287話『悲式玩具』
287話『悲式玩具』（かなしきがんぐ）[編集]
タイトルは石川啄木の歌集『悲しき玩具』より。
この歌集は啄木の没後間もなく編纂されたもので、タイトルは啄木のエッセイ『歌のいろ／＼』の結びの一文「歌は私の悲しい玩具である。」に基づく。
青空文庫はこちら。（悲しき玩具⇒★>http、歌のいろ／＼⇒★>http）
作品情報[編集]
2012年1月25日発売、週刊少年マガジン2012年8号に掲載。
欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]
3−へ一同がついに‥‥!?[編集]
P76（単行本追加ページ）[編集]
卒業式に出席する正装の木村カエレ、音無芽留、小節あびる。
芽留の携帯電話には「楽しかった学校生活＿」が右から書かれている。
芽留の右手上の桜に皇帝ペンギン。
P77[編集]
P78[編集]
2～6コマ目[編集]
歌詞「あーおーげばー わがーしの おーん おしーえーのー」
歌詞「あーおーげばー とーうとーし わがーしの おーん おしーえーのー にわー にーもー」（単行本）[編集]
唱歌「仰げば尊し」の1番の歌詞。
仰げば尊し 我が師の恩 教の庭にも はや幾年
コマ内に表記されている部分では冒頭の「尊し」の部分が抜けている。
単行本にて「とーうとーし」「にわー にーもー」と抜けていた部分が追加された。
6コマ目[編集]
携帯電話「OME BACK」[編集]
携帯電話のMENU、HOME、BACKを指すキー。
P79[編集]
4コマ目[編集]
木津千里「嬉しかった、アニメ化」[編集]
5コマ目[編集]
木津千里「スルーされた3分の映画化」[編集]
2011年8月に同時上映で劇場公開された『劇場版 魔法先生ネギま！ ANIME FINAL』と『ハヤテのごとく！ HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』のこと。
両作品のインターバルに約3分の短編作品が挿入されており、かってに改蔵キャラとさよなら絶望先生キャラが映画館で『ネギま！』の映画を観覧していて、勝改蔵と糸色望が『ハヤテがごとく！』へ誘導するという演出になっていた。
これを受けて、単行本第二七集の単行本オビには「映画化済み作品」と表記されていた。
P80[編集]
小節あびるの全身絵、2コマ目[編集]
小節あびる「なんで 卒業式って予行練習しないといけないんでしょう？」[編集]
4コマ目[編集]
[[小節あびる「だって入学式は予行練習しないでしょう」<br /]]「ああ言われてみれば」[編集]
P81[編集]
P82[編集]
5コマ目[編集]
日塔奈美「なんかミスチルに憧れてバンド始めた中学生が書きそうな歌詞だ」[編集]
ミスチルは、日本の4人組ロックバンドの&ruby(ミスター・チルドレン){Mr.Children};の略称。
P83[編集]
風浦可符香の全身絵[編集]
株価のグラフ[編集]
1〜4コマ目[編集]
[[風浦可符香「戦後日本の高度成長を支えてきたと言われる我が国秘伝の「卒業式」という名の方程式」<br /]]「全ての自然界の仕組みや宇宙の成り立ち経済の流れまでこの式で解き明かす事ができると言われています」
常月まとい「つまりフィボナッチ数列みたいなもの？」[編集]
フィボナッチ数列は1コマ目の背景にある数列で定義される。
フィボナッチ数列を一辺の長さとした正方形を螺旋状に配置すると、黄金長方形に近づいていき、黄金螺旋を描く（3コマ目背景の図形）。この規則は自然界の仕組みにも現れており、螺旋状になっているひまわりの種を数えるとフィボナッチ数となる（3コマ目背景の絵）。
また、これを元にした比率は為替取引にも応用されており、「フィボナッチ・リトレースメント」「フィボナッチ・ファン」など為替の分析にも用いられている。
P84[編集]
2コマ目[編集]
日塔奈美「九九ができないと 小学校卒業できないぞって昔先生に言われた」[編集]
