00’39”/伯爵、時空を股にかける

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00’38”/墓に入ったかわいそうな少女00’40”/伯爵と使用人

00’39”/伯爵、時空を股にかける(はくしゃく、じくうをまたにかける)[編集]

作品情報[編集]

2014年9月24日発売、週刊少年マガジン2014年43号に掲載。

P86[編集]

あおり[編集]

時はミチル。さぁ皆で昇って行きましょ グルグル回る時間旅行をさぁ開始[編集]

扉絵[編集]

P87[編集]

扉絵[編集]

P88[編集]

P89[編集]

2コマ目[編集]

夕仏真心「シュレディンガーの猫じゃあるまいし!!」[編集]

オーストリア出身の物理学者エルヴィン・シュレディンガーが提唱した量子論における思考実験。

原子などミクロ世界を研究する量子力学(量子論)の世界では、(少し厳密さに欠ける説明になってしまうが)ものごとが「ある」・「ない」と断定できず、「あるかもしれないし、ないかもしれない」といったように状態が混ざっており、観測したときに後付け的にどちらかに決定されるというもの。
ミクロ世界(量子論の世界)では日常の世界(マクロ世界)とは違う振る舞いをしていることを示した思考実験が「シュレディンガーの猫」である。まず、放射性物質と、それが崩壊すると猫を殺すシステムと、猫を同じ箱に入れる。放射性物質が崩壊するのはミクロの確率的な現象なので「崩壊『した』かもしれないし、崩壊『していない』かもしれない」という状態になる、つまり、マクロな猫は「死んで『いる』かもしれないし、死んで『いない』かもしれない」という状態になる。そして、箱を開けない限り、猫が「死んだ」のか「死んでいない」のかわからない。
この、シュレディンガーの量子論に対する説明を「シュレディンガーの猫(シュレ猫)」という。

この「ある」と「ない」の二つの状態が共存しているという量子論的事実に対する解釈として「コペンハーゲン解釈」と「多世界(パラレルワールド)解釈」の二種類がある。

コペンハーゲン解釈では、我々のいる世界のみで考え、その世界のミクロな現象において「ある」と「ない」は共存している、と解釈している。

一方、多世界解釈では、世界は複数存在すると解釈している。例えば我々の世界で起きている或るミクロな現象が「ある」の状態のみが存在するとする。しかし、これでは「ない」の状態が存在しなくなり、量子論的な事実と反してしまうので、「ない」の状態が並行する他の世界(並行世界)に存在していると解釈する。

この二つの解釈は提唱されてから1世紀近く経った現在でも物理学者の間で議論が分かれることであるが、今話では並行世界の存在を認めているからこそ成立するギャグなので、久米田先生は「多世界解釈」を採用していることが分かる。『さよなら絶望先生170話『三次のあと』でもネタの根幹となっていた。
さらに詳しくはWikipedia⇒★を参照。

P90[編集]

P91[編集]

P92[編集]

P93[編集]

P94[編集]

P95[編集]

1~2コマ目[編集]

夕仏真心「グルグル漫画じゃないのよ! 高校2年生を永遠に繰り返す グルグル漫画じゃないのよ」[編集]

「グルグル漫画」とは、リアルタイムと連動して作中世界の季節が移り変わってゆき、かつ、季節が一巡りしても登場人物が年を取らず・進級せず、年齢・学年の上で同じ1年間を繰り返すという手法をとる漫画のこと。またその手法のことを、それを採用した有名な漫画のタイトルをとって「サザエさん方式」ともいう。「グルグル漫画」という表現は『かってに改蔵』の92話から(このときの表記は「ぐるぐるまんが」)。
高校を舞台とするグルグル漫画の場合、登場人物の学年として、入学式、受験、卒業式といった重大な行事の当事者となることのない2年生が選ばれやすい。久米田康治の前作『さよなら絶望先生』や前前作『かってに改蔵』でも、登場人物は連載時期の大部分にわたって高校2年生の1年間を繰り返していた。
絵は高橋留美子の漫画『うる星やつら』の諸星あたるとラム。『うる星やつら』では、初期に主要登場人物が高校1年生から2年生に進級して以後、進級はなくなる。

4コマ目[編集]

夕仏真心「いわゆるサ●エさん時空よ」[編集]

サザエさん時空」。「サザエさん方式」(前出)の作中世界の時空をとりたててネタにする表現。

P96[編集]

1コマ目[編集]

サンジェルマン伯爵「つまり彼らも四次元種なのか!」[編集]

右から『サザエさん』の磯野カツオ、フグ田サザエ、磯野波平。

5コマ目[編集]

サンジェルマン伯爵「全員実在した四次元種を元に作られたのだ」[編集]

右から順番に説明


ランドセルを背負った少女[編集]

さくらももこの漫画『ちびまる子ちゃん』の主人公「まる子(さくらももこ)」。


十手を持った時代劇調の男性[編集]

野村胡堂の小説およびそのメディアミックス作品である『銭形平次』。
原作小説は1931年の発表から26年間にわたって発表され、テレビドラマは1958年から2009年までの間に通算1187回放送された。中でも大川橋蔵が主演したTVシリーズはTVドラマ史上最長の全888回を記録した。
ちなみに、時代背景も明確にはされておらず、原作は徳川時代の前期と後期の世相が題材に書かれている。


ブリーフ一丁の男性[編集]

浜岡賢次のギャグ漫画『浦安鉄筋家族』の主人公「大沢木小鉄」
続編である『元祖!浦安鉄筋家族』では年がら年中海パン一丁である。


ヒマワリみたいな髪型の女性[編集]

長谷川町子の漫画およびそのアニメ作品である『サザエさん』の主人公「フグ田サザエ」


鼻をほじる和服の男性[編集]

