中央線

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中央線(ちゅうおうせん)[編集]

中央線は、JR東日本管内の中央本線のうち、電車特定区間として定められている東京駅から高尾駅間の快速電車の運転区間の名称[1]。東京で「中央線」と言う場合には、おおむねこの区間を走行する、いわゆるオレンジ色の電車を指す場合が多い。


JRの路線図や駅ホームなどでは「中央線(快速)」「中央線快速電車」といった表現で案内され、「中央線各駅停車」である黄色の電車と区別される。黄色の電車は、早朝・深夜を除いて中央線の起点である東京駅を発着することなく、総武線と直通運転(中央線と総武線の分岐は御茶ノ水駅になる)をしているため、黄色の電車は中央線ではなく「総武線」と認識されていることが多い。

概要[編集]

首都圏の大動脈の一つで、東京都心と東京23区西部および多摩地域の各都市とを結んでいる。また、都心部では東京駅と日本一の乗降客を誇る新宿駅とを結ぶ役割も担っているため、一日を通して大変混雑している。
運行系統としては、東京駅から高尾駅までの区間を運行するほか、一部の電車は高尾駅からさらに山梨方面へ大月駅まで脚を伸ばすほか、立川駅から青梅線経由で青梅駅へ向かう電車、さらにその途中の青梅線・拝島駅から五日市線経由で武蔵五日市駅ならびに八高線経由で高麗川駅まで運行される電車もある。


また中央線の電車だけでも通勤特快・中央特快・青梅特快・通勤快速・快速・各駅停車と種類によって停車する駅が変わるので目的地を通り過ぎたり、通過待ちをしたりと不便な部分もある。

遅延[編集]

高い定時性を誇る日本の鉄道路線の中では定時性が良くないことで知られる。ラッシュ時に5分程度の遅れが発生することはもはや日常茶飯事である。これは乗客が非常に多いこと、1時間に最大30本という超過密ダイヤであること、30分に1本の割合で運行される特急列車のほか特別快速・通勤ライナーなど多種多様な列車があること、上述のように青梅線などの支線が多く運行形態が複雑であること、また、人身事故が多いこと(後述)などといった複合的理由によるものである。

自殺の名所?[編集]

他の路線と比較して自殺・事故を含めた人身事故が多い路線として知られている。
そのため「中央線は自殺の名所」や「中央線は人身事故が多い」というようなイメージが定着してしまっている。その印象が強いためか、自殺の名所というイメージが定着することによって「自殺するなら中央線」というイメージが出来上がり、さらに自殺が自殺を呼ぶという「負の連鎖反応」がおき、さらに多くの人身事故を誘発している状況。


自殺が多いとされることの原因については諸説あるが、踏切や高架化されていない区間が多く線路へ侵入しやすいため、心理的に中央線のオレンジ色の車体が飛び込みを誘発するため、踏み切りの警報音により誘発されるため、というさまざまな説が提唱されているものの原因はよくわかっていない。JR東日本では、一部の駅でホームの両端に柵を設ける、照明を増やす、死角となる壁や柱を作らないなどの対策を行っており、荻窪駅では自殺を思いとどめさせる目的でホームの向かい側に鏡を設置している。

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生 作中にて[編集]

絶望先生の舞台になっている高校が中央線 沿線にあるらしく、水道橋駅界隈が頻繁にでてくる。

また、自殺絡みの遅延がネタとなっている。
それ以外では245話にて同路線を走る中央ライナーがネタにされている。

Webラジオ「さよなら絶望放送」放送内にて[編集]

原作同様、第88回第93回のOPドラマで人身事故による運転見合わせ・遅延がネタにされている。

じょしらく 作中にて[編集]

九日目苦来がミス中央線(自殺絡みのダークな印象から)に選ばれている。
十二日目でも手寅が寄席に間に合わなかった理由として、中央線が止まっている。

アニメ「じょしらく」 作品内にて[編集]

制作のJ.C.STAFFが沿線の武蔵境駅に所在していることもあり、Bパート(アニメオリジナルパート)にて吉祥寺、武蔵小金井などの中央線沿線ネタが登場。
第十一席では武蔵境周辺を重点的に取り上げている。

かってに改蔵 作中にて[編集]

連載当時の時事問題として人身事故(第107話)、開かずの踏切(第262話)などがネタにされている。

  1. 「中央本線」という路線を指す場合は、東京から長野県の塩尻を経由して名古屋に至る区間となる。塩尻と洗馬の間に境界があり、境界以西はJR東海の管轄となる。