風浦可符香
P.N 風浦可符香(ふうら かふか) CV:野中藍[編集]
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2のへ組生徒 出席番号14番
P.Nはペンネームのこと。
超ポジティブ少女[編集]
名前ネタ[編集]
- フランツ・カフカ(1883-1924)
独特の幻想的かつ冷徹な筆致と不条理な物語で世界的に知られるチェコ(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)の小説家。存命中にはほとんど評価されなかったが、現在では20世紀文学を代表する作家の一人と評される存在である。
代表作である『変身』のほか、『ある戦いの記録』『審判』『判決』などが有名。
ペンネームの取り扱い[編集]
作品初期の設定として、「風浦可符香」はあくまでも P.N であるためか、外部の人間(ペリーさん、非難訓練の人など)が「カフカちゃん」と呼ぶ事はあっても、先生や生徒たちは「風浦さん」とか「可符香ちゃん」と呼ぶことはほとんどなかった。
呼ばれ方は主に「あなた」や「あんた」。その他は「やあ」とか「お」と呼びかけられる程度で、他の人からの呼ばれ方の設定があいまいだったキャラクターのひとりであった。
一方、アニメ第一期では、便宜上の理由からか、みんな普通に「風浦さん、可符香さん」と呼んでいる(他のキャラクターも名前で呼ばれている)。しかし、これに対して「原作通りでない」と批判的な原作ファンも少なくない。その後、P.N がクラスで浸透したのか、アニメ化を受けて「辻褄の合わない設定」がさらっと流された結果なのか、アニメ化以降はクラスメイトにも普通に「風浦さん」「可符香ちゃん」と呼ばれるようになった。
ちなみに糸色望が原作で初めて「風浦さん」と言ったのは199話である。
性格[編集]
初期の性格設定では、暗い過去を持ちながらも全てをポジティブに(ときには電波に)考えるキャラであった。作品中期以降では、一見ポジティブな言動でありながら、その裏に何かを企み、他のキャラを陥れる黒幕的一面も描かれており、いじり上手のすべり知らずな黒幕的ヒロインへと変貌した。
作品内ではクラスの他の女生徒同様、糸色望に好意を持っているようにも見える。他の女子生徒抜きで望と一緒に登校したり(157話)、一緒にミステリートレインに乗ったり(160話)など、思わせぶりな行動も多い。
しかし、わざわざ隣の女子大生に変装して望に近づいた後(35話)、可符香の姿で彼女を恋人候補に推薦してみるなど(57話)、何故か方法が回りくどい。単に望で遊びたいだけなのだろうか? あるいは照れ隠しと言う意見もある。
143話にて、隣の女子大生に変装した時の写真を木津千里らに見せて怒らせ、糸色望を追い詰めさせる。この変装は他の女生徒をからかうことにも使用されているようだ。
容姿・スタイル[編集]
体形的には胸はさほど大きくもなく、小さすぎもせずであったが、連載が進んでからは少し大きくなった感がある。
- 声がかわいい(122話)。
あびる曰く「奈美ちゃんに比べて可符香ちゃん、声カワイイよね」。 声優からポロロッカして決まった後付けと思われる。
風浦可符香 履歴書[編集]
住所[編集]
小森霧の家の近く(3話)。
隣の女子大生の正体が可符香であることから、46話まで糸色望が下宿していた家(火事で消失)の隣にも別に家を持っている可能性があった。
口癖[編集]
口癖は「(いやだなぁ)そんな○○な人いるわけないじゃないですか」。
また、外部の人間が登場した(呼び込んだ?)際は「○○さんが来たからには、色々○○されちゃいますよ」など。
家族構成[編集]
- ・父親
- 色々と不幸な目にあって「身長のばし」(自殺)を何度も行っている。生死不明。
- ・母親
- 自殺未遂を行っている。
また、悪霊に取り憑かれたこともある。
- ・おじ
- おじについて語ることがあるが、すべて同一人物か複数のおじがいるのかは不明。
小学校入学前[編集]
- 日塔奈美と同じ幼稚園?だったらしく、日塔奈美に「決していい意味では使われない普通」のトラウマを植えつけてしまう(10話)。
- 高校生時代の糸色望と(偶然?)接触し、糸色望がネガティブな性格になるきっかけを作ってしまった(OAD獄・下)。
小学生時代[編集]
小2の時に名古屋に転校している(6話)。音無芽留と同級生だったことを仄めかす描写がある。
- 転校以前か以後かは不明だが、音無芽留と同級生だったことがあり、彼女の心にしっかりトラウマを作っている(25話)。可符香曰く、もともと親友どうしだったらしい?(7話)。
- 小節あびるとも同級生だった可能性がある。可符香があびるに学校で飼っていたニワトリのピヨちゃんに猫をけしかけさせて、あびるの心の闇を作ってしまった(30話)。
中学時代[編集]
高校時代[編集]
2のへ組在籍。
趣味[編集]
- ・変装
隣の女子大生のほか、隣の校舎の一年生になってみたり(128話、130話)、イメチェンしたり(70話)と、たびたび変装していた。
- ・執筆活動
ペンネームやサインを持っており、実際に執筆活動を行っている
全座連の発行物執筆や、漫画やイラストも描いているようだ。
- [ blue; background: ;" >裏表紙背面 小森霧 単行本第三集 裏表紙背面 小森霧 単行本第四集 <span style="color]の机の上にある「全座連の歴史」に「カフカ」の名前。
- 単行本第二集 裏表紙背面 四コママンガ「きっちりちゃん」執筆。
サインとして「香」に縞模様の尻尾がついたデザインのイラストを使うことがある。また、授業ノートにも尻尾が付いている。
- ・独自の信仰?
