二十六日目/試し秋

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二十五日目/親子芝居二十七日目/台無屋

二十六日目/試し秋 (ためしあき)[編集]

タイトルの元ネタは新作落語の『試し酒』から?

作品情報[編集]

2011年9月9日発売、別冊少年マガジン10月号に掲載。

P18[編集]

扉絵[編集]

食欲の秋・読書の秋・芸術の秋・スポーツの秋にそれぞれ関連する小物が置いてある。

プリンを食べる蕪羅亭魔梨威
ポップコーンを食べる空琉美遊亭丸京
ねるねるねるねを食べる波浪浮亭木胡桃
肉まんを食べる防波亭手寅
たい焼きを食べる暗落亭苦来
卓袱台の下に覆面落語家。上に乗っている団子は彼女のもの?

伝言板の飲み物「さんろく」[編集]

ポスター「BBA48 狂喜乱舞」[編集]

当作品頻出の信者のおばさんによるAKB48のパロディ。

床に置いてあるマガジン[編集]

テレビに映っている人物[編集]

指でテキサスロングホーンを模して「ウィー!」と叫ぶ、プロレスラーのスタン・ハンセン。

P19[編集]

コマ目[編集]

P20[編集]

2コマ目[編集]

ナマズの貼り紙[編集]

P21[編集]

2コマ目[編集]

伝言板「じょしらく3巻 10月発売予定!」[編集]

10月7日発売予定。
乞御期待です。

P22[編集]

コマ目[編集]

P23[編集]

1コマ目[編集]

手寅「そもそも食欲の秋っておかしくない? 人間は冬眠するわけでもないのに」[編集]

冬眠は越冬の手段であり、昆虫や爬虫類などの変温動物は運動や代謝量を減らして自身の体温を下げることで対応できるが、哺乳類など恒温動物は体温維持のため、冬場の食事の機会が少ない場合は秋のうちにたくさん食べて体内に栄養と脂肪を蓄積させる必要がある。特に脂肪は体温維持に重要な役割を持つ。

P24[編集]

コマ目[編集]

P25[編集]

6コマ目[編集]

キャンバスの絵[編集]

全体的な画風は1900年代~1910年代にかけて発祥したキュビスム的やフォーヴィスム的な感あり。
日本の浮世絵などの影響を受けた印象派の諸作品や古代アフリカの民族美術などに感銘を受けたパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックを中心に発表されたキュビスム、事物の普遍性より主観性を重視する象徴主義から発祥したフォービスムの絵画はそれまでの古典的かつ写実的な表現技法による表面的な美醜観念から離脱し、キュビスムは作品の印象を単純ながら大胆で幾何学的な形態に、フォービスムは鮮烈で豪快なタッチと色彩に収斂させたことで、革新的かつ前衛的な具象表現を確立した[1]
ある意味、漫画やアニメの絵もキュビスムやフォーヴィスムの概念を色濃く継承しているといえる[2]

P26[編集]

コマ目[編集]

P27[編集]

5コマ目[編集]

「大体 スポーツの秋も食欲の秋も きっと昭和の時代に言い出した事じゃん」[編集]

スポーツの秋

1964年10月に開催された東京オリンピック以前に発言が確認されていないことから、これを起源とする意見が多い。

食欲の秋

秋が収穫期で、食材流通も豊富になる傾向から発せられたフレーズと推察されるが、普遍性が強いゆえか明確な起源や時期は定かでない。

芸術の秋

日本美術展覧会(日展)、日本美術院展覧会(院展)、二科会展覧会(二科展)などの芸術祭がいずれも秋に開催されており、秋の季語にも挙げられていることからと推察される。

P28[編集]

8コマ目[編集]

仏像の顔[編集]

頭に角が無く、眼を閉じている点が異なっているが、顔の造形はせんとくんに似ている。

P29[編集]

3コマ目[編集]

サプリ「生存戦略」[編集]

アニメ『輪るピングドラム』より、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが高倉陽毬に憑依したときの台詞から。

生存戦略!

なお、言い方は「せいぞーん、せんりゃくー!」。

サプリ「ホビロン チャンス」[編集]

アニメ『花咲くいろは』より、鶴来民子の口癖となっている台詞より。

ホビロン!

