00’18”/赤スキンちゃん気をつけて
00’18”/赤スキンちゃん気をつけて（あかすきんちゃんきをつけて）[編集]
タイトルは庄司薫の小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』から。
作品情報[編集]
2014年3月26日発売、週刊少年マガジン2014年17号に掲載。
P39[編集]
あおり（連載時のみ）[編集]
世界一有名な女子アナって、多分あの人。[編集]
欄外（連載時のみ）[編集]
ついに一国の主にまで昇りつめた卓。大人気青春立身出世潭（？）開幕(はじまり)！[編集]
1コマ目[編集]
朝鮮民族の民族衣装・チマチョゴリ姿の主婦[編集]
世界一かはともかく、日本ではおそらく顔を見たことがない人はいないと思われる朝鮮中央放送委員会のリ・チュニ。
北朝鮮では、かなりの高位の人物で特別待遇を受けており、家や高級乗用車なども国から贈られたものとされている。
リ・チュニは、チマチョゴリで出演することが多い。
背景は、朝鮮民主主義人民共和国の国旗か。
2コマ目[編集]
主婦「前回マデノアラスジッ」[編集]
ジョジョ風・・ではなく、リ・チュニの語調から。
報道内容によって様々な声色・語調を操り、原稿を読み上げる。
主婦「我が親愛なる時只卓少年は」[#u7b2c772][編集]
北朝鮮国内での金正日の呼び方から。
他にも『偉大なる将軍様』など多数ある。
2コマ目[編集]
主婦「無慈悲な散髪により」[編集]
北朝鮮が軍事的・政治的に敵国を脅迫する際の決まり文句から。
『無慈悲な〇〇』というテンプレに『鉄槌・報復・核攻撃』などが入ることが多い。さらに、『火の海にする・この世の誰も体験したことのない最も厳しい懲罰・本当の戦争の味を見せる』などの恐ろしい言葉が続く。
しかし、実際のところほとんどそんなことはないため狼少年状態になっており、逆にネタにされている。
主婦「悪魔かりあげ君主」[編集]
北朝鮮が米国などを非難する際に、度々使う『悪魔』から。
P40[編集]
P41[編集]
3コマ目[編集]
時只卓「僕は今なぜか国家主席をやっているわけで」[編集]
フジテレビ系列で放送されたドラマ『北の国から』で黒板純のモノローグで度々使われる「〜なわけで」から。
同じフジテレビ系列の番組『トリビアの泉』で何回「〜なわけで」を使っているか実際に数えたところ52回であった。
4コマ目[編集]
踊る女性グループ[編集]
P42[編集]
2コマ目[編集]
時只卓「北の国すぎるでしょ」[編集]
ドラマ『北の国から』の舞台は北海道富良野市である。緯度でいうと北緯43度ほど。
一方、北朝鮮の首都、平壌は北緯39度ほど。緯度だけなら卓の台詞は間違いである。
北海道全体で見ても、北朝鮮と緯度は同じ。北朝鮮は日本から見て北には位置していないのだ。
3,4コマ目[編集]
[[時只ミチル「キツネを呼んでいるんです」<br /]]「北海道じゃあるまいし来ないでしょ」[編集]
ドラマ『北の国から』は、映画『キタキツネ物語』の大ヒットを受けて似たようなものが作れないかと企画された。『キタキツネ物語』も北海道が舞台である。
5コマ目[編集]
時只ミチル「キツネ目の男が来ました。」[編集]
グリコ・森永事件の犯人グループの一員とされる男。
P43[編集]
1コマ目[編集]
時只ミチル「キツネ狩りは貴族のスポーツ」[編集]
主にヨーロッパではキツネは農業や牧畜に損害をもたらす害獣、もしくは毛皮の材料として認識されている。ちなみにキツネ狩りはサンジェルマン伯爵兄妹がいたフランスでも行われていたが、実際のフランスでは狩猟対象はキツネよりシカが一般的で、また中世から近世の頃の上流階級の間では鳥類を除く狩猟に罠や飛び道具を用いるのは下賎な手法とされ[1]、上流階級の間では馬と猟犬で追い込む「追走狩猟」という大規模な方法が主流だった。イギリスでも猟銃を使用する場合は「shooting」と称し、「hunting」とは分けていた。銃を使うのは主に鳥を狩る場合で、これは男女対等にできるため上流階級の女性も嗜んでいた。
