シンコ書店

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シンコ書店[編集]

ゴールデン銀座商店街にある(と思われる)架空の書店。 初出は5話


元ネタは新古書店。 新古書店とは、発売されたばかりの本を中古で大量に買い入れ、安く提供する本屋のこと。いわゆる古本屋。 近年、業界的には新古書店の業績上昇[1]と共に、従来の出版流通ルートや著作権収入から利益が隔絶される軋轢も起きており、作家や出版社及び書店業界との間でしばしば議論が起きている[2]
大規模新古書チェーン店として東証1部上場もしたブックオフの隆盛の他にも、書籍やCDの価格を決定する再販売価格維持制度の見直し検討(当面は現状維持)や、一部週刊誌の時限再販、大手出版社の「謝恩価格本フェア」に日版やトーハンの「自由価格本フェア」などの部分的値引販売、ネット通販、電子書籍システムなど、近年書店業界のビジネス形態は大きく流動化する傾向にあり、これに対し作家団体や、日本書店商業組合連合会という主に小規模書店の集まる団体は猛反発している。
こうした反応を見てか、2008年3月にブックオフコーポレーションは「著作物使用料に類するものを支払いたい」との意向で「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」「日本文芸家協会」などの著作者団体に対して、1億円の支払いを申し入れた。ただしブックオフ側は「1億円を提示したかどうかを含めてコメントできない」としており、双方の公式な動静には不透明なものもある。

なお、さよなら絶望先生内作中でのシンコ書店は7号店まで確認されている。(92話現在)

  1. 2007年発表のブックオフ年商は460億円。
  2. 赤松健が「Jコミ」を設立した理由には、こうした新古書店への対抗と作家の利益確保がある。 ITmedia2010年12月インタビュー「Jコミで扉を開けた男“漫画屋”赤松健――その現在、過去、未来(後編)」より。