空知英秋の漫画『銀魂』の主人公「坂田銀時」。

髪の毛を後ろに束ねた少年[編集]

『金田一少年の事件簿』の主人公「金田一一」。


太い眉毛の少年[編集]

臼井儀人の漫画『クレヨンしんちゃん』の主人公「野原しんのすけ」。

警察官の制服を着た男性[編集]

秋本治の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公「両津勘吉」。
極太の一本眉と旧制服が特徴的。
年齢は30代後半という設定だが、長期連載するうちに曖昧になっていく。連載当初は戦中世代らしきセリフがあり、後に恒例になる少年時代編では、昭和30-40年代を過ごしたとされているが、いずれも現在から逆算すると矛盾してしまう。
ほとんどのキャラは年齢が大きく変わらないが、一部のキャラは年を重ねている。もっとも顕著なのは両津の上司の娘・大原ひろみとその家族で、女子大生時代から結婚、出産、子供の成長と言う具合に作中期間で十数年経っている。(久米田作品における泊亜留美のようなもの)





P97[編集]

1コマ目[編集]

サンジェルマン伯爵「私がその&ruby(サ●エさん){SZS};時空とやらを」[編集]

「SZS」は久米田康治の前作『さよなら絶望先生』のタイトルの頭文字でもある(Sayonara Zetsubou Sensei)。

P98[編集]

P99[編集]

P100[編集]

P101[編集]

P102[編集]

欄外[編集]

ついに、たどり着いた!"彼"は伯爵の力となってくれるか!?まだまだ続くよ!!次号を待て![編集]

せっかち伯爵をせっかちにおさらい[編集]

あおり[編集]

『せかどろ』KC4巻発売記念!!オマケ漫画のはじまりはじまり♪[編集]

P18[編集]

2コマ目[編集]

左のポスター[編集]

ベッドの向こう側のプレート[編集]

漫画・アニメ『咲-Saki-』の天江衣。

真ん中のポスター[編集]

ベッドのシーツ[編集]

布団の上のイラスト[編集]

ベッドの手前の文字「艦」[編集]

ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』。

右のポスター[編集]

メディアミックス企画『ラブライブ!』の矢澤にこ(左)と西木野真姫(右)。

椅子の背もたれ[編集]

P19[編集]

2コマ目[編集]

左端の胸像[編集]

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

左から2番目の胸像[編集]

アルベルト・アインシュタイン

中央の胸像[編集]

チェ・ゲバラ

右から2番目の胸像[編集]

チャールズ・チャップリンか。

右端の胸像[編集]

元兵庫県議会議員・野々村竜太郎。
2014年6月30日、神戸新聞夕刊が野々村県議(当時)の政務活動費の不正支出を報じた。翌7月1日、同県議は釈明のため記者会見を行ったが、記者の質問に十分に回答できないまま取り乱し「号泣」する結果となり、この姿が広く報じられることとなった。号泣する姿のほか、耳に手を当てて記者の質問を聞くポーズ(今回の胸像)が知られる。

3コマ目[編集]

葦姫「私のような天才子役とか」[編集]

葦姫「歴史上の偉人とか」[編集]

ナポレオン・ボナパルト。近代欧州史において語るに避けられぬ人物。

葦姫「天才アニメ監督とか」[編集]

パヤオ監督。引退作となった『風立ちぬ』までの全監督作品の通算興行収入は1000億円を超えるといわれる。

葦姫「一巻あたり100万部売れちゃう漫画家とか」[編集]

尾田栄一郎。1997年から連載が続いている『ONE PIECE』は、遅くとも11巻の時点で初版100万部超、その後も初版部数を伸ばし続け、64巻以降は2014年9月4日発売の75巻まで12巻連続で初版400万部を記録している。
Tシャツの文字「DON!」は、『ONE PIECE』に特徴的な描き文字「ドン!!」からか。

P20[編集]

3コマ目[編集]

葦姫「洗剤や健康食品を友達に売るって方法もあるけど」[編集]

マルチ商法。左手の箱は化粧品や美容器具を扱う「ホメオスタイル(HOMEOSTYLE)」社、右手の箱は化粧品やサプリメントなどを扱う「ニュースキン」社を意識したものか。

5コマ目[編集]

時間移動する葦姫[編集]

歪んだ時計の文字盤を背景に散りばめることで四次元空間を表現するのは、漫画『ドラえもん』から。

P21[編集]

1コマ目[編集]

右上のポスター[編集]

テレビの上のポスター[編集]

シャツ「ろーにゃ」[編集]

2014年10月放送のTVアニメ『山賊の娘ローニャ』のことか。同作は宮崎吾朗が監督を務める。

抱き枕カバー(左)[編集]

枕カバー(右)[編集]

テーブル上のパッケージ[編集]

押入れの箱「nama」[編集]

ゲーム機[編集]

テレビ手前、左側上に「ニンテンドーゲームキューブ」。右側にはコントローラーも見える。 左側下の機器は不明(加筆求む)。

DVDソフト「MOCORI'S 追いオリーブプレイ」[編集]

日本テレビ系の番組『ZIP!』にて速水もこみちが料理するコーナー『MOCO'Sキッチン』ではふんだんにオリーブオイルが使われる傾向から。
調理中のみならず、出来上がった料理の仕上げにオリーブオイルをかける「追いオリーブオイル」は料理番組界に前例を見ない手法となった。

欄外[編集]

な なんだって~~!!自分も知らぬ間に&ruby(アセンション){次元上昇};していただなんて・・。(担当)[編集]

アセンションはオカルト関係では人類が高次元の存在へ上昇するという意味合いで使われており、2012年人類滅亡説と絡めて使われることが多かった。
じょしらく』でも四十二日目でネタになっている。

かゆいところ[編集]

今週は大増ページ&センターカラー。


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