42話『シミと毒出し』

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42話 『シミと毒出し』(しみとどくだし)[編集]

遠藤周作の小説『海と毒薬

作品情報[編集]

2006年3月15日発売、週刊少年マガジン15号に掲載。


P18(単行本時追加ページ)[編集]

切り絵は温泉で入浴中の風浦可符香。 そばに置いてある瓶の中身は毒?

左「劇」
劇薬。
中央「ドクロマーク」
アニメなどでよく使われる、劇薬の表現。
右「モザイク」
少年誌では表現できない劇薬。

皇帝ペンギン[編集]

風浦可符香の左の岩の模様。

四隅[編集]

温泉の効能書き。

P19[編集]

1コマ目[編集]

看板に「湯屋 千」[編集]

スタジオジブリ制作・宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』。
不思議な空間に迷い込んだ主人公の女の子「千尋」は「千」と名前を改められ湯屋で働く事になる。

看板に「一升庵」手前の看板「旅館 アリコ(?)」[編集]

  • 週刊モーニング連載中、きくち正太の下町人情漫画『おせん』から。
    漫画内に出てくる料理屋の名前が「一升庵」。
    登場人物に「江崎くん」というキャラクターがいて、「グリコ」と呼ばれている。
    グリコこと江崎くんの実家は旅館を経営している。

  • 看板に「一升庵」と「旅館 アリコ
    保険会社アリコと、
    一升庵 → いっしょうあん → いっしょうあんしん → 一生安心
    一生安心」はアリコのCMでよく使われるフレーズ。
    看板が近くに連なっている事から、両方をかけているものと思われる。

看板に「二号館はるちゃん」[編集]

ドラマ『はるちゃん』シリーズ。
温泉の仲居として各地を渡り歩く「はるちゃん」の活躍を描く。

看板に「旅籠 ぷらとん」[編集]

石ノ森章太郎の漫画『HOTEL』。プラトンホテルが舞台だった。

橋の上にいる家族一行[編集]

テレビなどでお馴染みのサザエさん家族
テレビのオープニングで日本の各地をよく観光している。

4コマ目[編集]

仕切りに「のぞきは身を滅ぼす」の張り紙[編集]

読んで字の如く!?有名なところではT氏、U氏あたりが滅ぼされました。

P20[編集]

3コマ目[編集]

どっかの漫画みたい[編集]

候補が多すぎてほぼ特定不能。

P21[編集]

5コマ目[編集]

可符香が怪しげな笑みを浮かべている。

P22[編集]

2コマ目[編集]

温泉の効能「HP回復 毒の除去 その他状態異常回復」[編集]

RPGゲームなどでよくある奇跡の効果

P25[編集]

1コマ目[編集]

絶望先生の脱衣所の棚ナンバーが「四九」[編集]

語呂合わせで「死(シ=四)に、く(ク=九)るしむ(苦しむ)」っとでき、尚且つ、仏教の年忌の四十九日とも合わさる為、縁起が悪いとされる数字。

P26[編集]

3コマ目[編集]

藤吉さんが読んでるマンガ『コポちゃん』[編集]

読売新聞で連載されている4コマ漫画『コボちゃん』(植田まさし)。

5歳の男の子とその家族を中心として社会風刺を描く漫画。 1992年にアニメ化されたこともあるが、普段の藤吉さん的には好みの範疇外と思われる。
竹男おじさんおめでとうの巻とあるが、これはコボちゃんの母のいとこの大森竹男が、 2005年1月30日付の読売新聞朝刊にて、 花田咲子にプロポーズを申し込み、 めでたく結婚したからであると思われる。

9コマ目[編集]

壁の張り紙に「姉妹都市 まきぞの町」[編集]

鹿児島県に有った町「牧園町」。 現在は合併により霧島市となり消滅した。
温泉街では有るが「牧園」を逆から読むと、「まきぞの → のぞきま → 覗き魔」となり、あまり温泉にはふさわしくない。 画中には望遠鏡らしきイラストもある。 なお、岡山県和気郡和気町と姉妹都市提携をしている。 和気町も温泉が有る為、今回の舞台はこの和気町かもしれない。

P27[編集]

4コマ目[編集]

糸色望「ああっ 中学生日記みたいな会話してる!」[編集]

NHK教育テレビで放映されている番組『中学生日記』。
教師より中学生の視点を主体に様々な苦悩や問題を描いている。 何気に物凄い内容の話(薬物、援交、暴力、性問題、犯罪行為)などがあり コアなファンは多い。 なお、生徒の出演者は名古屋市内の小6、中1、中2の生徒から選ばれる。 リアルの中学生世代であり アイドルとは違い、より普通な雰囲気な子たちであるためリアル中学生嗜好の一部の支持もかなり高い。