6コマ目[編集]
引退式[編集]
沖縄 司会√黒い交際 ＝卒業
元タレントである島田紳助のこと。
数々のレギュラー番組の司会を持っていたが、2011年8月に暴力団関係者との交際を理由に芸能界を引退した。引退以前より沖縄・石垣島に店を構えており、引退後は沖縄で過ごしている姿が目撃されていた。
2012年に入って吉本興業社長が芸能界復帰を希望しており、今話連載の直前には講談社のフライデーが都内にいる姿を報じるなど、未だにその動向に注目が集まっている。
P85[編集]
3コマ目[編集]
卒業式[編集]
写メ流出 √アイドル ×！＝卒業
AKB48プロジェクトの恋愛禁止の掟により、彼氏との写メやプリクラが流出した場合は卒業という名の解雇が行われていた。現在では選抜落ちや謹慎など「卒業」に至らない程度の処分に変わってきている。
追記：連載直後にはプライベートのTwitterアカウントから男性との2ショットや合コン画像が流出した米沢瑠美と平嶋夏海が、自主的に活動を辞退するという形でAKB48を脱退している。
5コマ目[編集]
プリクラ「結婚 もん」（連載時）
プリクラ「結婚 するもん」（単行本）[編集]
このプリクラに類似したものでは、「結婚するもんっ！」と書いたプリクラが流出してAKB48研究生を卒業した石黒貴己や、ディープキスのプリクラが流出して2011年内の活動自粛（実質約半月の自粛）をした乃木坂46の若月佑美がいる。
P86[編集]
1コマ目[編集]
断髪式[編集]
メール 力士√800 ☆×1＝50万
2011年に発覚した大相撲の八百長問題。
星（勝ち）の取引が暴露され、横綱・大関クラスでは勝ち星一つにつき50万円のレートという情報も報道された。
7コマ目[編集]
二次卒業式[編集]
声優に彼氏 √オレの嫁キャラ、死亡×非処女 ＝卒業
2011年には竹達彩奈、戸松遥、豊崎愛生などが話題となった。
竹達彩奈の場合は、上述のようにプリクラ流出という形での発覚だった。
ただ大抵のオタクは別のキャラや声優に乗り換えるだけなので二次元からの卒業にはならないのかもしれない。
この手のネタはさよなら絶望放送第186回など頻出。
P87[編集]
3コマ目[編集]
風浦可符香「式と付くもの全てに方程式が成り立つのです！」[編集]
生活様式＝365√ネット＋アニメ＋ゲーム＋漫画＋壁パンチ／親の金[編集]
制作委員会方式＝√原作／出版社＋放送局＋スポンサー＋レコード会社[編集]
正しくは、製作委員会である。
製作委員会方式に関する解説はさよなら絶望放送第93回の項目も参照のこと。
インクジェット方式＝本体価格＋（カートリッジ）＾∞[編集]
インクジェットプリンタの本体を安く供給し、交換用インクカートリッジを高めの価格で供給することで利益を得る商法のこと。
古くはカミソリの柄の部分を安く売って替え刃を高価格にするという商法があり「カミソリ商法」とも呼ばれる。
結婚式＝∫愛情√妊娠＋世間体／同棲期間[編集]
いわゆる、「おめでた婚（できちゃった結婚）」のこと。
除幕式＝ダム計画√（凍結⇔再開）＾∞／政権交代[編集]
群馬県吾妻郡長野原町に建設中の&ruby(やんば){八ッ場};ダムのこと。
2009年に民主党が政権交代を果たすと、鳩山由紀夫内閣の前原誠司国土交通大臣がマニフェストに基づいて建設を中止した。しかし、2011年11月に治水・利水に関してダムの建設を「最も有利」とする検証委員会による検証報告書が提出されると、神奈川県を除く関東地方1都5県から建設継続への強い要望も出され、12月22日に野田内閣の前田武志国土交通大臣が建設再開を決定した。
逆三段スライド方式＝ハトヤ√アジ（400＋350＋300）／釣り堀[編集]
静岡・伊東温泉にあるハトヤグループの温浴施設「ハトヤ大魚苑」の釣り堀の仕組み。（CM動画⇒★>http）
「釣れば釣るほど安くなる」というキャッチフレーズで、アジの場合は1匹から5匹までが1匹400円、6匹の場合は1匹350円、7匹以上は1匹300円となる。
