マイナー飲料水
マイナー飲料水(まいなーいんりょうすい)[編集]
特異すぎた味、全国展開してないローカル品種、短命に終わった販売期間など、様々な要因で知る人ぞ知る地位とインパクトを確立した清涼飲料水。
久米田康治作品では様々な商品がさりげなく登場している。
JOLT cola(ジョルトコーラ)[編集]
アメリカのWETPLANET BEVERAGES社から発売されていたコーラで、日本では1990年にUCC経由で販売を開始した。
「カフェイン2倍と砂糖100%」という宣伝文句や、ビートたけしを起用した「ジョルト党キャンペーン」などを行ったが、その味は一部の熱狂的なファンを獲得したが万人受けするものではなく市場で苦戦を強いられ、2001年に販売中止となった。
テレビCMではビートたけしが「JOLT党宣言」と政見放送ばりの主張をしていた点からして、販売する側もかなり開拓的意向を自覚した商品だったと推測される。
TaB CLEAR(タブクリア)[編集]
コカコーラが1993年から1994年まで発売していたカラメル抜きの透明色コーラ。
アメリカでダイエットコークの前身のTaBをライバルのクリスタルペプシに対抗して透明化して発売したもの(当時のアメリカではクリア商品の流行があったという)。
日本では前二品は未発売の状況で突然タブクリアが登場し、CMではニュースキャスター・政治評論家で当時「マジカル頭脳パワー!!」に解答者として出演していた俵孝太郎のアナウンスで「全く新しい飲み物」として大々的に宣伝していた事などからインパクトは強かったが、味的には不評がちで発売1年で生産中止となった。
なお、アメリカ方面でも結局透明コーラは定着せず終わっている。
カルピコ(CALPICO)[編集]
カルピス(カルピス飲料) 実は海外輸出もされている人気商品。「カルピコ」はアメリカでの商品名。
“cow piss=牛の尿”と聞こえてしまうための配慮とのこと。
カルピコソーダ(CALPICO SODA)[編集]
カルピス社の清涼飲料水「カルピスソーダ」の欧米版商品名。
ちなみに欧米ではカルピス社と提携している味の素社から販売されている。
こどもののみもの[編集]
サンガリアのビール味炭酸飲料。名前の通りアルコールは無し。
グラスに注げば、黄金色の液体にふわふわと泡がたち、お子様もみんなで乾杯を楽しめる「お子様用泡立ち飲料」。
東京水(とうきょうすい)[編集]
東京都が販売するミネラルウォーター。
26話、31話、55話、196話、211話、241話などに登場。
一般的に都会の水は不味いとされており、地方出身者が東京に来て驚いたことといった質問ではかならず上位ランキングされてしまうのが「水のまずさ」。
実際、かつて東京の水は、口に含んだだけでもかび臭く、また異臭が感じられた。これは水源となる上流河川の下水処理インフラが不完全だったため浄水場に来た水がすでに汚染されていたこと、また浄化レベルも砂によるゴミのろ過程度だったこと、また殺菌用の塩素含有量が多かったことなどの複合的要因であった。
これに対抗するため、1992年からは東京23区に水を供給している金町浄水場では活性炭やオゾンを用いた高度浄水処理装置を導入。これにより現在の東京の水道水の水質検査基準は市販されるミネラルウォーターよりも厳しくなり、水質に絶対の自信を持つようになった。現在では普通に感じられるほどの水質だが、やっぱり地方から東京にきた人が言うには東京の水はまずいらしい。
こうした高度処理された東京の水をアピールする為、ミネラルウォーター「東京水」を販売。地方の人は「まずい東京の水が体感できる。」との期待で購入したが「普通の水でガッカリだった」と、それはそれで本末転倒な結果になってしまった。
バナナコーラ[編集]
1990年代中期頃に宝酒造から発売されたバナナ味のコーラ。
バナナ味は外国製品にも前例が無く、宝酒造のオリジナルである。
姉妹品に「バナナサイダー」もあった。
ペプシコーラ季節限定版[編集]
コカ・コーラと並んで有名なアメリカの世界的飲料ブランド。
