蓮舫

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蓮舫(れんほう)[編集]

~本名 ~生年月日 ~出身地 ~職業
CENTER:村田(出生名:謝、旧姓:斉藤[1])蓮舫
むらた(しゃ、さいとう)れんほう
1967年11月28日 CENTER:東京都 政治家・タレント


民進党(旧:民主党)所属の参議院議員で、民進党代表を2016年9月15日より務めている。青山学院大学法学部公法学科卒業[2]。夫はフリージャーナリストの村田信之[3]

略歴[編集]

タレントとして[編集]

貿易商経営の謝哲信(台湾国籍)[4]と、「ミス・シセイドウ」だった斉藤桂子(日本国籍)の長女。姓は二重国籍時は父方の「謝蓮舫(Hsieh Lien-Fang)」を名乗っていたが、日本では成人の二重国籍が許されていないため、二重国籍解消後は母方の姓である「斉藤」を名乗った。
青山学院幼稚園に入学後、青山学院初等部・中等部・高等部と進学、高校在学中の1985年にNTTテレホンカードのCMで芸能界デビュー。青山学院大学法学部公法学科進学後の1988年にクラリオンガール[5]に選出、これをきっかけとして本格的に芸能活動を開始した。
1990年、日本テレビ系列のバラエティ番組『スーパージョッキー』のアシスタント司会に抜擢され、バラエティ路線へと活躍の場を広げる。頭の回転のよさと切れ味のよいトークからビートたけしに気に入られたけし司会の番組にも重用されるようになり、その鼻っ柱の強さから「なまいき蓮舫」と呼ばれていた。


また、クラリオンガール出身にも関わらず、本人のスタイル(貧乳)やグラビアアイドルとしての写真集の売れ行きが芳しくなかったことが弄られ、定番ネタとなっていた。

キャスターとして[編集]

1992年春から1年間、TBS系列のワイドショー番組『3時にあいましょう』とそのリニューアル番組『スーパーワイド』の司会者に起用された。やや早口でキレのあるトークが注目され、1993年春よりテレビ朝日系列のニュース番組『ステーションEYE』のメインキャスターに引き抜かれる。このキャスター起用によりタレント活動からジャーナリストとしての活動に傾倒していく。番組は渡辺宜嗣アナウンサーと蓮舫のコンビが好評となり2年半放送されたが、1995年秋に蓮舫が留学するため降板。その後1997年までの2年間は北京大学へ留学した。

政治家へ転身[#j78db97a][編集]

2004年7月の第20回参議院選挙に民主党から出馬し当選。
2009年に民主党が政権交代を果たすと、民主党政権下に内閣府が設置した事業仕分け(行政刷新会議)ワーキンググループの「仕分け人」として脚光を浴びる。第1弾では文部科学省・防衛省・農林水産省等の予算仕分けを担当し、当初目標としていた3兆円には届かなかったが1.7兆円の予算を見直しや国庫返済と判定とした。なかでも次世代スーパーコンピュータ開発の予算削減を決定した際に、要求予算の妥当性についての説明を求めた「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」発言[6]が話題となった。科学技術予算の削減には科学界からは猛烈な反発があった一方で、蓮舫の弁が天下りの追及などで高級官僚をバッサリ切り捨てる勧善懲悪調のパフォーマンスは国民の人気を呼び、2010年の参議院選挙では東京選挙区史上最多の171万票を獲得しトップ当選している。民主党の渡部恒三元衆院副議長はTBSの番組収録で、蓮舫について「国民の人気を取るのにはいい。テレビ用大臣だ」などと述べている。


