230話『老人は網などなくしてしまった』

提供: 久米田康治ワールド Wikiサイト
2021年3月5日 (金) 09:08時点における川口ゲン (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「<!-- &tag(さよなら絶望先生,さよなら絶望先生各話,さよなら絶望先生第二三集);<br /> --> <div style="text-align:center">←229話『光あれ…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
229話『光あれ。するとワカメがあった』231話『ニャン京の基督』

230話『老人は網などなくしてしまった』(ろうじんはあみなどなくしてしまった)[編集]

タイトルの元ネタは現時点では不明。
候補として、吉田兼好の『徒然草』の一節に「老人は望みなどなくしてゆったりとしているのが第一なのである」と言うものがあるが、確定ではない。

内容的にヘミングウェイの『老人と海』か?

作品情報[編集]

2010年7月21日発売、週刊少年マガジン34号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

海の日のために締め切りが大変な事になりました[編集]

当作品頻出のネタであるハッピーマンデーによる原稿の締切り繰り上げ問題のこと。
昨年の海の日にも同様の愚痴が見られた(189話)ほか、153話,163話,164話など、久米田先生の締め切りがピンチになるたびにネタにされてきた。

P134(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

幽霊船の罠にはまったか、網に引っかかって宙吊りになるマ太郎
しかも下半身裸である。

P135[編集]

1コマ目[編集]

看板「あまんちゅ屋」
幟「とん汁」[#g14bae2e]
[編集]

天野こずえの漫画「あまんちゅ!」より。
とん汁は、主人公の一人である小日向光の祖母の得意料理。

看板「海の家 雄叫び」[編集]

アイドルグループ・Berryz工房の2010年初夏のコンサートツアータイトル「海の家 雄叫びハウス」。
付け加えてBerryz工房の曲「雄叫びボーイ WAO!」がアニメ版『イナズマイレブン』のEDに使用された。海の家の前に同作品の主人公、円堂守がいるのはそのため。

看板「たこやき パウル」[編集]

タコのパウル君のこと。
ドイツ・オーバーハウゼンの水族館シー・ライフで飼育されているマダコの名前で、サッカーのEURO2008と2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会のドイツ代表の試合の結果を予想する占いダコとして活躍。
EURO2008ではドイツ代表の全6試合中4試合を的中させる。
2010W杯でも同様の勝敗予想を行い、グループリーグのドイツ-セルビア戦で番狂わせと云われたセルビア勝利を的中させ、さらに決勝トーナメント1回戦のドイツ-イングランド戦ではパウル君の生まれ故郷イングランドの敗北を予想しこれも的中させたことで、時事通信によりニュースが世界中に配信され「サッカー占いダコ」として一躍注目を集めた。

その後の試合も占いは続き、ドイツ代表の7試合に決勝戦を加えた計8試合の勝敗を全て的中させた。
なお、準決勝のドイツ-スペイン戦では、スペインの勝利を予想。これを見事的中させたために熱狂的なドイツサポーターから、「切り刻んでシーフードサラダかパエリアに混ぜろ」「フライやバーベキューにしろ」「サメの水槽に入れろ」などのコメントが殺到し、水族館側も「予想の的中は誠に遺憾」との声明を発表するほどであった。
また、決勝のオランダ-スペイン戦では、パウル君の予想がイギリスのブックメーカーの掛け率を変動させるなど、強い影響力を発揮している。

W杯終了後は、マダコの寿命が飼育下で3年とされていることから、2歳半のパウル君はサッカー占いから引退して余生を過ごしていたが、2010年W杯から数カ月経った10月26日の朝に自然死したという。

P136[編集]

4コマ目[編集]

糸色望「これは 人気取りかと思いきやゴーストフィッシングですね」[編集]

次ページで糸色望が解説しているように、投棄された漁具が魚介類を捕ってしまい、魚介類の生態系を破壊してしまうこと。
魚介類以外にも、サンゴ、海棲哺乳類、海鳥の生息環境破壊も問題となってる。
また、投棄された漁具に掛かった魚介類を餌と思って近づいた大型魚類や海洋哺乳類が、漁具に掛かってしまうという二次被害も起きている。

P137[編集]

P138[編集]

2コマ目[編集]

缶「メロウイエロウ 果汁1%」[編集]

マイナー飲料水#メローイエローの項目を参照。

P139[編集]

P140[編集]

11コマ目[編集]

