ポロロッカ
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ポロロッカ[編集]
アマゾン川で起こる逆流現象のこと。
転じて、当作品では通常のものごとの流れと逆行することを「ポロロッカ現象」と呼ぶ(後述)。
自然現象としてのポロロッカ[編集]
アマゾン川で起こる逆流現象のこと。
ポロロッカ(Pororocca)とは原住民の言葉で「大きな騒音」という意味。
ひと月に2回、大潮のときに月と太陽の潮汐力が大きくなり、上昇した海水が海と川の水位差から浅い川に逆流することで発生する。およそ5m程度の高さの波がアマゾン川の河口に押し寄せ、川の流れを飲み込んで逆流。河口からおよそ800kmの内地にまで至るという。波の速度は最大で65km/hにもなる。
毎年春、3月の頃には干満差が一年で最も大きくなること、また雨季と重なるためアマゾン川の水量が多くなることから規模が大きくなる(大海嘯という)。大量に流れる川の水が逆流する海水に押され、海に流出することができず海水と共に逆流するためである。
これほどの大波を世界中のサーフィン愛好家が放っておくはずもなく、ブラジル・パラ州のサン・ドミンゴス・ド・カピンでは1999年以降、毎年ポロロッカを利用した波乗りの大会が開催され、各国のサーファーが訪れている。波乗り時間の最長記録は34分間とのこと。しかしながら、水中には川岸から流された大量の障害物が漂っているので危険も伴う。
他の河川でも小規模なものが発生することが知られており、オリノコ川で発生する逆流現象はマカレオ(macareo)と呼ばれている。アマゾン川で起きる逆流現象の規模が突出しているのは、上述の理由のほか、河口がほぼ赤道直下にあることが挙げられる。
さよなら絶望先生 作品中[編集]
その語感の良さからか、ポロロッカの名を冠したものがたびたび登場する。
ポロロッカ現象[編集]
51話において取り上げられ、通常の展開とは逆になることや、逆流して物事が決まることをポロロッカ現象と表現している。
アニメ放映をきっかけに原作を読み始めた人は、「アニメから原作へのポロロッカ」ということになり、絶望先生をきっかけに改蔵を読み始めた人は「絶望先生から改蔵へのポロロッカ」ということになる。
ポロロッカ伯爵[編集]
2005年21号に週刊少年マガジンに掲載されたさよなら絶望先生予告マンガにて、「希望とは 独りでは 抱えきれない 宝物のような ものである」との名言(?)を遺した人物。
ポロロッカ星人[編集]
風浦可符香がなりたいと思っているが、なれないことも分かっているものらしい。
155話では、地図上に「ポロロッカ星人入植地」と表記されており、すでに地球に入植している模様。
ポロロッカ星[編集]
上記ポロロッカ星人の故郷らしい。
風浦可符香との交信(7話)によると、春は14年に一度(ただし夏が長いのか冬が長いのか不明)とのこと。主要な植物相は、来世草や生肉花、動物相はよろめきバッタや桃色カメ虫に闇カナブンと主に昆虫からなる・・・らしい。
ポロロッカ語(ハナモゲラ語)[#qd24be0f][編集]
アニメ第二期 第02話において使用された架空の言語。アバンタイトルとAパートはセリフが全てこの言語になっている。
なお、DVDでは、本来のセリフに戻したバージョンと特典としてオンエアバージョンが収録されている。
元々アニメの現場ではハナモゲラ語と呼ばれていて、アニメ絶望先生関連のインタビューでもハナモゲラ語と呼んでいたが、その呼び方が広まる前にいつの間にかポロロッカ語という俗称が広まっていた。
また、さよなら絶望放送第23回のOPドラマでも使用された。
神谷浩史と新谷良子の解説によると、「ポロロッカ語」はある法則性で成り立っている言語で、出演声優は脚本に書かれたポロロッカ語を読んでアフレコに臨んだとのこと。
神谷浩史はポロロッカ語について「読んでる途中で何度も心が折れそうになった」と感想を述べている。
大元のハナモゲラ語とは、1970年代にジャズミュージシャンの間で流行していた言葉遊びを、後にタレントとして知られるタモリが持ち芸として完成させたものである。日本語や外国語のように聞こえるが実際はデタラメな音の羅列を用いて、ニュースやスポーツ中継、落語、民族音楽などの形態模写を行うというものだった。