これは欧州貴族の多くは戦いに赴く騎士でもある身分背景に起因している。貴族にとって狩猟は社交の席が少ない冬季の娯楽でもあると同時に、体力と乗馬の技量を鍛えて戦いに備える必須の訓練でもあり、ゆえに後世においてもスポーツとして認知されていた。また、狩猟は自分の所領で行われるので許可を取る必要も無かった。
フォックスハウンドなどキツネ専門の猟犬の品種改良もしていた英国では残酷との理由で2005年から禁止法が制定されたが[2]、近年は禁止反対派の保守党が支持率を伸ばしている傾向から復活の方向に世論が向かいつつあるという。
一方で日本では肉食動物ながら意外に人に慣れやすい性質や[3]、稲作を荒らすネズミの天敵として利用できることから稲荷神として祀られるようにもなった。
4コマ目[編集]
赤スキンちゃん「私の名は赤スキンちゃん」[編集]
元日本テレビアナウンサーの夏目三久。復帰後のショートの髪型となっている。
赤スキンは、後述のスキャンダルとかけていると思われる。
P44[編集]
P45[編集]
2コマ目[編集]
赤スキンちゃん「ここはセクハラや盗みを繰り返す ミノモンタウロスと息子を閉じこめておくために作られた」[編集]
タレント・みのもんたとギリシア神話の怪物ミノタウロスから。
みのはセクハラ疑惑がたびたび報じられている。
3コマ目[編集]
赤スキンちゃん「クレカ盗のちかん迷宮」[編集]
みのもんたの次男で2013年8月13日に窃盗未遂の疑いで逮捕された御法川雄斗のこと。
勤務先の日本テレビ近くのコンビニのATMでキャッシュカードを使い不正に現金を引き出そうとして逮捕された。
その後、容疑を認め日本テレビを論旨解雇処分された。
時只ミチル「クレタ島の地下迷宮みたいな言い方するな」[#m3b3057c][編集]
ギリシャのクレタ島にあるクノッソス宮殿のこと。
この宮殿は入ったら二度と脱出できないように、通路が迷路のように入り組んでいる仕掛けが施されており、ギリシャ神話ではミノタウロスの親であるミノス王が、ミノタウロスが凶暴化していくことに耐えられなくなり、ダイダロスに命じてこの宮殿を作らせ、ミノタウロスを閉じ込めたとされ、9年ごとにミノタウロスの生贄にされた少年少女がこの宮殿の中に入れられ、命を落としたという。
なお、ミノタウロスは3度目の生贄の一人として選ばれたテーセウスによって抹殺され、テーセウスはミノス王の娘であるアリアドネから貰った糸玉で無事脱出した。
4コマ目[編集]
時只卓「あー確かにカード盗んで引き出してたっけ」[編集]
3コマ目参照。
5コマ目[編集]
赤スキンちゃん「毎年いけにえに12人の女子アナのお尻を差し出していたのですがもう私しか残ってなくて」
時只ミチル「女子アナだったの？」[編集]
6コマ目[編集]
赤スキンちゃん「はい ちょっとしたスキャンダルで局をクビになり今はフリーですけど」[編集]
前述の夏目三久のこと。
2007年に日本テレビに入社した夏目は、入社半年で『おもいッきりイイ!!テレビ』に抜擢されるなど、愛らしいルックスとややゆったりとした落ち着きのある声色で人気を集め、入社直後から活躍していた。しかし、2009年7月に写真週刊誌「FLASH」に当時交際していた男性とのツーショットや避妊具[4]を持って笑顔で写ったプライベート写真が流出した。このスキャンダル報道で、夏目の清純派なイメージは凋落、レギュラー番組を全て降板させられ、局内のアナウンサーとしての出世競争からは完全に敗れた形で2011年1月末付で退社した。
フリー転身後はタレントとして「マツコ＆有吉の怒り新党」（テレビ朝日系）などバラエティ番組などでも活躍している。
P46[編集]
3コマ目[編集]
赤スキンちゃん「でもミノモンタウロスは若い子が好きだから・・」[編集]
P47[編集]
時只ミチル「上ポイントカードです」[編集]
カルチュア・コンビニエンス・クラブが展開するポイントサービスで使用される「Tポイントカード」の捩り。
3コマ目[編集]
時只卓「何その佐藤&ruby(かしわ){可士和};的デザイン」[編集]
