天天素

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天天素(てんてんそ)[編集]

2005年頃に健康被害を出したことで話題となった中国製のダイエット用健康食品。

概要[編集]

折からの健康ブーム・健康志向もあり、21世紀初頭にはインターネットを通じた電子商取引の対象商品として健康食品が販売されることが活発化していた。しかし、こうした健康食品のなかには、その効果を高めるために故意に医薬品成分を添加されたものがあり、その成分による健康被害を発生させるものが多数含まれていた。
なかでもやせ薬として流通していたダイエット用健康食品からは、これまでも医薬品成分の甲状腺ホルモン成分などが検出されており、やがては大規模な健康被害が出るのではないかと危惧されていた。


2005年5月24日に、中国製ダイエット用健康食品「天天素 清脂こう嚢」(中国広州・野馬生物保健品有限公司が製造)から、医薬品成分で日本では未承認の肥満症治療薬成分である「シブトラミン」、食欲抑制成分である「マジンド-ル」と、発癌性が疑われる「フェノールフタレイン」が検出された。このため厚生労働省から2005年5月に「違法な医薬品」であると発表され、その危険性が新聞やテレビなどでも大きく報じられた。この製品による健康被害は日本全国で120例(うち死亡例2例)が報告されたこともあって、大きな社会問題になった。

さよなら絶望先生』 作品内にて[編集]

さよなら絶望先生』では主に健康関連のネタ、保健室や糸色命の医院などで背景ネタとしてよく見かけられる。