最終日/終末の極意

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最終日/ 終末の極意(しゅうまつのごくい)[編集]

タイトルの元ネタは古典落語の『始末の極意』より。

ケチな男が自分以上の吝嗇家に始末(倹約)の極意を教わろうと、吝嗇家の様々なエピソードを聞き始末の仕方を学んでいく。
ようやく始末の極意へと話が進むと、男は吝嗇家に言われたとおりに梯子を使って庭の木に登り、枝を両手でつかんでぶら下がる。
吝嗇家はまず左手を枝から離すように命じ、次に枝を握る右手の指を小指から一本ずつ外していくよう指示していく…。

枕から始末の極意の教授に至るまでケチが題材の短い小噺を次々に展開していく構成となっている。
ラストは仕種落ちとなっているのも特徴の一つ。

作品情報[編集]

2013年9月9日発売、別冊少年マガジン10月号に掲載。

P130[編集]

扉絵(センターカラー)[編集]

それぞれ花束を抱えるメインキャラ5名。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

咲きも咲いたり、笑いの大輪!
大感謝の最終公演センターカラー!
女子落語家たちの楽屋トークも
これでダベり納め!
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告知(雑誌掲載時のみ)[編集]

最終公演記念!
ヤス先生直筆サイン色紙&特製クオカードプレゼント!!
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詳細は楽屋雀の巣の2ページ目(P778)参照。

P131[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

いつになく緊迫感漂う廊下…
そして先月、歌舞伎デビューした4人は!?
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P132[編集]

4,5コマ目[編集]

隈取の防犯ステッカー
丸京「ああ…よく貼ってある防犯ステッカー」
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2000年代中頃から東京都が都内の治安対策のために作成・配布している「動く防犯の眼」ステッカー。(詳細⇒★>http

P133[編集]

5コマ目[編集]

ウザンヌのダイイング・メッセージ「ウザンヌ CV([編集]

P134[編集]

P135[編集]

P136[編集]

P137[編集]

5コマ目[編集]

木胡桃「いつの間に こんな 人を殺せる厚さに…」[編集]

別冊少年マガジン2013年1月号からのページ数の推移。

~号 ~ページ数[1]
CENTER:1月号 CENTER:746
CENTER:2月号 CENTER:670
CENTER:3月号 CENTER:674
CENTER:4月号 CENTER:762
CENTER:5月号 CENTER:890
CENTER:6月号 CENTER:856
CENTER:7月号 CENTER:920
CENTER:8月号 CENTER:896
CENTER:9月号 CENTER:970
CENTER:10月号(NEW! CENTER:974(NEW!

2013年4月発売の5月号より、それまで700ページ前後だった本誌が900ページ前後へと拡大されている。
この号では2本の新連載作品が増加し、『進撃の巨人』『惡の華』のアニメ放送開始に伴って特集が組まれ、『進撃の巨人』が連続2話分掲載されたことがページ数の大幅増に影響している。
以降も、アニメ化の後押しを受けた『進撃の巨人』の大ヒットや、『アルスラーン戦記』といった大型新連載などの影響もあってか、本誌のページ数は増加の一途を辿っている。

「人が殺せるほど厚い」と形容される漫画雑誌としては、スクウェア・エニックスの月刊少年ガンガンが有名。
1000ページを越えることがざらで、「月刊少年鈍器」とも通称される。そのため、CMで鈍器としての危険さをネタにしたこともある。
また、講談社発行雑誌では月刊アフタヌーンが有名。90年代に1000ページを突破、3桁の時期もあったが、2000年代後半より再び1000ページ越えが続いている。 コミックマーケットのカタログも以前から購入者にその様に称されていたが、流石に部数が違いすぎるのでメジャー雑誌への比喩で有名だが、出典はこちらのほうが古いと思われる。

6コマ目[編集]

苦来「もしもし大日本印刷さんですか?」[編集]

世界最大級の総合印刷会社。別冊少年マガジンのみならず、週刊少年マガジンの創刊号から印刷を受注している。
近年は書籍流通と小売分野にも進出し、2007年に図書館流通センター、2008年に丸善、2009年にジュンク堂書店を子会社化しており、書店グループにおいても国内最大規模を誇る。ほか電子書籍、電子看板の分野などにも事業を広げている。

ちなみに、小学館週刊少年サンデーも大日本印刷が印刷を行っている。
同時に創刊されたマガジンとサンデーであるが、印刷会社が同じであったためにマガジンが印刷が開始されたのを確認してからサンデーの価格をマガジンより安く設定して印刷を依頼したというエピソードも存在する。

P138[編集]

1~4コマ目[編集]

苦来「新技術が……開発されたそうです 今までは 漫画雑誌は974Pが印刷の限界とされていたところが 新技術の導入でそれを超える厚さの雑誌が印刷可能になったんです!」
手寅「974Pまでは人を殺せないギリギリの厚さだったところ それを超えると一転 娯楽は凶器と化す!」
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今話掲載号はこの台詞で印刷の限界とされている974P(表紙・裏表紙除く)。
別冊少年マガジンが次号で974Pを超えて凶器になることがないよう、『じょしらく』は犠牲になったのであります…。

追記:次号の別冊少年マガジン11月号は954Pとなり、『じょしらく』の尊い犠牲(?)のもとで凶器へと化すことは回避された。

5コマ目[編集]

