Wii

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Wii(ウィー)[編集]

任天堂から2006年12月2日に発売された家庭用ゲーム機。

概要[編集]

2003年に開発が進んでいるとマスコミに報じられ、2004年6月9日、コードネームが「革命」を意味するレボリューションと名付けられた。
2005年5月に本体初公開。同年9月にリモコンコントローラー(Wiiリモコン)が公開され、2006年4月28日、正式名称「Wii」が発表された。

当時のゲーム業界は「プレイステーション2」を擁するソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)の一人勝ちが続き、任天堂はシェア巻き返しの策として「ゲーム人口の拡大」「ゲーム定義の拡大」「年齢や技量を問わず、誰もが同じスタートラインに立てること」を提案。
その策が的中し、発売開始時の2006年12月に99万台の売り上げを記録。3週間前に発売された「プレイステーション3」に約2倍の差をつけた。
その後も「Wii Fit」「NewスーパーマリオブラザーズWii」「Wii Party」などのファミリー向けタイトルがミリオンセラーになるなど、2011年4月現在も据え置きゲーム機の王者として君臨している。
しかし、サードパーティのタイトルの売り上げが伸び悩んでいることもあり[1]、日本国内におけるサードパーティタイトル、とりわけ自称ゲーマーの好むタイプのゲームの発売数が激減していた。
また日本ではハイビジョンテレビの普及により、プレイステーション3の人気が高まったのもWiiにとって逆風となり、PS3版と同時発売だった「戦国BASARA3」「ルーンファクトリー オーシャンズ」の売り上げは約3倍の差をつけられた。追加要素を付けてPS3に移植された「テイルズ オブ グレイセス エフ」「戦国無双3 Z」はWii版の売り上げを上回っている。また、サードからは「プロゴルファー猿」や「メジャーWii パーフェクトクローザー」などのような粗悪ソフトも多いことからユーザーのサードに対する不信感も強いためこのような傾向がある。そのため任天堂のアンチからは「サード殺しの任天堂」と言い掛かりをつけられている揶揄されている。

2009年6月にWiiリモコンの拡張ユニットとなるWiiモーションプラスを発売。同時発売ソフトは「Wii Sports Resort」[2]
2009年10月に価格を25,000円から20,000円に改定。
2010年11月に本体同梱のWiiリモコンをWiiモーションプラスを内蔵したWiiリモコンプラスに変更。同時にWiiリモコンプラスの単体発売も開始された。
2011年6月にはWii Sports ResortとWiiリモコンプラス(水色)が同梱されることを発表した。
2013年10月1日、近日生産終了が発表され、7年の歴史に幕を閉じることとなった。なお、海外では廉価版のWii mini[3]が継続して発売されている。

Wii U(後継機)[編集]

2011年4月に任天堂はWii後継機を2012年に発売することを発表した。
この新機種は2011年6月に開催した任天堂のプレスカンファレンスにおいて、ハイビジョン対応、6.2インチモニターを搭載した新コントローラを採用した「Wii U」として正式発表された。
2012年9月には発売予定が12月8日、価格がベーシックは2万6250円、プレミアムは3万1500円となることが発表された。合わせて、Wii用のコントローラーやゲームソフトの互換機能があることも公表されている。

しかし、多くの任天堂の開発陣がハイビジョン対応ゲームの開発に不慣れであること[4]から、ソフト不足に陥っており、それが原因となり、ハードの普及もままならない状態が続いている。日本国内での100万台突破は2013年7月で、プレイステーション3よりやや早いレベルとなっており、Wii時代の勢いは陰りを見せている。
加えて、Wiiでソフトを発売していたゲーム会社の多くはハイビジョンのゲーム開発に不得手な事から国内サードパーティタイトルの供給も大手ゲーム会社に偏っており、かつハイビジョン対応ゲーム機ではプレイステーション3が市場をほぼ占有していることから、サードパーティソフトも日照りが続いている。また海外のゲームメーカーが次世代機のプレイステーション4/XboxOneへの移行を進めるようになり、海外でもソフトが発売されないというスパイラルに陥っている。

2013年度の発売予定数量を900万台としたが、2013年年末商戦の不振を受け、2014年の1月に280万台に下方修正、実際の2013年度の発売数量は278万台となり、2014年3月末時点で世界累計620万台を売り上げている。
この数値はプレイステーション4がわずか発売3ヶ月半の2014年3月上旬において世界累計600万台を売り上げてほぼ追いつき、翌月には約80万台の差をつけて追い越される結果になった。

2015年に「スプラトゥーン」が発売され、日本を中心にヒットをしたものの、その後のタイトルが続かず、市場全体が盛り上がらないまま2017年1月に国内向けの生産を終了。
2017年3月3日に任天堂開発ソフトの最終作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が発売され、次世代機の「Nintendo Switch」にバトンタッチした。
発売実績は2017年4月の数値で1356万台。

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生 作品内にて[編集]

142話糸色望が使って遊んでいる。

  1. 任天堂カンファレンス2010での岩田聡社長のキーノートスピーチ(⇒★>http)では任天堂タイトルの売上比率が70%以上にも及んでいることを発表している。
  2. ソフトにWiiモーションプラスを1個同梱。2010年11月11日にWiiリモコンプラス同梱版が発売された。
  3. ゲームキューブの互換機能を割愛した廉価版。なお海外において、ゲームキューブの互換機能は後期版から割愛されていた。
  4. 「大乱闘スマッシュブラザーズ」「Wii Sports Club」などはバンダイナムコゲームスの開発部門であるバンダイナムコスタジオが行っている