シャフト
シャフト[編集]
~商号 | ~本社所在地 | ~設立年月日 | ~事業内容 | ~代表者 | ~資本金 |
CENTER:有限会社[東京都杉並区上井草1丁目29番地15号 | CENTER:1975年9月1日 | CENTER:アニメーション制作 | CENTER:代表取締役・久保田光俊 シャフト&Br;(非上場) | CENTER] | CENTER:3,000,000円&Br;(2004年3月1日現在) |
アニメーション制作会社。商号は「有限会社シャフト」。
会社概要[編集]
虫プロダクションの仕上げスタッフだった若尾博司、西牧たみ子らを中心に1975年に設立した制作会社。東京都杉並区にオフィスを構える。現社長は久保田光俊。
沿革[編集]
元々は、サンライズやシンエイ動画など大手制作会社から仕上げ工程を引き受ける会社だったが、1990年代前半からテレビアニメの制作協力(いわゆるグロス請け)を開始し、『十二戦支爆烈エトレンジャー』で初めて元請け制作を行う。
『新世紀エヴァンゲリオン』でおなじみのガイナックスや新房昭之監督と組んだ作品が有名。2004年に社長が交代した後は、仕上げ部門を縮小し、デジタル部門を強化して元請け制作を中心に行っている。
前述のように2004年の『月詠 -MOON PHASE-』以降、新房昭之監督主導による制作体制に入り、独特の演出とそれを最大限に生かすデジタル技術を強みとし、近年注目を浴びている制作会社である。
2008年夏に下井草駅前の二階建てテナントビルから井荻駅前の自社ビルに移転した。
主なアニメーション制作作品[編集]
- 十二戦支爆烈エトレンジャー(1995年)
- 桜通信 (1997年)
- イニシャルD extra stageOVA(2000年)
- G-onらいだーす(2001年、ティー・エヌ・ケーとの共同制作)
- アーケードゲーマーふぶき(2001年)
- まほろまてぃっく(2001年-2003年、ガイナックスとの共同制作)
- ぽぽたん(2003年)
- この醜くも美しい世界(2004年、ガイナックスとの共同制作)
- 月詠 -MOON PHASE-(2004年10月~2005年3月)
- これが私の御主人様(2005年4月~6月、ガイナックスとの共同制作)
- ぱにぽにだっしゅ!(2005年7月~12月)
- REC(2006年2月~3月)
- ネギま!?(2006年10月~2007年3月)
- ひだまりスケッチ(2007年1月~3月)
- さよなら絶望先生(2007年7月~9月)
- ef - a tale of memories.(2007年10月~12月)
- 俗・さよなら絶望先生(2008年1月~3月)
- ひだまりスケッチ×365(2008年7月~9月)
- ef - a tale of melodies.(2008年10月~12月)
- 獄・さよなら絶望先生(2008年10月、12月、2009年2月)
- まりあ†ほりっく(2009年1月~3月)
- 夏のあらし!(2009年4月~6月)
- 化物語(2009年7月~9月、11月、2010年2月、6月)
- 懺・さよなら絶望先生(2009年7月~9月)
- 夏のあらし! 春夏冬中(2009年10月~12月)
- 懺・さよなら絶望先生 番外地(2009年10月、2010年2月)
- ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(2010年1月~4月)
- ひだまりスケッチ×☆☆☆(2010年1月~3月)
- 荒川アンダー ザ ブリッジ(2010年4月~6月)
- MAG・ネット~マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ~ OP(2010年5月~、表記はシャフト・尾石達也)
- それでも町は廻っている(2010年10月~12月)
- 荒川アンダー ザ ブリッジ*2(2010年10月~12月)
- 魔法少女まどか☆マギカ(2011年1月~4月)
- まりあ†ほりっく あらいぶ(2011年4月~6月)
- 電波女と青春男(2011年4月~6月)
- かってに改蔵(OVA・2011年5月)
- 劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL(2011年8月公開、スタジオパストラルとの共同制作)
- ひだまりスケッチ×SP(2011年10月・11月)
- 偽物語(2012年1月)
- 新・光神話 パルテナの鏡(2012年3月・4月)[1]
- ひだまりスケッチ×ハニカム(2012年10月~12月)
- [[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語>魔法少女まどか☆マギカ]](劇場版・2012年10月公開)
- [[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語>魔法少女まどか☆マギカ]](劇場版・2012年10月公開)
- 猫物語(黒)(2012年12月)
- ささみさん@がんばらない(2013年1月~3月)
