DEATH NOTE
DEATH NOTE(デスノート)[編集]
原作・大場つぐみ、作画・小畑健の漫画。
週刊少年ジャンプにて2004年1号から2006年24号まで連載された。
全108話、全13巻[1]。また、単行本収録のプロトタイプ1話と、単行本未収録の特別編1話がジャンプに掲載されている。
概要[編集]
死神の落とした、顔を知って名前を書くだけで人を殺せるノート「デスノート」を拾った、天才高校生の夜神&ruby(ライト){月};が、自らの理想世界を実現させるため、知謀を尽くして警察や探偵の目をかいくぐり、犯罪者や敵対者を抹殺していくサスペンス漫画。
週刊少年ジャンプの漫画ではお約束である「友情・努力・勝利」という三大原則を、『偽りの「友情」による人脈を利用して、犯行を成功させる為の弛まぬ「努力」をし、自分の味方を切り捨ててまで敵を蹴落とし「勝利」する』と、皮肉の如く歪めて盛り込んだアンチヒーロー型の作品であり、漫画単行本の初版100万部最速到達記録を樹立した。
なお、この作品の原作担当である大場つぐみと、作画担当である小畑健は、『バクマン。』において再びタッグを組んでいる。
あらすじ[編集]
高校生の夜神&ruby(ライト){月};は、ある日、通っている高校の敷地内で奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間が死ぬデスノートだった。犯罪者が存在しない新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬る。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ(KIRA)」と呼び始め、キラを「神」と崇め崇拝する者まで現れた。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、手がけた事件を必ず解決に導く、全世界の警察を意のままに動かせる唯一の存在である謎の名探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼する。
犯罪者の抹殺を続けるキラを連続殺人犯と見なすLは、キラが日本の関東地区にいると判断し、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。
アニメ化・実写映画化・ノベル化[編集]
2006年に実写映画化及びアニメ化された。但し、映画のタイトルは『デスノート』とカタカナ表記。
同年には本編の前日譚である『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』が西尾維新によってノベル化されている。
2008年に実写映画のスピンオフ作品が公開され、それに合わせて特別読み切りが週刊少年ジャンプに掲載された。
メインキャスト[編集]
~キャラクター | ~アニメ版 | ~実写映画版 |
CENTER:夜神月 | CENTER:宮野真守 | CENTER:藤原竜也 |
CENTER:L | CENTER:山口勝平 | CENTER:松山ケンイチ |
CENTER:弥海砂 | CENTER:平野綾 | CENTER:戸田恵梨香 |
CENTER:夜神総一郎 | CENTER:内田直哉 | CENTER:鹿賀丈史 |
CENTER:夜神幸子 | CENTER:さとうあい | CENTER:五大路子 |
CENTER:夜神粧裕 | CENTER:工藤晴香 | CENTER:満島ひかり |
CENTER:リューク | > | CENTER:中村獅童[2] |
CENTER:レム | CENTER:斉藤貴美子 | CENTER:池畑慎之介[3] |
CENTER:ワタリ | CENTER:小林清志 | CENTER:藤村俊二 |
CENTER:南空ナオミ | CENTER:松井菜桜子 | CENTER:瀬戸朝香 |
CENTER:松田桃太 | CENTER:内藤玲 | CENTER:青山草太 |
CENTER:高田清美 | CENTER:岡村麻純(第1部) 坂本真綾(第2部) |
CENTER:片瀬那奈 |
CENTER:魅上照 | CENTER:松風雅也 | CENTER:- |
CENTER:ニア | CENTER:日高のり子 | CENTER:福田響志[4] |
CENTER:メロ | CENTER:佐々木望 | CENTER:- |
改蔵声優ではとうりゃんせA役の山口勝平がL役で出演している。
絶望声優では新井智恵・糸色倫・糸色交役の矢島晶子が孤児院の子供役で出演[5]している。
じょしらく声優では婦人役の斉藤貴美子がレム役で出演している。
キャラクター[編集]
夜神&ruby(ライト){月};[編集]
本作の主人公。警察庁刑事局局長・夜神総一郎の息子。
リュークが落としたデスノートを拾ったことで、自らの理想世界の実現を司る神となるべく「キラ(=killer)」と名乗り、その障害となる人物を独断で抹殺していく。
映画版は藤原竜也、アニメ版は宮野真守が演じる。
「月」と書いて「ライト」と読む理由は、万一の場合同名の人に迷惑がかかることがないように配慮して『絶対に実在しない名前』にしたとのこと[6]。ちなみに、これは他の登場人物(主に月に殺される犯罪者たち)にも言えること。
リューク[編集]
死神。
夜神&ruby(ライト){月};が拾ったノートの本来の持ち主。リンゴが大好物。
映画・アニメでの声優は中村獅童。
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
久米田先生がこの作品のファンなのか、本作ではいろいろな所で背景ネタとして登場。
作品内に登場する死神のリュークがリンゴ好きなとこ
ろや、「映画版のリュークの配役が布袋寅泰」という噂になったネタ等も細かに活用している。
また、週刊少年サンデーにおいて作風やストーリーが類似した漫画「LOST+BRAIN」が連載された際にも素早くネタにしている。