本「熟 加齢」[編集]

江崎グリコのカレールウ「熟カレー」のもじりか。

P141[編集]

5コマ目[編集]

本「3年H組キンパツ先生」[編集]

TBS系列の人気ドラマ「3年B組金八先生」シリーズのパロディ。
AVにありがちな、人気ドラマやアニメをパロディしたタイトル。

C小学校にある本[編集]

庵野秀明監督のアニメ「ふしぎの海のナディア」の主人公、ナディア・ラ・アルウォールを髣髴とさせる。

8コマ目[編集]

糸色望「ロッカーに置き去りにしたジャージが 捨てると呪われる死んだ先輩のジャージという30年語り継がれる都市伝説になったり」[編集]

卒業する時になっても回収することを忘れると、根も葉もない噂が広がって、学校の怪談として語り継がれるケースがあります・・・。

9コマ目[編集]

糸色望「ネットの掲示板に書いた何気ない一言が 本人の知らぬ所で大論争になり何年もなじりあっていたり」[編集]

2ちゃんねるのような巨大掲示板や、掲示板を取り扱っているサイトではよくあることであり、大元の原因となった一言を書いた人間が論争を収めるようなことをせずにそのまま放置した結果、スレッドや掲示板全体が、自己主張を押し通そうとする者達が互いに罵りあう討論会場となり果てて、今まで築き上げてきた良好な人間関係が壊れてしまったというケースもある。
そのため、掲示板を取り扱っているサイトの管理人の多くは、討論の発端となる言葉をスレッドに書くことを禁止したり、他の閲覧者の迷惑を考えずに泥沼の討論を続けている者達をアクセス禁止にしたりなどの対策を行っている。

P142[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「意図せぬゴーストフィッシングに絶望した」[編集]

飛行機から捨てたコーラの瓶が‥ニカウさん大冒険[編集]

1981年に公開された映画「ミラクル・ワールド ブッシュマン」より。
白人が飛行機から投げ捨てたコーラの瓶が発端となり、砂漠の住人ブッシュマンのカイが部族よりそれを世界の果てに捨てる使命を与えられ、旅に出ることから。
ただし、カイを演じたニカウは部族の伝統的狩猟などの土着的生活様式を知る人物ではあるが、庭師の本業をしつつスカウトされて俳優の仕事をしており、私生活では映画のような土人的な姿をしていない。

小学生の書いた未来日記が宗教に[編集]

浦沢直樹の漫画『本格科学冒険漫画 20世紀少年』のこと。
1999年から2006年まで小学館「ビッグコミックスピリッツ」誌で連載され、単行本も2800万部以上を売り上げる大ヒットとなった。またこれを原作とする実写映画3部作も制作された。


あらすじは、冴えない日常を送る主人公・ケンヂの前に謎の宗教団体が現れ、小学生だった頃に自身が空想を書いた「よげんの書」にそっくりの怪事件に巻き込まれていくというもの。

投げっぱなしの最終回が永遠大論争に[編集]

新世紀エヴァンゲリオン」のテレビアニメ版最終回が代表例。
それ以来、テレビ放送で完結させずに劇場版やOVAに投げるアニメが氾濫し、ヤシガニアニメと共に問題視されていた。
他にも最近では、「仮面ライダーディケイド」がTV放送で完結せず、続きを劇場版で公開するとアナウンスしたために視聴者から批判が噴出し、放送倫理・番組向上機構(BPO)で審議されるなどの問題にまで発展した。ただ、放映期間に関しては、今後は平成ライダーシリーズの番組改変の時期をスーパー戦隊シリーズとずらす為に秋までの放送と最初から決めていたようで、打ち切りではないらしい。
(さらにいえば、12月に公開された映画版の方も、TV放送で回収されなかった謎が放置状態のまま終わってしまったので、本当の意味で完結したとは言い難い出来であった。)

また、投げっぱなしとは少々趣が違うが、最終回で全ての伏線を強引に回収するというパターンもある。そういった作品を、増田こうすけの漫画『ギャグマンガ日和』でそのような打ち切り最終回の漫画をネタにしたエピソードのタイトルを語源として「ソードマスターヤマト」と呼ばれている。月刊少年ガンガンで連載された下村トモヒロの漫画『女王騎士物語』や、テレビ東京系列で放送されたアニメ『流星のロックマン トライブ』などがそれに当たる。

