東日本大震災

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東日本大震災(ひがしにっぽんだいしんさい/ひがしにほんだいしんさい)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波・余震により、東北・関東地方に甚大な被害を及ぼした大規模災害。
自然災害による死者・行方不明者数では、戦後最大。[1]
2011年4月1日に、日本政府により「東日本大震災」の呼称が閣議決定された。

概要

2011年3月11日14時46分18秒、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源地[2]として、東北地方太平洋沖地震が発生した。
日本での観測史上最大のマグニチュード9.0[3]を記録。波高10m超[4]、最大遡上高40.5mにも及ぶ大津波を発生させ、東北・関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。
東北・関東の広大な範囲に液状化現象・地盤沈下・堤防やダムの決壊などの甚大な被害が生じ、電気・水道・ガス等の各種ライフラインや道路・鉄道などの交通網が寸断された。大津波の被害を受けた三陸沿岸では大規模な火災も発生した。

2012年3月8日時点での震災による死者・行方不明者2万人超、重軽傷者約6千人、建築物全壊・半壊38万戸以上、ピーク時避難者40万人以上、停電世帯800万戸以上、断水世帯180万戸以上。政府による被害額試算は16兆~25兆円。

原発事故と電力不足

東京電力福島第一原子力発電所では、「福島第一原子力発電所事故」(INESによる暫定評価でレベル7相当[5])が引き起こされた。
大まかな経緯として、地震発生直後に外部電源を喪失、津波の直撃により非常電源と外部の海水系冷却ポンプを喪失し、全電源喪失・最終ヒートシンク喪失状態に陥った。この影響で原子炉および核燃料プールの冷却ができなくなり1号機・2号機・3号機の炉心溶融(メルトダウン)が発生、定期点検中の4号機でも使用済み核燃料プールの燃料が損傷した。これにより1号機・3号機・4号機の建屋を崩壊させる水素爆発が引き起こされ、さらに冷却水の漏水や2号機の圧力抑制プール破損も起こり、大量の放射性物質が大気・土壌・地下水・海水へ放出される事態となった。
この事故を受け、原発のある地域を中心とした周辺一帯の福島県民は長期避難を余儀なくされることとなった。原発事故による避難・転居者は、地震被害による避難・転居者数に匹敵している。

また、福島第一原発だけでなく、東京電力・東北電力管内の多数の原子力・火力・水力発電所でも損害が発生したため、東日本では深刻な電力不足が発生した。さらに、原子力に対する安全神話が崩壊したことで、定期点検中の原子炉再稼働を巡る争議が発生し、夏の猛暑に際して日本全国で電力供給への不安を抱えることになった。

久米田先生関連への影響

久米田先生は、さよなら絶望先生第二五集紙ブログで、

  • 地震発生当時、久米田プロ一同は新宿の東京都庁舎の展望台にいた[6]
  • 大規模な停電により原稿の執筆ができず連続で休載した
  • 画業20周年を祝う企画が複数あったが、サンデーマガジンの合同企画以外消滅した
  • 停電でシャフトの作業ができずOVA「かってに改蔵」の制作が遅れ、発売延期になった

などの被災状況とその影響を報告。

東日本大震災を特集したTBS系列の報道番組「報道の日2011」の第三部(2011年12月25日放送)に前田くんが出演し、インタビューと当日撮影していた映像が放映されている。

さよなら絶望先生への影響

上記の通り、執筆作業ができず週刊少年マガジン2011年17号・18号と連続で休載することになった。
そして、休載開けの257話以降、福島第一原発事故に関する東京電力や政府の対応が頻繁にネタとして扱われるようになった。

アニメ「さよなら絶望先生」への影響

3月12日にニコニコ生放送で予定されていた、アニメさよなら絶望先生全シリーズ一挙生放送が中止された。
約半年後の9月17~19日、改めて一期ずつ三夜連続生放送という形で行われた。

Webラジオ「さよなら絶望放送」への影響

震災直後の第181回はそのまま配信されたが、第182回は一部収録を仕直し、第183回第185回はスケジュール調整やゴールデンウィークの影響で不定期配信となった。また、携帯版はゴールデンウィークによる調整までスケジュール通り配信されたため、本放送に配信回数が追いついた(内容自体は従来通り一週間遅れ)。
第184回、携帯版184回、携帯版185回ではMCの一人である神谷浩史のスケジュールが合わず、同じ事務所の野中藍が代役として出演することとなった。

また、同年4月5日の後悔録音イベント座・さよなら絶望放送は、3月8日に申し込み受付を開始した直後に震災が発生したことから中止することも検討されたが、協議を重ねた結果「被災したリスナーを少しでも元気づけることができれば」と開催される運びとなった。

じょしらくへの影響

震災以降の連載分(二十一日目以降)で、防災・節電・原発事故に関連したネタが登場している。

かってに改蔵への影響

特別番外編にて、原発事故・自粛ムード・買い占め問題などが取り上げられた。

アニメ「かってに改蔵」への影響

上記さよなら絶望先生第二五集紙ブログにあるように、制作スケジュールに遅れが発生し、発売日が延期となった。

  1. 観測史上では、関東大震災・明治三陸地震に次ぐ3位。4位が阪神淡路大震災。
  2. 本震の震源域は岩手県沖から茨城県沖の南北約500km、東西200kmの範囲。発生から数分の間に三陸沖の2地点と茨城県沖の1地点で起きた3つの巨大地震による連動型となっている。
  3. 通常の地震は気象庁モーメント(Mj)で発表され、当初の速報値ではMj7.9、その後Mj8.4と発表された。しかし、マグニチュード8以上の場合はマグニチュード観測が頭打ちになる傾向があるためモーメントマグニチュード(Mw)の発表に切り替えられ、地震から二日後にMw9.0が最終計測値として発表された。
  4. 日本気象協会が発表した観測データ上の最大値は福島県相馬で観測された9.3m(データ伝送は最大値7.3mで途絶していたが、後日回収されたセンサーのデータに記録されていた)。この値は最初の押し波で記録された値のため後続の津波が到達してさらに高くなった可能性が大きく、公式記録では福島県相馬9.3m以上・岩手県宮古8.5m以上(数値以上の可能性がある)とし、この二点間の津波を概ね8~9mとしている。
  5. 対象は、福島第一原子力発電所の1号機から4号機まで。
  6. 地震当日に、前田くんTwitterで状況報告している。(⇒★1>http★2>http★3>http★4>http