238話『この道はいつも通らない道』

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238話『この道はいつも通らない道』(このみちはいつもとおらないみち)[編集]

タイトルは北原白秋の詩集『この道はいつか来た道』より。
ちなみに、この題名は白秋が作詞を担当した童謡「この道」の歌詞から取られている。

作品情報[編集]

2010年9月29日発売、週刊少年マガジン44号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

さらば熱中症 散歩の秋です[編集]

当話冒頭から押尾学田代まさしなど麻薬関連のネタが登場するが、「散歩」も麻薬に関連して生まれた言葉といわれる。
三国志の時代に魏の政治家であった何晏が「五石散」という麻薬を愛用しており世間にも流行した。しかし、五石散には汗をかかないと死ぬという副作用があったため、服用者は死なないために歩いて汗をかいた。この「五石を服用後にいた」という説が「散歩」の語源といわれている。

P104(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

迷路の地図を持つ加賀愛

P105[編集]

1コマ目[編集]

看板「OCO」[編集]

当作品頻出の元俳優押尾学を指す隠語。
当該人物については、2010年9月17日に東京地方裁判所より保護責任者遺棄罪の適用[1]による懲役2年6月の判決が下されているが、東京高等裁判所に即日控訴している。

2009年に麻薬取締法違反で逮捕されたため、作品内に薬局ネタとして「押尾薬局」が登場することが期待?されていたが、事件では女性が死亡していたため、これまで直接的なネタにすることは控えられていたようで、代わりに「塩」の看板がある店として隠喩的に登場していた。事件以前に当作品に頻出であった「OCO」表記の登場は、裁判で有罪判決があり一区切りついたからなのだろうか?

左下の家屋[編集]

ドラえもん」に出てくるのび太の家。
当家屋に当然(?)ながら義務キャラの「イロイロ削られたナニか(・3・)」が描かれている。

P106[編集]

1コマ目[編集]

看板「OCO」[編集]

P105の1コマ目参照。

看板「TC6」[編集]

当作品頻出のタレント田代まさしのこと。
過去に軽犯罪法違反容疑等で逮捕歴があり、2010年9月16日には麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で5回目の逮捕をされたことから。

P107[編集]

1コマ目[編集]

本「帰ってこいオーシー」[編集]

書籍「帰ってこいマーシー」に、上述の元俳優押尾学を掛けたネタ。
ちなみに、「帰ってこいマーシー」は上述のタレント田代まさしの芸能界本格復帰を支援するため、芸能界等の著名人の応援メッセージ等を収録したもので、2010年7月に発売されたばかりであった。事件を受けて出版社からは編集長名義で、支援していたのに残念である旨のメッセージが発信された(⇒★>http)。

3コマ目[編集]

「一生使わない機能がある」
携帯電話の画面「測位 機能ロック ON OFF」「ウザ 情報送信」
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GPSとブラウザの設定画面。

4コマ目[編集]

「一生押さないボタンがある」
テレビのリモコン
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5コマ目[編集]

「一生使わないパーツがある」
十得ナイフ
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6コマ目[編集]

「一生使わない色がある」
36色の色鉛筆
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P108[編集]

1コマ目[編集]

メニュー「メタボリックセット トンカツ・豚角煮・豚汁」[編集]

これだけカロリーの多いセットだと、メタボリックになる可能性が非常に高い。

メニュー「まんぷくセット ラーメン・チャーハン・からあげ」[編集]

メニュー「トラウマセット マーボー豆腐・ヘビーチリ・食べられないラー油」[編集]

激辛がトラウマになるのでしょうか?
「食べられないラー油」は、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が代表的な「食べられるラー油」のもじり。

2コマ目[編集]

路線図「新宿」「南新宿」「参宮橋」「代々木八幡」「代々木上原」[編集]

小田急小田原線の路線図。
コマ左端の新宿と右端の代々木上原は全列車停車駅、間に描かれた南新宿、参宮橋、代々木八幡は各駅停車駅。

4コマ目[編集]

青山「南新宿で&ruby(おり){下車};てみた」
駅名表示「南新宿」
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小田急小田原線にある新宿駅からの隣の駅「南新宿駅」。
駅名は「南新宿」だが、所在地はほぼ区境のため渋谷区代々木にある。

看板「野ホール」[編集]

