16話『民さんはいっぱいいっぱいな人だ』
16話『民さんはいっぱいいっぱいな人だ』
（たみさんはいっぱいいっぱいなひとだ）[編集]
タイトルは伊藤左千夫の小説『野菊の墓』の台詞「民さんは野菊のような人だ」より。
野菊の墓は後に映画化される。本文はこちら→野菊の墓（青空文庫）
作品情報[編集]
2005年8月17日発売、週刊少年マガジン38号に掲載。
P76（単行本時追加ページ）[編集]
扉絵[編集]
切り絵は崖っぷちに立つ糸色望。崖下の荒波は葛飾北斎の『富嶽三十六景』で最も有名な一枚『神奈川沖浪裏』に似せて描かれている。
枠の右隅にストレスゲージ。空白が上端にわずかに残るのみ。かなりストレスいっぱいのようだ。
立て札「あなただけのあなたじゃない」[編集]
こうした趣旨の立て札は青木ヶ原樹海、東尋坊など自殺の多い場所で、自殺志願者を思い止まらせるためによく立てられている。
P77[編集]
1コマ目[編集]
看板「海の家 ダイヤモンドヘッド」
暖簾「真木の店」[編集]
1997年7月期にフジテレビ系列で放送（月9枠）されたテレビドラマ『ビーチボーイズ』の舞台となった海辺の民宿「ダイヤモンドヘッド」のこと。その経営者役を演じたのは歌手・俳優のマイク真木。
ラブストーリーものが多かった月9枠の作品としては異色の男の友情を軸に描いたドラマであったが、平均23.7％の高い視聴率を獲得し人気を博した。この成功を受けこれ以降の月9枠は、若い女性の恋愛ものから男性主導のサスペンスやコメディ等へとその幅を広げていく契機となった。
立て看板「プチ タミ」[編集]
2005年7月期に日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『大人の夏休み』に登場する海の家の名前が「Petit ami（プチタミ）」だった。女性たちが集まって海の家を開く奮闘記であったが、視聴率的には振るわず打ち切りとなっている。 大人の夏休み 公式ページ
ちなみにpetit ami（女性形はpetite amieと書くが発音は同じ）はフランス語で彼/彼女、つまり恋人関係を表す。
アイスクリーム販売用冷凍庫「（三菱マーク）印」[編集]
同時期に不祥事が相次いだ三菱自動車と雪印乳業のロゴをあわせたもの。
看板「海の家 M ナカイ」[編集]
2005年夏にTBS系で放映されているバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』で行われた企画、金スマ「海の家M」のこと。海の家を開き、目標売り上げ額を稼ぐことができるかを競う企画であった。
幟「おにぎり ゴン太」[編集]
1967年4月から1990年3月までNHK教育テレビの幼児向け工作番組『できるかな』に出てきた珍獣「ゴン太くん」のこと。番組は、工作のお兄さん→おじさんであるノッポさんが「ゴホゴホ」という鳴声しか言わないゴン太くんとともに日用品から即興で創意工夫溢れるおもちゃを作り出すというもので、番組内ではこの一人と一匹はパントマイムのみで一切しゃべらず、天の声が解説するというシュールなものであった。･･･が、最終回でノッポさんが番組が終わるという旨の内容を喋った。
店の手前でゴン太くんがおにぎりを売っている。これはゴン太くんの好物がおにぎりという設定のため。
水着の名札「カモガワ」[編集]
週刊少年マガジン連載の『はじめの一歩』に出てくるボクシングジム「鴨川ボクシングジム」。 毎年夏に合宿に行く。1年目は海だった。
ボートの旗「一高」[編集]
ドラマ『がんばっていきまっしょい』の舞台となったのが松山第一高校。 ちなみに原作である同名の小説では松山東高校、映画では伊予東高校なのであてはまりません。
右下隅の人物[編集]
椎名誠をイメージしている？
中央ビーチパラソル下の男性と「COOL」のビーチボール[編集]
漫画『テニスの王子様』の作者：許斐剛の前作『COOL-RENTAL BODYGUARD-』が元ネタ。
『COOL-RENTAL BODYGUARD-』に関しては「バーチャルネットアイドルちゆ12歳」で『テニスの王子様』と一緒に触れているので、そちらを参照。
後ろの建造物[編集]
原子力発電所のようですが…。
臨海と「臨界」（核分裂により発生した熱中性子のみで核分裂が連続しておきる状態）をかけたものでしょうか？
P78[編集]
1コマ目[編集]
看板「臨海合宿所」[編集]
2コマ目[編集]
糸色望「お世話になります」[編集]
登場人物たちの身長が分かるコマ。 可符香とマ太郎がいないが、このコマである程度全員の身長差が分かる。
