銀魂
銀魂(ぎんたま)[編集]
空知英秋の漫画。週刊少年ジャンプに連載中。
SF時代劇の体裁をとった人情ギャグストーリーコメディ漫画。
アニメ化もされている(詳細は後述)。
作品概要[編集]
作風[編集]
当初は、個性的なタイトルといまいち個性の無い絵により、編集部・担当・本人曰く「競争の激しいジャンプでは生き残れない」と言われていた。
しかし何とか生き残り、担当編集のコメントなど独特のノリがジワジワ読者に浸透すると共に、キャラクター人気と人情味あふれるストーリー・独特のギャグセンスにより徐々に人気も上昇、今ではジャンプの人気作として上位をキープしている。
週刊少年マガジン・週刊少年サンデーの創刊50周記念のコラボレーションをネタにした事があり、その時に『月刊少年エース』や『月刊少年ガンガン』の名前も出すなど、ジャンプ内で異彩を放っている。
各話のタイトルは一見何の脈絡もないように見えるが、注意深くその話を読んでいるとそれっぽいものが出てくる。この独特のタイトルはあまり前例がないが、週刊少年サンデーに連載中の畑健二郎の「ハヤテのごとく!」がこれに近いセンスを持っていると言われる。
あらすじ[編集]
江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人達が襲来した。まもなく地球人と天人との間に十数年にも及ぶ攘夷戦争が勃発。数多くの侍、攘夷志士が天人との戦いに参加した。しかし、天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は、天人の侵略をあっさりと受け入れ開国してしまう。そして、幕府は天人による傀儡政権となり、天人たちが我が物顔で江戸の街を闊歩するようになった。一方、国や主君のために天人と戦った攘夷志士たちは弾圧の対象となり、他の侍たちもその多くが廃刀令により刀を失い、戦う気力を失っていた。
天人の襲来から20年後、剣術道場の跡取りで若輩ながら古風な侍気質を持つ志村新八は、剣術を生かす道もなく、意に沿わないアルバイトで生計をたてていた。そんな新八の前に風変わりな一人の侍が現れる。未だに変わらない侍魂をもった男、その名も坂田銀時。銀時の男気に惹かれた新八は、侍の魂を学ぶために彼の営業する万事屋で働きだす。やがて、万事屋には、戦闘種族である夜兎族の神楽や巨大犬の定春などが転がり込んでくる。
そして、万事屋ゆえに江戸のあらゆる依頼事(やっかいごと)に首を突っ込むようになった銀時たちは、江戸の治安を預かる真選組や、かつて銀時の盟友であった侍たちなど、様々な人間や天人たちと関わりあっていくことになる。
アニメ版[編集]
2006年4月から2010年3月までテレビ東京系列でアニメ化された。
2010年4月から2011年3月まで「よりぬき銀魂さん」としてエピソードを抜粋して再放送が行われた。
2010年4月には劇場用アニメ「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」が公開。
2011年4月から2012年3月までアニメ第二期「銀魂’」が放送。なお、「’」は一期と区別するためにつけたものなので読まない。
2012年10月から2013年3月までアニメ第三期「銀魂’」[1]が放送中。こちらは新作エピソードと「よりぬき」形式の再放送の混在となる。
2013年4月からは劇場版完結篇へのつなぎとして、テレビ東京系BS放送のBSジャパンにて「よりぬき銀魂さん」が放送予定。
2013年7月に劇場版第2作「劇場版銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ」が公開された。
2015年4月にアニメ第四期「銀魂°」が放送開始。
製作は第三期まではテレビ東京・電通・サンライズ、アニメ制作はサンライズ。
第四期はテレビ東京・電通・バンダイナムコピクチャーズ[2]。
第二期〜第四期を通じて話数のカウントは第一期からの継続となっている。