8コマ目[編集]

糸色望「毒抜きされたBJ先生です」[編集]

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』。
無免許の天才外科医「ブラック・ジャック」の活躍を描く。一見すると悪漢的な男では有るが、やっている事自体はいたってまともであり、むしろ人を救っている立場の人間であるが、世間からは非難されている。
法外な治療費を請求する悪徳医師とされているが、無免許であるが故に色々と金がかかるそうであり、不遇な人や弱い立場の人には無償で治療を行う事もある。ただし、現代の医療の主流である「エビデンスに基づいた医療」や「医の倫理」とは真逆を行っており、実際にそんな医療を受けて失敗したら(ブラック・ジャックでも治せない症例はあった)と考えると、この作品を余りに称揚するのは考え物である。


BJ先生という呼称にしてあるのは、万乗先生をからかう意図も含まれていると思われる。

P28[編集]

1コマ目[編集]

BJ先生の名札に「間」[編集]

ブラック・ジャックの本名は「間 黒男(はざま くろお)」である。

5コマ目[編集]

「水澄んで 魚住まず!」[編集]

原文は「人至って賢ければ友なし 水清ければ魚住まず」より。 奇麗事にこだわっていては、物の本質から外れてしまう。と言う意味であり、相手に 自分の理想を押しつけ過ぎては良くないという戒めの意味になる。

「水清ければ魚棲まず!」(単行本)[編集]

慣用句では「水清ければ魚住まず(みずきよければうおすまず)」と言われ、あまりに清廉過ぎたりすると 人から親しまれないことの喩え。と 意味が多少異なっている。単行本ではこの句に書き換えられている。


「毒のない毒蝮三太夫はどこか人情に欠け!」[編集]

毒蝮 三太夫
TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』の中継のリポーターを務め、年配の方に「汚ねえババァ」、「くたばりぞこないのじじい」などと毒舌を吐く。 もちろん悪意を込めて言っているわけではなく、口が悪くとも人情味溢れるスタイルは年配者から絶大な人気を誇り、中継先にはいつも人が殺到する。 本人のコメントによれば、社交辞令的なトークでうわべだけのやりとりではなく、あえてざっくばらんな毒舌で接することで年配の方々に元気を出してほしいからとのこと。

「毒のないピーコのファッションチェックは中山ヒデちゃんのファッションをも誉め!」[編集]

  • ピーコ
    • タレント 兼 ファッション評論家
      辛口のファッションチェックが人気がある。


  • 中山ヒデちゃん
    • タレントの「中山 秀征」の事。
      カラフルで派手なファッションを好む。

「毒の抜けたアキハバラはただの 電気街になる!」[編集]

詳しくは「秋葉原」の項目を参照。

「毒の抜けた 細木数子はズバリ言わない!(遠まわしに言う)」[編集]

占い師 細木数子 六星占術を使用する占い師。 占いは当たらないが、歯に衣着せぬ物言いに人気がある。

「毒の抜けたギター侍は今のギター侍みたくなってしまいます!」[編集]

お笑いタレントの波田 陽区。ギター侍の異名を持つ。 ギターを弾き 芸能人・著名人を毒舌で揶揄する芸風を持つ。 毒舌の内容がかなり過激だった為、スポンサーを怒らせたり、ディズニーランドを出入り禁止になったり、毒舌の対象となったタレントが本気で落ち込んだり、またそのファンから苦情が殺到するなどトラブルも多かった。

P29[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「むやみに毒抜きすると何かもの足りなく!」[編集]

ワイドショー → はなまるマーケット[編集]

はなまるマーケット TBS系列で月曜日から金曜日の午前8:30 - 9:55の時間帯に放送されている全国ネットの生活情報番組。
同時間帯に放送していたワイドショーの記者がオウム真理教に情報を流したことが坂本弁護士一家殺害事件の一因をになったとの非難から芸能・時事問題を扱わない等、ワイドショーとしては異例の番組としてスタートした。


こちとら自腹じゃ → セ●チュー☆☆☆[編集]

こちトラ自腹じゃ! テレビ朝日で放映されている金曜の深夜番組『虎の門』のコーナー。 映画監督・井筒和幸氏が その時期話題の映画を自腹で鑑賞し、独自の切り口で評論するコーナー。評価は星(0〜3)。 毒を吐きまくっているが、稀に本気で感動して涙を流す1コマもある。
セ●チュー☆☆☆ 「セカチュー」→『世界の中心で、愛をさけぶ』のこと。多分井筒監督の好みにあらず。