言いがかりで放棄させられた工場や工作機械のせいで日本の製造業壊滅[編集]

ソロ星に捨てられた巨人のせいで敵味方全員滅亡そして全裸に[編集]

富野喜幸監督(現在は富野由悠季名義で活動)のテレビアニメ「伝説巨神イデオン」および劇場版「伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇」のこと。
物語の結末は、イデオンのイデ(無限力)が発動して地球人とバッフ・クランの双方が滅亡、イデによって全員の魂が因果地平の彼方へと飛ばされる。発動篇では主要キャラクター全てを全裸で描いて、魂が因果地平へと行く姿を描いている。
ちなみに、TV版39話(最終話)でイデが発動した後は、カララ・アジバ、パイパー・ルウ、メシアの3人のみが全裸で描かれている。

なお、イデオンは「ソロ星に捨てられた」ものではなく、ソロ星でイデオンが建造される過程における無限エネルギー「イデ」の誕生により第6文明人が滅亡した結果放置され、遺跡化したものである。

放置してあった超時空要塞のせいで大きい人が攻めてきてデカルチャー[編集]

テレビアニメ「超時空要塞マクロス」のこと。
「デカルチャー」は劇中のゼントラーディ語で「恐ろしい」「信じられない」の意味。
劇中の設定では1999年7月に監察軍の戦艦ASS-1(後のSDF-1 マクロス)が地球に墜落、2009年2月にASS-1の航跡を追跡してゼントラーディ軍が月軌道に出現した。この際に監察軍が艦に残したブービートラップが発動して攻撃を仕掛けたため、人類はゼントラーディ軍・ボドル基幹艦隊との交戦状態に突入することになった。

なお、墜落したASS-1は「放置してあった」わけではなく、地球統合政府によりSDF-1 マクロスとして修理・改修が行われており、ゼントラーディ軍が月軌道に出現した当日に進宙式が行われていた。

車内に放置された子どものために通報に次ぐ通報[編集]

発生件数の多さより、保護者のモラルや危機管理意識の低さに対する批判的主旨が強い側面もあるため、世間的な認識度は高い方ではあるが、毎年のように死亡事故が報道されている。

測量のために打った杭が国をあげての呪い騒動に[編集]

韓国で信じられている「日帝の呪いの杭」のこと。
朝鮮半島で多数の鉄杭・石杭・木杭が発見されたことから、1994年頃に風水学者らが「日韓併合時代に風水の地脈を断って朝鮮民族の精気を断ち切るために日本が打ち込んだ」とする呪いの杭と唱えた。これが韓国内で大々的に報道されており、韓国内での認知度も高い。

なお、実際のところ鉄杭は測量の水準点・三角点として打っていた杭であり、木杭なども山道整備や工事事業の際に打たれたもので、呪いとは一切関係ないものである。
ちなみに、韓国では日本軍が打ち込んだとされているが、日本の陸地測量部(陸軍参謀本部外局。現在の日本の国土地理院の前身。)が行ったものである。

金泳三政権の「歴史の立て直し事業」のもと、1995年以降から杭の除去作業が行われている。しかし、この直後に韓国ではIMF通貨危機を迎え国家の存亡の危機を迎えたことから、抜かない方が良かったのではないかという皮肉の声もある。
さらに2006年に韓国の国土地理情報院は、水準点の60%を紛失し残りの40%も不正確なものが多いという報告をしており、こちらも日本が設けた測量杭を抜かない方が良かったのではないかという指摘もある。

ホビットが指輪を拾ったせいで冥界の王が蘇りそうになり戦争[編集]

J・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』および『指輪物語』より。
ホビットはトールキンのファンタジー小説の世界「中つ国」の北西に住む種族。
『ホビットの冒険』にて、ホビットのビルボ・バギンズが洞窟で魔法の指輪を拾う。
『指輪物語』にて、魔法の指輪が冥王サウロンが作った「一つの指輪」であることが明かされ、この「一つの指輪」を巡って「指輪戦争」が起きる。なお『指輪物語』では、指輪はビルボから養子のフロド・バギンズに託されている。

ただし原作でも映画でも、ビルボが指輪を拾ったからサウロンが蘇りそうになったわけではなく(そもそもサウロンは敗北はしても一度も消滅はしていない)、またサウロンは「冥王」と呼ばれるが「冥界の王」という設定があるわけではない。

P143[編集]

P144[編集]

1コマ目[編集]

