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ページの作成:「==赤木杏(あかぎ あん)== 2のへ組生徒 出席番号14番<br /> 風浦可符香の生前の名前(300話『私たちの知っている可…」
==赤木杏(あかぎ あん)==
[[2のへ組]]生徒 出席番号14番<br />
[[風浦可符香]]の生前の名前([[300話『私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした』|300話]])<br />
===超ポジティブ少女([[最終話『さよなら絶望先生』|セロトニントランスポーター遺伝子LL型の持ち主]])===
====名前ネタ====
;赤毛のアン
:
L・M・モンゴメリの小説『'''赤毛のアン'''』より。<br />
主人公アン・シャーリーは、どんな汚いものでも微妙な表現で明るく考える少女である。<br />
また、初登場時にはペンネームすら名乗らず「コーデリアと呼んでください」と言い出すなど、強い変身願望も持っている。
====[[風浦可符香]]の本名推測の経緯====
「[[風浦可符香]]」は P.N (ペンネーム)のため、別に本名が存在するとされていた。作品連載中から、作品内に張られたいくつかの伏線から本名が推測されていた。<br />

*昭和83年度版の出席簿では、[[大草麻菜実]]より前であることが分かる。そのため日本語50音のうち「あ~お」が最初に来る読み方であろうと思われる。<br />
(現在までに判明した生徒の氏名と出席番号の傾向から、男子が出席番号の前半を50音順に割り振られ、女子が出席番号の後半を50音順に割り振られていると考えられる([[マ太郎]]は、[[元関内]]太郎の出席番号を買ったため男子扱いとなっている。)

<!-- ↓[[90話『『さらっと言うな!』とメロスは、いきり立って反駁した』|90話]]で辻褄の合わない設定をさらっと流したため、本物かどうかの論議は意味がない -->
<!-- --出席簿さらに補足。出席簿の信憑性。 -->
<!-- ---[ blue; background: ;" >P29</span>の出席簿では[[さよなら絶望先生第一集|風浦可符香 単行本第一集]]の<span style="color]の出席番号は14番になっているが、<span style="color: blue; background: ;" >P141</span>の出席簿では15番の位置に[[なお、[[単行本第一集>さよなら絶望先生第一集|風浦可符香]]らしき子が描かれている。尚且つ14番は男子生徒らしき子が描かれている。<br /]]第二刷以降は出席番号15番に書き換えられている(どうやら「闇」に葬り去るらしい)。 -->
<!-- ---11番と思われる位置には[[久藤准]]らしき生徒の写真があるが、[[さよなら絶望先生第三集|単行本第三集]]より[[久藤准]]の出席番号は6番となっている。 -->
<!-- ---出席簿の10番が、本来11番の位置にきている(また、この配置では11番か12番が欠ける)。 -->
<!-- ---以上の矛盾点が多い事から、[[10話『当組は問題の多い教室ですからどうかそこはご承知ください』|第10話]]のコーヒーで汚れた出席簿は偽物である可能性が高い。<br /> -->
<!-- おそらく[[新井智恵]]が持っていた出席簿が本物で汚れていない可能性がありえる。(10話冒頭にて出席簿を持っている[[新井智恵]]が描かれているが、コーヒーをこぼしたにしては綺麗な出席簿である事から)<br /> -->
<!-- (逆に言うなら、本物の出席簿をコーヒーをこぼして汚してしまった絶望先生が、それを隠すために偽者の出席簿を作成した可能性も考えられる。) -->
<!-- -->
*[ blue; background: ;" >P117</span>にて、[[9話『僕たちは、どんなことがあっても一緒に固まっていなければ駄目だ』|新井智恵 9話]] <span style="color]が出席をとるシーンでは、[[木津千里]]の前に名前を呼ばれている生徒の苗字が「赤木さん」となっている。<br />
(アニメ([[序~絶望少女撰集~]])ではこのシーンは文字だけで表現し、声優が声をあてていない)
*[[1話『さよなら絶望先生』|1話]]で[[糸色望]]が[[風浦可符香]]の発言に対して「赤毛のアンかよ」と言っている。
*[[10話『当組は問題の多い教室ですからどうかそこはご承知ください』|10話]]で、保母さんが、髪型から可符香らしき女の子を「杏ちゃん」と呼んでいる。<br />
(アニメではこのシーンで[[風浦可符香]]役の[[野中藍]]が少女の声を当てている)<br />
*アニメ『[[俗・さよなら絶望先生]]』[[俗・第13話『鎌倉妙本寺解雇/ほか』|第13話]]の[[絶望文学集]]は、DVD版では[[久米田康治|久米田先生]]が書き下ろした赤毛のアンのパロディ『赤疑のアン』になっている。ナレーションは[[風浦可符香]]役の[[野中藍]]が担当。また、イラストに登場している少女(アン)も[[風浦可符香|可符香]]である。<br />
*[[OAD獄・下]]収録の、[[久米田康治|久米田先生]]書き下ろしのDVDオリジナルストーリー『一本昔ばなし』にて、高校生の[[糸色望]]が校内でぶつかった幼稚園児(CV.[[野中藍]])が[[風浦可符香|可符香]]そっくりであり、その子の名札に「あん」と書かれている。<br />