魔梨威「人類はパンドラの箱を 開けちまったのさ」[編集]

6,7コマ目[編集]

西暦20XX年 DNP社のマッドエンジニアが開発した新技術により 別マガは凶器と化した
バイク軍団に襲われる人々
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北斗の拳』風のナレーションと画。
DNPは上記の大日本印刷(Dai Nippon Printing)の略称。

P139[編集]

1コマ目[編集]

モヒカン男「ヒャッハー!!」[編集]

北斗の拳』に登場する強盗集団&ruby(ジード){Z};。

P140[編集]

1コマ目[編集]

5人「私たちが… 犠牲になろう…」
宇宙飛行士の姿をした5人
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映画『アルマゲドン』風。

4コマ目[編集]

魔梨威「なんで 私たちが犠牲になんなきゃいけないんだよ!?」
丸京「もうエアロスミスかけちゃったよ」
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エアロスミスが歌った映画『アルマゲドン』の主題歌「I Don't Want To Miss A Thing[2]」を流した模様。

P141[編集]

4コマ目[編集]

丸京護国寺で会おう」[編集]

第二次大戦の頃、日本軍の兵士たちは出征の際に命を捨てて戦うことを誓い「(戦死者の英霊が祀られる)靖国神社で会おう」を合言葉にしていたという。
クリント・イーストウッドが監督し、日本人の考証でもほぼ間違いが無いと評された映画『硫黄島からの手紙』でも同様の台詞を言うシーンがある。

P142[編集]

P143[編集]

1~5コマ目[編集]

魔梨威「たった13P減ったくらいで どうなるものでもないんじゃないかと」
そして眠りの瞬間に驚愕の事実を知る
忍野扇のセンターカラー
今月号に41Pの小説が掲載されていることに
魔梨威「漫画ですらねえ…」
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今号にセンターカラーで掲載されている西尾維新の『終物語』の第一話「おうぎフォーミュラ」。
『じょしらく』が最終回なのに、西尾の人気作品が話題性を掻っ攫った形となってしまった。
なお、読む前の注意書き・センターカラー扉絵・終物語刊行告知の3ページ分を含めて全41ページとなっている。

西尾維新の小説が講談社の漫画雑誌に掲載されるのは前例があり、月刊少年シリウスで『トリプルプレイ助悪郎』が連載され、コミックファウストで『xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル』の第1話が掲載されたことがある。

7,8コマ目[編集]

しかし さらに厚くなった別マガは 1人の芸人の命を救ったりするかもしれない
ファン「加藤覚悟!」
ファンの服「MYY命」
腹に別マガを仕込んでいた爆烈お父さん
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8月3日放送のフジテレビ「FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる!!」の生爆烈お父さんのコーナーで、加藤浩次扮する爆烈お父さんがAKB48の渡辺麻友(愛称:まゆゆ)の頭を蹴ったことから。
この問題はAKBファン(特にまゆゆファン)の怒りを買い、インターネット上に加藤浩次への殺害予告が書き込まれるなどの事件に発展した。こうした脅迫を受けて加藤は、翌日の27時間テレビ放送内にて暴漢対策として週刊少年ジャンプを腹に仕込むネタを披露した。

この件は視聴者から放送倫理・番組向上機構(BPO)への通報が行われ、9月3日に暴力行為としてBPOの審議対象に入る事態となり、フジテレビ社長の亀山千広からは「視聴者側に痛いコーナーだと思わせてしまってはダメだ」と苦言を言われてしまい、11月16日に放送された『めちゃ2イケてるッ! 街はすっかり冬だけどやるんだよスペシャル』において岡村隆史は、渡辺麻友に一連の騒動について「その節は本当に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べた。


ちなみに加藤に頭を蹴られた渡辺麻友は、自身のブログで「私は大丈夫なので、安心してください」という旨の記事を書いている。(⇒★>http

9コマ目[編集]

巻末救製紙伝説『じょしらく』完[編集]

アニメ版『北斗の拳』のタイトルに付された「世紀末救世主伝説」の捩り。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

5人娘と皆様の未来に幸あれ!ご愛読ありがとうございました!![編集]

P777 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]

じょしらくの思い出[編集]

あっちに描けなかったんで、思い出に講談社ビルにラクガキしていいですか? まだ、新築みたいですけど。 東京都 久米田康治[編集]

小学館ビルの建て替え工事に伴い、2013年8月に小学館にゆかりのある漫画家の有志が集まりビルの壁面などにラクガキを行ったニュースから。

ちなみに講談社の新社屋は2000年竣工。

P778 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]

義務?[編集]

今話の覆面落語家[編集]

P143の2,3コマ目[編集]

かゆいところ[編集]

巻末コメント[編集]

別マガの事は嫌いになっても僕の事は嫌いにならないで下さいっ。(久米田[編集]

前田敦子がAKB48在籍時の第3回総選挙で1位となった際のコメントの捩り。

私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください

この発言はアニメ第十三席Bパートでもネタにされている。

コミックナタリー[編集]

連載終了のニュース。(⇒★>http


最終日/終末の極意~
  1. 表紙と裏表紙を除く。
  2. 邦題は「ミス・ア・シング」。