俺の妹がこんなに可愛いわけがない
俺の妹がこんなに可愛いわけがない（おれのいもうとがこんなにかわいいわけがない）[編集]
電撃文庫（アスキー・メディアワークス）より刊行されている、伏見つかさのライトノベル作品。
イラストはかんざきひろ。
2008年8月より刊行を開始し、2013年6月に全12巻で完結。主な略称は「&ruby(おれいも){俺妹};」など[1]。
作品概要[編集]
平凡だがまじめで責任感の強い兄・高坂京介が、学業優秀でモデルでもある妹・桐乃が隠れオタクであることを知ったために、振り回されることになるコメディー作品。
あらすじ[編集]
波乱のない普通の人生を志向する男子高校生・高坂京介は、数年前から中学生の妹・高坂桐乃から挨拶もされずまるで汚物を見るかのように蔑んだ視線を送られるだけの冷え切った関係になっていた。京介自身もまた非凡な才能に溢れる生意気な妹を嫌っており、そんな状態がこれからもずっと続くかに思われていた。
ある日家にあるはずのない18禁ゲームを見つけたことがきっかけで、桐乃が隠れオタクである事を知ってしまい、相談を持ちかけられた京介は内心ドン引きしつつもできる範囲で協力することを空約束してしまう。
その結果桐乃の持ち込んだ様々な厄介事に巻き込まれるようになるものの、それにより不仲だった関係が徐々に変化していく。
アニメ版[編集]
2010年10月から12月にTOKYO MXのU局や毎日放送（MBS）、BSデジタルのBS11を中心にテレビアニメが放送された[2]。テレビ放送版は全12話。
WEB配信限定ストーリーが2011年1月から5月に順次放送[3]。テレビ放送版とWEB配信版の合計で全16話（話数では全15話）となっている。
2012年4月1日にアニメ第2期の制作が発表、タイトルは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』。制作がA-1 Picturesに変更。2期に先駆け、1期再編成の「TRUE ROUTEスペシャル版」が2012年10月に放送される。
放送局も大幅変更され、TOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、朝日放送（ABC）、BS11にて2013年4月から放映された。TV放映は第13話までとなり、第14話〜最終話は2013年8月にニコニコ動画などの動画配信サイトにて世界同時配信された。
スタッフ[編集]
監督：神戸洋行
シリーズ構成：倉田英之
スーパーバイザー（第1期）：川口敬一郎
キャラクターデザイン：織田広之
総作画監督：石田可奈、川上哲也、渡邊敬介（第2期）
プロップデザイン：石本剛啓
美術設定：泉寛（第1期）、石本剛啓（第2期）
美術監督：衛藤功二（第1期）、岡本好司（第2期）
色彩設計：末永康子
撮影監督：今泉秀樹（第1期）、設楽希[4]
編集：宇都宮正記（第1期）、肥田文（第2期）
キャスティングマネージャー：松岡超
音響監督：本山哲
音楽：神前暁
アニメーションプロデューサー：黄樹弐悠（第1期）、加藤淳（第2期）
制作プロデューサー（第1期）：吉田昇央、渡辺隆之、金澤幸多
制作担当（第2期）：金澤幸多
アニメーション制作：AIC Build（第1期）、A-1 Pictures（第2期）
製作：アニプレックス、アスキー・メディアワークス、ムービック、バンダイナムコゲームス
メインキャスト[編集]
| ~キャラクター | ~キャスト |
| CENTER:高坂桐乃 | CENTER:竹達彩奈 |
| CENTER:高坂京介 | CENTER:中村悠一 |
| CENTER:五更瑠璃 （黒猫） |
CENTER:花澤香菜 |
| CENTER:槇島沙織 （沙織・バジーナ） |
CENTER:生天目仁美 |
| CENTER:田村麻奈実 | CENTER:佐藤聡美 |
| CENTER:新垣あやせ | CENTER:早見沙織 |
| CENTER:来栖加奈子 星野くらら（メルル) |
CENTER:田村ゆかり |
| CENTER:高坂大介 | CENTER:立木文彦 |
| CENTER:高坂佳乃 | CENTER:渡辺明乃 |
| CENTER:赤城浩平 | CENTER:間島淳司 |
| CENTER:伊織・F・刹那 | CENTER:伊藤静 |
| CENTER:五更珠希[5] | CENTER:小倉唯 |
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下の通り。
- 花澤香菜（ドラマCD版空琉美遊亭丸京役）が五更瑠璃（黒猫）・五更日向役
- 佐倉綾音（アニメ版蕪羅亭魔梨威役）がメイド、電撃妹〈天上ミコト〉役
- 巽悠衣子（募金の学生役）がモブ担当（ゲーム『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない』に登場）
- 井口祐一（医者役）が御鏡光輝役（第2期、ゲーム『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。HappyenD』に登場）
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
単行本第二三集紙ブログでタイトルの元ネタになったり、244話の背景ネタなどに登場している。
- ↑ 電撃文庫内での公式略称は「俺の妹」。
- ↑ ほかにテレ玉、チバテレビ、tvk（以上独立U局）、テレビ北海道、テレビ愛知、TVQ九州放送（以上テレビ東京系列）と既出のTOKYO MX（独立U局）、MBS（TBS系列）、BS11による特異なネットワークである（BSデジタル以外は『化物語』と同一）。
- ↑ 第12話のアナザーエピソード（TRUE ROUTE）を皮切りに配信された。
- ↑ 当初、アニメ公式サイトでは北村直樹がクレジットされていたが、アニメ本編では設楽希がクレジットされており、後にアニメ公式サイトでも設楽希に訂正された。
- ↑ アニメでのクレジットは「黒猫の妹」。黒猫の二人の妹はアニメで先行登場し、原作初登場となる第八巻で名前が判明した。なお、黒猫のもう一人の妹である五更日向は花澤香菜が演じている。