アニメ版の特徴[編集]
ストーリーの中に、『著作権その他の理由から、限りなくアウトに近い』ネタを入れるケースが多々あり、良くも悪くもひとつの売りとなっている。
また、BGMに関しても作中で他の作品の曲やアーティストの曲を使用する場合、曲調を似せたものにして使用するのが普通だが、銀魂に関しては、原曲をそのまま使用する場合[3]があり、これらはDVD化される際に別の曲に差し替えられたりする為[4]、「テレビ放送版が完璧版」とも一部で言われている。
メインキャスト[編集]
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:坂田銀時 | CENTER:杉田智和 |
CENTER:志村新八 | CENTER:阪口大助 |
CENTER:神楽 | CENTER:釘宮理恵 |
CENTER:定春·寺門通 | CENTER:高橋美佳子 |
CENTER:志村妙 | CENTER:雪野五月 |
CENTER:お登勢/寺田綾乃 | CENTER:くじら/榎本温子 |
CENTER:キャサリン | CENTER:杉本ゆう |
CENTER:桂小太郎 | CENTER:石田彰 |
CENTER:エリザベス | CENTER:高松信司[5] 栗山千明[6] 神谷明[7] |
CENTER:坂本辰馬 | CENTER:三木眞一郎 |
CENTER:高杉晋助 | CENTER:子安武人 |
CENTER:近藤勲 | CENTER:千葉進歩 |
CENTER:土方十四郎 | CENTER:中井和哉 |
CENTER:沖田総悟 | CENTER:鈴村健一 |
CENTER:山崎退 | CENTER:太田哲治 |
CENTER:松平片栗虎 | CENTER:若本規夫 |
CENTER:長谷川泰三 | CENTER:立木文彦 |
CENTER:猿飛あやめ | CENTER:小林ゆう |
CENTER:ハタ皇子· 武蔵っぽい人 |
CENTER:坂口候一 |
CENTER:柳生九兵衛 | CENTER:折笠富美子 |
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下のとおり。
- 杉田智和(一旧役)が坂田銀時(主人公)役
- 小林ゆう(木村カエレ役)が猿飛あやめ役
- 子安武人(糸色景役)が高杉晋助役
- 神谷浩史(糸色望役)が伍丸弐號役
- 後藤邑子(小節あびる役)がお姉ちゃん(きらら)役
- 麦人(音無芽留の父役)が金太郎の飼い主役[8]
- 野中藍(風浦可符香役)が椿平子役
- 白石涼子(木津多祢役)が寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ新八の人生バルムンク=フェザリオンアイザック=シュナイダー三分の一の純情な感情の残った三分の二はさかむけが気になる感情裏切りは僕の名前をしっているようでしらないのを僕はしっている留守スルメめだかかずのここえだめめだか……このめだかはさっきと違う奴だから池乃めだかの方だからラー油ゆうていみやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺおあとがよろしいようでこれにておしまいビチグソ丸、徳川盛々、魔教皇ビチグソ丸役
- 沢城みゆき(関内・マリア・太郎役)がブルー霊子役
- 中村悠一(あびるの父役、他)が坂田金時役
- 阿澄佳奈(マリアの友人役)が時子役
- 石田彰(ヌカタ役)が桂小太郎役
- 三木眞一郎(美良野マリオ(おしゃれ先生)役)が坂本辰馬役
- 堀内賢雄(ドリアンムケ皮役)が金太郎役
- 小野友樹(「叫ぶしびんの会」会員A役ほか)が徳川茂茂、店長役
- 徳本英一郎(吐鬼女鬼総長役ほか)が忍者、ヤクザC 、オタクB、悪魔A役
- 樋口智透(吐鬼女鬼メンバー役ほか)がアイザック=シュナイダー役
- 山野井仁([[元ネタは坪内砂丹役 )がクリカン<ref]]。</ref>役
- 高岡瓶々(全ギリメンバーA役ほか)が狭州父蔵、男A、天導衆、司会役