小田急小田原線の南新宿駅に隣接する、山野美容専門学校の付属施設「山野ホール」のこと。

看板「エッグ」[編集]

エッグは、「ハロプロエッグ」のことだろうか?
山野ホールでは、2010年2月28日に『2010年 ハロプロ エッグ ノリメンLIVE 2月』が開催されている。

6コマ目[編集]

電車[編集]

小田急2600形、4000形、5000形のいずれかと思われる。

P109[編集]

(P108の7コマ目),1コマ目[編集]

芳賀「心の[[阿藤快が 降りろ降りろと叫んでくるんだ」<br /]]「なんで阿藤快?」
木野国也「ぶらり途中下車の旅だからじゃないか?」
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日本テレビ系列で放送されている鉄道沿線旅行番組「ぶらり途中下車の旅」のこと。
当番組に登場する俳優の阿藤快は常連案内人のひとり。

2コマ目[編集]

看板「山野」[編集]

P108の4コマ目参照。

3コマ目[編集]

木野国也「次は東北沢&ruby(おり){下車};てみようか」[編集]

東北沢は小田急小田原線の駅で、代々木上原と下北沢(共に全列車停車駅)に挟まれた各駅停車駅。

P110[編集]

1コマ目[編集]

F3キー[編集]

PCのキーボード上部にあるファンクションキー
特定の動作をボタン一発のショートカットで行えるため、その機能を理解していれば利便性も高い。しかしパソコン初心者にとっては、偶然触れただけで突然意図しない動作をすることになるため、使われないことも多い。


小森霧の操作しているMacintoshで使用されるMac OS Xでは、F3キーは開いているすべてのウインドウを一覧表示にする機能であるExposé(エクスポゼ)のショートカットキーとなっている。
Windowsの場合は検索のショートカットキーとなっているほか、一部のノートPCではプレゼンテーション用の外部出力の切り替えに使用されている。

6コマ目[編集]

ダンボール「モクメイト[編集]

糸色望実家から相続したモクメイト。詳細は当該項目参照。

9コマ目[編集]

表札「新戸」[編集]

ニートがいる家、ということ。

P111[編集]

2コマ目[編集]

人形「しょんDK[編集]

こけし。当該項目参照。

7コマ目[編集]

糸色望「大宇宙の視点から見れば 虫の知識と大学教授の知識とでは 0.1と0.2もしくはそれ以下の違いしかないのかもしれませんね」[編集]

東洋思想で言うところの「無用の用」である。
この思想を最も顕著に説いているのが「胡蝶の夢」で知られる荘子であり、先のコマの蝶はその隠喩と推察される。
荘子は書中において多くの箇所で無用の用に触れており、一例では

友人の恵子に「君の話は益体もない。無用きわまる。」との批評に対し、
荘子は「無用あればこそ、用の足しが有る。地面は広かれども人が使うは足を置く場所のみ。されどその周りをすべて奈落の底まで掘り下げたとしても、足下の地面は何かの役に立つだろうか?」と問い返す。
恵子が「それでは役に立たないな。」と答え、
荘子は「であるならば、無用に思えども実は用の足しになるというものではないか。」とまとめている。

森羅万象は感覚の可否を問わず全てが複雑に絡まり合いつつ流転することで、世界全体の普遍(=中国哲学でいうところの「&ruby(タオ){道};」)を成すものであり、人間の手前勝手な知恵で推し量られる程度の用益に、真を見出すのは大用大局をわきまえぬ凡俗の浅はかさとする戒めでもある[2]

P112[編集]

1コマ目[編集]

ポスター[編集]

アニメ『ハートキャッチプリキュア!』のキュアサンシャイン。

ダンボール「タンバリン」[編集]

上述したキュアサンシャインの持つ武器「シャイニータンバリン」。

テレビ画面[編集]

かきふらいの4コマ漫画及びアニメ「けいおん!」の登場人物である平沢憂


なお、今話が掲載された2010年9月29日(28日深夜)にアニメ「けいおん!!」最終回が放映され、映画化が発表された。この決定については、キャストにも知らされていなかったらしく、山中さわ子役の真田アサミは、Twitterにて

うそーーーーーー!!!!!!!!!!
知らなかったよー(>< 嬉しい!!!

