十三日目/しりとてちん
十三日目/しりとてちん[編集]
タイトルの元ネタは上方落語『ちりとてちん』。
何でも知ったかぶりをする竹に一泡吹かせようと、旦那さんは腐った豆腐を「長崎名物のちりとてちん」と称して竹に差し出す。
例によって知ったかぶりをする竹は「ちりとてちん」を食べるハメになって・・・・。
関東では「酢豆腐」の名で知られる噺。
本作とコンセプトが共通する(?)、女性落語家の奮闘を描いた貫地谷しほり主演のNHK連続テレビ小説(第77作目)のタイトルとして、その名を全国に知らしめた噺でもある。
作品情報[編集]
2010年8月9日発売、別冊少年マガジン9月号に掲載。
P44[編集]
扉絵[編集]
波浪浮亭木胡桃の水着姿。 別冊少年マガジン9月号巻頭企画と連動させている。
P45[編集]
3コマ目[編集]
貼り紙「開けたら閉める」[編集]
十二日目より。
P46[編集]
1コマ目[編集]
木胡桃「夏休みだと言うのに 寄席に子供の姿が少ない」[編集]
現在の寄席は新宿・上野・浅草・池袋と歓楽街にある事や落語自体がある程度の世俗知識や人生経験があって笑えるネタが多い事もあり、小学生以下の所謂「子供」を見る事は少ない(そのため、家族連れで来ることも少なくなかった時代の寄席では、落語の合間に入る漫才や曲芸など所謂「色物」が概ね児童層をカバーする役目も持っていた)。
但し寄席は時として地方の修学旅行生のルートに組み込まれる事があり、特に団体客を積極的に受け入れている浅草演芸ホール等では、制服姿の中学生の団体を見かける事がままある。
尚、子供への落語普及活動としては、学校へ公演をしにいく「学校寄席」があり、幼稚園から高校まで幅広く行われている。
客[編集]
前列右隅に覆面落語家、中列中央に前田くんと五日目の神父、後列に異教徒の皆様。
P47[編集]
1コマ目[編集]
苦来「ハッピーセット的なやつ」[編集]
大手ハンバーガー店のマクドナルドが販売しているセットメニュー。
人気キャラクターのオマケ玩具がついてくるのが特徴で、アメリカでも同様に販売されている人気商品。
日本でも漫画やアニメの人気キャラクターが多数使用されており、大手メディアも協賛しているが、大人の事情があるようで講談社は全く参加していない。
5コマ目[編集]
苦来「フフフ・・・・・・」[編集]
おそらく「さよなら絶望先生」162話P32 1コマ目からのセルフパロディ。
そういえば苦来も千里同様、黒髪ストレートです。
P48[編集]
1コマ目[編集]
丸京「まぁ 私は個人的に対策してるけどね」
蕪羅亭魔梨威「メガネかよ!」[編集]
丸京のメガネの形は四角だったが前回から形が丸へと変わっている。
担当のTwitterによれば、今後も丸メガネが続くかは「ヤス先生のノリ次第」とのこと。
2コマ目[編集]
手寅「子供は丸っこいキャラクターが好きよね」[編集]
背景のキャラクターは右から左下にかけて
おもちゃ開発の観点からも、丸っこいほうが怪我をしにくいので商品として都合が良いという利点もあり(上の三つもハッピーセットで採用された経歴あり)、漫画家では石ノ森章太郎もキャラクターデザインにはそうした点も必ず考慮した旨を述べていたが、『機動戦士ガンダム』に代表されるロボットアニメブームの頃には角ばったデザインが数多く出回っていたことを鑑みると、直線的デザインが決して不利というわけではない。
5コマ目[編集]
魔梨威「なんかそんなゲームキャラいたな」[編集]
ゲーム『ときめきメモリアル』の館林見晴より。
設定上はコアラを意識した髪型であるという。
最近の子供世代にとってはアニメ『Yes! プリキュア5』のキュアドリームの髪型の方が記憶に新しい(ちなみに上記のアニメもハッピーセットになった経歴がある)。
勿論、その髪型で惹きつけられるのは子供より30代あたりのヘンタイさんの方でしょう。
P49[編集]
1コマ目[編集]
苦来?「無限曼陀羅を形成しているの」[編集]
配置は上が丸京、右が木胡桃、下が手寅、左が苦来、中央が魔梨威。
5コマ目[編集]
右下のお菓子[編集]
ヤマザキナビスコの「RITZ」。
右から二番目のお菓子「地域限定 ポテトチョップス」[編集]
カルビーポテトチップス。
中央のお菓子「暴君ハバネル 炎のチップス」[編集]
暴君ハバネロ。
袋にはいだしょうこが描いたスプーのようなイラストが描かれている。
左上のお菓子[編集]
キャラメルコーン。
左下のお菓子「おむすび」[編集]
おにぎりせんべい。
6コマ目[編集]
ホワイトボードに描かれているAA?[編集]