- 千々和竜策(ライオン役ほか)が伊東父親役
- 山本格(医者役)が看守C役
- 木村亮俊(フランス人の画家役)がホスト役
- 飛田展男(あの方役)が洞爺湖役
- 藤原啓治(銀河連邦太陽系知事役)が服部全蔵役
- 山口りゅう(競り人の声役)が党員C、チャーハン、層安、金貸し役
- 高橋良吉(ポン引き役)が警官、整備員役
- 御園行洋(男役)が亀兵士B、PC起動声、フルーツチンポ侍G役
- 武田幸史(ヤンキー役)が○×ぞう、ヤクザB、家来役
- 斉藤貴美子(婦人役)が魂平糖の主人の娘、母ちゃん役
- 内山夕実(ヤンママ役)が鈴蘭(若い頃)役
久米田康治との関連[編集]
銀魂 作品内にて[編集]
銀魂のテレビアニメ第102話に糸色望のコスプレをした人が登場(顔は見えない)。
作中に出てくるMACのマークが絶望先生と同じく、桃のロゴになっていたことがある。
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
さよなら絶望先生第二集の紙ブログにて、腐女子らしき二人がさよなら絶望先生のコミックスを手にとって「銀魂同人誌の参考に」と購入したらしい。美形の男性キャラが多いせいか「銀魂」の同人誌は多く作られている。
その縁(?)でか、さよなら絶望先生第七集の紙ブログでは稿減性鳥インフルエンザの感染から免れている。
アニメ版「さよなら絶望先生」との関係[編集]
さよなら絶望先生アニメ第02話の黒板ネタにて銀魂の登場人物の台詞が見受けられる。
アニメ俗・第08話では藤吉晴美が銀魂のBL本を読んでいる。
作品同士の共通点という訳ではないが、アニメ銀魂の高松信司監督[9]と絶望先生の新房昭之監督は同じ1961年生まれであり、どちらもアバンギャルドとも言える演出手法で賛否を起こす事が多い点、小林ゆうをエキセントリックなキャラクターで起用する事が多い点、[[新房は「講談社関連のアニメを数多く手がけている点<ref]]」「ネギま!?」「[[、小林尽原作作品を手がけている点[10]など、監督同士に関しては共通点が多い。
Webラジオ「さよなら絶望放送」放送内にて[編集]
さよなら絶望放送第11回、第12回のゲストがさっちゃん役の小林ゆう、第43回、第44回のゲストが坂田銀時役の杉田智和だったことから、銀魂ネタが幾つか使用されていた。
- ↑ 新作エピソードは「銀魂’延長戦」のタイトルでリリース予定。また、三期最初の新作エピソードは金魂編となっておりタイトルも「金魂’」と乗っ取られている。
- ↑ サンライズの子会社で、同社の所有していた「アイカツ」「ケロロ軍曹」「バトルスピリッツ」「TIGER&BUNNY」など、ファミリー向けを中心とした作品の製作・版権管理を移管している。
- ↑ TM NETWORKの『GET WILD』やゴダイゴの『モンキー・マジック』など。
- ↑ テレビで放送するのみでは、放送局でその局の売上高などに応じた年間使用料を一括で支払うシステムが取られているので、原曲を放送することは難しい事ではない。ただし、これをそのままDVDとして売るとなると、1枚売りあげることに楽曲使用料を支払う契約になるので、その分収益が落ちてしまうという理由から、DVDとして販売する場合、余程の事がない限り原曲は使用されない。
- ↑ クレジットは「そのへんにいたオッさん」「アニメをつくっているオッさん」「監修やっているオッさん」となっている。
- ↑ 『よりぬき銀魂さん』のみ。
- ↑ 『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』のみ。
- ↑ EDのテロップでは「おじいさん」。
- ↑ 105話まで監督を担当。以降は監修を務める。
- ↑ 新房は「化物語」、高松は「スクールランブル」(ただしTV第2期は除く)「宙のまにまに」を手がけている。</ref]]」、高松は「スクールランブル」(ただしTV第2期は除く)を手がけている。