ」と呼ばれる瓢箪製のケースを装着している。
このコテカは先述したダニ族・ヤリ族の普段着であると共に盛装にもなり、戦士がコテカをつけると雄々しく見えると信じられている。

P85[編集]

P86[編集]

2コマ目[編集]

サンジェルマン伯爵「でも まだパン屋さんと間違って来る奴はいるんだろ」[#n75ae2fd][編集]

「パン屋さん」とは、首都圏を中心に展開するベーカリーショップ「サンジェルマン」のこと。
同様のネタは1話にも存在した。詳しくは当該項目を参照。

6-7コマ目[編集]

マダム「聞いたわよ あなた タイツトラベラーなんですって?」[#n75ae2fd][編集]

伯爵や貴族といったいわゆる上流階級とタイツは久米田作品に縁深いネタで、例を挙げると前々作『かってに改蔵45話では貴族度チェックの項目に「白いタイツをよくはく。」が存在し、また前作『さよなら絶望先生226話ではある登場人物にとっての貴族の条件として「白いタイツをはかないと」という台詞が存在する。

P87[編集]

このページでは、夕仏真心のネーミングの由来がタイムマシンである事が明かされている。

5コマ目[編集]

真ん中の少年「タイムマシン造ってよ」
左端の少年「早く造ってよ」[#n75ae2fd]
[編集]

代表的なタイムマシンとしてはドラえもんをはじめ様々なフィクション作品中に登場する過去と現在、そして未来を亜空間を介して旅行するタイプのものがある。しかし、イギリスの理論物理学者であるスティーヴン・ホーキングは因果関係に基づく時間順序保護仮説[1]の観点から過去への時間旅行を否定する立場を取っており、またそれ以外にも、時空間を移動する事で過去・現在・未来それぞれの空間に計り知れない程の影響がもたらされる事などが指摘されており、タイムマシンの実現には程遠い。
但し、異なった時間の流れのに身を置き経験者同士が再会する事で擬似的に未来へ旅行する事は理論的に可能であり、俗に「ウラシマ効果」と呼ばれるこの理論を用いたタイムマシンが前作『さよなら絶望先生60話の作中に登場している。詳しくは当該項目を参照。

6コマ目[編集]

ゾイド[#n75ae2fd][編集]

ゾイド[2]はタカラトミーから販売されている、動物をモチーフとする架空の兵器の組み立て玩具の名称である。
近年では同名のタイトルでテレビアニメなどのメディアミックス展開も行われた。

P88[編集]

2-3コマ目[編集]

夕仏真心「フランスじゃ当たり前 アタリマエ フランスじゃ当たり前」[#rcce81b7][編集]

2話で、ミチルがフレンチキスを交わしていた前例から。
詳しくは当該項目を参照。

5コマ目[編集]

夕仏真心「『君のいる町』20巻分を 4話で済ますな!」[#rcce81b7][編集]

当該作品の主人公である桐島青大(きりしま・はると)とメインヒロインの枝葉柚希(えば・ゆずき)は様々な紆余曲折を経て単行本21巻掲載の200話「好きの向こう側」で結ばれる事となる[3]。よってこのコマの描写は当該作品おおよそ20巻分を経た上での恋人同士の関係を表していると想像出来る。
因みに20巻では、青大と柚希が住むアパートのお隣さんである保科美友(ほしな・みゆ)と一緒に沖縄旅行に行っており、後の描写からも卓と伯爵の妹が日焼けしているのはこの事に因んでいると思われる。

P89[編集]

7コマ目[編集]

真心の背後に伯爵が隠れている。

P90[編集]

1コマ目[編集]

[[時只卓「なーんくるないさ―」<br /]]「沖縄か 行ったのは」[#n75ae2fd][編集]

「なんくるないさ」は本来「真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ」の定型句で用いられ、人として『まくとぅそーけ=正しい事、真(誠)の事をすれば』『なんくるないさ=何とかなるさ』、つまり「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味で、諺で言う所の「人事を尽くして天命を待つ」に近い。
因みに、単に「どうにかなるさ」という意味で使われる方言は「ちゃーにかないさ」である。

4コマ目[編集]

背景[編集]

殆どが沖縄に関連するものである。
尚、左下に写っている靴は伯爵のものである。

右下の飛行機[#n75ae2fd][編集]

