第114話『君は薔薇より美しひ』

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第114話『君は薔薇より美しひ』[編集]

1979年、布施明のヒット曲「君は薔薇より美しい」より。

作品情報[編集]

2000年9月14日発売、週刊少年サンデー第42号に掲載。単行本11巻2話収載。


P23[編集]

扉絵[編集]

ひまわりの花と彩園すず。

あおり文(雑誌掲載時のみ)[編集]

ひまはりのやふに明るく強ひ女性になりたひ…[編集]

第百拾肆話 君は薔薇より美しひ[編集]

扉絵の文や読み仮名、作者名は昭和レトロらしく右読み。久米田康治の読みがくめたこほぢ

P24[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

今回は、ちょっとレトロ入ってます。トビラも決して印刷ミスで逆になったわけではありませんよ…[編集]

意図的に右読みになっている。レトロな部分は『さよなら絶望先生』に受け継がれている?

1コマ目[編集]

黒板「放送委員 北村光次」[編集]

ノート「未来日記X ~~山田編~~」[#xcbaf525][編集]

バラエティ番組『ウンナンのホントコ!』(1998-2002)内の、スタッフが作成した日記の通りに行動して恋愛が芽生えるのか検証するという企画。大ヒットし映画化もした。

P27[編集]

3コマ目[編集]

額縁「第七感。」[編集]

P29[編集]

3コマ目[編集]

自画像「F田K日郎 氏」[編集]

藤田和日郎先生のこと。
だが、本人の描く自画像は決してこのような美化はしておらず、むしろ逆に髪が少なくなっているくらい。ちなみに、『からくりサーカス』連載中はピエロのようなつけ鼻をつけていた。


P30[編集]

コマ目[編集]

P31[編集]

1コマ目[編集]

勝改蔵「そうね……羽惨がいいわ そうなさひ!!!」[編集]

2コマ目[編集]

勝改蔵「美の神アフロディテ様の天罰が下りますぞ。」[編集]

ギリシャ神話に登場する美の女神アフロディテのこと。

8コマ目[編集]

勝改蔵「友だちよ これが私の1週間なのです!!」[編集]

ロシア民謡「一週間」のパロディ。

月曜日に髪型美化し[編集]

火曜日に態度を美化し[編集]

水曜日にディナーを美化し[編集]

木曜日にハミングを美化し[編集]

金曜日に寝がえり美化し[編集]

土曜日に学歴美化し[編集]

日曜日に思い出を美化[編集]

P32[編集]

2コマ目[編集]

ポスター[編集]

P33[編集]

4コマ目[編集]

勝改蔵「あなたは美脚倶楽部の美しヶ原先生!!」[編集]

美味しんぼ』の海原雄山美食倶楽部のパロディ。

8コマ目,P34の1コマ目[編集]

美しヶ原先生「映画『スタンド・バイ・ミー』の原作の題名を知っているか? THE BODY(死体)!!」[編集]

スティーヴン・キングの中編小説集『恐怖の季節』の秋編「The Body(Fall From Innocence)」が原作。
直訳すると「死体」だが、映画『Stand by Me』の影響から原作小説の邦訳版でも「スタンド・バイ・ミー」の邦題が付されている。

原作小説のタイトルの由来となっているのは、作中の登場人物のバーンが、数日の間行方不明になっている少年が、30キロ先の森の奥で列車にはねられ、その死体が野ざらしになっているという情報を持ってきたことから。
また、この話は主人公のゴードンが、かつての友人であったクリスが刺殺されたというニュースを新聞で知り、少年時代のことを回想する場面から始まるので、この作品は二つの死体が、主人公に何らかの関係を持っているストーリーとなっている。

ちなみに、『恐怖の季節』からは春編の「Rita Hayworth and Shawshank Redemption[1]」と、夏編の「Apt Pupil[2]」も映画化されている。
映画の邦題はそれぞれ「ショーシャンクの空に」と「ゴールデン・ボーイ」と、原題からはタイトルが変えられている。

P34[編集]

3コマ目[編集]

美しヶ原先生「その他タイトルを言い換えることにより美化された映画はたくさんあるのだ!!」[編集]

ハムナプトラ失われた砂漠の都→ミイラ[編集]