P50[編集]
1コマ目[編集]
テレビ画面及びホワイトボード「★」(雑誌掲載時のみ)[編集]
どちらもhuke氏によって作られたキャラクター「ブラック★ロックシューター」から。
同上「里親募集中! かわいいチビネコです」(単行本修正)[編集]
トラの置き物[編集]
竹宮ゆゆこのライトノベル及びアニメ「とらドラ!」の手乗りタイガー。
P51[編集]
6コマ目[編集]
丸京「寄席でどーやってケツを出すか」[編集]
古典落語だとお尻が出てくる演目に『尻餅』『粗忽の使者』などがある。
『尻餅』は年末に餅が買えない夫婦が見栄を張って策を案じ、亭主が奥さんの尻を叩く音で餅をついているようにごまかそうとする話。
『粗忽の使者』は、幼い頃の躾により尻を抓ると記憶を取り戻す侍が登場する。
実際の噺家が高座で尻を晒すことなどまず有り得ないが、岩井俊二監督の映画『花とアリス』では、落語研究会の部長(演:坂本真)が文化祭の高座で尻を出しながらこの噺を演じるシーンがある。
7、8コマ目[編集]
丸京「生半可な事じゃないんだよ ケツを出すって事は やりようによっては二十年 尻出しのレッテルを貼られ 侮辱され続けかねない」[編集]
『行け!!南国アイスホッケー部』時代の久米田先生の黒歴史。
ちなみに尻出しの有名人にフランス人ミュージシャンのミッシェル・ポルナレフがいる。
カーリーヘアに白ブチサングラスがトレードマークの派手な容姿のみならず、1972年のコンサートでは堂々と尻を出した後ろ姿のポスターを出し[1]、以後も象徴的図案として用いてくる攻めのスタイルは年月を経ても変わることが無く、1972年当時の尻出しポスターを2000年代もなおコンサートで使用している[2]。
P52[編集]
1コマ目[編集]
張り紙「高温多湿は避けましょう」[編集]
高温多湿の環境は、熱中症の原因の最たるもの。
特に酷暑であった今年(平成22年)の夏は、熱中症の被害が全国的に多発した。
P53[編集]
5コマ目[編集]
木胡桃「最後に皆でデ●ズニーランドに行って」
手寅「一流ホテルに泊まってレストランでおいしいもの食べて それから――」[編集]
家族で一家離散や一家心中する前によくあること。
「かってに改蔵」でも第191話など度々ネタにされていた。
P54[編集]
1コマ目[編集]
張り紙「水分を摂り 激しい運動は 控えましょう」[編集]
こちらも、熱中症に関する注意事項。
スタッフの間に、患者が現れたのだろうか。
4コマ目[編集]
P55[編集]
7コマ目[編集]
こけし[編集]
こけしは読みが「子消し」に通じるため、いわゆる「間引き」や「神隠し」と関連付けた都市伝説が広く流布している。
しかし、こけしの名称は、地域によって様々な名前で呼ばれていた木彫りの人形について昭和初期に統一名称として決められたものであり、「子消し」は根拠の無いガセである。
9コマ目[編集]
張り紙「適度に 塩分摂取を」[編集]
やはりこれも熱中症に関する張り紙。
読者も、Wiki利用者の皆様もご自愛ください。
P56[編集]
1コマ目[編集]
歌詞「青いケツー 恥じてたー 女の子ー 異人さんに つれられてー いーっちゃったー」[編集]
野口雨情作詞・本居長世作曲の童謡「赤い靴」の替え歌。
赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった
ちなみに、2番の歌詞を見ると異人が船乗りの格好をしているのは理にかなっている。
横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って 異人さんに つれられて 行っちゃった
P649(別冊少年マガジン連載時のみ掲載) 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ[編集]
かゆいところ[編集]
(背景に関する単行本加筆・修正箇所)[編集]
P48の1コマ目 雑誌ではふすまだったが、単行本では窓に修正。
P53の5コマ目[編集]
点描背景を加筆。より叙情感が増しました。
クーラーの下にある張り紙に描いてある絵[編集]
見えるたびに絵が変わっている。
P46の6コマ目 巣の上にタマゴ P51の1コマ目 ヒヨコ P53の1コマ目 ニワトリ P55の1コマ目 ローストチキン‥‥
張り紙[編集]
熱中症対策が書かれている。
P51の1コマ目
P53の1コマ目
P54の9コマ目
P53の6コマ目[編集]
この時の丸京のセリフにだけ句読点が入っている。