4コマ目[編集]
張り紙「お電話は一回５分までとします」[編集]
かつて長電話を遠慮させるために旅館などではこのように書かれていることがあった。
旅館や店先に設置してあった電話は大抵ピンク色のもの（特殊簡易公衆電話）で、電電公社からレンタルされていたものであった。
P79[編集]
2コマ目[編集]
管理人の着ている服「seamanship」[編集]
航海術、船舶操縦術のこと。 航海学術論。 または船乗りとしての資質・心がけ。
4コマ目[編集]
マ太郎の持っているレジ袋「LOW 」[編集]
コンビニ「LAWSON」か？
6コマ目[編集]
コンセント[編集]
プラグがコンセントから抜けそうになっている。 いつ抜けてもおかしくないギリギリの差し込み方。
7コマ目[編集]
野球のユニフォームを着た人 （背番号88）[#ucdad1b7][編集]
プロ野球讀賣ジャイアンツの堀内恒夫監督。
戦績が低迷し、同時にテレビ視聴率が10％を切るような状態となった時期に監督をしていた。
ゆえに2005年のシーズン中から監督交代が囁かれる状況にあった。
このため、本人も周囲に人がいるのに壁に向かって誰ともなく話しかける、突然何でもないことで怒鳴りだす等、精神的に追詰められ奇行を見せる時期があったという。
後ろの手に何か持ってる人物[編集]
マンガ編集者。 〆切に間に合わないと原稿が落ちる。
P80[編集]
2コマ目[編集]
張り紙「ウルトラMAX」[編集]
TBSの特撮番組『ウルトラマンマックス』より。 ストレスレベルゲージが限界に達していることとかけている。
7コマ目[編集]
張り紙「ピンときたら一一〇番 キラ」[編集]
大場つぐみ原作/小畑健漫画『DEATH NOTE』に出てくる「キラ」。 主人公「夜神月」は大量殺人を行えるノートを手に「キラ」を名乗り、犯罪者を自分の手で抹殺する。警察はキラを捕まえるために「L」という探偵を雇い、Ｌとキラは頭脳戦で対決する。
窓の左下の鉛筆立て「（三菱）印」[編集]
三菱鉛筆のこと。
三菱鉛筆株式会社は、三菱グループとの関連は一切ない日本の文房具製造メーカー。歴史上スリーダイヤ・マークを使ったのは三菱鉛筆の方が先であるが、名称とロゴがかぶっているためしばしば混同される。三菱グループのホームページ『三菱グループについて』ではわざわざその旨を明記し、三菱鉛筆の公式ホームページまで紹介している。過去には財閥側から傘下にとの申し出もあったが、鉛筆側が拒否して現在まで至っている。
一方の三菱鉛筆も、旧財閥の三菱グループ各社と混同されないように「uni」ブランドも併用している。
P81[編集]
1コマ目[編集]
ブレーカー「30A」[編集]
建物全体のブレーカーとしては明らかにアンペアが小さい。
ブレーカーは契約したアンペア数に応じてその色が決められており、30Aの場合は緑色となる。
2コマ目[編集]
糸色望「電気が止まったら 冷蔵庫の中の死体が腐って事件が発覚し～」[編集]
石井隆監督のサスペンス映画『フリーズ・ミー』（2000年）は死体を冷凍して殺人を隠蔽するが、ついうっかりブレーカーが落ちたことで解凍されて発覚してしまうお話。
3コマ目[編集]
新聞記事「逮捕!!氷づけ教師&Br;えらいこっちゃえらいこっちゃえらいこっちゃえらいこっちゃえらいこっちゃ」[編集]
手塚治虫の漫画「ブラック・ ジャック」第185話「六等星」より。
マンガの中の新聞で院長候補二名が逮捕された記事が載った時、文章記事が同じように「えらいこっちゃ」で埋め尽くされていた。
4コマ目[編集]
近未来の建造物「森ビル」[編集]
日本の有名なビル開発会社、森ビルのこと。アークヒルズや六本木ヒルズなど都心部を中心に多数のビルを所有しているほか、商業施設「ラフォーレ原宿」も同社が管理している。
六本木ヒルズもここが建設したが、ヒルズは2003年4月のオープン直後から入り口に取り付けられた回転扉で事故が多発。同年11～12月に子供が挟まれ大けがをする事故が続き、最終的には2004年3月に児童が挟まれ死亡するという事故によってスライド式自動ドアへの改築を余儀なくされた。
絶望先生が齢60を越えても、まといちゃんは一緒にいるんですね…
5コマ目[編集]
張り紙「落下注意 キク」&Br;立て札「館内飲酒禁止」[編集]
フジテレビの菊間千乃アナウンサー（2007年に退社）のこと。
- 1998年2月「目覚ましテレビ」生中継で防災器具を紹介する際、ビルの5階から落下した事故。
- 2005年7月、ジャニーズ事務所のグループ「NEWS」の未成年メンバーを、同席のもと飲酒させていた事件。