とコメントしている(⇒★>http)。

抱き枕[編集]

ゲーム「ラブプラス」のヒロインである高嶺愛花

ニート「まだ本気出してないから」[編集]

小学館の月刊IKKIで連載されている青野春秋の漫画『俺はまだ本気出していないだけ』も、周囲の困惑をよそに突然会社を辞めて漫画家を目指すもグダグダな日常を送る中年男の物語。

3コマ目[編集]

[[ニート「明日から本気出す」<br /]]「出さないだろ、一生。」[編集]

そう言っている人ほど、今までのニート生活に慣れすぎて、明日が来ても本気を出さないケースが多い。 「明日から本気を出す」はネットスラングとしてネットで多数使われている。

5コマ目[編集]

木津千里「一生使わないポケットが付いていたり、」[編集]

スラックスやジーンズの前面右手側のポケット内にあるポケット。
「ウォッチポケット」といい、昔は懐中時計を仕舞うポケットとして使われていたが、腕時計の普及により使われなくなった。そのため現在では「コインポケット」と呼んで硬貨を仕舞うポケットとする場合もあるが、結局のところ殆ど使われていない。
自転車などの鍵やUSBメモリ、切符など小物を入れるなど、使いようによっては便利である。

6コマ目[編集]

木津千里「一生食べないうまいぼうの味があったり、」
菓子「きりたんぽ ク」
[編集]

コマ絵は秋田限定の「うまい棒きりたんぽスナック」。
うまい棒に限らずスナック菓子には地方限定味が多く、お土産品として売られている。近年では海外でも限定味を販売している大手製菓メーカーもある。

7コマ目[編集]

木津千里「一生気付かれない作者の描き足しがあったり、」[編集]

コマ絵はさよなら絶望先生第二二集カバー下表紙
カバー下におまけとして描き足してあるコミックスも多い。

単行本では、第二四集カバー下表紙になっている。

P113[編集]

1コマ目[編集]

木津千里「一生通らない道。」[編集]

ウイイレで一生選ばない国がある[編集]

「ウイイレ」とはゲームソフト「ワールドサッカー ウイニングイレブン」の略。
2009年に発売された「ウイイレ2010」では、79カ国のナショナルチームが登録されている。

最近出ることのできない屋上[編集]

不審者侵入や自殺事件防止や事故防止の観点から、特にマンションや学校では閉鎖している場合が多いです。

日本上空なのに一生飛べない空域がある[編集]

「一生飛べない」という表現に当てはめるなら、青森県の車力分屯基地周辺のこと。
車力には米軍のXバンドレーダー[3]が配備されているため、恒常的に飛行を全面禁止とする飛行禁止区域となっている。このため、車力のXバンドレーダーの運用が停止されるまで、全ての航空機は車力を中心とした半径6kmの空域を飛ぶことができない。
他には、飛行が一定条件下で禁止される飛行制限区域として、稼働中の原子力関連施設の上空が指定されている。

なお、横田・岩国・嘉手納などの米軍管制空域は、米軍の管制を受ければ民間機でも飛行は可能である(一応、一生飛べないわけではない)が手続きが非常に複雑で面倒なため、民間機はこれを迂回するのが常となっている。
特に横田飛行場の管制空域は広大なエリア[4]が設定されている。そのため羽田空港や成田空港を発着する民間機の飛行経路が極端に制限[5]され、関東上空は非常な過密状態となっている。

日めくりカレンダーの3月以降[編集]

日めくりを始める元日から1月中旬までの時期はきちんとめくるものの、3月頃になるとめくるのを忘れまとめて数日分をめくるようになったり、最悪の場合めくるのを放棄してしまうことも。
日めくりカレンダーを毎年使用して、日課としてカレンダーをめくる習慣がついていないと継続は難しいようです。

一人暮らしなのに「お風呂に来てください」ボタン[編集]

お風呂場に設置されている呼び出しボタン。もちろん気付いてくれる家族がいなければ押しても意味はありません。

ケータイの横についてるパーマンのマークのような謎のボタン[編集]

NTT docomoの携帯電話に付いているプッシュトークボタン
グループ通話サービス「プッシュトーク(Push Talk)」の「P」を象ったマークで、同じくアルファベットの「P」をモチーフとしたパーマンバッジに似ている。
なお、プッシュトークは当話連載号発売日の翌日である9月30日をもってサービスを終了する。

