242話『安定期というには若すぎる』
242話『安定期というには若すぎる』(あんていきというにはわかすぎる)[編集]
タイトルは笹村ようこの詩集『コレクティブルズ -アンティークというには若すぎる』より。
作品情報[編集]
2010年11月10日発売、週刊少年マガジン50号に掲載。
欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]
成長を祝ってもらえるのは何歳位までなんでしょう?[編集]
P20(単行本追加ページ)[編集]
扉絵[編集]
千歳飴を持つ和服姿の陸瑠羽子らしき女性。
P21[編集]
2コマ目[編集]
風浦可符香「七五三のお宮参りですね」[編集]
「七五三」は子供の成長を祝う行事。
七五三は、江戸幕府5代将軍の徳川綱吉が息子・徳松の健康を願って始めた[1]ことが発祥と言われ、江戸時代の武家の間で行われていた、3歳の「髪置」、5歳男子の「袴着」、7歳女子の「帯解」の祝い事が由来とされる。
また、この後加賀愛が言っているように、古来の日本では子供の死亡率が高く、「7歳までは神様のもので、いつでも神様に帰る」という生命観だった。そのため、11月15日頃に行われていた氏神様に収穫を感謝する祭りにて、7歳を迎えた子どもが氏子入りすることで一人の子供として認められていた。さらに、上述の5歳男子の祝いであった「袴着」も鎌倉時代から室町時代までは7歳で祝われており、「帯解」と合わせて7歳を節目として幼年から少年へと成長したことを祝う行事だった。
なお、「お宮参り」と言うと赤ちゃんの誕生の感謝と成長を願う行事の「初宮参り」を指すことが多いため、七五三で参拝することは「七五三参り」と言ったほうが伝わりやすい。
P22[編集]
日塔奈美の全身絵[編集]
狛犬[編集]
ミスタードーナツの「ポン・デ・ライオン」風。
7コマ目[編集]
張り紙「BANE 753 限定」[編集]
当作品頻出のAKa Bane84。
P23[編集]
加賀愛の全身絵[編集]
加賀愛「昔は子供の死亡率が高く7歳まで生きられない子が多かったのです」[編集]
P1の2コマ目を参照。
P24[編集]
4コマ目[編集]
雑誌「少年ヂャンプ」
表紙「アニメ化」[編集]
集英社の週刊少年ジャンプ。
表紙のキャラは、赤い帽子とゴーグルから篠原健太の漫画「SKET DANCE」の主人公の藤崎佑助(ボッスン)風。
「SKET DANCE」は週刊少年ジャンプ47号にてアニメ化が発表された。
ドラマCDも発売されており、絶望声優からは杉田智和がスイッチ(笛吹和義)役、白石涼子がヒメコ(鬼塚一愛)役、井上麻里奈が吉備津百香役、小林ゆうが結城零呼役でそれぞれ出演している。
6コマ目[編集]
藤吉晴美「好きな連載が10週超えたので とりあえず一安心かと」[編集]
週刊少年ジャンプでの俗に言う「10週打ち切り」を回避した模様。
10週以下で打ち切られた作品は80年代から90年代に多い。00年以降は10週打ち切り作品は少なくなってきているが、10~30週程度(単行本数巻分)で打ち切られる漫画が増えてきている。
P25[編集]
3コマ目[編集]
加賀愛「はい 仕事について1か月ほど経ったので そろそろ辞めずに安定したようなのでいらしたとのことです」[編集]
5コマ目[編集]
糸色望「アルバイトも3日 真面目に来てくれると 安定して店長は戦力として計算できるかなって思うだろうし」[編集]
アルバイトは真面目に仕事をしていれば、店長から好印象を持たれ、運が良ければパート、あるいは正社員に配属されることもある。
6コマ目[編集]
糸色望「4月の新入生はまず1週間登校してくれると 出席簿にカッコつけなくてもよいかぁと思えるし」[編集]
P26[編集]
4コマ目[編集]
大草麻菜実「元本は返しました」[編集]
日本の民法では費用→利息→元本の順に弁済が充当されるので、元本は返して利息が残るということは原則としてない。
6コマ目[編集]
[[常月まとい「中には10年前に借りっ放しだったレンタルビデオの請求が 最近になって返せって連絡があったケースも」<br /]]「店がなくなったハズじゃ」
電話「払ってください」[編集]
前田くんの実体験か?