いずれも彼女がらみの事件・事故。
P82[編集]
1コマ目[編集]
玩具「森ひげ危機一パツ」[編集]
黒ひげ危機一発！は、トミー（現・タカラトミー）から発売されているギリギリさをみんなで楽しめる有名なおもちゃ。誤解されがちであるが元々は「短剣を刺してくろひげを助ける(=飛び出させる)」のが目的なので、飛び出したら当たり(勝ち)なのだが、この誤解があまりにも広まったため、現在では飛び出したらハズレ(負け)も正式なルールの一つとして認められている。
(誤解を広めたのはクイズ番組「ドレミファドン」)
人形は俳優の森繁久弥を模したもの。1913年5月4日生まれ、2005年現在では92歳になるがご存命だった。芸能関係者の葬式があるたび彼が弔辞を読み「次こそは」「順番守れ」と周囲から思われ続けている存在。
最近は弔辞を読むことはなく、代わりに「また一人 友を好んで 神は召し」との句を公開している。
2009年11月、惜しくも他界された。
4コマ目[編集]
額縁「やひがに」[編集]
詳しくは「ヤシガニ」項を参照。
6コマ目[編集]
禁煙マークの人とタバコ[編集]
がんばって禁煙してる人の前でタバコを吸うと、吸いたくてイライラする。
擬人化されたタバコは禁煙補助薬「二コレット」のCMで「♪禁煙してても吸いたいよ～」の歌とともにがんばって禁煙してる人を誘惑する性悪キャラ。
29[編集]
- 30歳までに結婚のメドをつけたいと焦る女性もいるかもしれない。
- アメリカ･メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキース所属「井川慶」背番号29
- いっぱいいっぱいの理由はは井川慶伝説を見て頂ければ分かるかと。
ジャイアンとスネ夫[編集]
ドラえもんてんとう虫コミックス23巻に出てくる「まあまあ棒」。
どんなに怒っている人でも、これで口をふさいで「まあまあ」と言うと、怒りを我慢させることができる。
この怒りは消えるのではなく我慢するだけで腹の中にたまっていくので、あまりにもこの道具でためすぎると、限界を超えてやがて怒りが爆発することになる。
スネ夫はそうとは知らずに調子に乗ってジャイアンをわざと何回も怒らせてまあまあ棒を使ってしまい、後にその清算を自身の体で支払うこととなった。
7コマ目[編集]
糸色望「今 はやりの若者言葉でいうところのMK5ですよ！」&Br;木津千里「いつの時代の言葉だ！」[編集]
マジで切れる5秒前の略。1990年代後半に流行った若者言葉。マジギレ5秒前、なんて言い方もあった。「超MM」（ちょーえむえむ＝超マジムカツクの意）なども類義語として存在。
広末涼子の歌手デビュー曲「MAJIでKOIする5秒前」（1997年）はこの言葉をパロディにしたもの。
張り紙「限界突破 アユ川」[編集]
女優「杉田かおる」が2004年に結婚したIT企業社長鮎川純太社長。 結婚後すぐに積もりだした彼女への不満から2005年に離婚し、短い結婚生活に終止符を打った。
P83[編集]
6コマ目[編集]
万世橋わたる「爆弾作ってやる!」[編集]
2005年6月に山口県で実際に起こった「高校生爆弾事件」のこと。いじめの仕返しを目的に爆弾をつくってしまった。キレる若者とひとくくりにしがちだが、人によってはキレる方向性も違うということか。
8コマ目[編集]
左端の物体[編集]
『かってに改蔵』よりラヴ地蔵
P84[編集]
1-2コマ目[編集]
100人乗ってる物置[編集]
「100人乗っても大丈夫！」のキャッチフレーズで知られるイナバの物置。
コマーシャルで物置に100人乗っているシーンは、役職のトップが手前に来るように映っている。つまりこのCMでは社員たちがこの物置に乗っているということ。
6コマ目[編集]
看板「ファミコンSHOP ゲームラヴォ」[編集]
三才ブックス発行のゲーム誌「月刊ゲームラボ」。テレビゲームの改造、裏技等に関する情報を取り上げているアヤシゲな雑誌。ゲーム機本体をドライバーでこじ開け、ハンダごて等で故障ギリギリの細工を施すなどの方法が紹介されている。 月刊ゲームラボ 公式ページ
張り紙「ブル ローズ」[編集]
格闘ゲーム「ランブルローズ」のこと。
美女たちが制限ギリギリの過激なセクシー衣装をまとって戦うXboxの対戦格闘ゲーム。
ポータルサイト
張り紙「ドギイマ入荷」[編集]
同人18禁ゲーム『どぎまぎイマジネーション』のこと。
「赤紙堂」が出した「ときめきメモリアル」の18禁パロディとして販売。フライデーで「ときめきメモリアル藤崎詩織」本番ビデオ騒動として扱われ、コナミが訴訟することになった。
