121話『渡しの個人主義』

提供: 久米田康治ワールド Wikiサイト
ナビゲーションに移動 検索に移動
120話『聖夜一夜物語』122話『断崖の比較』

121話『渡しの個人主義』(わたしのこじんしゅぎ)[編集]

タイトルは夏目漱石の講演録『私の個人主義』より。

作品情報[編集]

2007年12月26日発売、週刊少年マガジン4・5合併号に掲載


P6(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

箱根駅伝で走っている糸色望

皇帝ペンギン[編集]

右上「東京」の文字の下にある島。

宿場名[編集]

「中塚」は「平塚」の誤りと思われる。

P7[編集]

1コマ目[編集]

箱根駅伝の計測車[編集]

初代トヨタ・ハイエースか。

歩道橋での観戦客[編集]

YMCAのポーズをしている人がいる。 また、首が外れて周囲の注目を集めてい る人も(落語「首提灯」のパロディ?)。

2コマ目[編集]

湯呑み「愛」「命」「偽」[編集]

毎年12月12日の漢字の日に京都・清水寺の森清範貫主が舞台上で揮毫する形で発表される、今年の漢字より。
「愛」が2005年、「命」が2006年、「偽」が2007年を表す漢字として発表された。

霧の毛布[編集]

橘の実。古典的な着物の柄によく使われる。

飲物「ブルジョア[編集]

ヤクルトのヨーグルト飲料「ジョア」に、中産階級を意味する「ブルジョア」をかけたもの。作中にはたびたび登場している。

コタツの上のお菓子[編集]

ブルボン社製の菓子「ホワイトロリータ」。こちらも作中にたびたび登場している。

コタツ「松芝」[#w318c1b4][編集]

「松下」+「東芝」。

P8[編集]

2コマ目[編集]

張り紙「三万 王様」[編集]

さよなら絶望放送などでも触れられた、アニメ3期決定の目安が、DVD「俗・さよなら絶望先生」の販売数3万本とされていることから。「王様」は販売元の「キングレコード」のこと。

5コマ目[編集]

糸色望「大事件起こし部屋が存続の危機の時 引退させられて無理矢理親方継がされた弟子とか」[編集]

2007年9月に発覚した、大相撲時津風部屋の序ノ口力士集団暴行致死事件。
事件発生の責任を問われ、時津風部屋は廃業の危機に陥る。その後、現役の時津海が引退し、親方を継承することで決着した。

P9[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「時代のせいか雑誌の部数が下げ止まらぬ時期に」[編集]

連載誌である週刊少年マガジンの発行部数は、1998年が425万部であった。その後、2002年に300万部、2005年は250万部、06年は215万部に減少している。
なお、2007年10月時点では183万部と更に減少している。

P10[編集]

1コマ目[編集]

張り紙「不審者 ・ならず ・作らず ・連れ込ませず」[編集]

非核三原則「核兵器を持たず・作らず・持ち込ませず」のパロディ。ちなみにこれを唱えた佐藤栄作首相はノーベル平和賞を受賞。

P11[編集]

P12[編集]

6コマ目[編集]

たすき「大臣」[編集]

赤城徳彦元大臣を思い出させる絆創膏が貼られていることと、下端で切れている文字(曲)から、事例は農林水産大臣たすきと推測される。髪型からは若林正俊衆院議員から遠藤武彦衆院議員への交代と思われる。
また、省庁の不祥事云々で真っ先に思い浮かぶのは厚生労働大臣あたりか。

P13[編集]

P14[編集]

4コマ目[編集]

小節あびる「ヤフオクとかある意味ババヌキだと思う」[編集]

ヤフオクとは、Yahoo! JAPANが提供するインターネットオークションサービス(Yahoo! オークション)の略称。
ババヌキは、データでしか商品を確認できない環境では、トランプゲーム同様にハズレを引く可能性があるという意味。ババヌキのように利用者の間でハズレの商品が循環することも。

8コマ目[編集]

藤吉晴美の原稿[編集]

Yes! プリキュア5』のココとナッツ。

P15[編集]

4コマ目[編集]

糸色望「そこで渡されたくないたすきばかりの世の中に絶望した!」[編集]

