タミフル

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タミフル(たみふる)[編集]

スイスの製薬会社ロシュが製造、中外製薬が販売するインフルエンザ治療薬。
タミフルの全世界での使用量のうちおよそ75%を日本での使用が占めている。

概要[編集]

インフルエンザ特効薬[編集]

タミフル(Tamiflu)は1996年にアメリカ・カリフォルニア州のバイオテクノロジー企業ギリアド・サイエンシズ社で開発され、スイスの製薬会社ロシュが製造するインフルエンザ治療薬。化合物名はリン酸オセルタミビル(Oseltamivir phosphate)。 インフルエンザウィルスのノイラミニダーゼという酵素を阻害することによりインフルエンザウイルスが感染細胞表面から遊離することを阻害し、他の細胞への感染・増殖を抑制するノイラミニダーゼ阻害薬であり、インフルエンザ予防薬としても使用することができる。A型B型両方のインフルエンザに効果を発揮することや、将来人間に感染性を持つ新型インフルエンザに変化するとして警戒される高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)にも効果があるとされる。


これら特徴が注目され、日本でも2001年から保険適用されロシュ社の日本法人でもある中外製薬から販売されている。
また、近年大流行が危惧されている新型インフルエンザ対策の特効薬と評価されているため、その需要は衰えていない。

異常行動?[編集]

販売承認後、服用した未成年者が副作用の呼吸抑制によって突然死したり、幻覚などの神経症状で異常行動を起こして死亡する等の事件が複数報告され、その危険性が指摘された。しかし一方で、もともとのインフルエンザの症状のひとつとして、意識障害や精神神経系の異常症状がでることが知られており、タミフルが原因ではない可能性が一部専門家による見解としてあげられている。現時点では原因を特定できていない状況である。


2007年12月に、厚生労働省の薬事食品衛生審議会・安全対策調査会は、前年冬にインフルエンザと診断された17歳以下の患者約1万人を対象とした疫学調査の結果を発表、異常行動の発生率はタミフルを服用しなかった患者では22%に対して服用患者では10%で、異常行動の発生率に差が見られなかったことを報告している。

久米田康治・さよなら絶望先生との関連[編集]

服用による異常行動疑惑に関連して、糸色命の医院などに張り紙ネタとして登場している。