7コマ目[編集]
後ろの張り紙「ぷよまん」[編集]
株式会社コンパイルが出した人気ゲーム「ぷよぷよ」に出てくる「ぷよ」をイメージした紅葉まんじゅう「ぷよまん」のこと。
コンパイル倒産により、現在は販売していない。
後ろの張り紙「名人タカハシ」[編集]
1985年から1990年頃に活躍した株式会社ハドソンの名物社員、高橋利幸氏のこと。
ファミコンブームの開拓者の一人でもあり、小学館のコロコロコミックなどと組んでファミコンブームを盤石なものにした功績は大きい。
1秒間にボタンを16連打する特技で知られ、ブーム当時は漫画や映画に主演したこともある。
件の映画出演時の「対戦が決まってからこれまで、ほんっと辛くて…ファミコンなんかで 何でこんな思いしなきゃならないのかなって…」という彼の精神のギリギリさを告白した台詞は伝説。
mixiで、昔のファミコン世代と触れあっている。
mixi内の高橋名人のページ
後ろの張り紙「有野」[編集]
お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉。
よゐこの二人はオタクとして知られているが、コナミから「おわらいよゐこのげえむ道～オヤジ探して３丁目～」を出している。有野に関しては、フジテレビCSの『ゲームセンターCX』に出演、同番組のメイン企画である「有野の挑戦」において、毎回10数時間をかけて一本のテレビゲームをひたすらクリア目指してプレーし続ける懸命な姿が人気を博している。
手前のDVD棚の商品「EE JUNP」[編集]
つんく♂プロデュースシングル『LOVE IS ENERGY!』でデビューした男女2人(デビュー当時は3人)による歌手ユニット「EE JUMP」。詳細は当該項目を参照。
すったもんだの末、ソニンはここからソロデヴューしている。
DVD「岡部広子」[編集]
タレント「優香」の本名「岡部広子」。
公式ページでは本名を伏せているが、本人は役名や著書には自ら本名を使うことが多く、伏せているのは事務所側が優香のネタとして使用するためにであろう。
DVD「黒ブタシスターズ Vol1 Vol2」[編集]
講談社の週刊ヤングマガジンで公募していた「黒BUTAオールスターズ」のこと。
「黒BUTA」はヤングマガジンのマスコットキャラクターである。
また黒BUTAオールスターズは第1期（1993年）から4期（1996年？）まで存在するが、当初はそれほど注目されていなかった。
だが第2期の持田香織が「Every Little Thing」でブレイク。第4期の遠峰ありさが「華原朋美」としてブレイクしたことで、解散後になってから注目された。
DVD「あしたまDVDBOX」[編集]
テレビ朝日系のミニ情報番組「あしたまにあーな」が2005年をもって終了したことから。 ちなみに毎週末のイベントを紹介する情報番組なのでDVD-BOXは存在しない。
ドギイマ入荷[編集]
同ページ6コマ目参照
張り紙「万引きは犯罪です」[編集]
万引きは、営業時間中の商店から陳列してある商品を、店側の目を盗んで盗む行為。いうまでもなく窃盗の一種であり、刑法犯である。
書店では「委託販売」という形式をとっており、店頭に並ぶ書籍は出版社からの借り物である。このため売れなかった本は、出版社に返品でき書店が在庫のリスクを負わなくていいシステムとなっている（その代わりに再販制度で定価販売が原則となり、利益率も決められている）。
したがって万引きにより店頭から書籍がなくなった場合には、万引き被害の損失は全額を書店のみが負うことになる。
P85[編集]
1コマ目[編集]
DVD「電脳戦 ポリゴン 無修正」[編集]
アニメ「ポケットモンスター」の『でんのうせんしポリゴン』のこと。「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」の原因となった問題の回である。
赤青の激しい点滅により、この放送をみた子供達が「光過敏性てんかん」を引き起こしたため、
この回は再放送されず、またビデオに収録もされていない。さらにこれ以降ポリゴンだけでなくゲームにその進化形として登場するポリゴン2やポリゴンZまでアニメに出演出来なくなってしまった。
DVD「遊星より愛を込め 」[編集]
1967年12月に放送ウされたウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」のこと。その後の不幸な経緯により欠番・非公開とされている。
