250話『一杯のエスプレッソ分』

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250話『一杯のエスプレッソ分』(いっぱいのえすぷれっそぶん)[編集]

タイトルはエーリッヒ・ケストナーの小説『一杯の珈琲から』より。

作品情報[編集]

2011年1月19日発売、週刊少年マガジン8号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

"祝!連載250回達成!"的なムード皆無でお贈りします。[編集]

P132(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

オフチケットを持って喫茶店に来店した糸色望と、ウエイトレスの風浦可符香
「ZETSUBOU」の文字がドトールコーヒーのロゴ風(⇒★>http)に、コインはスターバックスのロゴのサイレン風のうろペンになっている。

P133[編集]

P134[編集]

6コマ目[編集]

糸色望「今 流行りの共同購入クーポンってやつですね」
看板「**rd cafe」
張り紙「お節」
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GROUPON(以下グルーポン)のクーポンで販売されたバードカフェの「謹製おせち」。
定価2万1000円のおせち料理が共同購入クーポンにより50%offの1万500円で購入できるという触れ込みだったが、配送トラブル(遅延・二重発送・不着)や商品写真と商品内容があまりにもかけ離れていたことから購入者から苦情が殺到した。
これを受けて、外食文化研究所(バードカフェの運営会社)の社長が辞任し、バードカフェの運営自粛が行われた。また、グルーポンは購入者全員を対象とする全額返金と5000円相当のお詫びクーポンの“用意”[1]を行った。

追記:1月29日にグルーポンより事実確認の調査報告として、食材の偽装(表示と異なる食材・産地)と、通常価格の設定不備(2万1000円での販売実績がない)があったことが発表されている。(⇒★>http
食材の発表については同日に発表された外食文化研究所の「お詫びと報告」も参照。(⇒★>http

P135[編集]

糸色望の全身絵[編集]

ゴミ箱「明細」[編集]

上述のバードカフェのお節騒動の際、店のゴミ箱から採集したとされる材料費の明細書が、匿名の人物によりネット上で公開されたことから。

1コマ目[編集]

看板「消費者庁 立ち寄り所」[編集]

上述のおせち料理が、広告の内容と違っていたなどとされる問題で、消費者庁がバードカフェの運営企業から事情聴取を予定していると報道されたことから。

P136[編集]

1コマ目[編集]

城「ナポリ」[編集]

ナポリにあるヌオーヴォ城の塔?

P137[編集]

P138[編集]

風浦可符香の全身絵[編集]

看板「caf ソス ペー」[編集]

今回のテーマ「カフェ・ソスペーゾ」。

1コマ目[編集]

風浦可符香「あなたがマガジンを買ってくれるから お金のない中学生が立ち読みできるんです」[編集]

コンビニでは売れない雑誌は発注されなくなるので、そうなると立ち読みすら出来なくなってしまう。
しかし例え読んだ全員が買ったと仮定しても、出版社は雑誌の売り上げだけではペイしない場合が多く、単行本化による収益で黒字を狙わねばならない。

4コマ目[編集]

テレビ「REGZO」
テレビ画面「3D」
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東芝のテレビのブランド名がREGZA。
新製品とあるので、2010年12月に発売されたグラスレス3D(3Dメガネがなくとも3Dに見える)テレビと思われる。(実際は形が違う)

P139[編集]

1コマ目[編集]

風浦可符香「まだ高い新製品を買ってくれる人がいるから 後々 大衆がこなれた値段で買うことができるんです」[編集]

高いお金を払う人が商品を早く品切れ無く手にすることが出来、お金をたくさん払わない人が順々に遅く、品切れのリスクを負いつつ商品を手にすることが出来る市場原理の事。売る側は高いお金を払ってくれるよう、優良な商品を少ない数でいいから売り出したり、普及価格帯で多く出して、売れ残った分はお金の無い人に順次値引きして引き取ってもらい売れ残りの損益を低く抑えたりと、売り手、買い手、お金のある人、お金の無い人が全員有益な市場が形成可能である。

6コマ目[編集]

日塔奈美「正価で買う人がいるからバーゲンで安く買える人がいるのね」[編集]

7コマ目[編集]

