金正男
金正男(キム・ジョンナム)[編集]
~生年月日 | ~没年月日 | ~出身地 | ~職業 |
CENTER:1971年5月10日 | CENTER:2017年2月13日 | CENTER:北朝鮮平壌直轄市 | CENTER:不明 |
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の第2代最高指導者・金正日の長男。
経歴[編集]
生い立ち[編集]
出生直後は存在を秘匿され、後にロシアやヨーロッパに留学したとされている。
北朝鮮国内ではコンピュータやIT関係の事業に携わっていたという。
2007年頃よりマカオに長期滞在中(亡命は否定している)。
後継者争い[編集]
金正日の後継者候補の一人であったが、2007年当時には「後継者にさせられてもやらない」と発言したと報じられ話題になった。だが、次男・金正哲を推す軍幹部が失脚したため、2008年に金正日の重病説が流れた際には有力候補として挙げられた。
しかし、2009年に三男・金正恩が後継者に選ばれたことが報じられるようになった。2010年に金正恩が朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長となったことで後継者争いは収束し、2011年に金正日が死去した際に北朝鮮国営メディアは金正恩が正式な「継承者」と報じている。
新体制発足後[編集]
マカオで生活するようになってからは北朝鮮本国との関係は疎遠になり、金正日の葬儀にも姿を見せることなく非公式に帰国して父の霊前に参じたという。
2012年4月に金正恩が第一書記、政治局常務委員、中央軍事委員会委員長・国防委員会第一委員長に就任し権力継承が完了した以降はマカオから退去。韓国報道によると北朝鮮からの送金が止まったため定宿のホテル宿泊料支払いが困難になったためという。
暗殺[編集]
2017年2月13日、キム・チョル名義の偽造パスポートでマレーシアから出国しようとしていたところ、クアラルンプール国際空港で二人組の女性に襲撃された。直後に体調を崩し、病院への搬送中に死亡。解剖により猛毒のVXガスを吸引させられたことによる毒殺であると断定された。
人物像[編集]
語学に堪能[編集]
海外への留学経験から、母国語である朝鮮語以外に英語・フランス語が話せ、他に日本語・中国語・ロシア語も使えると言われている。
日本との関係[編集]
日本に何度か密入国したことがあるとされており、2001年5月1日に「金正男と思われる人物」が偽造パスポートで入国しようとして拘束される事件が発生。日本政府の判断により、強制退去処分にされた。
密入国の目的は不明だが、拘束された際に「ディズニーランドに行きたかった」と弁明したと言われている。
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生作中にて[編集]
後継者争いや上記のネズミの国発言等で偶にネタにされている。