P27[編集]
3コマ目[編集]
母親「この子が○応の幼稚舎に合格したので 人生一安心かと」[編集]
慶應義塾幼稚舎のこと。「幼稚舎」という名称だが私立小学校である。
慶應義塾は一貫教育校であり、大学まで無受験のエスカレーター方式を採用している。
8コマ目[編集]
女性「二重に施術した個所が1か月戻ってないので とりあえず一安心かと」[編集]
まぶたの手術。
10コマ目[編集]
男性「ボクも整形した個所が 戻ることなく安定したのでお礼に参りました」[編集]
Fな部分の手術。
11,12コマ目[編集]
[[風浦可符香「どこが どこが戻ってないと言うのですか」<br /]]「言わないでいいから そーゆうの10年前に置いてきたから」[編集]
久米田先生の自虐ネタ。「かってに改蔵」初期までの下ネタ作風のこと。
ただし10コマ目的なネタは、「さよなら絶望先生」の初期(約5年前)にも上野クリニックネタとして度々登場している。
P28[編集]
2コマ目[編集]
糸色望「ダルビッシュが1回を無事に抑えれば その試合は一安心」[編集]
北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手。
試合の立ち上がりに制球が定まらない(逆に言えば試合途中でも修正して調子を上げていくことができる)ことが多く、相手バッターはダルビッシュの立ち上がりを攻略できるかが勝負の鍵となる。
特に、北京オリンピックや第2回WBCといった国際大会で先発した際に立ち上がりを攻略されることが目立った。なお、オリンピックでは星野仙一監督の信頼を失い敗戦処理投手として登板させられたが、WBCでは原辰徳監督に信頼され準決勝と決勝では抑え投手として活躍した。
スコアボード「エコ」「F」[編集]
前述のダルビッシュ有投手の妻、元女優のダルビッシュ紗栄子(旧芸名サエコ)のこと。
今話掲載時点で、離婚協議中との報道が流されている。
3コマ目[編集]
糸色望「ゲームはファミ通で開発率80%って出たら とりあえず発売されるかなと一安心」[編集]
「うそつきな広告屋」と、自誌で認めているので有名なファミ通では、時々全く出来上がっていないゲームソフトの開発状況、開発予定日を適当に伝えることがあり(ゲームキューブの発売日については、TVで浜村通信が苦言していた事すらある)、ファミ通の発売日は当てにならないことが多々ある。そのため、何らかの基準を突破しているものについては(この場合『開発率80%』)ファミ通の発表といえども、そのあたりに出るのだと一安心できることから。
開発中タイトルの紹介ページの開発率はメーカーの自己申告であるため、ファミ通の問題というよりメーカーの問題である。
誌面「ミ通 新作状況 開発状況は…80% トリコトリコトリ トリコトリコト トリコトリコト トリコトリコ トリ」[編集]
「人喰いの大鷲トリコ」か?
