ワールドカップ

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ワールドカップ[編集]

国際サッカー連盟(FIFA)が主催するサッカー大会の最高峰。正式名称は「FIFAワールドカップTM」(TMは右上に小さく)。
4年に一度、オリンピック夏季大会の中間年(1994年以降の冬季オリンピックと同じ年)に開催される。

久米田作品におけるワールドカップネタ[編集]

かねてから無類のサッカーファンを自称する久米田先生らしく、大会開催中を中心に随所にワールドカップネタやサッカーネタがみられる。


1998年 フランス大会[編集]

第16回大会。1998年6月10日から7月12日にかけてフランスで開催された。
岡田武史監督率いる日本代表は、予選リーグ3戦を0勝3敗・勝ち点0の成績で予選リーグ敗退した。
また日本代表が初出場するとあって、多くの日本サポーターが現地へ観戦に行くために大手旅行代理店へ観戦ツアーを申込んだものの、開幕直前になっても日本戦チケットがほとんど手配されていない事態が発生するなど、大規模なチケット不足が話題となった。


かってに改蔵連載開始当初に本大会があったことから、第6話『フランスはどこだ!?』中田英寿がモデルのキャラクターが登場していた。
また本大会はさよなら絶望先生作品連載開始前であるが、作品内でも関連ネタが散見され、チケット持たずにフランスまで行っちゃった人(150話)がネタとされた。

2002年 日本韓国大会[編集]

第17回大会。2002年5月31日から6月30日まで日本と韓国で開催された。
初のアジア開催、かつ初の二か国共同開催となった。
この大会ではフィリップ・トルシエ監督率いる日本代表が、予選リーグ3戦を2勝0敗1分・勝ち点7の成績(グループ1位)で初めて予選リーグを突破し、決勝トーナメントまで駒を進めた。決勝トーナメント1回戦で敗退したためベスト16止まりとなったが、敗れた相手のトルコが最終的に3位になったこともあって、日本代表の実力を4年後まで過剰に評価する人が多かった。
また、大分県中津江村でキャンプをする予定だったカメルーン代表が遅刻したことが話題になった。


本大会はかってに改蔵連載中に行われたことから、第192話『ファンタレモン味スタ』第193話『キメテクレー!!』あたりはサッカーネタ一色となっていた。
またさよなら絶望先生作品連載開始前であるが、作品内でも関連ネタが散見され、上述のカメルーン代表ネタ(30話)、 トルシエ監督が中村俊輔選手を起用しなかったこと(43話)、地元韓国に有利な判定が散見されたこと(123話)がネタとされていた。

2006年 ドイツ大会[編集]

第18回大会。2006年6月9日から7月9日までドイツで開催された。
ジーコ監督率いる日本代表は大方の予想を裏切り(予想どおり?)、予選リーグ3戦を0勝2敗1分・勝ち点1の成績で予選リーグ敗退した。この大会をもって中田英寿が引退を表明している。
また、決勝戦ではフランス代表のジダンがイタリア代表のマテラッツィに頭突きをし、退場処分になったことが話題となった[1]


さよなら絶望先生作品内にも多くのネタが取り上げられている。大会前には、41話に「日本のF組はまずまずの組み合わせ」がホワイトライであると記述し、44話では「今はまだ理解されないけど将来きっと彼らも認められるはず」のものとして「ジーコの戦術」を挙げ、大会直前に週刊少年マガジン本誌に掲載された「特別編 絶望サッカー」(51話『波に乗ってくるポロロッカ』を参照)でも、糸色望に「初戦のオーストラリア戦 不安で不安でたまりません!」と言わせるなど、大方のファンの間で緒戦の楽勝ムードに包まれる中で、冷静かつネガティブな記述が見られていた。
とはいえ本大会で日本代表が1勝もできず惨敗したことは久米田先生にとっても少なからずショックであったようで、55話では「日本代表はワールドカップに迷惑かけてませんかね?」「アジア枠4.5は世界に迷惑かけてませんかね?!」「だってデンマークとか出てないんですよ!」 と加害妄想に陥り、58話『限りなく惨敗に近いブルー』のタイトルにも影響を与え(「玉田が入れた時 期待値MAX」であったらしい…。)、果ては56話の単行本追加ページでは『2006年おっぱいW杯!!』なるシモネタ企画さえ掲載されたほど。
また、59話では中田英寿の引退を取り上げた。


ジーコ監督時代のサッカー日本代表の売りの一つであった黄金の中盤関連ネタは、大会終了後にもしばしばネタに取り上げられていた(91話131話)。

2010年 南アフリカ大会[編集]

第19回大会。2010年6月11日から7月11日にかけて南アフリカ共和国で開催された。
日本代表は、1998年フランス大会の監督であった岡田武史監督が再び指揮をとった。


さよなら絶望先生作品内では、大会前から岡田監督の手腕を疑問視する論調で描かれることが多かった。岡田監督が日本代表監督に再就任して以降の代表チームがお世辞にも強化されたとは言い難いことから、「明後日の方向に変革」というテーマの214話や、「わざわざ余計なリスクを負う」というテーマの219話でも、岡田監督交代論に言及していた。また「日本代表の活躍をいつまでも信じる者たち」(206話)や「サッカーのルールを 横パスを多くつないだ方が勝ちにすれば日本代表ベスト4いけるかもしれません!」(216話)など、前回にも増してネガティブなネタが散見された。


ところが大会がはじまると、直前強化試合でも惨敗を繰り返していたため下馬評が非常に低かった日本代表が、予選リーグ3戦を2勝1敗・勝ち点6の好成績を挙げて堂々のグループ2位で予選リーグを突破。決勝トーナメントまで駒を進めるも、決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末、惜しくも敗退した。


関連する背景ネタとしては、応援に使用された民族楽器「ブブゼラ」ネタ(228話)や、ドイツの水族館で飼育されていたタコ・パウルくんが大会中にドイツ代表の7試合に決勝戦を加えた計8試合の勝敗を全て的中させたことで一躍注目されたこと(230話,232話)が登場したほか、羅列ネタでは209話にて、南アフリカ大会の試合時間が日本時間の深夜になってしまうことが挙げられていた。


2014年 ブラジル大会[編集]

第20回大会。2014年6月13日から7月13日にかけてブラジルで開催された。
ザッケローニ監督率いる日本代表は2006年ドイツ大会と同じく予選リーグ3戦を0勝2敗1分・勝ち点1の成績で予選リーグ敗退した。
せっかち伯爵と時間どろぼう』作品内に関連する背景ネタとしては、短冊に「コートジボワール戦が幻になりますように」「ギリシャ戦が幻になりますように」「コロンビア戦が幻になりますように」と書かれている(29話)。

  1. 後年、ジダンは家族の悪口を執拗に言われたことが原因で怒ったことが明らかになり、ジダンは「我を忘れた状態になってしまった」とコメント。マテラッツィはヤジや毒舌など言葉のトラブルが多いことで知られていたが、2016年にジダンがレアルマドリードの監督に就任した際には応援のコメントを寄せている。