1970年10月に発売された小学館「小学二年生」11月号の付録の「怪獣決戦カード」でこの12話に登場する宇宙人であるスペル星人のカードの肩書きに「ひばく星人」という記載されていたのを、女子中学生が発見、被爆者団体協議会に属する親に見せたことから話は一気に社会問題化した。異常なまでに膨らんでしまったこの問題に収拾をつけるため、円谷プロが12話を封印・消去したとされている。内容的には被爆者を侮辱するような性質は無く、スペル星人と地球人の恋愛に加え、平和への
強い願いと放射性物質・核兵器への警鐘が描かれている。
後の時代の創作物にも、今回の絶望先生のような分かりやすいものから「12という番号を『いないもの』扱いにする」というマニアックなものまで、この事件へのオマージュは数多い。
（例：『新世紀エヴァンゲリオン』（17話）では設定上存在するが画面には全く登場しなかった鈴原トウジの妹は病院の12号室に入院している、など）
12話についての考証などのサイトは専門的なものがあるのでそちらを参考に。→-712- / 江古田駅前公民館
DVD「ユウキ BEST」[編集]
前述「EE JUMP」のソニンとユニットを組んでいたYUKIこと「ユウキ」。
後藤真希の弟。
マネージャーとケンカして失踪し半年間謹慎、復帰直後にキャバクラ豪遊をフライデーされた。
つんく♂から破門宣告を受け事実上の引退。発売寸前の1stアルバムはお蔵入りになった。
ワゴンセールの看板「ファミコンソフト 100円より」&Br;ファミコンソフト「ワイワイワイルド」[編集]
コナミのゲーム「コナミワイワイワールド」のこと。
ゲーム「お姉ちゃんバラ」「お姉ちゃんプルゥ」[編集]
PS2ゲーム「お姉チャンバラ」と「お姉チャンプルゥ」のこと。
ギリギリ露出の水着美女がばっさばっさと敵を豪快に切っていく格闘アクションゲーム。大量の血が飛び交うため猟奇的とされる。
張り紙「万引きは即刻通報します」「万引き犯 公開!!」「万引きGメン 立寄所」「万引き犯罪！！」「万引き禁止！！」「万引きはダメ」[編集]
張り紙「万引き被害 昨年度 ￥11,00 」
被害総額は11,000円でしょうか？それとも11,000,000円でしょうか？
2コマ目[編集]
段ボール箱「カラーボール」[編集]
逃げる犯人に投げつけてペンキでマーキングするためのボール。通常は銀行や郵便局なんかの金融機関に備えられているそうです。
糸色望「何かいろいろおありだったと思いますが 普通の人はお買い物しづらいので‥」[編集]
特に書店やCD、ゲームソフト等を扱う店は昔から万引きの多さに悩まされており、棚卸時には必ずといっていいほど棚不足の多さで利益が食われ、経営に響くという（本の場合1冊に対し店の荒利益は大体20％程度なので、1冊の万引きで4～5冊分の損失になる）。
更に2003年に古書店で万引きで補導された少年が、逃亡した際に踏切で電車に轢かれて死亡したことで書店側の責任も問われた事件が起きたり、逆に食料品店でおにぎりを万引きした男を捕まえようとした店員が刺されて死亡する事件など、万引きにまつわる事件の深刻化で対処する店舗側の苦慮は深まりつつある。
さらに最近では携帯電話のカメラやデジカメで本の中身を撮影する「デジタル万引き」などの新手行為も起きるようになり、万引き被害はなかなか減少しにくい現状が続いている。
そうした状況ゆえに、このお店の描写はあながち誇張とはいえないものがある。
6コマ目[編集]
コマ下辺の黒い影[編集]
はち切れんばかりの青春。もんもんもん。
7コマ目[編集]
糸色望「辞書の活字にすらこーふんするお年頃！」[編集]
辞書でいやらしい単語を探してしまうお年頃。
かつてタモリは、「中学生なんてのは経済性の性の字だけで興奮するからね」と述べている。
- マンゴー：ウルシ科の常緑高木。果実は黄や橙黄色をし多汁で甘く、食用。
- ひとづま（人妻・他妻）：他人の妻。結婚している女性。
- 恥丘：女性の恥骨結合上部にあたる隆起
8コマ目[編集]
糸色望「あっ 私のパスネットが」[編集]
磁気カードによるプリペイドカード式の乗車カードシステム。
関東地方でパスネット協議会に参加している私鉄22社が利用している、相互乗り入れが可能なプリペイドカード。ICカード「PASMO」が普及したことで2008年3月15日に舞浜リゾートラインを除く全ての自動改札機での使用を終了した。
9コマ目[編集]
パスネット「（Mのマーク） 東京メトロ」[#gaa06151][編集]
2004年4月、帝都高速度交通営団（通称：営団地下鉄）が民営化し東京地下鉄株式会社（通称：東京メトロ）になった際に作られたロゴマーク。
