それでも町は廻っている
それでも町は廻っている(それでもまちはまわっている)[編集]
月刊ヤングキングアワーズ(少年画報社発行)に連載されている、石黒正数の漫画作品。
連載期間は2005年5月号〜2016年12月号。通称「それ町」。
作品概要[編集]
東京都大田区丸子[1]にある商店街を舞台に、ここで育った女子高生の嵐山歩鳥と彼女の職場であるメイド喫茶を中心に日常生活を描くコメディー作品。
イントロダクション[編集]
ここは下町・丸子商店街。
この一見フツーの通りに存在するメイド喫茶「シーサイド」。
そこで働く女子高生探偵に憧れる天然少女・嵐山歩鳥と、
そつなさで人生をこなす辰野俊子に、メイド服が何気に似合うバアサン・磯端ウキが繰り広げる、
メイド喫茶じゃない、メイド喫茶コメディー。
商店街の皆さんを巻き込んで、本日もまったり営業中!
テレビアニメ版[編集]
2010年10月から12月まで[[BSデジタルは11月より放送。</ref>で放送された。アニメーション制作はアニメ化され、TBS(関東)、サンテレビ(兵庫・大阪)、CBC(東海)、熊本放送(RKK)の地上波4局と、BS-TBS(全国)のBSデジタル局<ref]]。
スタッフ[編集]
原作:石黒正数
総監督:新房昭之
シリーズ構成:高山カツヒコ
副監督:龍輪直征
キャラクターデザイン・総作画監督:山村洋貴
美術監督:飯島寿治
美術設定:小林徳光
色彩設計:日比野仁
ビジュアルエフェクト:酒井基
撮影監督:江上怜
編集:関一彦
音響監督:亀山俊樹
音響制作:グルーヴ
音楽:ROUND TABLE
音楽制作:Flying Dog
アニメーション制作:シャフト
製作:それ町製作委員会
メインキャスト[編集]
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:嵐山歩鳥 | CENTER:小見川千明 |
CENTER:辰野俊子 | CENTER:悠木碧 |
CENTER:磯端ウキ | CENTER:櫻井孝宏 |
CENTER:真田広章 | CENTER:入野自由 |
CENTER:紺双葉 | CENTER:矢澤りえか |
CENTER:針原春江 | CENTER:白石涼子 |
CENTER:森秋夏彦 | CENTER:杉田智和 大原めぐみ[2] |
CENTER:亀井堂静 | CENTER:雪野五月[3] |
CENTER:嵐山猛 | CENTER:田村睦心 |
CENTER:嵐山雪子 | CENTER:仙台エリ |
CENTER:嵐山雪美 ジョセフィーヌ |
CENTER:松来未祐 |
CENTER:嵐山歩 | CENTER:小野友樹 |
CENTER:伊勢崎恵梨 | CENTER:加藤英美里 |
CENTER:真田勇司 | CENTER:黒田崇矢 |
CENTER:菊池貴則 | CENTER:金光宣明 |
CENTER:荒井和豊 | CENTER:桜井敏治 |
CENTER:磯端善治 | CENTER:中博史 |
CENTER:松田旬作 | CENTER:千葉繁 |
CENTER:ナレーション | CENTER:上田燿司 |
スタッフとキャストがシャフトと新房昭之監督作品に見られるメンバー(通称「新房組」)で構成されている。
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下の通り。
- 櫻井孝宏(勝改蔵役)が磯端ウキ役
- 矢澤りえか(女子生徒役)が紺双葉役
- 小野友樹(「叫ぶしびんの会」会員A役ほか)が嵐山歩、刈部正衛、男子、ギターの生徒(歌唱・演奏)、白宇宙人役
- 徳本英一郎(吐鬼女喜総長役ほか)が浅井孝介、城嶋悟役
- 樋口智透(吐鬼女鬼メンバー役ほか)が中学生B、男性教師役
- 浅科准平(男役ほか)が事務員役
久米田康治との関連[編集]
アニメ「さよなら絶望先生」との関連[編集]
懺・第08話で、作中に登場する尾谷高校がネーミングライツとして登場している。
アニメ制作がさよなら絶望先生と同じシャフトであることから「シャフト繋がり」の演出が見られる。
第3話と第6話では、嵐山歩鳥が何かにひらめいたリアクションが「糸色望が絶望するときの演出と同じアングルならびに効果音」になっていた。
元々この演出は市川崑監督の映画「金田一耕助シリーズ」が元ネタなので、糸色望が絶望するシーンより探偵に憧れる歩鳥が推理するシーンに使うこの場合の方がパロディの使いどころとしては正しいかもしれない。
原作者の石黒正数は、主題歌歌唱者の大槻ケンヂからポロロッカしてアニメを見ており、目当てだったオープニングもさることながら、本編の演出も非常に気に入っており『自分の作品がアニメ化されるときもこれぐらい思いっきりやってもらいたい』と考えていた。その一方で副監督の龍輪直征も連載が始まったときからの本作のファンであり、上記の絶望先生アニメ内のネタも彼が入れたものと考えられる。
さよなら絶望放送との関連[編集]
第171回と第172回の「今週の標語」で、アニメ第1話のナレーションネタが登場。本家でナレーションを務める上田燿司(この回のゲスト出演)がこのネタを読んでいる。
また、第171回と第172回のミニ番組に「それでもラジオは続いている 番外地」[4]が登場している。