沖縄県宜野湾市にあるアメリカ軍・普天間基地に配備されているMV-22型輸送機「オスプレイ」。

缶詰「SPAM HOT」[#n75ae2fd][編集]

スパム缶。アメリカのホーメル食品が販売するソーセージの材料を腸ではなく型に詰めたランチョンミートの缶詰である。

左下の麺類[#n75ae2fd][編集]

沖縄の代表的な麺料理「ソーキそば」。「ソーキ」とは、豚のあばら肉(=スペアリブ)を意味する方言である。

真心の後ろに写る生物[#n75ae2fd][編集]

沖縄で良く見られる伝説の獣の像である「シーサー[4]」。主に魔除けの観点から、建物の門や屋根などに据え付けられている。

提灯「*リオン」[編集]

沖縄県のビールメーカー「オリオンビール」(⇒★>http)。
1957年に米軍統治下の沖縄で創業。全国的に見れば国内大手ビールメーカー4社よりも圧倒的にシェアは小さいが、沖縄県内では最大のシェアを誇る。沖縄の気候にマッチしたアメリカ風の軽快な味わいのビールとして、沖縄県外向けの出荷も増えつつある。

P91[編集]

2コマ目[編集]

工学知識[#n75ae2fd][編集]

近代科学社が刊行する「要求工学知識体系 第1版」(著者:一般社団法人情報サービス産業協会 REBOK企画WG)と思われる。
但し、このコマに描かれている様な特集は無い。(⇒★>http

P92[編集]

4コマ目[編集]

卓の左隣(読者と真心の側から見て右隣)に従者が隠れている。

5-6コマ目[編集]

夕仏真心「名前も知らない相手とお風呂に入り 名前も知らない相手と沖縄行って どこの矢口よ!」[#rcce81b7][編集]

矢口とは女性アイドルグループ・モーニング娘。の2期メンバーであった矢口真里のこと。
今年5月以降、不倫・離婚に関する騒動が一部で話題となっている[5]

P93[編集]

2コマ目[編集]

夕仏真心「何それ 新加勢大周みたいなもの?」[#rcce81b7][編集]

新加勢大周は、元タレント・坂本一生(さかもと・いっせい)[6]の元芸名である。1993年7月に芸能界に一大騒動を巻き起こした。


事の発端は加勢大周が所属事務所・インターフェイスプロジェクトを独立した際、「加勢大周」という芸名の所有権をめぐって裁判となった件である。当時の所属事務所は芸名を商標登録していたため芸名の使用権を主張したが裁判で敗訴、[[但し、その20日後の7月27日に現在の「坂本一生」に改名している(因みにこの芸名は坂本龍馬に由来している)。</ref>。事件の詳細は、[[加勢大周>加勢大周#s5013a0e|加勢大周]]による芸名の継続使用が認められた。この判決に反発した所属事務所社長により、新人タレントだった坂本が対抗する形で「新加勢大周」を名乗りデビューする運びとなったというもの<ref]]の項目を参照されたい。

4コマ目[編集]

真心の左隣(読者及び妹の側から見て右隣)に伯爵が隠れている。

5コマ目[編集]

張り紙「命名 ほのか うみ ま* りん こと* はなよ のぞみ にこ えり」[7][#n75ae2fd][編集]

電撃G's magazine・ランティス・サンライズによる合同メディアミックス企画とその関連作品『ラブライブ! School idol project』関連ネタ。
書かれている人物名はすべて、作中に登場するスクールアイドルグループ「μ's(ミューズ)」[8]のメンバーの名前で、主人公が通う国立音ノ木坂学院の生徒である、高坂穂乃果、園田海未、西木野真姫、星空凛、南ことり、小泉花陽、東條希、矢澤にこ、絢瀬絵里の9人。

P94[編集]

2コマ目[編集]

夕仏真心「でもそれ便利 キラキラネーム付けられて親を恨む事もないし」[#rcce81b7][編集]

キラキラネームとは近年話題となり問題ともなっている、常識的には読めない当て字の名前のことである。別名「DQNネーム」。

5コマ目[編集]

夕仏真心「ブリがブリを名乗れなくなって ハマチを名乗るような感じ?」[#rcce81b7][編集]