内閣では内閣府特命大臣(行政刷新担当)として初入閣。菅第一次改造内閣[7]・第二次改造内閣[8]でも内閣府特命大臣を継続した。しかし続く事業仕分け第2弾では内閣府・財務省・国土交通相・外務省等が所管の独立行政法人の仕分けを担当したが、折からの内閣の支持率低下に加え、オリンピック強化予算の削減や宝くじ事業の凍結を指示したことから国民の反発を受けるなど混迷し、また仕分けたはずの事業が予算編成で復活するなど仕分け自体がパフォーマンスであるとしてその人気には翳りが見え始めた。2011年6月に閣僚のポストを退任し首相補佐官に降格[9]される。
野田内閣発足に伴い内閣府特命大臣[10]に返り咲いた。しかし約4ヵ月後の2012年1月に、野田第1次改造内閣が発足したことに伴い退任。2011年11月に国賓のブータン国王夫妻を招いた宮中晩餐会での携帯電話使用疑惑や、覚醒剤・脱税で逮捕歴のある人物との交際疑惑が相次いで報道されたことが影響したといわれている。
その後民主党(後、民進党に改称)代表代行を務め、2016年8月に民進党代表選に立候補。9月15日の代表選で前原誠司、玉木雄一郎を大差で破り代表の座を掴んだ。

人物像[編集]

蓮舫 襟を立てる[編集]

白い高級スーツの襟を立てる独自のファッションセンスは蓮舫の代名詞ともいえる。東日本大震災で閣僚が軒並み作業服姿で登場する中で、作業服でさえも襟を立てる徹底した姿勢は話題となった。
一方で、ファッション雑誌「VOGUE NIPPON」2010年11月号(P156~161)に、国会議事堂の中央階段等でポーズをとっている蓮舫の写真が掲載された件については、議事堂内での私的な宣伝や営利目的に当たる撮影は許可されていないため公私混同であると批判された。西岡武夫参院議長から国会議事堂内で写真撮影に応じたのは不適切だとして口頭注意を受けている。

切れ味のよすぎるトーク[編集]

タレント時代から頭の回転のよさとトークの切れ味は高く評価されていた。
早口でキレ味のよい歯に衣着せぬ発言は、参議院選挙でトップ当選を果たすなど人気獲得の要因となっている。その一方で良きにつけ悪しきにつけ舌禍が話題になることが多く、とりわけ政治的に対立したものから強烈な皮肉を意趣返しされることも少なくない。
科学技術予算の「2位じゃダメなんですか」発言は、2010年10月に北海道大学の鈴木章名誉教授がノーベル化学賞を受賞した際に「研究は1番でないといけない。“2位ではどうか”などというのは愚問。このようなことを言う人は、科学や技術を全く知らない人だ」と批判されている。また、東北地方太平洋沖地震・東日本大震災を受けて蓮舫大臣が節電の要請を行うために石原慎太郎東京都知事を訪問したときにも石原都知事から「スーパー堤防、要りますよ。あなたに「廃止」と言われたけどね」と災害対策予備費、学校耐震化予算、地震再保険特別会計といった災害関係費が事業仕分けを受けていたこと皮肉られた。
また、情報発信にTwitterを活用しているが、「マジコン」と呼ばれるゲームの改造コードの導入方法を他のユーザーに質問するつぶやきを発信して違法性を指摘されたり、サッカー女子日本代表なでしこジャパンが女子W杯優勝した際のコメントが、行政刷新相時代にスポーツ振興費などを仕分けた実績から批判されたりしている。

意外と批判に弱い?[編集]

このように舌鋒鋭く他者を切り捨てるスタイルを取っているが、逆に自身がパロディにされたり批判の対象になることを快く思っていない傾向にあるようだ。


2011年10月31日にテレビ東京系で放送されたアニメ『銀魂’』第232話では、蓮舫議員に似たレンホウ氏なる人物がパロディとして登場し、刈り上げや襟立てなどのファッションスタイルもネタにされた。

第232話「忘れっぽい奴は忘れた頃にやってくる」は、
同作のマスコット的キャラクター「エリザベス」をフィーチャーした長編エピソードの初回です。
このエピソードでは、主人公の銀時たちと、
地球を侵略しようとやって来た幻の傭兵部族「蓮蓬(れんほう)」との戦いを描きます。