糸色望「大人がちゃんとした値段で食べるから お子様ランチが安く提供されるのです」[編集]

お子様ランチは家族連れの子供を狙う意味があるが、手間がかかるため、利益率は高くないと言われている。
そのため、年齢制限が設けられていることが多いが、食の細い高齢者にも販売しているところもある。

8コマ目[編集]

糸色望「ビジネスクラスに正規料金で乗る人がいるから 格安のエコノミーでそれなりのサービスを受けられるのです」[編集]

実際のところ、航空会社の利益を生み出しているのは、ファーストクラスやビジネスクラスといったビジネス需要によるところが大きい。ビジネス需要では渡航直前に日程が決定することが多く、また旅程を変更することが多々あるため、正規料金の航空券では日程変更などが柔軟に対応可能となっている。裏返せばビジネス需要であることを楯に足元を見られて高額を請求されているともいえる。
そのため、もともと利益率の低いエコノミークラスであっても空席を作るよりは格安販売であっても残り席を埋めてしまうほうが運行上も望ましいことから、エコノミークラス座席では、航空会社から格安で各旅行代理店に座席が供給されている。現在の海外旅行などの販売価格を見て分かるとおり、エコノミークラスの運賃だけでは利益が出ていない状態であることは一目瞭然である。実際に2008年以降のサブプライムローンに端を発した世界同時不況では世界的にビジネス客が大幅に減少したため、エコノミークラスを主要顧客とする格安LCCは高収益であったのにもかかわらず、一般の航空会社が軒並み大幅な赤字に陥ったのは記憶に新しい。

9コマ目[編集]

糸色望「高いロースを買ってくれる人がいるから 安くバラ肉が買える人がいるのです」[編集]

一頭の動物から採取できる食肉部位の品目には限りがある。したがって高いロース肉の需要が旺盛になると、自動的に安いバラ肉も大量に市場に放出されるためその販売価格が低下する。

10コマ目[編集]

糸色望「そんなカフェ・ソスペーゾ」[編集]

四角いカステラを買ってくれる人がいるから切り落としカステラを安く買えるのです。[編集]

高級品のカステラを作る際、大きさや形を整える為に周りの部分を切り落とすが、この部分も決して味が落ちているわけではないので、格安で販売される。
これは一つ上の羅列にある食肉(例えば牛モモ切り落とし等)においても同じ現象が発生する。

キャバ嬢にブランド品をプレゼントする人がいるから、そのブランド品を質屋で安く買うことができるのです。[編集]

いわゆる質流れ品のこと。
質屋が買い取ったブランド品は、一般の場合定価よりも安く消費者に販売されることから。

ソフトを買ってくれる人がいるからPS3があの値段で出せるのです。[編集]

PS3を出しているSCE(2010年4月設立)は、一部を除いて各ソフトウェア供給会社から、ソフト一本(BD一枚)あたり1000円ぐらいのロイヤリティ(ソフトウェア製造費用)を科したり、一部ソフト会社を除いて問屋業もSCEが直に行って利益を得る事によって、一台あたりの製造原価が売値の数十円~数百円ぐらい下と言われているPS3をあの値段で供給可能となっている。ちなみに、小売店の場合もほぼ卸値でそのまま消費者にPS3が売り出されているが、これもソフトを売るための客寄せとしてPS3の本体を売り出しているからである。

ディナーのお客様がいるからランチをお値打ち価格で出せるのです。[編集]

多くの飲食店では、ディナーメニューは利益率が高いが集客力に難がある場合が多い。そこで多くの店舗では、宣伝も兼ねてランチメニューでは低利益率(赤字となることもある)にて食事を提供している。

テナント料を払ってくれる借り主様がいるから赤字の雑誌が出せるのです。[編集]

少子化でも大きなお友達のおかげで番組制作費が賄えるのです。[編集]

少子化で子供向けアニメでお金を稼ぐのは難しいかと思いきや、購買力の高い大人のお友達のおかげで、例えばおもちゃ会社がスポンサーのアニメでおもちゃをたくさん買ってくれたり、製作委員会方式で作られたアニメではBDやDVDをたくさん買ってくれたりすることによって、TVアニメは支えられている。
だがその影で、子供達からある程度人気があって、視聴率も決して悪くはないが大きなお友達の嗜好に合わなかった為、DVDすら出してもらえなかったり、玩具も中途半端に高く子供が親に買ってもらえないためさっぱり売れず、打ち切られた子供向けアニメも少なくない。

