00’09”/とびおり姫
00’09”/とびおり姫（とびおりひめ）[編集]
タイトルは、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『親指姫[1]』から。
作品情報[編集]
2014年1月15日発売、週刊少年マガジン2014年7号に掲載。
P25[編集]
あおり（雑誌掲載時のみ）[編集]
病室でリンゴの皮を細長～～く剥く卓。一体誰のために!?[編集]
1コマ目[編集]
スリッパ「うしみつ医院」[編集]
「うしみつ」とは丑三つ時の事であり、現在の時刻で午前二時から二時半頃にあたる。
「草木も眠る丑三つ時」の諺に代表される気味が悪い程ひっそりと静まりかえっている真夜中であり、俗に化け物や幽霊が出る時刻とされている。
3話や7話における描写などから、卓らが住む地域の地名となっている模様。
2コマ目[編集]
時只歩初登場。
なお、卓の妹であることは次ページで示唆されている。
P26[編集]
扉絵[編集]
（左から）リンゴの皮を細長く剥く卓と、スケッチブックを見つめる歩。
P27[編集]
P28[編集]
7コマ目[編集]
時只歩「うん 心臓の鼓動が止まりそうなくらい遅くて」[編集]
心臓の鼓動の数は「心拍数」で表され、1分間で70回前後が適切とされる。
一般に心拍数は年齢と共に低下するとされているが、50以上あれば特に問題は無いとされる。
また「スポーツ心臓[2]」であっても、スポーツ選手の場合は強度の運動に耐えるための適応とみなされ、取り立てて治療の必要は無いとされる。
上記以外にも遅い心臓の原因は多々あるが、一般に鼓動の遅い方が長寿となる事から、歩の場合先天性心疾患などの症状が考えられる。
P29[編集]
7コマ目[編集]
深夜アニメを20クール観れます[編集]
クールは、四半期（3か月間）を意味する日本の放送業界における専門用語である。
よって、1年は4クールとなる事から5年では20クールとなる。
超一流企業を倒産させることもできます[編集]
東日本大震災が発生した翌年の2012年に倒産した企業の数は1万件以上にも上る。
これは、1日に27以上の企業が倒産している計算となり、従って「設立した会社の50％以上が1年以内に消え、5年以内に会社の85％が消え、10年以上存続できる企業はわずか6.3％しかいない」事になる。
最新のパソコンをゴミにすることができます[編集]
WindowsシリーズのOSを搭載したパソコンのサポート期間は、前前モデルのVistaから「メインストリームサポート＋延長サポート」の合計10年が基本となっている。
常に最新のOSを搭載したパソコンを使用する事が前提の場合、前者・後者共にサポート期間は5年で、かつ後者では最新のOSに準じた機能の追加が行われない事から、パソコンのライフサイクルを5年とみなす事が出来る。
超人気連載を巻末まで落とすことも[編集]
週刊少年ジャンプの場合、アンケートの得票が本誌の掲載順位に反映される事から。
P30[編集]
P31[編集]
P32[編集]
1コマ目[編集]
時只歩「きっと親にキラキラネームつけられたから 名前がないだなんて・・」[編集]
キラキラネームとは近年話題となり問題ともなっている、常識的には読めない当て字の名前のことである。別名「DQNネーム」。
4コマ目[編集]
時只歩「八二（はに）太郎」[編集]
かつてポプラ社のレーベル「学校の怪談文庫」から刊行されていた前嶋昭人による漫画及びそのアニメ作品『ハニ太郎です。』に登場する埴輪の「ハニ太郎」より[3]。
余談だが、前出キラキラネームの典型である。
P33[編集]
6コマ目[編集]
従者「ホムンクルスは 同性しか好きにならないのだ」[編集]
ホムンクルスの同性愛については、2話にも同様の記述や描写がある。
これは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』のアニメ版に登場するホムンクルスの「ダンテ」やTYPE-MOONブランドのオンラインゲーム『Fate/Apocrypha』に登場する主人公のホムンクルス「ジ―ク」の設定に由来していると思われる[4]。
P34[編集]
2コマ目[編集]
従者「ホムンクルスは繁殖しないために 同性しか好きになっちゃいけないんだ」[編集]
P33 6コマ目同様。史実上の記述には存在しない。
但し人間の場合、妊娠の起こらない男性同士が性行為を行うと腹や喉に残った精液からホムンクルスが生まれる事がある為、これを避けるには結婚して子供を生む為の性行為を行うか、あるいは去勢する必要がある。
P35[編集]
P36[編集]
P37[編集]
5コマ目[編集]
[[時只ミチル「さすが私の後妻です」<br /]]「後妻言うな！」[編集]
4話でミチルは真心に「後妻の権利を与える」趣旨の発言をしている。ただし両者とも正式な妻となった訳ではない（と思われる）。
そもそも民法の規定で婚姻が可能となる年齢は男性が18歳以上、女性が16歳以上と定められているため、いくらミチルと真心の年齢が16歳に達していても卓の年齢が18歳に達していない限り正式な妻となることはできない。
P38[編集]
P39[編集]
1コマ目[編集]
時只卓「バンジーって元々成人の儀式だしね」[編集]
バンジーはアフリカなどの一部で成人の儀式として行われる。
人生の通過儀礼であり、失敗すると一生成人として扱われないなど重いペナルティが課される場合がある。
P40[編集]
欄外（雑誌掲載時のみ）[編集]
妹に決定的瞬間を見られ、バンジー休すな卓だった。[編集]
「万事」と「バンジー」が掛けられている。
かゆいところ[編集]
P28欄外[編集]
サンジェルマン伯爵、時只卓、時只ミチルの人物紹介が書かれている。
P30 4コマ目の看護婦さん[編集]
前前作『かってに改蔵』に登場した勝改蔵の母もしくは前作『さよなら絶望先生』に登場した糸色医院の看護婦さんに似ている。
単に久米田先生の看護婦像か？
P39[編集]
歩は真心と面識がある模様。
時只家と夕仏家は家族ぐるみの付き合いがあるのだろうか？
コメント欄[編集]
こちらへどうぞ。
http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1389753262/
- ↑ 原題はデンマーク語で‘‘Tommelise’’。
- ↑ スポーツ選手に見られる、心拡大とそれに伴う安静時心拍数の低下など心臓に一過性の変化が起きること。日常の運動が少ない人では心疾患とみなされる。
- ↑ 但し、髪を分ける比率の一つである「八二」に河井リツ子の漫画・絵本及びそのメディアミックス作品『とっとこハム太郎』シリーズの主人公「ハム太郎」を掛けたものと考える事も出来る。
- ↑ 実際のホムンクルスに関する同性愛の記述は史実上存在しない。但しホムンクルスの生成に唯一成功したとされるルネサンス期の錬金術師パラケルススに関しては、女性に対する関心が無かった事やそもそも女性と一切性的関係を持たなかった事、更に幼少期に去勢された事や何らかの性的異常を抱えていた旨の記録が残されている。