(公式あらすじより)。


ところが11月11日付で、テレビ東京系のアニメ専門CS放送「AT-X」における時差放送が休止になった件が掲載された。休止理由としてAT-XのWebsiteでは「テレビ東京の都合により」休止に至ったとされている。
公式な休止理由はあくまで「番組購入元のテレビ東京からの要請により放送権が行使出来ない」とのものだが、テレビ東京側の関係者からは「特定の人物を想起させる描写」があったことが要因とするコメントが出された。蓮舫事務所からは「抗議した事実はない」という声明が発表されたが、後日『毎日新聞』の報道で、放送後に関係者からテレビ東京に問い合わせがあったことと、「特定の人物をパロディー化することに問題はないが、人格的に非難しており中止を決めた」という理由が公表された。
以降『銀魂』の制作を担当する藤田陽一氏のTwitterのフォロワーの中に「蓮舫事務所」があるなど、蓮舫事務所では引き続き監視を強化しているようである。

久米田康治との関連[編集]

じょしらく 作品内にて[編集]

特別編/ふだん問答ではめくりに「レンホー」と書かれている。

アニメ『じょしらく』作品内にて[編集]

第一席特別編/ふだん問答アニメ化されるも、『銀魂’』の騒動を受けてか「レンホー」だった部分が「ヘイポー」に変更されている。

さよなら絶望先生 作品内にて[編集]

事業仕分けに関連したネタが、231話243話で登場。単行本では、第二三集の絶望名画座にて、オズの魔法使いの名曲とかけて「オーバー・ザ・レンホー」と捩られた。

上述の『銀魂’』の放送休止問題を受けたのだろうか、283話では「蓮舫ベスト10」と襟を立てるファッションスタイルがネタにされるなど蓮舫ネタが炸裂している。『銀魂’』同様に関係者から何かしらのアクションが起こされるかが注目されていた。しかし蓮舫氏が退任となった影響からなのか、第二九集に収録された際にもネタの修正はされなかった。本作に対しては蓮舫関係者からの批難は来なかったようである。

Webラジオ「さよなら絶望放送」にて[編集]

第145回のOPドラマにて、Twitterでのつぶやきから子供のマジコン使用疑惑がネタにされた。
第184回のOPドラマにて、東日本大震災後の襟立てコンビニ視察が取り上げられている。

  1. 姓は二重国籍時は父方の「謝蓮舫(Hsieh Lien-Fang)」、二重国籍解消後は母方の「斉藤」を名乗った。なお、本人のTwitterアカウントは「renho_sha」を用いている。
  2. 青山学院幼稚園から大学までの一貫教育を卒業している。
  3. 2011年に政治家転身を目指すも、目黒区議選であえなく落選している。
  4. 台湾・台南県白河鎮(現:台南市白河区)出身で、1959年に日本に移民し、バナナ貿易商を営んでいた。
  5. クラリオンガール応募のきっかけは、大学時代に両親に車(日産フェアレディZ)が欲しいと頼んだが買ってもらえなかったため、賞金稼ぎのためであったという。
  6. 2011年に仕分けの対象となったスーパーコンピュータの「京」が世界一となった際には、賞賛の言葉を送る一方で「2位じゃダメ」発言はマスコミが意図的に編集したものとして反論し、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指すようにと持論を述べている。
  7. 行政刷新担当、公務員制度改革を推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当。
  8. 行政刷新担当、消費者食品安全担当、東北地方太平洋沖地震による電力供給不足に伴う節電啓発活動等を総合的に推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当。
  9. かつて原発の安全管理予算を仕分けたことが、菅内閣の打ち出した脱原発の方針と一致しなくなったためとも、マスコミとのあいだに良好な関係を築けなかったためともされる。
  10. 行政刷新担当、「新しい公共」担当、少子化対策担当、男女共同参画担当、公務員制度改革を推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当。