出席簿に関しては初期設定と現在との間で変化が激しく詳細な検討は不可能であるが、これらの情報を照らし合わせると、[[風浦可符香|可符香]]の本名は「赤木杏(あかぎあん)」である可能性が高いとされてきた。<br />




最終話直前の[[300話『私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした』|300話]]にて、作品中に「赤木杏」の名前が書かれたドナーカードと図書館の貸し出しカードが提示され、本名が「赤木杏」であることが判明した。また、杏が借りていた本として[[フランツ・カフカ]]の『変身』が描かれ、[[フランツ・カフカ]]がPNの由来となったことも併せて描写されている。

===赤木杏と[[風浦可符香]]===
この文には推測による記述が多分に含まれます。

====出席簿における赤木杏と[[風浦可符香]]====
[[風浦可符香]]の姿は、[[2のへ組]]の出席簿で確認できる。<br />
当初、'''PN'''が'''ペンネーム'''だと思われていた時は、出席簿の名前が'''毎回隠れている'''理由はただ単に本名を隠すための遊び心であると考えられていた。<br />
しかし、'''PN'''が'''パーソナリティ(人格)'''であると判明すると、様々な疑問点が浮かび上がってきた。<br />
*[[風浦可符香]]は絶望少女達の共有人格であるため、実際には存在しない。にも関わらず可符香らしき人間が出席簿上に在籍している。
*[[2のへ組]]には、「'''赤木さん'''」という生徒が存在する。(9話)
*出席番号が[[大草麻菜実]]より前であり、「ハ行」からはじまる[[風浦可符香]]が出席番号14番とは考えにくい。<br />
*出席簿の隠れている名前をよく見ると、「赤木杏」と読めなくもない。

このことから、出席番号14番は、共有人格としての[[風浦可符香]]ではなく、生前の赤木杏である可能性が高い。
つまり、赤木杏は[[風浦可符香]]とは別に、他の絶望少女達同様他人の身体を依り代として[[2のへ組]]に存在していたのではないかと考えられる。

これを踏まえると、10話の「31・・・・いや32人の絶望的な生徒さんがいるのです!!」という台詞は、赤木杏を入れた学籍上の31人に加えて共有人格[[風浦可符香]]で32人という意味に捉えられなくもない。
====赤木杏と[[風浦可符香]]の相違点====
'''[[風浦可符香]]'''
*赤木杏からドナー提供を受けた絶望少女達の共有人格(パーソナリティーシェアリング)。
*絶望少女達の中の誰か一人がトレードマークのヘアピンを付けることで出現する。
*実在しない人物のため、学籍上存在しないはずである。
*魂ではなく人格。

'''赤木杏'''
*事故で他界してしまった少女。
*他人の身体を依り代として在籍していると考えられる。
*学籍上存在する(現に「赤木さん」は実在する)。
*成仏出来なかった魂。(ヒロシ同様、羽がある)
====赤木杏の依り代は絶望先生?====
赤木杏は[[糸色望]]を依り代としていたのではないかという説。<br />
*ラストシーンの可符香はヘアピンを外しているため、共通人格の風浦可符香ではないと考えられる。<br />
*[[2のへ組]]に赴任する前、首を吊って'''死者と交信しようとしていた'''[[糸色望]]の前に現れた少女は、共通人格としての[[風浦可符香]]ではなく、成仏できない魂としての赤木杏であった可能性が高い。<br />
*唯一「'''赤木さん'''」が出てくるのは[[糸色望]]が不在である第9話。
*[[糸色望]]にしか見えない[[風浦可符香]]と同じ姿をした'''天使'''が存在する。
*絶望先生は赤木杏が事故に遭った原因が自分にあると考えている。


[[1話『さよなら絶望先生』|1話]]で桜の木の下で出会った少女が赤木杏だったとすると、
その後教室で対面した少女は恐らく共有人格の[[風浦可符香]]である。
しかし、「あ、今朝の」と反応していることから、赤木杏も、また共有人格である[[風浦可符香]]と繋がっていると考えられる。<br />
この場合、赤木杏は[[糸色望]]を依り代としながらも、絶望少女達の中の[[風浦可符香]]として出現できるため、絶望先生は赤木杏を演じなくてもよかったのではないかと考えられる。<br />


9話の赤木さんは[[糸色望]]が演じていたのかどうかは不明だが、これだと出席簿のこととラストシーンの少女の辻褄が合うのでは。

===赤木杏 履歴書===
詳細は[[風浦可符香]]へ。
====高校時代====
高校入学前([[300話『私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした』|300話]]での服装から夏ごろか)に交通事故に遭い死亡。<ref>30集の[[紙ブログ]]によれば、[[三浦敏宏|三浦]]という人物がひき逃げしたとのことであるが、真相は不明。</ref><br />
その後、臓器は自殺未遂をした少女達に引き継がれ、少女達の共有する人格の女子生徒「[[風浦可符香]]」として、[[2のへ組]]に所属していた。
====生きて卒業====
赤木杏の身体は、事実有機物として絶望少女達の中で生きていたと言われていたが、実際には他界してしまっている。<br />
しかし、'''他者を依り代とし、代わりに学校生活を送ってもらっていた'''絶望少女達の魂とは違い、他者を依り代としながらも'''共有人格(本人)として出現していた'''彼女は、まさに'''この世に生きていた'''と言えるのではないだろうか。

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