300話『私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした』

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299話『絶望の組の幸福な少女たち』最終話『さよなら絶望先生』

300話『私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした』
(わたしたちのしっているかふかちゃんはてんしみたいないいこでした)
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タイトルは太宰治の小説『人間失格」の最後の一文「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……神様みたいないい子でした」より。
人間失格』がサブタイトルの元ネタになるのは、22話83話に続き3度目。
青空文庫はこちら。(⇒★>http

作品情報[編集]

2012年6月6日発売、週刊少年マガジン27号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

連載三百回&あと二回[編集]

P119[編集]

P120[編集]

P121[編集]

P122[編集]

3コマ目[編集]

糸色命「幻想・・・・ 共同幻想の一種じゃないんですか」[編集]

293話参照。

P123[編集]

P124[編集]

新井智恵の全身絵[編集]

新井智恵「記憶転移」[編集]

296話参照。

3コマ目[編集]

本の裏表紙「シーモンキー」[編集]

4コマ目[編集]

新井智恵「私は現場に立ち会う際 何度もそんな例を見てきています」[編集]

前ページで絶命先生が言っているように、智恵先生の仕事は臓器移植コーディネーター。
大きく分けて臓器移植コーディネーターにはドナーコーディネイターとレシピエントコーディネーターがある。智恵先生は赤木杏のドナーカードを受けて移植を手配した上で現場に立ち会い、移植後には&ruby(レシピエント){受容者};となる絶望少女達の経過も観察していることから、ドナーコーディネイターとレシピエントコーディネーター双方の役割を担当しているようである。

・ドナーコーディネイター

ドナーやその家族に情報提供を行い、臓器提供病院間の手続きを調整して臓器の摘出チームを編成する。摘出・移植手術の際にも立ち会い、ドナーから摘出された臓器の分配を決定し、摘出臓器の搬送を担当する。

・レシピエントコーディネーター

レシピエント側の調整を担当し、移植前の説明や手術の手配、移植後のレシピエントの管理・指導を行う。なお、生体移植の場合はドナーとレシピエント間の調整も行う。

P125[編集]

1コマ目[編集]

背景[編集]

杉田玄白の『解体新書』[1]より。
ちなみに、背景左に描かれている解体新書の表紙は『ワルエルダ解剖書』の表紙(アダムとイブの絵)が元になっている。 アニメ俗期のop にも使われている。

P126[編集]

1コマ目[編集]

カード[編集]

臓器提供意思表示カード。(⇒★>http
ドナーカードともいう。他者への臓器提供の意思があることを示すカード。

日付「4月27日」[編集]

さよなら絶望先生第1話が掲載された週刊少年マガジンの発売日。

3コマ目[編集]

新井智恵「簡単にいえば逆ピノコ 人は私を悪魔と呼ぶでしょうね」[編集]

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』より、ブラック・ジャックの助手を務める人造人間のピノコのこと。
もともとは双子の姉の奇形嚢腫で臓器や身体がバラバラになった状態で姉の身体に存在していたが、ブラック・ジャックにより摘出され人間の形に合成された存在である。


ちなみに『ブラック・ジャック』には、「自分の息子に殺された独裁者の死体を40のパーツに分け[2]、重傷を負った40人の戦災孤児に移植する」という、今回の話と似たようなエピソードが存在する。

4コマ目[編集]

新井智恵「ただ彼女は紛れもない 天使です」[編集]

コマ絵にも描かれているように臓器提供意思表示カードには天使のイラストが用いられており、可符香を“天使”とする一連の流れとも絡んでいる。

コマ絵の天使の絵は、2010年7月17日以降の新しい臓器提供意思表示カードに準じている。なお、それ以前のカードにも天使の絵は描かれている。
2010年7月16日以前は、15歳以上の人[3]が臓器提供意思表示カードで意思表示をしていなければ脳死判定後の臓器移植をすることはできなかった。同年7月17日以降は改正された臓器移植法の施行によって脳死判定後は本人の同意がなくとも家族の同意があれば移植できるようになり、15歳未満でも臓器移植が可能となった。

P127[編集]

P128[編集]

1コマ目[編集]

糸色命「共有人格 &ruby(パーソナリティー){PN};シェアリングとでも申しましょうか」[編集]

風浦可符香の「P.N(ペンネーム)」の意味が判明。

5コマ目[編集]

ブックカード入れ「ぜ 2 BO 3733470」[編集]

「絶望みなさんさよなら」の語呂合わせ。

ブックカード入れ「文京区小石川図書館」[編集]

前回明らかにされた昭和元号の使用の秘密と同様に、住所も「小石川区」ではなく現在と同じ文京区となっている。
なお、文京区立小石川図書館は実際に存在する図書館である。(文京区立図書館⇒★>http

P129[編集]

1コマ目[編集]

新井智恵フランツ・カフカ 変身」[編集]

コマ絵の表紙は原語の初版本より。(⇒★>http
序文の「ある朝、グレーゴル・ザムザが不安な夢からふと目覚めてみると、ベッドの中で自分が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。」が知られる。
26話『ある朝 グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた』のサブタイトルの元ネタでもあり、以降のコマの「ある朝目覚めると風浦カフカは」の表現も同様である。

P130[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

次号、巻中カラー&最終回。[編集]

義務キャラクター[編集]

今話の常月まとい[編集]

P119の1コマ目[編集]

P127の1コマ目[編集]

P129の8コマ目[編集]

今話のパンチラ[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P126の1コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

今話の棒犬[編集]

今話の黒い涙[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

今話のAAA[編集]

今話のきよ彦[編集]

百見署の刑事として登場。

P121の1、2コマ目[編集]

P122の2コマ目[編集]

P123の1、3コマ目[編集]

P125の2コマ目[編集]

P126の2、7コマ目[編集]

P127の2、4コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目[編集]

今話の娘々[編集]

今話の面白シール[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

今話の文化庁[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

かゆいところ[編集]

公式のイラストなどでも、絶望少女達が全員集合したことがない理由が判明。

P127の6コマ目[編集]

7話の1シーン。
この回のみ風浦可符香が包帯を巻いていた理由も判明した。


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299話『絶望の組の幸福な少女たち』最終話『さよなら絶望先生』

コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。 http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1338927204/l50

  1. 原著はドイツ人医師クルムスが著した解剖学書『Anatomische Tabellen(通称:クルムス解剖書)』のオランダ語訳『Ontleedkundige Tafelen』。杉田玄白がこの書を『ターヘル・アナトミア』(「解剖図表」の意)と呼んでいることから、この俗称が今日にも定着している。
  2. 最後に残った脳髄の部分は「こいつは使い物にならん」とブラック・ジャックに一蹴され処分されてしまった。
  3. 民法上の遺言可能年齢が基準となっている。