244話『五位は五六年前から焼き芋と云ふ物に、異常な執着を持つてゐる』

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244話『五位は五六年前から焼き芋と云ふ物に、異常な執着を持つてゐる』
(ごいはごろくねんまえからやきいもといふものに、いじょうなしゅうちゃくをもつてゐる)
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タイトルは芥川龍之介の小説「芋粥」の一節『五位は五六年前から芋粥と云ふ物に、異常な執着を持つてゐる』より。

作品情報[編集]

2010年11月24日発売、週刊少年マガジン52号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

夜鳴きラーメンとともに郷愁を誘う音色です[編集]

P48(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

紐で吊された焼き芋を、飛びついてつかもうとしている糸色望

左端の煙[編集]

皇帝ペンギン

P49[編集]

5,6コマ目[編集]

看板「小野」「イモコ」[編集]

遣隋使の小野妹子より。

カエルの看板[編集]

当該項目を参照。

P50[編集]

1コマ目[編集]

記事「愛花」「ラブ」[編集]

当作品頻出の「ラブプラス」と、ヒロインの一人・高嶺愛花より。
好きな食べ物が「お芋」。

記事「やり始 きりが いけど もっと で プ ウ」[編集]

この記事(縦書き)の文頭を、右から横に読むと…。
芋類は食物繊維が多いため、腸内に発生するガスの量が多くなりおならが出やすくなる。

ちなみに、『ラブプラス』では愛花がお腹が鳴る音を気にすることがあるが、彼女の好物と合わせてそちらの音を妄想する強者の彼氏もいるとか…。

2コマ目[編集]

看板「庵 0-10」
のれん「升庵」
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P50の5コマ目参照。

5コマ目[編集]

看板「一升庵 0-1000」
看板「美人女将の店」
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きくち正太の漫画およびテレビドラマ『おせん』に登場する料亭の一升庵。
語呂は漫画のタイトルであり、主人公・半田仙の愛称でもある「おせん」から。

テレビドラマ版が放送されると原作者が連載を突如休載、連載再開後はテレビ関係者に抗議するような内容のストーリーを展開した事が話題になった。
これについてきくち先生は、原作のイメージとストーリーがかけ離れていたためにショックを受け人間不信に陥ったことを明かしている。

なおテレビドラマ版は、当作品でもジャニーズの「NEWS」メンバーの未成年飲酒問題として度々ネタにされた内博貴の連ドラ復帰作としても話題になった。

看板「キリ亭」「雲」[編集]

きくち正太の漫画『きりきり亭のぶら雲先生』より。

P51[編集]

3コマ目[編集]

看板「リ亭」「ぶ」[編集]

P50の5コマ目参照。

4コマ目[編集]

看板「一升庵 0-1000」[編集]

P50の5コマ目参照。

9コマ目[編集]

看板「学生服と眉」「イモト」[編集]

タレントのイモトアヤコとそのトレードマークであるセーラー服、太く描かれた眉毛より。

10コマ目[編集]

張り紙「新刊 小野妹子がかわいい けがない」[編集]

伏見つかさのライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』と、歴史上の人物である小野妹子をかけたもの。

雑誌「マガジン イーモ」[編集]

講談社の隔月刊漫画誌「マガジンイーノ」と芋を掛けたもの。

雑誌「TIMO」[編集]

ニュース雑誌「TIME」と芋を掛けたもの。

P52[編集]

P53[編集]

2コマ目[編集]

糸色望「東大生がバイトの面接行ったら 東大生はこんな事しないでしょうと断られたり」[編集]

学歴をそれほど重視しない中小企業では、高学歴だと扱いづらいと思われるのか、敬遠されることもしばしばあるようです。
建設関連のバイトで本当にあった話であるが、ものすごいド田舎で、時給750円のバイトに東大卒が来て、断った事例があった模様。

生産ライン[編集]

3コマ目[編集]

糸色望「一番上手だったのに 若すぎてオリンピックにでられなかったり」[編集]

フィギュアスケート選手の浅田真央のこと。
2005-2006シーズンのグランプリファイナルで優勝するも、国際スケート連盟の年齢制限規定により2006年のトリノオリンピックに出場できなかった。

