十八日目/夢見の仇討

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十七日目/ツリー惨事十九日目/眼鏡別れ

十八日目/夢見の仇討(ゆめみのあだうち)[編集]

タイトルの元ネタは古典落語の演目の一つ『花見の仇討』より。

連日の花見にいささかマンネリを感じ、余興にと嘘の仇討ち劇をしようと画策する若い衆。しかし当日、別行動の仇討ち側に本気の仇討と勘違いした侍が助太刀を買って出てしまい‥‥

作品情報[編集]

2011年1月8日発売、別冊少年マガジン2月号に掲載。

P4-P5(雑誌掲載時のみ)[編集]

応募者全員サービスの告知。

P6-P7(雑誌掲載時のみ)[編集]

久米田先生ヤス先生の「じょしらく問答」。
単行本第参巻のP124-125に収録されました。


P9(雑誌掲載時のみ)[編集]

応募者全員サービスの応募要項。

P18[編集]

扉絵[編集]

晴着姿で単行本第弐巻のヒット祈願をしている空琉美遊亭丸京
髪飾り、着物の柄、背景などは単行本では加筆修正。特に顔の表情はより引き締まってクールさが増しています。

P19[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

前回同様、外枠にてメインキャラクターの紹介がある。

5コマ目[編集]

魔梨威「す」[編集]

昨年同様、今年も一文字しか言えなかったようだ。

P20-21[編集]

単行本では門松の飾りを加筆。

P22[編集]

1コマ目[編集]

丸京「天丼なのはわかったからとりあえず撤収してくれるかな」[編集]

(P12-P13より)前回手寅がネットで購入した巨大門松。
ツリーやブーツ同様、大きさの確認をしなかったようだ。
単行本では門松の飾りを加筆。
覆面が隠れている。

「天丼」とは演芸隠語で同じことを二度繰り返して意表をつくオチのこと。
天丼の多くには海老天が二つあることが由来という。

3コマ目[編集]

貼り紙「ウサギのイラスト」[編集]

十四日目木胡桃が抱えていたウサギの人形。

P23[編集]

3コマ目[編集]

魔梨威「せっかく久しぶりに言えると思ったのに!」[編集]

特別編以来である。

ウサギの置き物[編集]

十三日目の手乗りタイガーと同様の里親募集だが、手乗りタイガーが干支のウサギにちなんでサンリオのキャラクター『マイメロディ』と混ざったような見た目になっている。

P24[編集]

2コマ目[編集]

苦来「年が明けてから毎日見ていた近所の老猫を見かけなくなりました」[編集]

猫は死期が近づくと、懐いていた人の元からも離れて目につかないところへ行き、ひっそりと死ぬ。
この行動は、愛猫家からは飼い主に死を見せたくない愛猫の思いやりと信じられている。だが動物学者によれば、病気や老衰になると外敵から身を守れないため、本能的に危険の少ない人目に付かない場所で息を殺して体調を回復しようとしそのまま死んでしまうとのこと。

3コマ目[編集]

苦来「父親が突然古物商の免許を取ると言い出して 会社をリストラされる空気に満ちあふれています」[編集]

古物商は古本屋やリサイクルショップを開業する際に必要となる資格。きちんと勉強すれば比較的簡単に取れると言われるが、取得したからと云って商売が軌道に乗る保障は無い。趣味を仕事に出来て日銭が稼げると思われるが、仕入れしたはいいが売れずに逆に蓄財を切り崩す結果となることが枚挙に暇がない。

4コマ目[編集]

苦来「日に日に祖母の化粧が濃くなり外出が増え朝帰りも珍しくなくなりました」[編集]

夜遊びの典型的な傾向である。

5コマ目[編集]

苦来「ついには母の知人と名乗る白人男性から みんなでオレゴンで暮らそうと誘われる始末」[編集]

オレゴンはアメリカ西海岸北部に位置する州。シチュエーション的にテレビドラマ『オレゴンから愛』風?
ちなみに『オレゴンから愛』は親を亡くした少年が日系アメリカ人の叔父夫婦に引き取られる設定。

