三十七日目/イ田祭

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三十六日目/芝居プロ三十八日目/夢金メダル

三十七日目/ イ田祭(いたまつり)[編集]

タイトルの元ネタは古典落語の『佃祭』より。

小間物屋の主人・次郎兵衛は、楽しみにしていた佃の夏祭りに出かけ、夕刻の渡し舟に乗って帰ろうとした折に女から声をかけられ、舟に乗りそびれてしまう。
女に要件を聞くと、三年前に身投げしようとしていたところを次郎兵衛に助けられた礼をしたかったという。言われてようやく思い出す次郎兵衛。
女は船頭の辰五郎と夫婦になっており、辰五郎の家でくつろぎながら帰りの舟を待つ次郎兵衛。
しばらく後、次郎兵衛が乗るはずだった舟が航行中に転覆したとの知らせが入る。

作品情報[編集]

2012年8月9日発売、別冊少年マガジン9月号に掲載。

P54[編集]

扉絵[編集]

浴衣姿で縁日を歩く五人。
綿菓子を食べている蕪羅亭魔梨威防波亭手寅、団扇を持って下を向いている暗落亭苦来空琉美遊亭丸京覆面落語家のお面を付け、ネコ柄の浴衣を着ている波浪浮亭木胡桃

後ろの屋台では、信者のおばさんがたこ焼き屋を営んでいる。

クレジット(雑誌掲載時のみ)[編集]

担当編集者から「ミニネーム」と言われご機嫌斜めの様子だった久米田先生のクレジット表記が「原案+」から「原作」に戻っている。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

響くお囃子♪
弾む足どり♪
TVアニメでお祭り騒ぎ♪

P55[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

アニメ『じょしらく』鑑賞中の5人です。

1コマ目[編集]

テレビ画面[編集]

アニメ「じょしらく」OPのワンシーン。
上部のスクリーン(?)にあるのも同様。
比率が16:9の映像を4:3の領域に表示しているせいか、横に潰れている。

ブタの置物[編集]

川原礫のライトノベル及びアニメ「アクセル・ワールド」より、主人公である有田春雪が使用しているアバター「ピンクの豚」。

P56[編集]

P57[編集]

1コマ目[編集]

日本人形の髪型[編集]

なもりの漫画及びアニメ『ゆるゆり』より、主人公である赤座あかりの髪型。
アニメ第2期『ゆるゆり♪♪』が、アニメ『じょしらく』同様、2012年の7月から放送されている。

ちなみに偶然だろうが、アニメ『ゆるゆり♪♪』とアニメ『じょしらく』では、同じ週に全く同じ話のテーマや似た展開になったりと、度々展開が被ってしまっている[1]

2コマ目[編集]

木胡桃「普段露出していない漫画家ですら ビックカメラで気付かれてしまう時代なのよ」[編集]

久米田先生の自虐ネタ。

P58[編集]

1コマ目[編集]

丸京「福岡に 私たちの系列の寄席はないからね」[編集]

アイドルグループ「AKB48」の元メンバーである指原莉乃のこと。
第5期研究生からバックダンサーを経てチームB入りし、総選挙では27位→19位→9位→4位と着実に順位を上げ、『笑っていいとも!』のレギュラー出演者にもなるが、2012年6月発売の週刊文春にて元彼氏による交際暴露が報じられた。
指原は謝罪後、秋元康プロデューサーからの指示で、福岡を拠点とするアイドルグループ「HKT48」へ移籍した。

2コマ目[編集]

丸京「逃げ道はないよ 噺家がアメリカ留学とか変だろ」[編集]

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループKAT-TUNの元メンバーだった赤西仁のこと。
KAT-TUNのメンバーとして徐々に人気を上げるも、2006年に突如語学留学を理由に渡米し、無期限活動休止状態になる。
翌年に帰国・復帰するが、KAT-TUNメンバーとしての活動はほぼ無くなって実質的に隔離状態となり、2010年に正式にKAT-TUNを脱退した。以降の芸能活動も伸び悩み気味。