トラップ家見取図[編集]

ファミリー合唱団として知られる「トラップファミリー合唱団」のこと。
この家族の中心人物であるマリア・フォン・トラップによる自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』がベストセラーとなっている。
この自叙伝を原作とするミュージカルおよびミュージカル版を原作とした映画『サウンド・オブ・ミュージック』として有名である。
日本ではアニメとなり、世界名作劇場『トラップ一家物語』として放送された。

なお、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の世界的大ヒットを受けて、日本で刊行されている『トラップ・ファミリー合唱団物語』の邦訳本は『サウンド・オブ・ミュージック』として改題されたり、新訳が発表されている。
だが、ミュージカルおよび映画の『サウンド・オブ・ミュージック』では、原作者のマリアの意に沿わない脚本演出がなされていることも事実である。

言うまでもないが、人名のTrappと、罠を意味するtrapを引っ掛けた駄洒落であり、トラップ家がこのような凄惨な屋敷だったわけではない(多分)。

P145[編集]

P146[編集]

3コマ目[編集]

ウルトラQの「クモ男爵」[編集]

「ウルトラQ」第9話『クモ男爵』は廃墟の洋館が舞台であり、かつての洋館の主の男爵とその娘の化身と思われる大蜘蛛「タランチュラ」が迷い込んだ人間を襲うというストーリーである。
ストーリーのラストで、タランチュラが倒されると同時に洋館も崩壊・炎上するが、その時洋館を突き崩す謎の巨大な手が画面に映り込んでいるのは、ファンの間で有名な話である。

「スウィートホーム」[編集]

1989年1月21日に全国公開されたホラー映画「スウィートホーム」のこと。
伊丹十三が総指揮、黒沢清が監督を務めた。
画家の遺作が残された邸宅を訪れたテレビ取材班が惨劇に巻き込まれるストーリー。

「十角館の殺人」[編集]

綾辻行人のデビュー作品となる長編推理小説。
館シリーズの第一作で、日本のミステリー界に新本格ブームを巻き起こした。

「生き血を吸う女」(雑誌掲載時)
「生血を吸う女」
[編集]

ジョルジョ・フェローニ監督のホラー映画「生血を吸う女」。
カール・ドライヤー監督の手掛けたクラシック作品「吸血鬼」のオマージュ作品である。
ちなみにタイトルは「いきち」ではなく「なまち」と読む。

「風と共に去りぬ」[編集]

マーガレット・ミッチェルの長編時代小説。
アイルランド系移民の父と北アメリカ南部の名家出身の母を持つ女性、スカーレット・オハラの半生を描いた作品。
1939年に映画化され、世界的なヒットを飛ばし、アカデミー賞を9部門受賞した。

「弟切草」[編集]

チュンソフトからスーパーファミコン用ソフトとして発売されたサウンドノベル。
プレイステーションで「弟切草 蘇生編」としてリメイクされている。またスーパーファミコン版はWiiにてバーチャルコンソールとして配信されている。
漫画、小説、実写映画化(ヒロインは奥菜恵が演じる)等のメディアミックス展開も行われており、さらには東京ジョイポリスでは実写映画版のストーリーを基にしたホラーアトラクション「弟切草」が公開された。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

レッツ・炎じょーイ!!‥‥‥‥ごめんなさい。[編集]

P147(単行本追加ページ)[編集]

義務[編集]

今話の常月まとい[編集]

P145の全身絵[編集]

今話のパンチラ[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P139の2コマ目[編集]

P140の1コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

P144の2コマ目[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P145の13コマ目[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P142の6コマ目[編集]

今話の棒犬[編集]

P140の6コマ目[編集]

今話の黒い涙[編集]

P141の3コマ目[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

P135の1コマ目[編集]

今話のAAA[編集]

P140の1コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P135の1コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目   [編集]

今話の娘々[編集]

P135の1コマ目[編集]

今話の面白シール[編集]

P143の7コマ目[編集]

P145の2コマ目[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

P135の1コマ目[編集]

今話の文化庁[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

P140の6コマ目[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

P141の3コマ目[編集]

P143の1コマ目[編集]

かゆいところ[編集]

風浦可符香の髪飾り[編集]

舞台の海に合わせて魚の形をした髪飾りを付けている。


230話『老人は網などなくしてしまった』~
229話『光あれ。するとワカメがあった』231話『ニャン京の基督』

コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。
http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1279718316/