00’19”/世にも不思議なソープオペラ

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00’18”/赤スキンちゃん気をつけて00’20”/アナソニック・ラブ

00’19”/世にも不思議なソープオペラ(よにもふしぎなそーぷおぺら)[編集]

タイトルはスティーブン・スピルバーグ製作総指揮のTVドラマ[1]世にも不思議なアメージング・ストーリー』から。
「ソープオペラ」はアメリカにおいて平日の昼間に放送される連続ドラマ、いわゆる昼ドラのこと。

作品情報[編集]

2014年4月2日発売、週刊少年マガジン2014年18号に掲載。

P55[編集]

あおり[編集]

※この彼氏は&ruby(フィクション){同人形};です。[編集]

P56[編集]

あおり[編集]

変路は続くよどこまでも・・?[編集]

アメリカ民謡『I've Been Working on the Railroad』を基に佐木敏が作詞した童謡『線路はつづくよどこまでも』から。
ちなみに日本で紹介されたのは1955年、のち1962年にNHK『みんなのうた』で紹介された佐木作詞版が現在の定型として広まった。

P57[編集]

P58[編集]

4コマ目[編集]

政治家「大変だ!ガイガーカウンターが・・」[編集]

ガイガーカウンターは放射線量の強弱を計測する機器。発明者のハンス・ガイガーとワルター・ミュラーの名を由来とし、正式にはガイガー=ミュラー計数管という。
2011年3月に起きた東日本大震災による福島第一発電所の炉心溶融事故で放射性物質が拡散して以来、その需要が大きく伸び、報道機関や個人レベルでも頻繁に用いられるようになったほか、秋葉原電気街などの専門店での一般向け販売量も増えている。

P59[編集]

4コマ目[編集]

入浴料1200bit[編集]

P60[編集]

2コマ目[編集]

時只卓「ここでは写真を選んで下さい」・・・・[編集]

P61[編集]

1コマ目[編集]

本の表紙「バナメイ海老マニュアル 基本テクニック!!」[編集]

特殊浴場のチェーン店「角海老」から。

P62[編集]

2コマ目[編集]

[[時只卓「注文の多い温泉だな 山猫軒か」<br /]]「私たち化け猫に食べられてしまうんですかね」[編集]

宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」より。

P63[編集]

4コマ目[編集]

時只卓「ゴムの実? フルーツは置いてあるけどゴムの実のサービスなんてどこにもないんだけど」[編集]

P64[編集]

1コマ目[編集]

ローマ人「ここは どこだ?」[編集]

ローマ人は映画『テルマエ・ロマエ』の主演俳優・阿部寛を彷彿とさせる。

5コマ目[編集]

時只卓「何今の・・ 古代ローマ人みたいな人」[編集]

P65[編集]

3コマ目[編集]

ローマ人「ペドリアヌス皇帝もお喜びになる」[編集]

ローマ帝国に実在した皇帝であり、漫画『テルマエ・ロマエ』にも登場したハドリアヌス帝と、幼児・小児を性的対象として見る性嗜好『ペドフィリア(paedophilia)』をかけている。

P66[編集]

2コマ目[編集]

時只卓「オカン&ruby(くち){口};?」
政治家「オンカロだ!これに反応していたんだ」
[編集]

オンカロとは放射性廃棄物の処分施設。放射能を発する廃棄物を生体に影響の無い地下深くに隔離することを目的とする。
元々はオンカロはフィンランド語で「洞窟」を意味しており、フィンランドにあるオルキルオト原子力発電所の使用済み核燃料の地下集積所のことを指していたが、後に核廃棄物集積所の代名詞的な意味も帯びるようになった。

4コマ目[編集]

政治家「10万年後の安全のために」[編集]

マイケル・マドセン監督のドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(2010年)から。
映画では原子力発電所で使用された後の核燃料に含まれるプルトニウムの放射能が弱まる(半減期を迎える)のが約2万4千年後で、生体に安全なレベルに弱まるまで約10万年かかるという現状に対する問題提起と、原子力エネルギーの運用の難しさを訴えている。
ちなみに、この題名は邦訳であり、原題は『Into Eternity(=永遠に)』となっている。

6コマ目[編集]

政治家「持ち出されてテロに使われる可能性が高い!」[編集]

原子力テロといえば中学校の理科教師が原子力発電所からプルトニウムを盗んで原子爆弾を作り、国家を相手取った脅迫をするストーリーで知られる長谷川和彦監督の映画『太陽を盗んだ男』が有名[2]。ちょうど今話収録の単行本が発売された2014年7月には核燃料再処理施設から小型原子爆弾を強奪した特異な出自の少年2人の孤独な戦いを描いたサスペンスアニメ『残響のテロル』の放送が始まる。

日本が原子力発電によって出来たプルトニウムの保有量は全世界の民生用プルトニウム総量の約20%を占めるといわれ、その一部保管をフランスとイギリスに依頼している。さらに日本ではプルトニウムを高速増殖炉で再利用するプルサーマル計画のためにプルトニウムの抽出加工をフランスに依頼しており、両国の貿易額の少なからぬ割合を占めている。
こうした背景から、フランスが1995年に南太平洋で行った核実験には日本産プルトニウムが使用されたのではないかとの指摘もあり、海外からは軍事転用の観点から日本のプルトニウム大量保有を危惧する意見も挙がっている。

P67[編集]

P68[編集]

P69[編集]

3コマ目[編集]

地下施設の地図[編集]

オンカロ処分場の建設予定図。
深さは地下520メートルに達する。2013年現在、未だ完成しておらず運用も始まっていない。

P70[編集]

4コマ目[編集]

伯爵「&ruby(とききゅうびん){時急便};業者に頼んで10万年前のここに置いてきてもらったのだ」[編集]

欄外[編集]

※(編集部注)伯爵の寿命は1年です。[編集]

かゆいところ[編集]


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コメント欄[編集]

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http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1396426704/

  1. 日本では3エピソードをまとめたものが劇場公開され、他のエピソードも数本まとめてロードショー枠でテレビ放映された。
  2. 映画そのものは言うまでもなくフィクションであるが、スタッフが逮捕覚悟で臨み、実際に逮捕者も出た無許可ゲリラ撮影など、大胆すぎる撮影エピソードの数々は現在の映画界でも語り草になっており、テロの思想性の薄い物語とは裏腹に映画の製作現場は危険で反体制的だった。