「本当にびっくりするほど論外」の略で、ベトナム料理[3]のホビロンの気持ち悪さ[4]も合わせて、口癖だった「死ね」の代わりに編み出された。

サプリ「月下美人」[編集]

実在のサプリで「月下美心」という名の商品がある。

P30[編集]

1コマ目[編集]

読者の読んでいる雑誌[編集]

別冊少年マガジン2011年10月号。
ページは今話のP649(単行本ではP29にあたる)。

ポスター[編集]

劇場版『ハヤテのごとく!』の宣伝ポスター。
写っているのは、綾崎ハヤテ、西沢歩、三千院ナギ。

本「ネギま![編集]

本「ハヤテ[編集]

本「かってに**[編集]

フィギュア[編集]

魔法先生ネギま!』より、神楽坂明日菜?

手前の抱き枕[編集]

ハヤテのごとく!』より、桂ヒナギク。
蕎麦がらの入った抱き枕だろうか?

カップラーメン「MBE NEEDLE」[編集]

2コマ目[編集]

読者が観ているアニメ[編集]

アニメ『ハヤテのごとく!』第1期。

3コマ目[編集]

読者がやっているオンラインゲーム[編集]

WindowsPCおよびXbox360のMORPG「モンスターハンター フロンティア オンライン」。

4コマ目[編集]

カップラーメン「マ王」[編集]

日清食品のカップラーメン「日清ラ王」の捩り。
「今日からマ王」ともかけてる?

7コマ目[編集]

苦来が彫る仏像[編集]

左端

阿修羅像。帝釈天と争って敗れたことから魔神となったが、日本仏教では本来の戦神として力を司ると同時に戦いの無常も知る神として仏の守護神に迎えられ、現在も人気が高い。奈良の興福寺と京都の妙法院三十三間堂に安置されている像が有名。

中左側

千手観音像。数多くの手や顔を持ち、全ての者を救う慈愛を表している。合掌する手の両側に&ruby(ほうはつ){宝鉢};を持つ手を配置するのが典型的な形式という。京都の妙法院三十三間堂の本尊が、鎌倉時代の仏師湛慶の代表作として有名。

中右側

慈母観音像。観音菩薩の中でも赤子を抱く姿のものを分類する場合がある。日本仏教では男性的な地蔵菩薩の対で観音菩薩は女性的な容姿になり、仏像の中でも最も信仰が古く広い存在でもある。
母親が行方不明で、『四日目/風邪娘』で想像妊娠の境地に達した苦来ならでは作風なのかもしれない。

右端

不動明王像。本来は密教で信仰されている大日如来の化身であるが、仏法に従わぬ者や救い難い亡者を導く決意を示す「教令輪身」の姿であるので、如来や菩薩よりも厳つい容姿をしている。日本仏教では人気の高い存在で不動尊の別名でも知られる。

欄外[編集]

締め切りに追われ、部屋に籠もりっきりで原稿を描く。これぞ作者の秋。[編集]

P651 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]

義務?[編集]

今話の覆面落語家[編集]

P28の扉絵[編集]

かゆいところ[編集]

P28の扉絵[編集]

テレビが液晶テレビに代わっている。
今までよく登場していたスーパーファミコン内蔵テレビは、地上アナログ放送終了直前の二十四日目を最後にお役御免になったようだ。


二十六日目/試し秋~
二十五日目/親子芝居二十七日目/台無屋
  1. ただし、発表した当初は醜いと批判を多く受け、のちにナチスからは「退廃芸術」「脳の病気」として迫害の対象になったこともある。
  2. 特にフォービスムは日本画壇に大きな影響を与えており、19世紀末以降に活動した画家たちはフォービスムを取り入れた作品を数多く発表している
  3. 東南アジアでは一般的な料理で、「ホビロン」はベトナムでの呼び名。フィリピンでは「バロット」と呼ばれる。同じく別マガ連載作の『マルドゥック・スクランブル』の主人公の名前もこれを元ネタにしている。
  4. 孵化直前のゆで卵で、卵を割ると雛の姿がそっくり残っている。