フィギュアスケート[編集]

ビールマンスピンのポーズ。浅田真央の得意技のひとつ。

4コマ目[編集]

糸色望「いい人すぎて付き合えないとか 女子は男におっしゃいます」[編集]

12コマ目[編集]

看板「38 レンタル」
幟「DVDレンタ」
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尖閣諸島沖の中国漁船衝突ビデオをYou Tube上に公開した海上保安官のアカウント名「sengoku38」より。

P54[編集]

1コマ目[編集]

記事「源青 香」[編集]

藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』のヒロインである源静香。
実は焼き芋が大好物であるが、「イメージが崩れるから」と公にしていない。
ドラえもんとのび太が早速「日曜農業セット」で芋を栽培し焼き芋を誕生日プレゼントにしたが、イメージを気にした静香が激怒したエピソードがある。

7コマ目、8コマ目[編集]

看板「Toy 3 上映中」
常月まとい「確かに面白いと評判です‥」
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2010年公開のアニメーション映画「トイ・ストーリー3(Toy Story 3)」。
描かれているキャラはウッディとエイリアンに似せている。

指摘の通り、アメリカアニメ界のヒットメーカーとして名高いピクサー・アニメーション・スタジオの製作であり、この作品も概ね高い評価を得ている。

P55[編集]

3コマ目[編集]

看板「海 ジャル UMI 38 海上保安官 ストメッセージ」[編集]

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のビデオを流出させた海上保安官のアカウント名「sengoku38」と、海上保安官をテーマとした映画『THE LAST MESSAGE 海猿』から。
「海猿」は佐藤秀峰の漫画(原案・取材協力は小森陽一)が原作。NHKでテレビドラマ2作、フジテレビで映画3作とテレビドラマシリーズが製作された。「THE LAST MESSAGE」は映画3作目の完結編として2010年9月に公開された。

9コマ目[編集]

テレビ画面「沈黙の穴」[編集]

映画『沈黙』シリーズ。
画面の人物はシリーズで主演を務めるスティーブン・セガール。
なお『沈黙』シリーズはあくまで邦題のタイトルのみであり、セガール主演の映画に決まって『沈黙の●●』とつけられるだけで、ストーリー等につながりはない。なお『沈黙』シリーズ第1作とされる『沈黙の戦艦』(原題 "Under Siege")はストーリー上つながりのある続編 "Under Siege 2" が存在するが、邦題は『暴走特急』となっており『沈黙』シリーズに含まれていない。[1]

原稿[編集]

かってに改蔵」のメインキャラクターである坪内地丹

P56[編集]

1コマ目[編集]

新聞「朝売新聞」[編集]

当作品頻出、大手新聞の朝日と読売を合わせた架空の新聞。

新聞記事「で大丈夫か?」「イーモック」「オトウトノカタキヲトルノデス」[編集]

プレイステーション3/Xbox 360でイグニッション エンターテインメントより発売予定の3Dアクションゲーム「El Shaddai -エルシャダイ-」より。(公式サイト⇒★>http
公開されたトレーラーから様々なMADが製作され、ニコニコ動画等で人気を博している。
下記の元ネタとなった台詞は公式サイトのMOVIE内のトレーラー(ルシフェルバージョン)で聞くことができる。

・で大丈夫か?

主人公のイーノックに対する、案内役で大天使のルシフェルの台詞「そんな装備で大丈夫か?」より。
転じて「そんな●●で大丈夫か?」と、およびそれに対するイーノックの返答「大丈夫だ、問題ない」もしくは「一番いいのを頼む」を組み合わせた表現がインターネットスラングとして使用されるようになった。
また11月18日には「そんな装備で大丈夫か?」がネット流行語大賞2010の候補として発表されている。
追記:12月2日に、ネット流行語大賞2010の金賞となったことが発表された。

・イーモック

主人公のイーノックのこと。
記事に描かれている目線の隠れたキャラクターがイーノックである。

・オトウトノカタキヲトルノデス

敵の堕天使であるエゼキエルの台詞「弟の仇をとるのです」より。
しかし、その不自然なアクセントから「オトウトノカタキヲトルノデス」もしくは「オトートノカタキヲトルノデス」と表記され、ネタにされている。