P88[編集]
4コマ目[編集]
卒業式[編集]
人気低迷 √編集方針 作者モチベーション ＝卒業
マ太郎が「編集方針」の下に波線を引いているのは『かってに改蔵』が編集方針の変更で切られたからか。だが近年では特に人気がないわけでも子供に見せてはいけない表現があるわけでもないにも関わらず、編集方針の変更という名目で編集部が気に入らないというだけで打ち切られた作品も多々ある。もっとも、それをやり過ぎて読者から嫌われて潰れた雑誌もあるが。
欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]
卒業式は、まだまだ先だよ。[編集]
P89（単行本追加ページ）[編集]
義務キャラクター[編集]
今話の常月まとい[編集]
P81の7コマ目[編集]
P82の1コマ目と全身絵[編集]
P83の4コマ目[編集]
今話のパンチラ[編集]
P87の7コマ目[編集]
今話の皇帝ペンギン[編集]
P77の1コマ目[編集]
P79の3コマ目[編集]
P84の1コマ目[編集]
今話のさのすけ・さのすこ[編集]
P80の1コマ目[編集]
今話の櫻井よしこ女史[編集]
P86の2コマ目[編集]
今話の天下り様[編集]
P80の6コマ目[編集]
今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]
P83の7コマ目（赤ちゃんのみ）[編集]
今話の棒犬[編集]
P81の木村カエレの全身絵横[編集]
テーマに合わせて卒業証書の賞状筒が刺さっている。
今話の黒い涙[編集]
P81の4コマ目[編集]
P89（単行本追加ページ）の3コマ目[編集]
今話の麻生太郎氏[編集]
今話の安倍晋三氏[編集]
今話の石破茂氏[編集]
P82の5コマ目[編集]
今話のAAA[編集]
今話のきよ彦[編集]
P82の常月まといの全身絵横[編集]
今話の神シール[編集]
今話の闇の目[編集]
今話の娘々[編集]
P82の5コマ目[編集]
今話の面白シール[編集]
P84の日塔奈美の全身絵横[編集]
今話の漫画界が平和でありますように[編集]
P81の5コマ目[編集]
今話のせんとくん[編集]
今話のイロイロ削られたナニか（・３・）[編集]
P82の4コマ目[編集]
今話の文化庁[編集]
P83の風浦可符香の全身絵横[編集]
P89（単行本追加ページ）の3コマ目[編集]
今話の草彅剛[編集]
今話の酒井法子[編集]
P83の4コマ目[編集]
今話の友愛[編集]
今話のスキ魔[編集]
今話のハト[編集]
P87の6コマ目[編集]
かゆいところ[編集]
P88の1コマ目[編集]
3のへ組の卒業写真[編集]
メインキャラクターでは風浦可符香のみがいない。
巻末コメント[編集]
「NHKで朝からパン○ンという言葉が聞けるとはね…、雑誌でも伏字でしょ。」[編集]
NHK連続テレビ小説（朝ドラ）の『カーネーション』より。
2012年1月4日放送週の「第14週 明るい未来」で「パンパン」が登場し、1月9日放送週の「第15週 愛する力」で糸子（演：尾野真千子）の同級生だった奈津（演：栗山千明）が「パンパン」になっていた場面があった。
「パンパン」は第二次大戦後の日本で進駐軍兵を相手に街頭に現れた娼婦のことを指す俗称である（参考⇒Wikipedia>http）。57話のサブタイトルの元ネタでもある松本清張の推理小説『ゼロの焦点』でも、「パンパン」が事件の根幹となる主要なテーマとして扱われている。
なお「パンパン」という語について、現在の性風俗に関わる人物に対して用いる場合は侮蔑用語もしくは差別用語とされテレビなどで放送することは出来ない。ただし、過去に用いられていた史実語という扱いで当時を再現する場合に限り、テレビ放送でも使用することが可能である。
コメント欄[編集]
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