オリオン座[編集]

映画『オリヲン座からの招待状』。先代の館主が亡くなった為、その弟子が映画館を継ぐことに。
または、ドラマ『歌姫』に登場する映画館のこと。

めだか組組長の座[編集]

赤川次郎の小説『セーラー服と機関銃』において、平凡な女子高生が弱小の目高組組長の座を襲名する事態に陥ることから。

王様のレストラン[編集]

ドラマ『王様のレストラン』。 経営が傾きかけたフレンチレストランを、前オーナーの愛人の子が引き継ぐ事になる。

漫画家に渡されるテキトーな原案[編集]

あくまで推測であるが、一例として挙げられるのはわずか7号で廃刊した漫画雑誌『コミックヨシモト』。
原作・原案を吉本興業所属のタレントが担当する形態を取っていた。

親がほとんど払っていない2世代ローン[編集]

「子供にもローンを払ってもらう」というのはある意味理に適った返済方法だが、当の親が子供をアテにして少ししか返済しないことも。子供が稼がなかったらどうするつもりなのだろうか。

「出世したいか?」と社員に押し付けられる社長の愛人[編集]

女癖が悪く、公私混同な性格の人が起こすパワーハラスメント。 一例では松本清張の小説『わるいやつら』や四谷怪談をアレンジした映画『嗤う伊右衛門』にも似た構図があります。

ホリエモンの後のライブドア社長[編集]

前社長・堀江貴文が逮捕され、辞任した後は、ライブドアが買い取ったソフトメーカー「弥生」の平松庚三が新社長に就任した。
しかし、事後処理の指揮を執ったこと以外は目立った事業を行わず、ひっそりと次なるバトンを渡した。

移民に与えられた枯れ地[編集]

ドミニカ共和国への日本人移民。
1957年に移民が開始されたが、ドミニカ政府から渡された土地は、募集要項に記載されたような好条件の場所ではなく、石礫地など農業に適さない土地であり、多数の入植者が苦しんだという。

ぐちゃぐちゃにして戻されるボートレースエンジン[編集]

ボートレースとは競艇のこと。
モーターの整備や調整は選手が行い、ボート本体とエンジンは競艇場側が提供する決まりとなっている。そのため、選手が整備方法等を見誤ると、スペックを活かしきれない(ぐちゃぐちゃな)エンジンが仕上がってしまう。
ボートのエンジンは何節にも渡ってレースで使用され、使用するエンジンは抽選で決められるので、前節に整備の下手な選手がぐちゃぐちゃにしたエンジンに当たると、選手は整備をきっちりやり直さなければならず、レース序盤が不利になりかねない。

勝ち目のない状況で呼ばれた召還獣[編集]

ファイナルファンタジー』シリーズのことであろうか?
ちなみに、オンラインゲームであるFF11では、戦闘で負けそうになると召還獣を呼び出し、相手をさせている内に逃げるという戦法がある。もちろん、召還獣が勝ち残ることはまず無い。

'97岡田[編集]

サッカー日本代表の岡田武史監督。
1997年当時、ワールドカップ出場を賭けた予選の敗色濃厚な状況で、加茂周が更迭され当時コーチだった岡田が監督に任命された。ちなみに、予選はかろうじて突破している。

P16[編集]

3コマ目[編集]

赤ん坊の貼紙「(前略)名前は希亜です。」[編集]

杉浦太陽と辻希美の第1子の名前が「希空(のあ)」。希亜の字はダブルユー(辻希美と加護亜依のユニット)の2人の名前から1字ずつ取ったものと思われる。

6コマ目[編集]

たすき「三平」[編集]

落語家林家三平の名跡のこと。 2009年春に次男いっ平が2代目を襲名予定であるが、現状では力不足という意見もあり、落語愛好家などの支持を完全には得られていない。
なお、三平は序列としては前座の名である。

P17[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「むしろ そこで勝手にたすきを奪うなよって事」[編集]

らきすたの監督[編集]

テレビアニメ『らき☆すた』において、監督を務めていた山本寛が「監督として、その域に達していない」と、アニメの制作を手がけている京都アニメーションの社内判断により第4話で更迭、第5話以降は武本康弘に交代した。

