暗落亭苦来

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暗落亭苦来(あんらくてい くくる) CV:後藤沙緒里(CD・アニメ両方)[編集]

高座名の由来[編集]

今のところ定説が無く、以下の3つが有力視されている。あるいはこれらの複合か。
1.「暗くて暗い」→「くらくて くらい」→「暗落亭 苦来」。
2.「安楽(死)」と「(首を)括る」から。
3.「アンラッキー」と「暗い」から。

なお、落語の起源のひとつといわれる江戸時代初期の笑話集『醒睡笑』の著者である浄土宗僧侶・&ruby(あんらくあん さくでん){安楽庵策伝};は落語の祖として伝えられており[1]、偶然であれども(僧侶の前歴と合わせて)由緒のある名ともいえる。

容姿[編集]

髪型は黒髪の揃った、腰よりも長いロングストレート。魔梨威同様、後ろ髪の先をリボンで結んでいる。ほつれた前髪が二本垂れ下がるように描かれている。
瞳の色、メンタリティ、更には衣装と、イメージカラーは黒で統一されているが、他キャラとの比較から青みがかっている。
なお、三十三日目では初対面のウザンヌから真っ先に「まぁおキレイな方 カレシはいるんですくわぁ~?」と絡まれており、揶揄が目的の可能性もあるが、作中では比較的美人という扱いと思われる。


手寅木胡桃と共に着流しが衣装となっている。
前座には羽織を着ることが許されていない為、着流しのみの姿は前座である事を現している。

性格[編集]

高座名の通り、暗めで情緒不安定。躁鬱気味で、平素は沈みがちで静かな描写が多いが、会話の流れなどの作用でテンションが上がってしまうことがある。
比べて直情的な性格である魔梨威からすると、時折「めんどくさい」と思っている様子。
かってに改蔵」の名取羽美・「さよなら絶望先生」の木津千里に続いて、「久米田作品の黒髪ストレートは病んでいる」という系譜の一員に。
さらにヤス先生も第壱巻にて黒髪の暗い娘は好みとの旨をコメントしており、まさに両者の嗜好の合致が示されたキャラでもある。


また、特別編3にて一人で百物語を完遂する程のレパートリーを有しており、怪談噺を得意にしていると思われる。
ちなみに物静かな所作ではあるが、第壱巻P127での入浴シーンでは長い髪を結わずに湯に浸けてしまっている。仲間内でありしかも予定された温泉行きでは無かった都合もあるが、マナーや礼節にはうるさくない模様。

暗落亭苦来 解析[編集]

解析[編集]

初登場

一日目P6 2コマ目で初登場。

初台詞

一日目P6 5コマ目「どっちも好きだけどね」が初台詞。

暗落亭苦来 履歴書[編集]

家族構成

母親は行方不明(三日目)。知人と名乗る白人男性からの接触もあるが詳細は不明(十八日目)。
父親は会社員。突然、古物商の免許を取ると言い出す(十八日目)。
祖母は日に日に化粧が濃くなり、外出が増え、朝帰りも珍しくなくなった(十八日目)。

職歴

寺での僧侶の経験がある。

備考[編集]

備考1

経緯としては蕪羅亭魔梨威の対を成すキャラとしてデザインされたため、動に対して静、ボケ立ち回りに対してツッコミと進行、と言った具合に、対称的な役回りになることが多い(第壱巻)。

備考2

一度没頭したり、ある事柄を思い込んだりすると深くのめりこむため、完璧に想像妊娠を体現するほどの想像力を発揮(四日目)したり、オチすら意に介さず手の込んだ仏像を何体も掘り続けたり(二十六日目)している。

備考3

鬱々とした様子から、周囲より「五月病を想起させないよう四月を演じ続ける」という、周りくどい方法で五月病を期待されている(十日目)。
無論、五月病とは「四月からの新しい環境に適応できない」事による適応障害を指すため、落語家として活動を継続している苦来には当てはまらない。苦来自身も「五月が特に落ち込むわけじゃない」旨を発言している。

備考4

自分以外の四人がボケると、ツッコミに回る(十六日目)。

備考5

絵画や彫刻などの創作を趣味とする(二十三日目二十六日目)。

備考6

アニメ版では薀蓄好きな傾向がより強調されている。

備考7

バンバラ語、ウオロフ語、北ソト語、ツワナ語、エスペラントが使える。(四十八日目

  1. 策伝の故郷の岐阜県岐阜市では「全日本学生落語選手権・策伝大賞」が毎年開催されている。