いじわるばあさん → 無能な都知事[編集]

いじわるばあさん = 青島幸男 イジワルなばあさんが騒動を巻き起こすコメディードラマ『意地悪ばあさん』にかつて主演していた。 1995年の都知事選では与野党公認の候補を破って当選したが、知事就任後は目立った実績を挙げられず1期で退任。2006年死去。

BUBKA → Myojo[編集]

BUBKA 株式会社コアマガジンが発行する月刊雑誌、アイドルや芸能人のスキャンダル記事やプライベート写真などを多数掲載し、物議を醸す事で有名。
Myojo 集英社より発売されているアイドル雑誌。 アイドルの紹介誌的な雑誌となっており、落ち着いて読む事ができる。

喪黒福造 → ただの変なセールスマン[編集]

喪黒福造は藤子不二雄Aの漫画及びその映像化作品『〜せぇるすまん』シリーズに登場する謎のセールスマン。
「ココロのスキマお埋めします」の触れ込みのもと、顧客の願いを叶えるが、大抵は味をしめた客が喪黒との取り決めを破り、不幸に暗転する。
自らの愚かさや弱さに負けて自滅する顧客たちの顛末に対する喪黒の真意は謎であるが、言動の端々に始めから顧客の転落を誘う方向でセールスをしているようなフシがある。
また、藤子先生も「執筆中はどうやって客を陥れようかという考えにばかり陥ってしまい、自分自身が喪黒福造になっていくような気がした」と語っている。

蝿の王 → 十五少年漂流記[編集]

共に孤島に流れ着いた少年達が生存を模索し、島を脱出する物語だが、皆が一致団結して難事に対処する『十五少年漂流記』に対し、『蝿の王』は少年達が社会と隔絶された環境下で次第に秩序と理性を失って争い、殺し合いにまでエスカレートしてしまう。

ベジータ → 恋に落ちたベジータ[編集]

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクター。サイヤ人。 登場初期の『サイヤ人編』では惑星ベジータの王子という身分からプライドと対抗意識が非常に強く、敗北した味方も殺す残忍さがあった。 『フリーザ編』では孫悟空と共闘するが、まだプライドの高い一匹狼な性格だった。 その後の『人造人間編』からは悟空との対立関係が薄れるとともに突然ブルマに惚れて結婚し、以降は次第に家庭的な性格になった。

毒手(闘将!拉麺男) → ただの握手[編集]

ゆでたまごの漫画『闘将!拉麺男』でラーメンマンの敵役として登場する毒狼拳蛾蛇虫(どくろけんがんだむ、アニメ版ではがだむ)から。 ラーメンマンに闘いを挑むが敗北し、復讐のため右腕に毒を染み込ませて毒手に改造。その腕は触れただけで相手を毒に蝕む。 この腕で蛾蛇虫は老人を装い、ラーメンマンと握手をすることで毒を送り込んだ。 この後、復活したラーメンマンと再戦したが敗れ、戦友となった。

2チャンネル → ミクシィ[編集]

2ちゃんねる 日本最大の掲示板群。開設当初は「ログを取らない掲示板」として有名になり、まさに自由奔放な書き込みが乱舞した。 近年ではきっちりログを保存するようになった為、当初に比べると だいぶ毒気が薄まっている。

mixi 友達の友達と交流を深めて行こうというコンセプトのもと開設されたサイト。ここのユーザーになるには紹介者が必要である。 登録されたユーザーの身元は利用者にも簡単に特定される為、開設当初は不心得なユーザーも少なかったが、現在では会員の増加に伴い毒気が増しつつある。 2ちゃんねるで毒づいてる人がミクシィでは外面良くしているのはよくある話という。

橋本龍太郎 → 橋本大二郎[編集]

橋本龍太郎 元首相。故人。類稀な政策通であったが、竹下登からは「怒る、威張る、拗ねるがなければ、とっくの昔にアイツは総理になっていた」などと言われるほど感情的である一方で、「あなたが知らないことを、どうして私が知っていると思うのです」などと冷淡な嫌味を言うことから、あまり好かれる人柄とは言えなかった。
橋本大二郎 龍太郎の異母弟で、元NHKキャスター。1991年に高知県知事に、知事としては史上最年少の44歳で当選。官官接待を真っ先に廃止したり、地方分権を真っ先に推し進めるなど、一見すると兄に比べて物静かなイメージがあるものの、実はかなりのやり手。(K卓志)

押尾学 → FFに出てきそうなCG[編集]