P25[編集]

単行本では1コマ目の手寅の表情にトーンを加え、より丁寧に加筆している。

2コマ目[編集]

手寅「実際は本人 気が付かないだけでどっかで少し寝ているんだって!」[編集]

本人も気付かないうちに数秒から10秒ほど脳が睡眠状態になることを瞬間睡眠という。野生のキリンが寝ないと言われたのは、彼らはこの方法で睡眠を取っているからである。

3コマ目[編集]

日本人形[編集]

干支に合わせて兎耳付き。

6コマ目[編集]

段ボール「扇子」[編集]

今号で発表された応募者全員サービスの「噺家ごっこセット」より。
ちなみに、デザインは本作や『さよなら絶望先生』の各単行本装丁を手がけているハイヴ(hive&co.,ltd.)によるものである。

落ちている本[編集]

じょしらく単行本第弐巻

P26[編集]

1コマ目[編集]

貼り紙[編集]

十四日目魔梨威が描いたウサギ?の絵

P27[編集]

単行本では7コマ目の苦来の黒目を白点にし、口元にも震えを加筆。より恐怖感を強めた表情にしている。

1コマ目[編集]

丸京「まぁ縁起のいいのは一富士二鷹参なすびだな」[編集]

正月の初夢で見ると吉兆として言い伝えられてきた縁起物。
由来においては諸説あり、駿河国(現在の静岡県)の名産を徳川家康が挙げたことがきっかけと言われている。尚初夢は一月一日の深夜~朝方見るモノでは無くて、二日の深夜~朝方見るモノである。

P28[編集]

5コマ目[編集]

木胡桃「四位以下も せめてベスト10は欲しいところです!」[編集]

江戸時代の国語辞典『俚言集覧』には、「一富士二鷹三茄子」の続きとして「四扇五煙草六座頭」と6位まである。
これは富士と扇は末広がり、鷹と煙草(の煙)は昇るもの、茄子と座頭は毛がない(転じて怪我無い)ことから縁起がいいとされた。

その他に、「四葬式五雪隠」「四葬式五火事」「四葬礼五糞」と縁起の悪いものを当てて“逆夢”とする伝承の地域もある。

P29[編集]

P30[編集]

1コマ目[編集]

以下4人が成り切っている役より、植物の一細胞と推測できる。
とすると、帯は細胞壁か。

2コマ目[編集]

手寅「七 葉緑体」[編集]

葉緑体は光合成を行う細胞の器官。
詳細はWikipediaの葉緑体の項目>httpを参照。

3コマ目[編集]

丸京「八 ミトコンドリア」[編集]

ミトコンドリアはエネルギーを生産する細胞の器官。
詳細はWikipediaのミトコンドリアの項目>httpを参照。

4コマ目[編集]

木胡桃「九 核」[編集]

核(細胞核)は遺伝情報の伝達と保存を行う細胞の器官。
DNAは核内にある。
詳細はWikipediaの細胞核の項目>httpを参照。

5コマ目[編集]

魔梨威「十 ゴルジ体」[編集]

ゴルジ体はタンパク質の分類や振分を行う細胞の器官。
詳細はWikipediaのゴルジ体の項目>httpを参照。

8コマ目[編集]

苦来「また現実になったらいけねぇ…」[編集]

古典落語の演目の一つ『芝浜』のオチ「また夢になったらいけねぇ」より。

9コマ目[編集]

丸京「あっ細胞分裂した」[編集]

厳密には誤り。

P23 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]

義務?[編集]

今話の覆面落語家[編集]

P22の1コマ目

かゆいところ[編集]

「じょしらく問答」とキャラクター紹介にて[編集]

久米田先生のコメントで、主人公は魔梨威ではなく、手寅だったことが判明。
そのためか、昨年(六日目/こがね袋)の五人挨拶は丸京がセンターだったが、今回は手寅がセンターになっている。


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