作中に描かれている通り、ブリは大きさによって名前の変わる出世魚である。
一般に80cm 以上または8kg以上(関西では6kg以上)のものを「ブリ」と呼ぶが、「ハマチ」は主に関西から西の地域で30~60cmのものを指す場合が多く、関東ではこの規格のものを「イナダ」と呼ぶ事が多い[9]

P95[編集]

1コマ目[編集]

右目の下に泣きぼくろがある女性「ミチル ミチルがいいと思う ミッシェルって感じだし」[編集]

この段階で伯爵の妹(=長いつばのお嬢様、妹君)の名前が「ミチル」に決定した。
ちなみにミチルとは、武内直子の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する海王みちるのこと。
ミッシェル(Michelle)はミチル(Michiru)を捩って付けられた当該人物の海外名である。

8コマ目[編集]

卓らの背後に写る本棚の一番下の段に従者が隠れている。

P96[編集]

1コマ目[編集]

真心の吹き出し部分に伯爵が隠れている。

P97[編集]

1コマ目[編集]

夕仏真心「見んな! 全裸に黒丸とかガンツかよ」[#rcce81b7][編集]

ガンツとは集英社が刊行する週刊ヤングジャンプに嘗て掲載されていた、奥浩哉による作品『GANTZ(ガンツ)』のこと。2004年にテレビアニメ化、2011年には実写映画化されている。
真心が挙げた二つの要素による印象が強いのは、正体不明の直径約1mの謎の黒い球体[10]が作中世界を取り巻く中心となっている事、また連載初期のヒロインである岸本恵(きしもと・けい)が全裸で転送されたシーン[11]によるものが大きいと思われる。

3コマ目[編集]

3Pです[#rcce81b7][編集]

よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑い芸人・三瓶(さんぺい)の十八番ギャグ「三瓶です」と、ゲーム等に於ける3人プレイを意味する「3P」を掛けたもの。
但し真心の示唆する「3P」にはより性俗的な意味合いがあるが、当wikiの方針により詳細は割愛する。

8コマ目[編集]

真心の背後に伯爵が隠れている。

P98[編集]

かゆいところ[編集]

前作9話100話122話などと同様、メインキャラクターの一人が殆ど登場せずとも成り立つ話となった。

週刊少年マガジンの巻末コメント[編集]

瀬尾公治先生のコメント「久米田先生、さっそく『君町』をいじっていただいてありがとうございます!(笑)」

P93の妹の全身絵、P94の妹の全身絵・1コマ目、P98の2コマ目[#q98adad6][編集]

いずれも●●●券が発行された模様。


00’04”/お風呂の部屋のミチル~
00’03”/かわいそうな伯爵00’05”/金の卵を産む伯爵

コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。
http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1385479350/

  1. 「過去へ繋がる閉時曲線が構成されそうになった場合は重力場の量子効果が大きくなり、過去への経路ができるのを阻害する」というもの。
  2. 英語で「動物のアンドロイド」を意味する‘‘ZOIC ANDROIDS’’に由来する。
  3. 但し、17巻掲載の160話「決断」から同棲を開始している。
  4. 「獅子」を沖縄方言で発音したもの。
  5. 但し、真心の台詞の様に矢口が不倫相手と一緒にお風呂に入ったり沖縄に行ったかどうかは不明であり、「名前を知らない」とはこの描写の様に卓が伯爵の妹に対してというよりは矢口の元夫が矢口の不倫相手に対して指しているものと思われる。
  6. 本名は伊藤文夫(いとう・ふみお)。現在は水戸坂本一生探偵事務所代表・便利屋!お助け本舗杉並店代表を務める。
  7. 右上から時計周りに記載。*は人物の陰に隠れている部分。
  8. ギリシア神話で文芸を司る女神の名称「ムーサ」に由来する。因みに読みが某薬用石鹸の商品名と同じ事から、公式でも良くネタにされている。
  9. 但し流通過程では、大きさに関わらず養殖ものをハマチ、天然ものをブリと呼んで区別する場合もある。
  10. 作品タイトルの「ガンツ」とは、主にこれを指す言葉である。
  11. このシーンは映画にも登場し、当該人物を夏菜が演じた。