独自の信仰を持っているようで、毎朝のお祈りは欠かさない(63話)。その信仰を教義にしている団体なのかは定かでは無いが、拝金主義の教団の中枢に収まっている模様で現ナマを詰めたトランクを差し出されている場面も描かれている。14話において現ナマ入りのトランクを偶然拾得した場面があったが、望と一緒に行動を共にしていた以上他の数人も見逃していたのに彼女だけが発見したと云うのも合点がいかないので、望への嫌がらせから信者に用意させた可能性が高いかも?
進路絶望調査によると、「神」「未来人」「ポロロッカ星人」になりたいと思っているが、なれないことも分かっているらしい(11話)。
- ・野球が好き?
なぜか、野球ネタを担当することが多い。
- ナイターに行ったり(166話)ミサイルをマウンドに見立てたりしている(178話)。
- 「王ボール」(180話、184話)、「王シフト」(203話)などなぜか王貞治ネタが散見される。
- 「1番真弓の時の阪神は弱かったですか? 1番彦野の時の中日は弱かったですか?」と、1980年代のプロ野球を彩った選手の名前を挙げる(235話)など、微妙に取り上げるプロ野球選手が古かったりする。
特技[編集]
- ・人の心のスキマに入り込む
心の弱っている人々や、救いを求めている人々に手を差し伸べ、民衆の心を掌握するのが得意。また、その人々から神と崇められるなど、宗教の教祖であるかのような描写もある。
その技術は、糸色望に「ホントあなたは人の心のスキマに付け込むのが上手ですねえ」(12話 P29)と指摘されるほど。
- ・情報収集
13話に登場した団地の奥さんなど、独自の情報網を持っている。
ときに糸色望に調査を依頼され「調べるのに1週間かかっちゃいましたよ」と返したり([ blue; background: ;" >P53)、身辺調査を行い「私の密使から報告書があがってきました!」と報告したり([[50話『新しくない人よ、目覚めよ』 24話>24話『生八ツ橋を焼かねばならぬ』|50話]] <span style="color] P145)、あるいは日塔奈美に闇鍋のネタの仕入先を訊ねられ絶望先生が「仕入れ先は言えません。闇ルートですから」と答えた際、「今度からもっと早く言ってくださいね」とコメントするなど、影で情報を集めている描写が見られる。詳細は不明。
- ・謎の人脈
独自の特殊人脈を持っているようで、ペリー(12話)、非難訓練指導係(19話)や天下り様(25話)などの困ったキャラクターたちについて、教員やクラスメイトより先にその存在を知っており、またそのキャラクターも彼女の名前を知っていることから、彼女が何らかの手引きで送り込んだものと思われる。
- ・歌
珍妙な歌を歌うことがある。某所にお金を払いたくないため、歌うときに自作の歌詞を付けることが多い(10話、150話、186話など)。
なお、アニメ化後には原作中で可符香が歌うシーンが増えていたが、これは可符香役担当の声優・野中藍の影響によるところが大きいと思われる。余談だが、当事者の野中は本誌に連載されていた当時、作品中可符香が歌っているたびに「その話がアニメ化されたら歌わされるのではないか?」と怯えていたという逸話がある。
- ・ポロロッカ星人との交信
7話 P98にて交信。「ポロロッカ星は14年に一度の春なんですね! 野原一面に来世草や生肉花が咲き乱れ、よろめきバッタや桃色カメ虫に闇カナブンが、虫会議に集うのですね!」とのこと。 また、196話でも交信のために『10Qハンヅ』にて色々と物品購入している。
- ・察知能力
妖気アンテナ(のような能力)。
- ・腹話術
39話にて。
学業成績[編集]
昭和81年度1学期期末試験での「名前なし」が可符香だとすると、クラス内で3位(56話 コミックス追加ページ)。
また、177話の昭和84年度学年一斉試験における1位の生徒は、文字が意図的に潰れて読みづらくなっているが、これが可符香だったとすると、学年1位ということになる。
風浦可符香解析[編集]
初登場[編集]
[ blue; background: ;" >P3 糸色望 1話 <span style="color]よりも先に初登場。
初台詞[編集]
1話 P7「いけません」が初台詞。
登場コマ数[編集]
備考[編集]
- 備考1
木津千里の暴走など、やっかいなことに巻き込まれそうになったときは基本的に回避している。また、厄介なことを引き起こして逃げることも多い。
基本的にそのように誘導しているが、稀に自分に被害が及びそうになり驚くこともある。(218話)
- 備考2
本人にも見えない全く同じ姿をした「天使」が存在するらしい。(199話)
- 備考3
常月まといに次ぐ不思議な場所への案内人。(66話他)
どちらかというと非現実な世界への案内を担うまといに対し、可符香は豊作貧乏ファームや不自然博物館など、現実的なものをベースにした場所を紹介することが多い。
- 備考4
逆上がりが出来ない。(254話)
- 備考5
可符香の笑みには、千里が気絶してしまう程の罪の芽生えが表れているらしい。(223話)
- 備考6
ネタバレ注意
本名は★