DVDを買ってくれる人が少ないから四期が作られないのです。[編集]

アニメ「懺・さよなら絶望先生」のDVDは第一期や第二期と比べて売り上げ数が減少しており、さらに「傷物語」や「かってに改蔵」のアニメ制作が決定したため、さよなら絶望先生のアニメの四期制作は絶望的な状況に陥っている。
しかし過去のシリーズのBD化が決定したので、この売り上げが良ければ第四期の可能性も・・・・

P140[編集]

糸色望・丸内翔子の全身絵[編集]

ランドセル「だて」[編集]

原作・梶原一騎、作画・辻なおきの漫画およびアニメ「タイガーマスク」の主人公である伊達直人。
孤児院出身で、プロレスで稼いだ金を孤児院に寄付しているという設定から、2010年のクリスマスに群馬の児童相談所に伊達直人名義でランドセルがクリスマスプレゼントが贈られた。これがきっかけとなり、日本各地の養育施設などに伊達直人名義のクリスマスプレゼント・お年玉・寄付が寄せられる「タイガーマスク運動(現象)」が起きた。中には伊達直人以外の漫画・アニメキャラクターの名前を使用して贈り物をするケースも増えている。

4コマ目[編集]

[[糸色望「アリエッティ?」<br /]]「みたいなものです」[編集]

スタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」より。

P141[編集]

P142[編集]

5,6コマ目[編集]

糸色望「誰だ この真ん中にいるのは」
中間業者「中間業者です」
糸色望「そうかこれこそグルー○ンの仕組みそのもの」
正規料金客<仲介サイト運営会社>50%off客
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P143[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「世の中そんな構図ばっかり」[編集]

日本<アメリカ>中国[編集]

国家同士の対立に於けるアメリカの立ち位置のこと。

高額アイテム購入者<ケータイゲームサイト運営会社>無料ゲーマー[編集]

CD100枚購入者<[[似顔絵で描かれている。</ref>>[[AKB>AKB48|秋元康]]<ref]][編集]

6コマ目[編集]

雑誌「呍」[編集]

成年コミック誌「COMIC&ruby(あうん){阿呍};」。
ロゴは「呍」の字を使用しているものの、「呍」の字は変換出来ない場合が多く、公式サイトでも「阿吽」と表記されている。

雑誌「北欧[編集]

P144[編集]

3コマ目[編集]

クーポンサイト「高価な墓石」
墓石「大事家」
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大事MANブラザーズバンドの楽曲「それが大事」(1991年)の歌詞より。

高価な墓石を建てるより 安くても生きてる方がすばらしい

発売から半年以上にわたって幅広く支持されたことから、180万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

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P145(単行本追加ページ)[編集]

義務キャラクター[編集]

今話の常月まとい[編集]

P137の1~3コマ目と全身絵[編集]

今話のパンチラ[編集]

P143の10コマ目[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P133の1コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

P140の糸色望丸内翔子全身絵の横[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P143の13コマ目[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P143の10コマ目[編集]

今話の棒犬[編集]

P135の4コマ目[編集]

P143の11コマ目[編集]

今話の黒い涙[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

P139の6コマ目[編集]

今話のAAA[編集]

P141の1コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P139の3コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目[編集]

P141の1コマ目[編集]

今話の娘々[編集]

P139の6コマ目[編集]

今話の面白シール[編集]

P141の1コマ目[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

P144の4コマ目[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

P144の2コマ目[編集]

今話の文化庁[編集]

P144の2コマ目[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

P142の4コマ目[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

P139の11コマ目[編集]

かゆいところ[編集]


250話『一杯のエスプレッソ分』~
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コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。 http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1295363507/l50

  1. グルーポンの返金対応には期日(1月17日)までに購入者が申込む必要があったため、返金とお詫び贈呈の用意があることを示しただけで、全員に返金されない懸念があるとの批判が出ている。