押尾学 二枚目だが、度々騒動を引き起こす言動で知られる芸能人。

FF ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの事。美男美女が主人公として登場する。

ダイバスター → できの悪いアニメ[編集]

FNS地球特捜隊ダイバスター』の項目を参照。 アニメパートはかなり使い回しが多い。

コミケ → 何も残らない[編集]

コミックマーケット準備会が主催する日本最大の同人誌即売会。 様々な趣味の人たちが集まる為、日本最大のサブカルチャー発祥の地であると言える。また、その創作土壌は商業誌の基準や制約を殆んど受けず、パロディなどの扱いもかなり自由度が高いため、おのずと強烈な作風のものも少なくない。
その一方で、パロディや下ねた要素を除いた創作のレベルは低いと考えられており、それが「毒を除けば何にも残らない」という評価につながっているようだ。

2コマ目[編集]

掛札に「猫の間」[編集]

「ネコのま」から、『のまネコ』と思われる。

音無芽留と木津千里[編集]

ほがらか。なんとも珍しい光景である。

3コマ目[編集]

「うみやー棒 ファーストフード味」[編集]

スナック菓子『うまい棒』。名古屋バージョンでしょうか。

P30[編集]

5コマ目[編集]

マ太郎の座り方[編集]

DEATH NOTEのLの座り方。表情もL。

P31(単行本時追加ページ)[編集]

4コマ「毒抜け千里ちゃん」[編集]

髪型もきっちりしていない。

1コマ目[編集]

明らかに藤吉さんの頼んでいるものの方が高い気が・・・


義務[編集]

今話の常月まとい[編集]

P25の3コマ目〜6コマ目・全身絵[編集]

P26の1コマ目・4コマ目[編集]

P29の5コマ目[編集]

他の生徒たちより少しだけ先生と距離を詰めている。

今話のパンチラ[編集]

P29の5コマ目[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P19の4コマ目[編集]

関内・マリア・太郎が手に持っている物がペンギンの顔

P19の3コマ目・4コマ目・全身絵
P20の2コマ目
P21の1コマ目
P22の4コマ目
[編集]

絶望先生が入浴時に持っていた手拭いの柄。

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P30の4コマ目[編集]

夜空を見上げれば‥‥

今話の天下り様[編集]

不明[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P27の7コマ目[編集]

かゆいところ[編集]

P20の4コマ目[編集]

水しぶきの間に臼井君

P21の1コマ目[編集]

敷居の上にチャッカリ女風呂を覗いてる臼井君

P22の5コマ目[編集]

敷居の間に、まだ 女風呂を覗いてる臼井君

P24の3コマ目[編集]

ついに、女湯にまで入りこんだ臼井君。 (日塔奈美の頭の上)

P27の3コマ目[編集]

木津千里「大学行って 何をしたいかが 大切よね」
千里のセリフにお約束の句読点が抜けてしまっている。 『きっちり』を強要する千里が『ほがらか』になった為である。久米田先生の憎い演出。

P30の6コマ目[編集]

木津千里の台詞
またもや句読点が抜けている。


42話『シミと毒出し』~

41話『白い虚構』43話『雪よ さらば』


コメント欄[編集]

掲示板もあります。 帰ってきた絶望先生掲示板

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  • 29ページ2コマ目の部屋は「猫の間」のようですが… -- 糸色海 &new{2006-09-17 22:46:52};
  • 猫の間=ネコノマから「ノマネコ」が元ネタかと -- 観察者 &new{2006-09-19 20:37:07};
  • 18ページ扉絵の岩場が皇帝ペンギン -- 糸色筆 &new{2006-10-01 01:19:33};
  • 可符香が特に変化してないのは「ポジティブ」は毒気ではないということなんでしょうね。 -- 漂雲 &new{2007-01-04 21:02:24};
  • 変な事を言いますが、可符香さんのセリフ「あらお約束 どこかのマンガみたい」は『魔法先生ネギま!』の事だと思います。関内さんがおしりを丸出しにしているシーンは、ネギまの登場人物の制服の短いスカートからもさりげなく頻繁に出ています。 -- KMY &new{2007-05-05 22:31:10};
  • 『ほがらか』な千里が意外と可愛かったです。 -- 紫陽花 &new{2009-10-28 (水) 21:09:09};
  • 10年ぐらい前まで秋葉原=違○無線の街ってイメージがありました。 -- &new{2009-11-25 (水) 17:57:48};
  • P29の2コマ目で、毒抜け千里ちゃんが芽留ちゃんを目隠しして遊んでますね// -- &new{2010-02-24 (水) 11:28:39};