ぬいぐるみ「(左から順に)T KA N T U A」[編集]

グループ名の「KAT-TUN」はメンバーの頭文字が由来だが、赤西仁の脱退後にグループ名の「A」の解釈について亀梨和也の「KA」と変更された。
ぬいぐるみも、右端のスポンジ・ボブ風の「A」のぬいぐるみだけ倒されており、KAT-TUNの解釈についての変遷が反映されている。

ポスター[編集]

1コマ目参照。

P59[編集]

6コマ目[編集]

丸京「超有名人になれば『帰れま10』に呼ばれて 思う存分食べられるから」[編集]

「帰れま10」についてはさよなら絶望先生283話の解説を参照。

P60[編集]

コマ目[編集]

P61[編集]

2コマ目[編集]

木胡桃「つまり無名塾やミスチルの『名もなき&ruby(うた){詩};』は 税金対策ね」[編集]

無名塾

俳優の仲代達矢主宰の養成所。出身俳優の有名どころでは役所広司、益岡徹、隆大介、若村麻由美、中原果南らがいる。

名もなき&ruby(うた){詩};

Mr.Childrenの10thシングル。1996年発売。当時の発売週売上で120万枚を記録した。月9ドラマ『ピュア』主題歌にもなっている。
歌詞の中に「僕はノータリン」と放送問題用語が使われていたため、一部媒体ではその部分が「言葉では足りん」に差し替えられたという有名税的エピソードもある。

3コマ目[編集]

木胡桃?「有名税を納めないと死んでも 無名談師の墓って書かれちゃうよ」[編集]

芸能方面では、俳優であり『ルパン三世 カリオストロの城』のカリオストロ伯爵役や『刑事コロンボ』のコロンボ役でも有名な石田太郎氏は僧侶も兼業しており、住職を務める寺で無名の役者たちの供養を独自に行っている。

4コマ目[編集]

魔梨威「無名戦士の墓かよ」[編集]

戦死した身元の分からない兵士たちを埋葬する墓のこと。アメリカ合衆国のアーリントン国立墓地にあるものが有名。
日本では千鳥ケ淵戦没者墓苑が同様の趣旨を持って建設されている。

8,9コマ目[編集]

丸京「だから有名税を払うために芸能人は サイドビジネスに手を出すんだな」
木胡桃「やたら焼肉屋とか始めるよね」
[編集]

たむらけんじ、小倉優子など。
特に焼肉は他の食肉製品に比べて加工コストが安く、利益率の高さに反映しやすいのが営業的な旨味という。

他にも名倉潤(ステーキ屋)や、はるな愛(お好み焼き屋)など飲食店経営に関わっている芸能人も少なくない。島田紳助もタレント活動時代から沖縄・石垣島で喫茶店経営をしていた。

P62[編集]

1コマ目[編集]

苦来「安楽亭って焼肉屋さん始めます」
魔梨威「いやダメだろそれ もうあるし」
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焼肉チェーン店の「焼肉レストラン安楽亭」。(公式サイト⇒★>http

なお、連載号発売前日に配信されたじょしらじ四日目でも「安楽亭」で捩ったペンネームが採用されている。

2コマ目[編集]

手寅「芸能人が焼肉屋始めてもほとんど失敗してるじゃん 名前だけ貸してトラブったり食中毒だしたり」[編集]

焼肉は食材にかかるコストの安さが特色だが、それでも肉の選別や加工、衛生管理については専門のノウハウとスキルが必要であることに変わりないので[2]、現場の人材や管理のコストをむやみに削ると業務の質が下がり事故が起きやすくなる。

