犬夜叉
犬夜叉(いぬやしゃ)[編集]
高橋留美子による漫画。
「週刊少年サンデー」にて、1996年50号から2008年29号まで連載された。全56巻(558話)。
また、東日本大震災復興支援企画として、2013年10号に読切が掲載された。
作品概要[編集]
これまでラブコメ・ギャグ要素が強かった作品から、一転してシリアス・バトル要素が強い作品となり、新しいるーみっくわーるどを開拓した。以前から作者がより興味があった伝奇ものの本格連載で、こういった要素は過去に『人魚シリーズ』や『炎トリッパー』でも描かれていたが、本人の連載作品では初となる。平成13年度第47回小学館漫画賞受賞で、作者自身にとっては『うる星やつら』に続く2度目の受賞となった。
人気の高さもあってか2000年は劇団☆新感線とパルコの共同プロデュース公演として舞台化、同年10月にアニメ化された。(後述)
あらすじ[編集]
戦国時代、あらゆる願いを叶えるといわれる不思議な力を持つ「四魂の玉」を狙う半妖・犬夜叉を、深手を負いながらも封印した桔梗は死後、遺言から四魂の玉と共に燃やされた。
時は流れて現代。実家が神社の中学生・日暮かごめはある日、戦国時代にタイムスリップしてしまった。そこには桔梗の死後から50年が経ち、神木に封印されている犬夜叉の姿があった。そしてほぼ同じ時期に妖怪たちが再び動き始めた。実はかごめは桔梗の生まれ変わりで、持っていたお守りこそが四魂の玉だったのである。犬夜叉の封印は解かれ、再び現れた四魂の玉をめぐって戦乱が今、幕を開けた。
アニメ版[編集]
2000年に読売テレビ(ytv)をキーステーションに日本テレビ系列で放送が開始され、劇場版も4作品作られた。アニメ制作はサンライズ。
しかし、2004年の秋頃に「ブラック・ジャック」のアニメの放送が決定したため、御霊丸のエピソードの途中の部分でいったん終了するが、5年後の2009年秋に「~完結編」として放送され、アニメ終了以降に原作で描かれた部分(原作でいう37巻以降)もアニメ化された。
完結編放映終了から10年経った2020年5月。TVアニメオリジナル作品として殺生丸や犬夜叉の娘達が主人公の続編『半妖の夜叉姫』の製作が発表。高橋留美子はメインキャラクターのデザインを担当、前作と同じ制作スタッフ陣と読売テレビの体制にて、同年10月3日から放映開始予定となり、実に16年ぶりとなる、この番組の後に名探偵コナンという放送体制が実現することとなった。
スタッフ[編集]
メインキャスト[編集]
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:犬夜叉 | CENTER:山口勝平 |
CENTER:日暮かごめ | CENTER:雪野五月 (旧:雪乃五月) |
CENTER:弥勒 | CENTER:辻谷耕史 |
CENTER:珊瑚 | CENTER:桑島法子 |
CENTER:七宝 | CENTER:渡辺久美子 |
CENTER:殺生丸 | CENTER:成田剣 |
CENTER:りん | CENTER:能登麻美子 |
CENTER:桔梗 | CENTER:日高のり子 |
CENTER:奈落 | CENTER:家中宏(初期時) 森川智之(人見蔭刀の姿) |
CENTER:鋼牙 | CENTER:松野太紀 |
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下の通り。
久米田康治との関連[編集]
かってに改蔵 作品内にて[編集]
作中にて度々、本作をネタにしている。