二十九日目/狩るなら今

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二十八日目/元々犬三十日目/ちょいたし講釈

二十九日目/ 狩るなら今(かるならいま)[編集]

タイトルの元ネタは古典落語の『死ぬなら今』から。

ケチとあこぎで浮世を渡り、財を築いたケチ兵衛も年を取り、人生の終わりを迎えようとしていた。
自分は地獄に落ちると案じていたケチ兵衛は地獄の渡り賃として、小判三百両を棺桶に添えて葬るよう息子に言い残して息を引き取る。
葬式の日、息子は言いつけ通りに小判を用意したが、親戚の者が本物の金を入れてはもったいないと言い、代わりに芝居用の偽小判を入れることに。
偽小判とは知らぬまま地獄に赴くケチ兵衛。閻魔の裁きや如何に‥‥。

作品情報[編集]

2011年12月9日発売、別冊少年マガジン1月号に掲載。

P60[編集]

扉絵[編集]

前話で登場した犬を連れて歩く波浪浮亭木胡桃

P61[編集]

1コマ目[編集]

犬「私は犬である 名前はまだない(多分)」[編集]

夏目漱石の処女小説『吾輩は猫である』の冒頭より。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。

P62[編集]

コマ目[編集]

P63[編集]

4コマ目[編集]

犬「撃ったのか? 今 私を撃ったのか?」[編集]

火薬音や金属音など、元来自然界には存在しない音は動物を刺激しやすい(必ずしも怒らせるとは限らないが)。

P64[編集]

1コマ目[編集]

犬「(これは森を再現して・・・)ハンティングを楽しむ気だ!!」[編集]

古来から犬は人間の狩猟に密接な関係を持つが、野犬の場合は狩られる場合が少なからずある。
日本でも平安時代から野犬を弓矢で射て殺処分する「犬狩り」が行われており、他国でも韓国やタイでは犬肉を食べる食習慣がある。

P65[編集]

コマ目[編集]

P66[編集]

コマ目[編集]

P67[編集]

9コマ目[編集]

木胡桃「チョコに含まれる成分で中毒起こすから! チョコは絶対あげちゃダメ!!」[編集]

犬などの動物はカカオに含まれるテオブロミンの代謝速度が遅いため「チョコレート中毒」を起こし、不整脈・興奮状態・脱水症状・痙攣などの症状が表れ、最悪の場合死に至る。チョコレート(ビター)の場合、小型犬で約50g、中型犬で約400gが致死量とされる。

チョコレートの他にも、人間とは身体構造の違う動物に人間の食物を与えることは様々な生理的異常や病気を起こす原因になる。ペットを飼う際は気をつけましょう。
参考サイト:ペットフード事件簿>http犬と猫に危険な食べ物~与えてはいけないものリスト>http

P68[編集]

コマ目[編集]

P69[編集]

コマ目[編集]

P70[編集]

コマ目[編集]

P71[編集]

5コマ目[編集]

犬「そもそも私は狩られる側でなく 人間と協力して狩りをする側」[編集]

古来から実際の狩猟においても、遮蔽物が多く視界の悪い森林では嗅覚に優れる犬を補助役として利用している。
獲物や狩場によって狩猟犬の能力や役割も様々で、直接狩りを行う犬種(テリア)、獲物を追跡する犬種(ハウンド)、獲物の位置を知らせる犬種(ポインター)、仕留めた獲物を捕らえて回収する犬種(レトリーバー)、追跡から捕捉まで多目的にこなせるオールラウンド犬種などがある。

ちなみに、ソフトバンクモバイルのCMキャラの白戸次郎を演じるカイとネネの北海道犬も、かつてアイヌが狩猟に用いたマタギ犬(アイヌ犬)が祖先の犬種でもある。

P72[編集]

4コマ目[編集]

苦来「こうやって 暖炉の上に飾られるものよ」[編集]

首剥製は「stuffed head」と呼ばれ、狩猟成果の場合「hunting trophy」ともいう。
ちなみに、タカラトミーでは首剥製模型を食玩やカプセルフィギュアで展開した「HUNTING TROPHY」を発売したことがある。

7コマ目[編集]

顔ハメ看板「奈良へようこそ」[編集]

奈良県といえば奈良公園の鹿が名物。ただし、国の天然記念物なので狩猟禁止です。

欄外[編集]

来月号は表紙で超重大発表!「絶望先生×じょしらく」コラボカレンダーの全員サービスも実施!!※全員サービスには実費がかかります。[編集]

以前に企画流れとなった絶望先生カレンダーの雪辱を果たす運びとなりましたが、単独ではないところが久米田先生的には複雑な心境かもしれません。

P651 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]

二十七日目での「一本締め」が正しくは「一丁締め」との指摘あり。
江戸締めの一本締めは指摘のとおり「(掛け声)タタタン、タタタン、タタタンタン」で、これを3回繰り返すと三本締めとなる。一丁締めは二十七日目で行われた「(掛け声)タン」の締めのことで、関東一本締めとも呼ばれることもあって一本締めと混同されるきらいがある。
なお、地方によって大阪締めや博多一本締めなど、一本締めや三本締めのリズム等が違う場合がある。

義務?[編集]

今話の覆面落語家[編集]

かゆいところ[編集]


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