芸人のたむらけんじが開業・運営する「炭火焼肉たむら」では2008年に食中毒事件が発生。当該店舗は営業禁止処分を受け、たむらは公式に謝罪し、他の店舗も一時休業となった。
のち店舗の衛生管理を刷新し、保健所からの許可を得て営業再開しており、2012年現在も順調に営業を続けている。
モーニング娘。の藤本美貴がプロデュースする焼肉チェーン店「美貴亭」では、2012年6月に食中毒事件が発生した際に、藤本美貴サイドから店の経営には全く関わっていない旨が表明されており、“芸能人の店”と謳った飲食店への芸能人の名義貸し問題も合わせて浮かび上がる結果となった。なお、美貴亭は食中毒事件を受け全4店舗を閉店した。

5コマ目[編集]

魔梨威「神田うののストッキングか」[編集]

美脚芸能人のランキングにも多く入っているタレントの神田うのがデザインとプロデュースを手がけたストッキング「Tuche」は初動500万足、累計1200万足を売り上げるヒット商品となった[3]
フェイクジュエリーなどの装飾を施した欧米流行を取り入れたデザインが日本で斬新に受け止められたのがヒット要因という。

P63[編集]

3コマ目[編集]

背景を飛んでいるキャラ[編集]

コナミの様々なファミコンのゲームに隠しキャラとして出ていた『コナミマン』。
条件を満たすとこのコマの絵のように画面上を飛んでいく。
『コナミワイワイワールド』では主人公としてプレイヤーキャラの一人になっている。

6コマ目[編集]

魔梨威「きちんと事業計画立てて交渉すれば借りられるって『梅ちゃん先生』で言ってたし」[編集]

2012年4月から放送されたNHK朝の連続テレビ小説の『梅ちゃん先生』のこと。
主人公で女医の下村梅子は勤務していた大学病院を退職して独立開業する際に、銀行から融資を受けている。幾ら事業計画を立てても元からあった借金についで、供託金詐欺にもあった丸京の融資に応じる金融機関があるとは思えないが。

P64[編集]

コマ目[編集]

P65[編集]

10コマ目[編集]

塗料瓶「TONIYO COLOR MIRACLE PAINT JC-69 水性塗料」[編集]

タミヤのアクリル塗料瓶がモデル。
「JC-69」はじょしらくの語呂合わせ。

P66[編集]

3コマ目[編集]

怪盗ピンクパンサーの誕生である[編集]

ピンクパンサーは1963年公開のコメディ映画『ピンクの豹』で登場したキャラクター。日本ではドリフターズの出囃子にもなったテーマ曲も有名。
元をただせば、同作では劇中に登場した宝石の名であり、これをイメージしたピンクの豹(ストーリーとは無関係)のアニメキャラがOPに登場するのみだったが、同作でピーター・セラーズが演じたクルーゾー警部のキャラが人気を博し、クルーゾー警部を主役にした続編からはタイトルも「ピンク・パンサー」と名付けられるようになり、OPのアニメキャラを主役にした短編アニメも独自に製作され、こちらも人気キャラになる。さらに、この映画シリーズを元ネタに命名された国際窃盗団まで実在する[4]
スピンオフの方が有名になって完全に独立してしまったという珍しいケースでもある。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

ピンクパンサー。罪状は強盗罪と公然わいせつ罪。[編集]

P697 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ[編集]

義務?[編集]

今話の覆面落語家[編集]

扉絵で木胡桃が被っているお面。

かゆいところ[編集]

P66の5コマ目[編集]

丸京の身長が165cmくらいで、胸のサイズがGカップだったことが判明。


三十七日目/イ田祭~
三十六日目/芝居プロ三十八日目/夢金メダル
  1. 宝くじ、病気の予防、バレンタイン、主人公だけ車の泥はねを回避するなど
  2. 一例では、食肉加工業者の多くは定期的に検便を行っている。
  3. 発売元のグンゼによると、一般的なヒットラインは約300万足という。
  4. 名付けたのは警察側で、犯人たちが名乗ったわけではない。