であるのだが、本項ではペプシの日本におけるラインナップ「季節限定商品」が該当する。日本での製造販売を担うサントリーの主導のもと、初期の頃は日本人向けの味覚に合わせたマイナーチェンジを意識した企画だったが、他品種との差別化を過剰に意識したのか2000年代から発売されたラインナップはコーラの定義をも揺るがしかねないほどに突飛で実験的な趣の商品が連発される。
その奇妙さとネタ度数の高さから久米田作品でしばしば指摘される。
~商品名 | ~販売時期 | ~色 | ~備考 |
ペプシブルー PEPSI BLUE |
2004年夏 | 青色 | |
ペプシエックス PEPSI X |
2005年夏 | 通常のコーラと同じ | エナジードリンク仕様 |
ペプシカーニバル PEPSI Carnival |
2006年 | オレンジ色 | トロピカルフルーツ味 |
ペプシゴールド PEPSI GOLD LIMITED EDITION |
2006年 | 黄色 | ジンジャー味 |
ペプシレッド PEPSI RED |
2006年夏 | 赤色 | スパイス風味 |
ペプシアイスキューカンバー PEPSI ICE CUCUMBER |
2007年夏 | 緑色 | きゅうり味 |
ペプシブルーハワイ PEPSI Blue Hawaii PINEAPPLE&LEMON |
2008年夏 | 青色 | パイナップル&レモン味 |
ペプシホワイト PEPSI WHITE PEPSI&YOGURT FLAVOR |
2008年秋 | 白色 | ヨーグルト味 |
ペプシしそ PEPSI SHISO JAPANESE REFRESHING FLAVOR |
2009年夏 | 緑色 | |
ペプシあずき PEPSI Azuki |
2009年秋 | 小豆色 | |
ペプシバオバブ pepsi BAOBAB REFRESHING COLA FLAVOR |
2010年夏 | オレンジ色 | |
ペプシストロングショット pepsi STRONG SHOT |
2010年 | 通常のコーラと同じ | 強炭酸仕様 |
ペプシモンブラン pepsi Mont Blanc |
2010年秋 | 茶色 | |
ペプシカリビアンゴールド pepsi CARIBBEAN GOLD WHITE SAPOTE FLAVOR |
2011年夏 | 金茶色 | ホワイトサポテ味 |
ペプシピンク pepsi PINK strawberry and milk flavor |
2011年秋 | ピンク色 | いちごミルク味 |
ペプシソルティウォーターメロン pepsi Salty Watermelon |
2012年夏 | 赤色 | 塩をかけたスイカ味 |
ペプシホワイト pepsi WHITE |
2012年冬 | 白色 | 雪みかん味 2008年版とはフレーバーが異なる |
メッコール[編集]
韓国製の大麦コーラ。合同結婚式で有名な統一教会系企業が製造している。
麦の風味を混合させたコーラ味の独特さには定評があり、日本ではカルト飲料としての不動の地位を保ち続けている。
そうした評価を知ってか1980年代後半頃のキャッチコピーは「身体がうまいといっている」だった。
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メローイエロー[編集]
1979年にアメリカで発売され、1983年に日本でも発売された柑橘系炭酸飲料。
ペプシの同系飲料「マウンテンデュー」の対抗商品としてコカコーラボトラーズから発売された。
今でも千葉・茨城方面では販売されており、マックスコーヒーと並んでチバラギ方面の名産品として親しまれている。関連は不明だが、60年代に活躍したイギリスのフォーク系ミュージシャン、ドノヴァン(イギリスのボブ・ディランと呼ばれた)のヒット曲に”メロー・イエロー”というのがある。
日本にも熱心なファンは多く、この商品名からドノヴァンを連想、あるいは思い出した人も多いと思われる。
さらに2011年に復刻版が発売されたことで話題となり、2012年にも再販された。