7コマ目[編集]

看板「小石川マルベル」[編集]

プロマイドの発祥である浅草の「マルベル堂」より。(公式HP⇒★>http

P57[編集]

5コマ目[編集]

看板「丹下 キックボクシングシム」[編集]

原作・高森朝雄(梶原一騎)、作画・ちばてつやの『あしたのジョー』に登場する丹下ジムより。

『あしたのジョー』はTVアニメシリーズ2作、劇場版アニメ2作、実写映画(1970年)が製作されており、さらに2011年春には山下智久主演による実写映画が公開予定となっている。

6コマ目[編集]

右の額縁[編集]

『あしたのジョー』の主人公である矢吹丈のシルエット。

札「山下」「伊勢谷」「あおい」「シロー」[編集]

・山下

2011年公開予定の映画『あしたのジョー』で主人公の矢吹丈を演じる山下智久。

・伊勢谷

2011年公開予定の映画『あしたのジョー』で矢吹丈のライバルである力石徹を演じる伊勢谷友介。

・あおい

アニメ『あしたのジョー』シリーズで主人公の矢吹丈を演じたあおい輝彦。

・シロー

劇場版アニメ「あしたのジョー」シリーズで矢吹丈の友人であるマンモス西を演じた岸部シロー[2]

P58[編集]

7コマ目[編集]

糸色望「逆差別に絶望した」[編集]

面白すぎてゴールデンに出せない[編集]

バラエティ番組の時間帯の温度差のことか。
深夜からゴールデンに移動した番組は打ち切りになるケースが多く、それを恐れる深夜バラエティ番組の視聴者もいる。

似顔絵が似すぎていて友達に殴られる[編集]

藤子不二雄Aの漫画『まんが道』での、主人公の満賀道雄(作者自身がモデル)のエピソードから。
当時中学校では生徒に肝油ドロップが支給されていて、生徒の間では通貨に等しい物であった。その肝油と引き替えに友達の似顔絵を描いていた満賀は、モデルの顔の悪い部分を誇張した絵を描いてしまい、激昂した友達に殴られるエピソードがあった。

偉すぎてサンマを蒸して出される[編集]

落語の噺の一つ「目黒のさんま」より。
お殿様が鷹狩(もしくは遠乗り)で目黒に行った際に、民家で脂ののった焼きさんまを食べ、大変な好物となる。後日になって城中でさんまを求めると、料理人はお殿様の健康を考えて蒸して脂をきれいに落としたさんまを差し出した。脂が抜かれて不味いさんまを食べたお殿様が「さんまは目黒に限る」とこぼす、というもの。
112話では久藤准がこの噺のパロディである「目黒の同人誌」という落語を行っている。

強すぎて人気がなかったのは北の湖[編集]

憎らしいほど強いと評された第55代横綱・北の湖。
70年代後半の嫌いなものの代表として「江川、ピーマン、北の湖」[3]という言葉もあった。
これには、倒した相手力士に手を貸さず相手への敬意がないと見られたことや、先輩力士で人気の高かった大関・貴ノ花(初代)を追い抜いて横綱に昇進した後は、先輩横綱の輪島が霞むほどの勝ち星を上げ、横綱時代は女性ファンの多い第56代横綱・若乃花(2代)や関脇・蔵間といった力士の壁となったため、無類の強さを発揮しながらも悪役・敵役・憎まれ役として見られたことにある。
そのため、1977年の三月場所(春場所)では、北の湖の優勝が決まった際に観客の不満によって座布団が舞うという光景が見られた(横綱が敗れると座布団が舞うのはよく見られる光景だが、横綱が勝って舞うのは異例のことである)。

新しすぎると嫌がられる英国の住宅[編集]

イギリスでは古い物が価値があるとされ、中古の住宅をアンティーク感を損なわないようリフォームして使用することが多い。

文化的過ぎるとパージされる中国の文化人[編集]

当作品頻出のネタ、中国の文化大革命のこと。

正論過ぎると官房長官にハブられる大臣[編集]

中国脅威論を唱えている前原誠司外相(当時)のことと思われる。

進行が良すぎて他の作家から迷惑がられる[編集]