余談だが営団時代のロゴマークは「Subway」の「S」をもじったものであり、東京メトロの「M」とあわせると「SM」になる。
P86[編集]
1コマ目[編集]
少年「M字開脚」[編集]
インリン・オブ・ジョイトイの得意技とされる。
3コマ目[編集]
糸色望「下ネタ反対！！」[編集]
あのころと比べると…
5コマ目[編集]
看板「いっぱい パヴ」[編集]
接客の女性が胸を触らせてくれる飲食風俗店「おっぱいパブ」のことかな？
駐車場もさりげなく満車。
6コマ目[編集]
偏差値30からの大学受験生[編集]
慶応進学会の「偏差値40からの大学受験」というキャッチコピーのパロディ。
とはいえ、偏差値30というのは大学受験どころか高校をもう一度受験するとほぼ確実に失敗するレベルである。
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ヤバい受験生の持っている書籍「ミニハイブリッド 英単」[編集]
三才ブックスが発行している「もえたん」のこと。「萌え」を前面に出し、オタクという購買層に対しての狙い撃ちを図ったことでヒットした。
表紙はいかにもといった萌え系キャラクターが飾っているが、裏表紙を返すと「選ばれた受験生のためのハイブリッド英単語」となっていて、人に見られても恥ずかしくない配慮がとられている。
ちなみに、試験にはあまり役に立たない文例なので、あくまでも趣味で利用するのみ。
Amazon もえたん
exite「『もえたん』誕生秘話」
ヤバい受験生のはちまき「常●勝」[編集]
日の丸のはちまき。「常勝思考」？
7コマ目[編集]
ロンドンの警察官[編集]
2005年7月、ロンドンで起きた爆破テロにより警察当局はピリピリしていたことと察せられる。捜査の過程で無関係の人物を射殺するという事件も起きた。
8コマ目[編集]
規制渋滞中の車内の家族[編集]
帰省渋滞中の間違いでしょうか？ 車線規制・交通規制による渋滞かもしれません。
9コマ目[編集]
首都圏のプレート[編集]
首都圏の地下は、東京など東日本が存在する北アメリカプレートに向かって、海側から太平洋プレートとフィリピン海プレートがそれぞれ年に10cm、4cmの割合で沈み込む構造となっている。さらに西日本が存在するユーラシアプレートとも接しており、4枚のプレートが近接するという世界にも稀に見る複雑な地下構造となっている。
プレート境界では、海側のプレートの沈み込みにより同時に引きずり込まれた陸側のプレートが何かのきっかけで跳ね上がるように元に戻ることで、超巨大地震が発生するほか、沈み込む圧力により陸地に活断層が生じて内陸でもときに大規模な地震がおきる原因になると考えられており、多くのプレートの境界が集まる日本は世界有数の地震大国となっている。
関東地方のプレートによる超巨大地震（1703年元禄関東地震や1923年大正関東地震）の周期はおよそ200～4000年とされており、関東大震災クラスの超巨大地震が起きるのは当分先になると評価されている。一方で内陸活断層や関東地方の複雑なプレート構造によりおきると考えられる首都圏直下型大地震（1855年安政江戸地震や1894年明治東京地震など）はいつ発生してもおかしくないと危惧されている。
P87[編集]
1コマ目[編集]
店員「もう誰も彼もいっぱいいっぱいですよ！」[編集]
日本の借金750兆円[編集]
さまざまな要因が絡み、もはや取り返しのつかない金額となっている。 また、利息が信じられない速度で増加している。→日本の借金時計
ただ実は日本政府は年間30兆円ものアメリカ国債を買わされ続けていて､
その対米債権を累積すると430兆円にものぼる（要するに、アメリカに430兆円のカネを貸している）。
米国の現在の財政赤字は1050兆円だから日本はその約4割近くを負担していることになる。
ちなみによく日本は借金大国だといわれているが
お偉いさん方の陰謀?で計算方法が他の国と少々異なっており､
実は他の先進国と比べてもあまり多いとはいえない。
今月の契約０の歩合制営業マン[編集]
営業マンにとっては本当に辛い表で、この表で自分の成績が下位にあると辛すぎて離職を考えてしまう。
露出だけが上がり続けるアイドル[編集]
ヘアヌードブーム以来、女性アイドルは売れなくなるとヌードになる、という流れが完全に定着してしまった。
また、公称10代前半なのに超ギリギリ水着の露出しまくりでセクシー過ぎな衣装を着ているイメージビデオを発表する「着エロアイドル」なるジャンルも最近では定着している。