ウォシュレットのおまかせという謎のボタン[編集]

便座ヒーターのタイマー設定「おまかせ」のこと。
毎日の使用状況を記録し、使わない時間帯になると自動的にヒーターを停止する機能である。

ラブプラス』の彼女以外の女にタッチ[編集]

「お前は一生童貞だから、現実の女の子とタッチなんか出来ないよ」といった意味だろうか。
もっとも、ラブプラスを持っている人は126話に登場したハニートラップ回避能力精鋭部隊員なので、余計なお世話と言ってしまえばそこまでですが。

P114[編集]

6コマ目[編集]

缶「カンパン」[編集]

パッケージのロゴは三立製菓の「カンパン」。(⇒★>http
バクパイプ吹きのキャラクター部分がさのすけに変わっている。

P115[編集]

4コマ目[編集]

日塔奈美「じゃあ毎週自爆ボタン押してた3人組すごいよね」[編集]

タツノコプロのアニメ『タイムボカン』シリーズの三悪トリオ。
ストーリーの展開上、善玉に敗れるたびにマシンが爆発炎上していた。しかし、別に毎週自爆ボタンを押していたわけではありません…。

ちなみに彼らのシリーズを通しての戦績は、1勝(逆転イッパツマン第30話)・1引き分け(ヤッターマン第45話)で、それ以外は全て敗北である。

テレビ画面[編集]

悪役三人組のマシンが爆発するたびに、ドクロの形をした煙が上がるのがお約束だった。

7コマ目[編集]

侵略者に襲われる人々[編集]

右から「YMCA」のポーズ。

9コマ目[編集]

UFO型ラジコン「ID4」[編集]

UFOが襲来する映画「インデペンデンス・デイ」から?
「ID4」は、アメリカ独立記念日(インデペンデンス・デイ)が7月4日であることからつけられた略称である。(劇中では、7月2日にUFOが襲来し物語が始まる。)

P116[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

歌を歌ったら救えるかも‥‥。なおKC第23集は11月17日(水)発売です。ヤックデカルチャー!![編集]

アニメ『マクロス』シリーズより。
歌で戦争を終結させるというテーマが、シリーズを通してストーリーの根幹となっている。
ちなみに『劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』では、それを逆手にとった「歌で銀河が救えるわけないでしょ」というキャッチコピーも登場した。

「ヤックデカルチャー」は劇中に登場するゼントラーディ語。
ヤックは「何と」、デカルチャーは「恐ろしい」「信じられない」の意味。繋げて「何と恐ろしい」の意。

P117(単行本追加ページ)[編集]

義務キャラクター[編集]

今話の常月まとい[編集]

P113の3コマ目と全身絵[編集]

P116の2コマ目[編集]

今話のパンチラ[編集]

P109の4コマ目[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P105の3コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

P114の6コマ目[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P111の2,3コマ目[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P107の6コマ目[編集]

今話の棒犬[編集]

P111の8コマ目[編集]

今話の黒い涙[編集]

P113の10コマ目[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

P109の1コマ目[編集]

今話のAAA[編集]

P114の6コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P111の2コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目   [編集]

今話の娘々[編集]

P109の1コマ目[編集]

今話の面白シール[編集]

P110の7コマ目[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

P107の1コマ目[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

P105の1コマ目[編集]

今話の文化庁[編集]

P115の7コマ目[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

P105の1コマ目[編集]

P110の3コマ目[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

P105の2,3コマ目[編集]

かゆいところ[編集]


238話『この道はいつも通らない道』~
237話『見られようが見られまいが我間接』239話『団結は手抜きなり』

コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。
http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1285686812/l50

  1. 裁判の争点でもあった保護責任者遺棄致死罪は適用されていない。
  2. 漫画では『鋼の錬金術師』の「全は一、一は全」といった思想にも反映されているといえる。
  3. 弾道ミサイルを探知・追尾するレーダー。電波が航空機の機器に悪影響を及ぼす。
  4. 東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県、群馬県、静岡県、山梨県、長野県、新潟県の1都8県にまたがる。
  5. 横田の他にも、茨城の百里、栃木の北宇都宮など自衛隊の基地・駐屯地が使用する管制空域もあるため。