小畑健
小畑健(おばた たけし)[#e8a7476e][編集]
~本名 | ~生年月日 | ~出身地 | ~職業 |
CENTER:小畑 健 おばた たけし |
CENTER:1969年2月11日 | CENTER:新潟県新潟市 | CENTER:漫画家、イラストレーター |
※デビュー当時のペンネームは「&RUBY(ひじかたしげる){土方茂};」。
漫画家。代表作は『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。』など(いずれも作画担当。週刊少年ジャンプ連載)。
『ヒカルの碁』で2000年に第45回小学館漫画賞、2003年に第7回手塚治虫文化賞新生賞受賞。
週刊少年ジャンプを代表する売れっ子漫画家のひとりである。
略歴・人物像[編集]
新進気鋭の若手漫画家[編集]
新潟県立新潟東高校卒。1985年『500光年の神話』で第30回手塚賞準入選。
次原隆二、にわのまことの下でアシスタント経験を積んだ後、1989年に『CYBORGじいちゃんG』(週刊少年ジャンプ)でデビュー。短期連載に終わったが、その作風とギャグセンスは秋本治に絶賛されていた。
その後、『&ruby(アラビアン){魔人冒険譚};ランプ・ランプ』よりペンネームを本名の小畑健に改名している。
原作つき漫画の作画担当[編集]
本名への改名以降は、漫画原作者と組んで活動している。1998年から2003年までほったゆみ原作の『ヒカルの碁』を連載、同作のアニメ化をきっかけに、年配の愛好家が主だった囲碁を小学生・中学生を中心に日本全国に囲碁ブームを巻き起こした。大場つぐみを原作者に迎え2003年から2006年まで連載した『DEATH NOTE』は、単行本12巻ながら全世界で累計3000万部を売り上げ、アニメ化や映画化などのメディアミックス展開もあって社会現象とまで言われるほどの人気作となった。
2008年から2012年まで週刊少年ジャンプにて、大場つぐみ原作『バクマン。』を連載。こちらも単行本が1000万部以上を売り上げるヒット作となり、NHK教育テレビにてアニメ化されている。
イラストレーターとして[編集]
にわのまことのアシスタント時代から、絵を描く速さとその上手さは絶賛されており、その速筆から週刊連載と掛け持ちでイラストレーターとしても活躍している。
2007年には集英社の夏のブックフェア「ナツイチ」の文庫本販促キャンペーンとして、太宰治の小説『人間失格』の文庫本表紙イラストを担当、発売以来一ヶ月半で7万部以上、最終的には例年の10倍以上となる約21万2000部を売り上げたことでも注目された。なお、翌年には同文庫では芥川龍之介の『地獄変』、夏目漱石の『こころ』の表紙も手がけている。
別の出版社においても、講談社文庫と講談社ノベルスで、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』の分冊版(上・下)の表紙イラストと、『爆裂薔薇十字探偵』の表紙イラストも手掛けている。
作風[編集]
現実に則した緻密で正確な絵が特徴で、止め絵や一枚絵の流麗さは評価が高い。『DEATH NOTE』では、黒を基調とした作画により、躍動感よりもむしろ緊張感が効いたシリアスな空気感を演出していた。
関係者[編集]
田島昭宇、浅田弘幸と親しく、ユニット「水瓶3」(3人とも水瓶座生まれであることが由来)を結成している。またそれぞれの作品に寄稿することもあり、両名とも『ヒカルの碁』単行本折り返し(作者コメントの自画像)を描いている。
小畑先生の元でのアシスタント経験者に、和月伸宏、矢吹健太朗、村田雄介、西義之らがいる。
中でも和月先生は『るろうに剣心』などの作者コメントにて「師匠」「一番好きな作家」と常々公言している。
逮捕[編集]
2006年9月7日に銃刀法違反で現行犯逮捕されたが、後に起訴猶予で釈放されている。
これは、自動車ヘッドライトの片方が無灯火(球ぎれ)で走行していたため警官に職務質問され、コンソールボックスに入っていた刃渡り8.6cmの十徳ナイフが発見されたため逮捕されたというもの。集英社からも出版物引き上げなどは行われなかった。
よく職質されることでおなじみの椎名高志先生もこの報道を受けて
本当にもう、先生は全く悪くないし、ものすごく運が悪かっただけで お気の毒だとは思いますが・・・
とコメントしていた(⇒★>http)。
主な作品[編集]
- CYBORGじいちゃんG
- &RUBY(アラビアン){魔神冒険譚};ランプ・ランプ(原作:泉藤進)
- 力人伝説 -鬼を継ぐもの-(原作:宮崎まさる、企画協力:光商会)
- 人形草紙あやつり左近(原作:写楽麿[1])
- ヒカルの碁(原作:ほったゆみ、監修:梅沢由香里)
- DEATH NOTE(原作:大場つぐみ)
- BLUE DRAGON ラルΩグラド(原作:鷹野常雄)
- バクマン。(原作:大場つぐみ)
- All You Need Is Kill(原作:桜坂洋)
- 学糾法廷(原作:榎伸晃)
- プラチナエンド(原作:大場つぐみ)
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
84話において銃刀法違反で逮捕されたことがネタにされている。
そのほかに集英社文庫の一件について、111話、116話、131話、181話、225話に登場。表紙イラストを変えたら小説が売れるなど、度々ネタにされていた。
- ↑ 宮崎まさるの変名。