漱石の「明暗」[編集]

夏目漱石の長編小説『明暗』。
漱石の死により未完となっていたが、小説家の水村美苗がその続編を書き上げた。

スラ●ダンクの続編[編集]

台湾で製作された『スラムダンク2』。
主人公は流川楓であり、高校教師という設定である(勿論、本来の作者である井上雄彦は全く関与していない)。
実際の作品ではインターハイのトーナメント戦途中の試合で突然完結しており、登場はしたものの全く対戦していない相手校もあるため、多くのファンが続編を待望しているという背景もある。

デ●ノートの続編[編集]

DEATH NOTE』のスピンオフ作品として作成された映画『L change the WorLd』。映画版では夜神月に勝利したLが、テロと戦うストーリー。
または『DEATH NOTE』に内容が酷似していると言われる サンデーの『LOST+BRAIN』という見方もできる。

'04中畑[編集]

野球解説者の中畑清。
2004年のアテネオリンピックにおいて、脳梗塞で倒れ本戦に参加できなくなった長嶋茂雄監督の代行を務めた。

'07岡田[編集]

前出のサッカー日本代表の岡田武史監督のこと。
2007年12月、脳梗塞のため意識不明になったオシム監督に代わり、代表監督に就任した。本人の名誉のために付記すると、就任を要請した(たすきを奪った)のはサッカー協会である。

3コマ目[編集]

看板「糸色医院 1104-き-3510」[編集]

この病院長の名前、糸色命(いとしきみこと)と読める。

4コマ目[編集]

張り紙「ポスト稼動中」[編集]

糸色医院に設置してある赤ちゃんポストのこと。

P18[編集]

2コマ目[編集]

久藤准「よく木野とつるんでる青山[編集]

名前の由来は「青山ブックセンター」から。

3コマ目[編集]

貼り紙「来週は試験です NOTEコピー 禁止!」[編集]

次のいずれか、または両方を指していると思われる

  • 週刊少年サンデー』に連載が始まった『LOST+BRAIN』が『DEATH NOTE』に酷似している件
  • 『マガジンドラゴン』に掲載された『メガバカ』における『DEATH NOTE』等からの盗用で、講談社が謝罪した件

久米田先生の締め切りは、限界が前の週の水曜日(12月19日)まで、通常はその前の週内であり、『LOST+BRAIN』の話題は12月12日ごろ、『メガバカ』の話題は12月20日ごろから多数のサイトで取り上げられるようになったため、『LOST+BRAIN』をネタにしたが、『メガバカ』というもっと凄い作品が出てきてしまったという可能性が高いと思われる。

なお、文の切り方を変えると「来週は試験 ですNOTEコピー禁止!」となる。

P19(単行本追加ページ)[編集]

「2代目 木津 千里」を探す千里と、逃げまどう少女達。たすきには目盛りと包丁付き。


義務[#k753f97b][編集]

今話の常月まとい[編集]

P7の2コマ目[編集]

P8の糸色望全身絵[編集]

こたつから足だけ出てます。

P9の6コマ目[編集]

こたつからノコギリの刃だけが出ていますが、位置的に多分まといです。

P11の2コマ目[編集]

今話のパンチラ[編集]

P18の1コマ目[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P7の2コマ目[編集]

交の横。

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P11の5コマ目[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P7の2コマ目 P8の糸色望全身絵[編集]

重箱の柄の鶴。 ちなみによく松に鶴の絵柄が吉祥画として描かれるが鶴は松に巣を作ることはなく、それをするのはコウノトリである意味正しい。

P13の7コマ目[編集]

いつもの「赤ちゃん」を連れていないようですが…

P17の6コマ目[編集]

ここにいました。

今話の棒犬[編集]

P16の1コマ目[編集]

今話の黒い涙[編集]

P8の2コマ目[編集]

重ねた雑煮椀の柄。

今話の麻生太郎氏[編集]

P11の7コマ目[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話のAAA[編集]

P18の3コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P7の3コマ目[編集]

P11の5コマ目[編集]

千里の後ろ

P12の3コマ目[編集]

P12の8コマ目[編集]

P13の1コマ目[編集]

P16の2コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

P10の3コマ目[編集]

