フルーチェ

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フルーチェ[編集]

ハウス食品が製造・販売する調理キットの商品名。牛乳と混ぜるだけで果肉入りのデザートを手軽に家庭で作ることができる。
1976年の発売開始以来、ロングセールスを続けるヒット商品である。

概要[編集]

手作り風フルーツデザート[編集]

1976年発売。商品開発コンセプトは、「親子や子供一人で安心してつくって楽しめるデザートをつくりたい」であったという。商品名の由来は、「フルーツ」とイタリア語で甘いの意味の「ドルチェ」から。
商品は果肉200g入りのレトルトパックとなっており、フルーチェ1袋(200g)あたり冷えた牛乳200ccを加えてよく混ぜることにより、果肉入りのゲル状デザートを作ることができる。
発売当初は、イチゴ味とピーチ味の2種類であったが、徐々にラインナップを増やし、ブドウ味、オレンジ味、リンゴ味、ブルーベリー味、バナナ味、パイナップル味とミックスベリー味が登場した。2005年ごろからは「フルーチェアジアシリーズ」として、杏仁フルーツ味とマンゴーミックス味も追加されている。そのほかに限定商品として、マンゴー味、練乳風味のミックスベリー味、ホワイトチョコ風味のイチゴ味、緑黄色野菜を使ったベジタブルフルーチェ[1]などの商品が発売されていた。

凝固のメカニズム[編集]

ゲル状に凝固するメカニズムは、りんごやみかんなどの果物に含まれるペクチンと呼ばれる多糖と牛乳中のカルシウムとが反応しゲル化することによるとパッケージに記載されている。したがって、種類別表示が「牛乳」以外の「加工乳」「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」などでは固まらないことがあるので要注意。またカルシウム含有量が少ない豆乳でも固まらない。
また、よく冷やすとプリンやババロアのような固めの食感になる[2]ことが知られている。

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生 作品内にて[編集]

197話にて糸色望が「冷蔵庫のフルーチェの発見が早すぎて デロデロの状態で食べるはめになったり!」と言及している。

かってに改蔵 作品内にて[編集]

勝改蔵が我慢しきれなかったことの喩えとして、たびたびフルーチェを例にあげて説明していた。フルーチェの固さでケンカ(第124話)、フルーチェが固まるのを待ちきれなかった(第226話)、とにかく何でも前倒しする例として「ウチのフルーチェ」(第271話)など。

  1. これは、当時の健康志向を反映させた商品で、数種類の緑黄色野菜汁に5種類の果汁とりんご果肉を使用して、野菜臭さのないミルキーでフルーティーなミックスフルーツ味としたものであったらしい。
  2. 意外なことに、商品パッケージには、「冷えた牛乳」を混ぜると書かれているが、混ぜた後に冷やすとは書かれていない。