原題は『The Mummy』。
本作は1932年公開の『ミイラ再生』のリメイク作品。また、『ハムナプトラ』より40年前の1959年にリメイクが行われおり『ミイラの幽霊』として公開されている。いずれの作品も原題は全て『The Mummy』である。

めぐり逢えたら→シアトルのねむれない人[編集]

原題は『Sleepless in Seattle』。

ニューヨーク東8番街の奇跡→バッテリーが足りない[編集]

原題は『*Batteries not Included』。
意味は「※電池は含まれません」という意味で、電化製品で電池が別売りであることを示す注意書きのこと。このため原題には注意書きを意味する「*」も含まれている。

天使にラヴソングを…→シスターの行動[編集]

原題は『Sister Act』。

夢の降る街→お肉屋の奥さん[編集]

原題は『The Butcher's Wife』。

6コマ目[編集]

その他のサンデー作品の原題[編集]

からくりサーカス→THEパンタローネストーリー[編集]

SALAD DAYS→童貞物語[編集]

童貞力の当該項目参照。

モンキーターン→ザ・ボートピープル[編集]

ガンバ!Fly high→神様は白タイツ[編集]

金メダリストの森末慎二が原作を手掛けた体操漫画から。『ガンバリスト!駿』のタイトルでアニメ化もされた。

MAJOR→パ・リーグ[編集]

P35[編集]

1コマ目[編集]

勝改蔵「日本人は言い換えることによって美化しがちなのです。」[編集]

ヅラ   →ウィッグ[編集]

ババア  →人妻[編集]

ストーカー→一途な思ひ[編集]

ディープラヴってやつです。

自殺点  →オウンゴール[編集]

むしろ日本人なら自殺点と言った方がわかりやすいかと。

不倫   →失楽園[編集]

元々「失楽園」はジョン・ミルトンが旧約聖書の『創世記』をテーマに作り上げた壮大な初期近代英語の叙事詩であるのだが、渡辺純一の小説「失楽園」を原作とした映像作品が大ヒットを記録し、流行語になってしまったせいで、日本における失楽園の意味が「不倫のもつれによる心中」と固定化されてしまった。
ちなみに、小説の内容は有島武郎の心中事件をモチーフとしており、小説の後半は自殺現場の調書の引用で占められている。

離婚暦  →バツイチ[編集]

美化……?

つっかけ →ミュール[編集]

7コマ目[編集]

勝改蔵「なんてことのないものを いちいち言い換えることによって美化した『赤毛のアン』に!!」[編集]

L・M・モンゴメリの児童文学『赤毛のアン』のこと。

7コマ目[編集]

勝改蔵「だからボクも最近そんなふうに呼びがちなのです、乙女のように。」[編集]

光あふれる広場[編集]

帰ってきた老戦士[編集]

黒き王子様の涙[編集]

P36[編集]

3コマ目[編集]

名取羽美「「貧しきことは美しき哉」なんて言ったりもするしね。」[編集]

武者小路実篤の言葉「仲良き事は美しき哉」から。
イエス・キリストの言葉「幸いなるかな心の貧しき者」と混ざったのだろうか。

P37[編集]

6コマ目[編集]

雑誌「Go!To!Heart BYあきかん」[編集]

あきかんがwebで掲載していた『To Heart』の同人漫画『Go!To!Heart』のこと。ここから生まれたキャラが同人ゲーム『THE QUEEN OF HEART』に登場している。 前話で張り紙ネタで登場した『ラピード綾香』もこの作品から誕生している。


P38[編集]

コマ目[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

「ありのままのキミがいちばん好きだ!」って、そういう意味だったんですね。キャ~~~~~エッチ(ハート)[編集]


かゆいところ[編集]



コメント欄[編集]

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  1. comment

第114話『君は薔薇より美しひ』~
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  1. 直訳すると「リタ・ヘイワースとショーシャンクの救済」。小説の邦訳タイトルは「刑務所のリタ・ヘイワース」。映画のタイトルは「Shawshank Redemption」。
  2. 「優等生」の意味。映画のタイトルも同様に「Apt Pupil」。小説の邦訳タイトルは、映画版の邦題に倣って「ゴールデン・ボーイ」。