アートディレクターの佐藤可士和。
先述のTポイントカードをはじめ、楽天のロゴ、本田技研工業（Honda）の軽自動車・Nシリーズなど佐藤氏が手がけたデザインは数千種類にのぼる。
P48[編集]
7コマ目[編集]
赤スキンちゃん「大変貴重なボールペンなのです これが欲しくてたまらない業者があるのです」[編集]
P49[編集]
P50[編集]
7コマ目[編集]
時只卓「フリーだともみ消すの大変だしね」[編集]
P51[編集]
女神像の全身絵[編集]
女神像[編集]
2009年8月30日に放送されたTBS系列の朝ワイド番組『朝ズバッ！』での番組終了間際のCM明け直後のTBSアナウンサー吉田明世のこと。
みのが右手で吉田アナの臀部を撫で、その手を吉田アナが左手で払おうとしていた（ように見えた）ことからみののセクハラ疑惑が沸き起こり、そこそこ大きい話題になった。
その後、みのは同年9月9日から16日までこの年2度目の夏休みをとり出演しなかった。
P52[編集]
5コマ目[編集]
雑誌「ANICAN」[編集]
ファッション雑誌「ANECAN」の捩り。
P53[編集]
P54[編集]
2コマ目[編集]
十字架状の火柱[編集]
『新世紀エヴァンゲリオン』における特徴的な火柱。
作品内では、使徒とよばれる人類の敵を倒すと使徒が爆発しその火柱は十字架状になる。
新劇場版では、虹がかかる演出が加わっている。
5コマ目[編集]
タイトルロゴ「北朝ズバ」[編集]
TBS系列の朝ワイド番組『朝ズバッ！』と北朝鮮をかけたもの。
番組スタートの2005年3月28日～2013年11月1日まではみのもんたが司会を務め、タイトルは『みのもんたの朝ズバッ！』だった[5]。
当番組は今話掲載のマガジン発売日の2日後にあたる2014年3月28日をもって終了。3月31日より赤スキンちゃんのモデルである夏目三久が司会を務める『あさチャン！』がスタートする。
「どうする！？包皮税８％！」[編集]
2014年4月1日から消費税が5%から8%へ引き上げられること。
「志位委員長熱愛！」[編集]
P503～5コマ目で政治家の男性が主婦を守ったこと。
さらりと政治家の男性が志位和夫委員長だと明言された。
「AM2.5 深刻な睡魔」[編集]
PM2.5のもじり。PM2.5とは粒子径が2.5μm（マイクロメートル）以下の粒子状物質のこと。
人が吸入するような小さな微粒子は、呼吸器系に沈着して健康に影響を及ぼす。
より小さいPM2.5は健康に与える影響が大きいと考えられている。
一方のAM2.5とは、「深刻な睡魔」ということから午前2時半、草木も眠る丑三つ時である。
欄外（連載時のみ）[編集]
世界を救いし十字架(クロス)。エヴァってばかりの伯爵が珍しくキメた。[編集]
十字架とエヴァについては、P54の2コマ目を参照。
かゆいところ[編集]
P43の2コマ目[編集]
水平二連式の銃身なら装弾も2発のはずだが、なぜか銃声が3連発。
コメント欄[編集]
こちらへどうぞ。
http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1395808173/
- ↑ かつての庶民の狩猟はごく小規模で、猟犬を使うのも少ないほどだったので罠や弓矢を主に使用していた。
- ↑ チャールズ皇太子と離婚した故ダイアナ妃は狩猟を嫌っており、夫婦不仲の一因だったという噂がある。
- ↑ 近年ロシア科学アカデミーの研究で、100頭あまりのキツネを掛け合わせた中から人間になつく個体を選択して配合を繰り返すことで、40世代でイヌのように尻尾を振り、人間になつく個体を生み出すことに成功した実験結果が発表されている。
- ↑ 赤いパッケージのサガミオリジナルで、少し昔はコンドームのことをスキンと呼んでいたので、今話のサブタイトルはこのことともかかっていると思われる。
このことをふまえると赤スキンちゃんのフード部分がコンドームの液だまり部分に見えなくもない・・気がする - ↑ みのの後任は井上貴博、 高畑百合子らTBSのアナウンサーたちが担当した。