…そこまでしてアイドルってやつになりたいんですかねぇ…。
解決しがたい問題が生じた夫婦[編集]
サイバーエージェント社長の藤田晋と女優の奥菜恵夫妻が、
「夫婦の間に解決しがたい問題が生じた」との理由で2005年7月に離婚したことから。
一般的な場合においても浮気や借金、隠し子など、色々な問題がある。
問題が生じ、解決するためにはお互いの理解が必要であろう。
コミケ会場整理の人[編集]
増加する参加者たちによって前日から会場に並んだり、また子供づれが増加していることで、会場整理や警備員たちに押し寄せるプレッシャーは毎年増加しているという。
NASAの人[編集]
アメリカ航空宇宙局。1986年1月28日にスペースシャトル「チャレンジャー｣が空中爆発したことで、石橋を叩いて渡るほどの慎重さが求められ、局員たちは日々ストレスに際悩まされている。
NASDAの人[編集]
日本の宇宙事業を統括する組織である宇宙事業開発団（National Space Development Agency of Japan）のこと。
世界的に見て日本は宇宙ビジネスに遅れをとっている。成果をアピールするには価格競争力に加えその性能をアピールする必要があるのだが、ここのところ初歩的なミスによりロケット打ち上げの失敗が続いている状況。
ちなみにNASAの中の人に言わせると「一定の確率で失敗するのはあたりまえ。日本は失敗が少ない（チャレンジ回数そのものが少ない）」とのこと。少ない回数で成功させないといけない→プレッシャーでよけいにいっぱいいっぱいに。
ちなみにNASDAは2003年10月1日付けで、文部科学省宇宙科学研究所（ISAS）・航空宇宙技術研究所（NAL）とともに宇宙航空研究開発機構（JAXA）に統合された。
この統合は、これまで両団体を監督していた文部省と科学技術省の2省庁が文部科学省に統合されたことに基づくものである。
以降の運営も「失敗も実験結果として有用」という科学者側の思想と「成果を出さなければ予算減額→少ない金ひねり出してるんだから成功させろ」という官僚側の意向がぶつかり合い、常にいっぱいいっぱい。
会見中の堀内監督[編集]
2004-2005年の読売ジャイアンツ監督。Bクラス争いという不本意な結果を残してしまった。
寄席の林家いっ平[編集]
落語家、林家いっ平のこと。
昭和の爆笑王こと三代目林家三平の次男。兄は九代目林家正蔵(旧名、こぶ平)。祖父は七代目林家正蔵。母は海老名香葉子。姉には海老名美どりと泰葉がいる。峰竜太と春風亭小朝が義兄。
…といったような芸人一家の中で、林家いっ平だけがぱっとしない。
2009年に二代目林家三平を襲名した。
昔のCocco[編集]
アーティスト「Cocco」のこと。 ライブ中に逃走してしまったり、妙にテンションが低かったりで、精神的なギリギリさが特徴だった。
買った新車に他人を乗せてる時の持ち主[編集]
座席のビニールシートを剥がさない、靴を脱いで乗車するなど、物凄く慎重になりすぎてストレスをためている人がいる。
ヤフーオークションで50円ずつ値上げする買い手[編集]
ヤフーオークションは、出品されている品物にもよるが、たとえば50円ずつ等、値をつり上げることができる(最低入札単位は10円ずつ)。
基本的にネットオークションは自分の予算額を入力しておけば、コンピューターがそれ以下の入札価格をいれた者を自動的に排除してくれる仕組みなのだが、当初の予算をオーバーしてでも欲しいと思う者が複数いた場合、「あと＋10円！」「もう＋50円！」という感じで予算オーバーのいっぱいいっぱいな金額をお互いに吊り上げて入札しあう状況が起きがち。
Windows98のスペック[編集]
元々不安定な動作をするWIN98だったが、当時のパソコンはペンティアム2でメモリも256MBくらいが限界で、WIN98の推奨動作環境を満たしているマシンが少ないことがひきがねとなって、ちょっとしたことですぐフリーズしてしまうという不満が後を絶たなかった。
のちに大幅に修正したWindows98 Second Edition (Win98SE)が登場している。
プラトンホテルのマネージャー[編集]
石ノ森章太郎の漫画「HOTEL」で、主人公が勤めるホテルの名前が「プラトン」。
いつもなにかしらの問題が持ち上がってるというホテルである。
テレビドラマ版で高嶋政伸が演じる主人公が「申し訳ございません･･･」と客に謝罪するシーンは非常にいっぱいいっぱいさを表現した好演だった。
オレの思考能力[編集]
久米田先生の自虐ネタ。
いえいえ、何を仰いますか、十分ですよ。
3コマ目[編集]