シール名は「犬神」。コタツの上に貼られていました。

かゆいところ[編集]

P18の4コマ目[編集]

臼井影郎のTシャツの柄が、鏡に映っているはずなのに対称ではない。

P18の7コマ目[編集]

藤吉晴美からたすき渡された原稿は4コマ漫画ではなかったはず。
起承転結がきっちりしている4コマ漫画は木津千里のお気に入り。


121話『渡しの個人主義』~

120話『聖夜一夜物語』122話『断崖の比較』


コメント欄[編集]

掲示板もあります。 絶望先生掲示板
Wikiの内容に関するチョットした事は↓のコメントへどうぞ。

  • 復活してくれて助かります。 -- &new{2007-12-28 23:19:52};
  • 復活オメ!

最終ページの黒板にはってある「NOTEコピー禁止」ってのはやっぱアレ?w -- とっしー &new{2007-12-29 00:14:02};

  • 復活してくれてありがとうございます。「NOTEコピー禁止」は、やはりアレだと私も思いますw -- miko &new{2007-12-29 00:25:56};
  • 「来週は試験 ですNOTE コピー禁止」かと -- &new{2007-12-29 01:53:34};
  • 移民に渡される枯れ地って、もしかしてドラクエのことですかね? -- イド &new{2007-12-29 11:47:49};
  • 今回もきよ彦が出ていますね。モブキャラで定着するのかな? -- &new{2007-12-29 13:04:30};
  • 1P1コマ目の観衆の中に頭を外している(ように見える)人がいます。周りの人の注目を受けてますが… -- &new{2007-12-29 14:49:07};
  • 1P1コマ目歩道橋で観客がYMCAしてます。 -- &new{2007-12-30 00:29:24};
  • オリオン座はドラマ『歌姫』の現代パートにて、ヒロインの息子が引き継いだものの廃館したことかと思うのですが -- 伽水 &new{2007-12-30 01:12:27};
  • 「移民」はドミニカの日本移民のことだと思います。 -- &new{2008-01-02 22:26:42};
  • 青山くんの名前の由来は、書店つながりで推測すると、東京都内にチェーン展開している「青山ブックセンター」の可能性が強そうです。 -- &new{2008-01-15 00:30:07};
  • まといがコタツから出しているノコギリの意味ってなんだろ?雁首そろえて現れた千里たちに「正月早々又のこのこと」って意味? -- &new{2008-05-18 (日) 18:25:39};
  • 「よく木野とつるんでる芳賀だよ」は芳賀書店が元ネタでは? -- &new{2008-05-19 (月) 18:38:18};
  • 芳賀書店だから「ちょっとエロい路線」なんでしょw -- &new{2008-05-19 (月) 19:35:10};
  • 芳賀はこれと違う話である上、思いっきり既出です。

書き込む前にちゃんと読みましょうね。 -- &new{2008-05-20 (火) 12:44:45};

  • 「平塚」が「中塚」になってるのってなんでだろね? -- &new{2008-05-27 (火) 09:13:52};
  • 青山、ゴッチには似てませんよー(笑)

猫目宗助に似てますが。 -- &new{2008-05-28 (水) 10:03:32};

  • 9P1コマ目なんか割られてますね -- &new{2008-05-29 (木) 13:09:03};
  • 召還獣じゃなくて召喚獣じゃないですっけ?

召喚が呼び出す、召還が呼び戻すですし… -- &new{2008-06-21 (土) 00:29:52};

  • P16「希亜」は、経営破綻してHUNDAIに経営のたすきを渡した起亜自動車では? -- &new{2008-09-23 (火) 18:39:22};
  • まといは11P2コマ目、きよ彦は12P3・8コマ目にもいます。8・9Pで鏡が 割れてたりのこぎりがあるのはオンエアされないバトル? -- &new{2008-11-11 (火) 20:37:21};
  • 単行本追加ページの二代目木津千里のたすきはどっちかというと三代目名取羽美じゃね? -- zetubo-n &new{2010-09-05 (日) 12:22:48};
  • 13ページ5コマ目の絶望先生のセリフが左に寄ってる気がする。 -- &new{2017-01-06 (金) 20:40:31};
  1. comment