- Fate/EXTRA CCC(オープニングムービー・2013年3月発売)
- [[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語>魔法少女まどか☆マギカ]](劇場版・2013年10月公開)
- 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン(2013年7月~12月)
- ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編(2013年11月)
- ニセコイ(2014年1月~5月)
- カゲロウプロジェクト メカクシティアクターズ(2014年4月~6月)
- 花物語(2014年8月)[2]
- 憑物語 よつぎドール(2014年12月)
- 幸腹グラフィティ(2015年1月~3月)
- ニセコイ:(2015年4月〜6月)
- 終物語(2015年10月〜12月)
- 傷物語(劇場版・2016年1月〜)
- 暦物語(ネットアニメ・2016年1月)
- かくしごと(PV・2016年6月)
- 3月のライオン(2016年10月〜2017年3月)
- クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(OVA・2016年10月発売)
- 3月のライオン 第2期(2017年)
- CRYSTAR -クライスタ-(オープニングムービー・2017年10月発売)
- Fate/EXTRA Last Encore(2018年)
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝魔法少女まどか☆マギカ(2020年1月開始予定)
- まじかるすいーと プリズムナナ(OVA・未定)
主なアニメーション仕上担当作品[編集]
- まんが日本昔ばなし(1976年-1994年)
- 無敵超人ザンボット3(1977年-1978年)
- ルパン三世 カリオストロの城(1979年劇場公開)
- ザ☆ウルトラマン(1979年-1980年)
- 機動戦士ガンダム(1979年-1980年)
- 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士篇(1981年劇場公開)
- ドラえもん(1979年-2005年)
- ドラえもん のび太の恐竜(1980年劇場公開)
- ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年劇場公開)
- ドラえもん のび太の大魔境(1982年劇場公開)
- ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年劇場公開)
- ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984年劇場公開)
- ドラえもん のび太の宇宙小戦争(1985年劇場公開)
- ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年劇場公開)
- タッチ(1985年-1987年)
- シティーハンターシリーズ
- シティーハンター(1987年-1988年)
- シティーハンター2(1988年-1989年)
- シティーハンター3(1989年-1990年)
- シティーハンター'91(1991年)
- 新世紀エヴァンゲリオン(1995年-1996年)
久米田康治との関連[編集]
アニメ版「さよなら絶望先生」シリーズ、OVA「かってに改蔵」の制作を担当する。
なお、制作班は大きく分けて2系統あるとされており、「さよなら絶望先生」や「まりあ†ほりっく」などを制作する絶望班と「ひだまりスケッチ」や「化物語」などを制作するひだまり班があるとのこと。
毎クール1~2本のテレビアニメとそれに並行して複数のOVA製作を抱える売れっ子制作会社ではあるが、その制作スケジュールは常にギリギリらしく、OPやEDが放送開始に間に合わず暫くの間は未完成の物が使われ、後から完成版に差し替えられたり、クールの途中で別の曲になる場合もその予定を延期したりするのは最早日常茶飯事である(と言うよりも最初からOP・ED両方ともきちんと完成している方が稀)。
特に、「月詠 -MOON PHASE-」や「ひだまりスケッチ」や「化物語」では本編の制作すら追いつかずテレビ版を未完成の紙芝居状態で放送してしまったこともある(「ひだまりスケッチ」での内容からシャフトのこうした事件は『富士山』と揶揄される)。
しかしながら、「修正しなくていいところまで修正している」と言われるほどにその後発売するDVDでの修正量は凄まじく、DVD版の内容はパーフェクトと言って良い出来に仕上げており、「シャフトアニメの本番はDVDから」としばしば言われる。
これらのギリギリっぷりは、アニメ版「さよなら絶望先生」の背景で自虐ネタとして使われたり、さよなら絶望放送でシャフトが何かミスを指摘された場合も両パーソナリティーから「シャフトはしょうがない」とフォローされるなど、各所でしばしばネタにされている。