「回収したい闇金と飛んじゃおっかなって債権者！」[編集]
「債権者」とは法律用語であり、大雑把に言って「相手に何かを要求する権利を持つ者」であり、「相手に何かを要求される義務を負う者」は「債務者」と呼ぶ。
借金というケースでは、相手にお金を貸しており、「返せ」と言う権利を持つ者を債権者、相手からお金を借りており、返す義務を負っているものは債務者となる。
つまりこのコマでの使い方は全く逆であり、「飛んじゃおっかなって債務者！」とするべきだった。
単行本になっても直ってない！絶望したッ！
締め切りギリギリの漫画家と編集者[編集]
またしても久米田先生の自虐ネタ。
追い詰められている久米田先生の後ろで前田くんが就寝中。
反対するぞという党員と公認しないぞという幹事長[編集]
2005年8月以降の「郵政民営化」をめぐる自民党内の造反騒動。
「幹事長」は自民党幹事長の武部勤氏、「党員」はいわゆる「郵政造反組」の議員。郵政民営化法案の参議院での否決→廃案を受けて、解散・総選挙となったため、造反組の議員は党を追われ無所属になったり新党を結成したりしているが、今後造反組は衆院選でギリギリの戦いを強いられることになる。衆院選の投票日は9月11日。
店員「平成いっぱいいっぱい合戦です！」[編集]
スタジオジブリ制作の劇場アニメ『平成狸合戦ぽんぽこ』から。 しかし、作品の時代設定は「昭和」なのでは…??
P88[編集]
1コマ目[編集]
仏「仏の顔も３度までの ３度目の仏！」[編集]
次でアウトですね。
落書き「吊る」[編集]
11話最終コマ付近でマ太郎が学習していた記法。
7コマ目[編集]
代々木公園[編集]
東京メトロ・千代田線の代々木公園駅。
久米田先生の事務所「久米プロ」の近くなのでしょうか？
P89（単行本時追加ページ）[編集]
海岸で臨界を越えた臨海の原子力発電所。[編集]
実際に起こったらこの程度では済みません･･･
そもそもこんな海水浴場嫌だ…
この絵は、福井県の美浜原発と近郊の水晶浜海水浴場辺りがモデルと思われます。
東野圭吾の「天空の蜂」では、この地区をモデルにした原発テロが描かれています。
事件の真相より、原発と日本人の在り方を問う奥深い作品です。
だが、この話から約六年後･･･
義務[編集]
今話の常月まとい[編集]
P81 3、4、5、6コマ目~[編集]
今話のパンチラ[編集]
P83 7コマ目[編集]
かゆいところ[編集]
コメント欄[編集]
掲示板もあります。
久米田康治ワールドWikiサイト掲示板
Wikiの内容に関するチョットした事は↓のコメントへどうぞ。
- いっぱいパブの人は、かってに改蔵の「いつかギリギリする日」にでてた男じゃないでしょうか？ -- 無名 &new{2006-10-24 17:22:16};
- レッサーパンダに似ているのは、｢パスネット｣ではなく、｢東京メトロ（旧・営団地下鉄）｣のマークです。｢Metro｣の｢M｣をデザインしてあのようなマークに。 -- Gospel Guy &new{2006-12-02 16:10:45};
- 「あしたまDVDBOX」は「あしたまにあ～な」ではないでしょうか？ -- nameless &new{2006-12-03 14:48:41};
- 1ページ目の可符香の全身絵は、『かってに改蔵』第2巻第4話47ページの名取羽美の全身絵と左右対称です。やや微妙なので上には書きませんが。 -- 通りすがり &new{2007-01-06 15:49:13};
- 「偏差値30からの～」は慶応進学会の「偏差値40からの大学受験」というキャッチコピーのパロディでは？ -- 名無し &new{2007-07-21 16:02:00};
- P77の1コマ目、右下の人物は、こっそり盗撮してないですか？
鞄から、わずかにビデオカメラが覗いてるように見えます。 -- &new{2007-10-01 00:00:33};
- 改蔵23巻54ページの羽美も同じようなポーズなので、芸風ってことで。 -- &new{2008-03-21 (金) 20:03:18};
- そして起こってしまった原発事故 -- &new{2011-07-05 (火) 21:24:57};
- 海水浴場近くの原子力発電所、というのは、THE TIMERSの「summer time blues」のイメージではないでしょうか -- 名無し &new{2012-06-27 (水) 18:21:28};
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