クメショート

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クメショート(くめしょーと)[編集]

作品情報[編集]

2016年1月27日発売、週刊少年サンデー9号に掲載。

P1 カラー[編集]

扉絵[編集]

左のベランダの洗濯物[編集]

上っぱスーツ?

あおり[編集]

シリーズ連載熱望!おかえりなさい![編集]

2013年の『東風(不)見聞録』以来となる、『週刊少年サンデー』誌上における読み切りである。

P2[編集]

欄外[編集]

お察しの方も多いと思いますが、タイトルは『団地ともお』へのオマージュです。[編集]

小田扉の漫画『団地ともお』のこと。
原作は小学館のビッグコミックスピリッツで連載、2013年~2015年にはTVアニメ化もされた。絶望スタッフでは長谷川智樹亀山俊樹が参加。
巨大な集合住宅街・枝島団地の29号棟に住む小学4年生の木下ともおを主人公に、彼の家族や友人、団地の住人たちが織りなす笑いとペーソスにあふれた日常を描く。
作品世界は現代だが、全体的に昭和ノスタルジーの要素もふんだんに散りばめられており、同じくノスタルジックな雰囲気が取り入れられた作品の多い久米田先生としてはフィーリングの合う作風なのかも知れない。

1コマ目[編集]

タワマンともこ[編集]

この読み切りは『タワマンともこ』と『リゾマンともこ』の二本立てとなっている。
いずれも先述の『団地ともお』のネタを裏返して『タワーマンションともこ』『リゾートマンションともこ』にしたものと思われる。

P3[編集]

P4[編集]

P5[編集]

3コマ目[編集]

最上「テロだわ!早く二度押しキャンセルを。」[編集]

エレベーターのボタンは二度押しや長押し、中にはボタンの上を×字になぞるなどの操作でキャンセルできる場合がある。間違って押した場合や、この場面のような状況で有効である。キャンセルできない種類のエレベーターだとどうしようもないが。

P6[編集]

P7[編集]

P8[編集]

P9[編集]

2コマ目[編集]

ボルタリング[編集]

P10[編集]

P11[編集]

P12[編集]

P13[編集]

P14[編集]

5コマ目[編集]

凧になったお母さん[編集]

作家の野坂昭如が執筆した『戦争童話集』に収められている一篇『凧になったお母さん』から。

兵士の夫が南方戦線に出征し、残された母と幼い息子のカッちゃんは戦火の中を生き抜こうとするが夫は戦死。母子は空襲で命の危機に陥り、火の海の中で母は命を懸けて息子を守ろうとする。
タイトルの「凧」には涙なしには受け止められないほどの辛苦と不条理と絶望と愛が込められている悲話。

野坂作品といえばスタジオジブリ作品群でも随一の絶望悲劇である『火垂るの墓』が有名だが、この作品も2003年になぜか『ドラえもん』でおなじみシンエイ動画の製作でアニメ化されている。

P15[編集]

P16[編集]

1コマ目[編集]

リゾマンともこ[編集]

P17[編集]

P18[編集]

P19[編集]

2コマ目[編集]

卒論「ゲスの極め方」[編集]

2016年1月、タレントのベッキーとロックバンド・ゲスの極み乙女のボーカルを務める川谷絵音が交際していることが週刊誌スクープで発覚。流出したLINEの通話記録からベッキーは妻帯者の川谷が離婚する意志を見通して「(妻への)卒論提出」と称していた。

6コマ目[編集]

別荘族[編集]

近年ではあまり流行っていないいようだが、主に軽井沢に別荘を所有している富裕層を指す。

9コマ目[編集]

太陽族[編集]

石原慎太郎の小説『太陽の季節』のヒットに影響を受けて若年層の一部に素行の荒れる者達が増えるようになり、1950年代後半に流行語となった。雑誌で石原と対談した大宅壮一が「太陽族」と称し用いたことが起源とされる。
ちなみに同名のアコースティックバンドが1996年~2016年まで活動していたが、こちらは「太陽のような暖かみのあるサウンド」を旨としており、言語的な関係性は薄い。

島貴族[編集]

竹の子族[編集]

1970年代後半に原宿や代々木界隈の路上で様々なダンスやパフォーマンス活動をしていた若者達の呼称。スカウトされ芸能界デビューした者もおり、当時の若者文化にかなり大きな影響を与えていた存在でもあった。
当時活動していた若者達は独創的な自作衣装をまとうことが多かったが、販売品の衣装では原宿で開業した「ブティック・竹の子」が主な購入先であったことが「竹の子族」の由来の一つと言われている。

みゆき族[編集]

1960年代前半、先述の「太陽族」の次に来た若者文化の流行。主に銀座のみゆき通りに多く出没したことが名の由来と言われる。
VANやJUNなど、アメリカ東海岸地域で流行したやや保守的な若者ファッション「アイビースタイル[1]」を参考にしたカジュアルブランドを着込み、銀座界隈で遊び歩くスタイルがもてはやされた。男子はジーンズではなく細身のチノパンやスラックス、ハーフパンツにブレザージャケットを合わせるスタイル、女子はブラウスとロングスカートが基本で、現代の基準でいうならかなり上品めの服装である。
内容的には行動よりもファッション傾向に対する呼称で、素行はさほど悪くはなかったのだが、先の太陽族の影響が尾を引き、年長者たちからは無駄に危険視されて東京オリンピック前には警察から取締り補導の対象にされてしまった少々気の毒な族でもある。
この後、1960年代後半からはベトナム戦争が始まり、学生運動やヒッピーの活発化、ビートルズの人気の影響で服飾流行にもドロップアウトが取り入れられ、デニムとTシャツをメインに派手さと着崩しで主張した「サイケ族」が新宿界隈に出現した。

北の家族[編集]

1973年~1974年にNHKの朝の連続テレビ小説枠で放送されたドラマ。
関東から東北地域に展開している同名の居酒屋チェーン店もある。

P20[編集]

1コマ目[編集]

壁際族[編集]

P21[編集]

P22[編集]

P23[編集]

欄外[編集]

『クメショート』いかがでしたか?次は春頃にお会いできると嬉しいですね♨[編集]

かゆいところ[編集]


コメント欄[編集]

  1. アメリカ東海岸にあるブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学の8大学は古くからエリート層の子女が多く通うエリート輩出校として知られており、アイビーリーグと呼ばれていることに由来する。おのずと上品な方向性にあるのも無理はない。