昔でいうところの「高橋留美子先生は休まなかった」、後にいうところの「畑健二郎先生は休まなかった」というところでしょうか。

日本人にテクニックが有りすぎるとパスが来ないイタリアのサッカー[編集]

テクニックに優れた自チーム内のライバルを蹴落とすため、あえてパスを出さないというイタリア式の洗礼と思われる。

可愛すぎて俺の妹がこんなに可愛いわけがないと信じてもらえない[編集]

伏見つかさのライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』より。
主人公である高坂京介は、傍から見ると才色兼備である妹の桐乃に多大な劣等感を感じており、妹の可愛いしぐさを見ても『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』と、スルーしてしまった事から。
ネタとして今話二度目の登場。単行本第二三集紙ブログでも捩っており、久米田先生のお気に入り作品でしょうか?

絵が上手すぎるとギャグがつまんなくなっちゃうからね‥[編集]

久米田先生の自虐ネタ。
もしかして『じょしらく』における自虐でしょうか。
ギャグ漫画家の中には漫☆画太郎や増田こうすけなど、絵が上手くないことも逆手に取ったギャグを描く先生も少なからずいます。

ギャグが面白過ぎると絵を見てくれなくなるからね‥[編集]

同じく久米田先生の自虐ネタ。
今回はなんと2連発です。
伝統的な傾向としてはギャグ漫画は誇張した表現が多くなるため、絵もディフォルメが強まる傾向が多いですが、中には木多康昭や三上龍哉のような劇画調のギャグ作家もいることはいます。

9コマ目[編集]

木津千里「おこんじょうなのは 嫌いだからじゃない」[編集]

「おこんじょう(お根性)」は群馬の吾妻地方(長野県寄り)の方言。
コマの枠外に「いぢわる」と脚注されているように「意地悪」「意地が悪い」という意味で使われる。

糸色望の故郷である信州県蔵井沢市でも使われているのだろうか?

P59[編集]

P60[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

‥‥もうすぐ師走ですしね。[編集]

P61(単行本追加ページ)[編集]

1コマ目[編集]

新聞記事「大」「そんな装」[編集]

ゲーム「El Shaddai」ネタ。

そんな装備で大丈夫か?

義務キャラクター[編集]

今話の常月まとい[編集]

P53の13コマ目[編集]

P54の1,3~6,8,9コマ目と全身絵[編集]

P55の2,5,12コマ目[編集]

P56の1,3コマ目[編集]

P57の5,6,9,10コマ目[編集]

P59の3~5コマ目[編集]

今話のパンチラ[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P58の1コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

P59の5コマ目[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P59の8コマ目[編集]

今話の棒犬[編集]

今話は全身絵に集中して登場。
落ちていた芋を食べ、屁で棒が抜けるというストーリー仕立てになっている。

P50の日塔奈美の全身絵横[編集]

P51の木津千里の全身絵横[編集]

P52の小節あびるの全身絵横[編集]

P54の常月まといの全身絵横[編集]

今話の黒い涙[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

今話のAAA[編集]

P53の13コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P55の7コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目[編集]

P50の2コマ目[編集]

今話の娘々[編集]

今話の面白シール[編集]

P50の1コマ目[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

今話の文化庁[編集]

P52の2コマ目[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

P59の8コマ目[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

P53の1コマ目[編集]

かゆいところ[編集]

P49の6コマ目[編集]

カエルの看板の目が久し振りに伸びている。

P56の8コマ目,P57の4コマ目[編集]

糸色望智絵先生
糸色望「しかし智絵先生こんなもの後生大事に持ち歩いて」
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227話239話に続き今回も誤植です。きつちりしなさい!
ここまで続くと、あえて誤植にするのがお約束のネタになっているのでしょうか…。

単行本では修正済み。



コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。 http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1290531282/l50

  1. 似たような例に、サモ・ハン・キンポー主演映画の邦題『燃えよデブゴン』シリーズや、マイケル・ホイ主演の映画の邦題『Mr.Boo!』シリーズ等がある(どちらも配給会社の都合による独創タイトル)。
  2. 現在は本名の岸部四郎で活動中。
  3. 元ネタは、60年代の子どもが好きなものの代表の羅列である「巨人、大鵬、卵焼き」。