4コマ目[編集]
糸色望「捨て猫が ミルク(ヤギの)を飲んだら一安心」[編集]
ペット用粉ミルクとして市販されているヤギミルクのこと。
捨て猫「茶太」[編集]
5コマ目[編集]
糸色望「なんとなく一安心」[編集]
ネトゲが3日止められたら一安心[編集]
いわゆるオンラインゲーム依存症とその状態からの回復のこと。
インストールが95%までいったら安心[編集]
Windowsの話になるが、OSそのものが不安定な為、ソフトウェアのインストールの%が全く当てにならない上、ソフトウェアを作った側が全く当てにしていないため、インストール時に出る%は、30%だろうが80%だろうが、全く当てにならない。
それでも、95%までいけば何とか一安心だろうという見込みが取れるため。
事実、ある程度%が行っても、突然%の進み方が止まってしまい、そのまま半永久的に%の進み方が止まる事すらある。
尖閣のビデオが流出する所まできたら一安心[編集]
尖閣諸島沖にて海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した瞬間を捉えたビデオのこと。日中関係を危惧する民主党政権の政治的配慮で公開が渋られ続けてきたが、11月4日深夜から11月5日未明にYou Tubeに流出した。
なお、今話が掲載された日に第五管区海上保安本部の神戸海上保安部所属の海上保安官が流出させた事を告白した。
美少女ゲームを買ったら一安心[編集]
買っただけで安心し、プレイせずに積みゲーにしてしまうことか。
だとすると美少女ゲームに限ったことでもなく、人によっては本やDVDやプラモデルも該当する。
駆け込んだトイレに紙があったら一安心[編集]
公衆トイレにはトイレットペーパーがないこともあります。
なお、トイレットペーパーの販売機を設置するトイレもある。
引っ越しは見られたくないものを箱に詰めたら一安心[編集]
殆どの運送会社は段ボールサービスを実施している業者が多い。
また、セルフサービスで自分から詰め込めることが多いため、秘密のモノほど奥に入れて詰める人もいる。
総選挙で16位までに入っていれば一安心[編集]
本作品頻出であるアイドルグループのAKB48のこと。
AKB48で行われる選抜総選挙では21位までが選抜メンバーに選ばれる。また、21名のうち上位12位までがメディア選抜としてプロモーションに参加できる。
なお「16位」というのは、AKB48のチーム編成が16名ごとの3チームに分けられていることからと思われる。
有馬で勝って年を越せると一安心[編集]
12月の第4日曜日に行われる有馬記念(別名:グランプリ)のこと。
中山競馬場で行われるGIレースで、ファン投票によって出走馬を選出する方式のため中央競馬の一年を締めくくるドリームレースとして注目を集める。
ただ、さらにコアな競馬ファンはこの後に開催される、大井競馬場(地方競馬)の東京大賞典(JpnI)を勝って、ようやく年が越せると一安心するようだ。
そういえば2009年の有馬記念で、絶望先生のために夢を懸けた絶望リスナーが…。(さよなら絶望放送第116回、第123回)
一口目が酸っぱくなかったら一安心[編集]
食べ物や飲み物が腐っていないかどうかの確認。
ケータイのアドレスに家族以外の異性を登録できて一安心[編集]
これは彼女や彼氏がいる喜びがあると思われます。
しかしそうでもない人の悲哀は…。
「進撃の巨人」が一本出たので一安心[編集]
久米田先生原作の漫画「じょしらく」が連載されている雑誌「別冊少年マガジン」のこと。
諌山創先生の漫画「進撃の巨人」がヒットしたことで、雑誌の将来性について一安心できたという意味か。
ここ最近では、TBS系列の情報バラエティ番組「王様のブランチ」(10月23日放送分)や、日本テレビ系列のバラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」(11月1日放送分)で取り上げられたことでも話題となっている。
年上の独身者がいるのを確認して一安心[編集]
婚活に焦る人の心理と思われます。
用心棒が7人見つかったら一安心[編集]
黒澤明監督の映画「七人の侍」、あるいは「荒野の七人」「SAMURAI 7」といったそのリメイク作品より。
また「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」の第2シーズン17話「7人の傭兵」かもしれない。この時の傭兵は、賞金稼ぎ4人(契約)とジェダイ3人(偶然)である。事実村長は「これで安心だ」という感じの発言をしていた。
締め切り1日前にこのページの前まで下描きができていれば一安心‥‥か?[編集]
久米田先生の自虐ネタ。
そういえば上のビデオ流出事件は本誌発売のわずか5日前ですが、締め切りはいつだったのでしょうか?
7コマ目[編集]
常月まとい「一安心と思ったのに七五三を迎えてなかった例は山程」[編集]
イメージ図は宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵と、トルメキア軍参謀のクロトワ。
巨神兵はトルメキア軍のクシャナにより、王蟲の大群の暴走を食い止めるため肉体蘇生が不十分な状態で駆り出され、その能力のすべてを発揮することなく崩れ落ちた。クロトワはこの様子を見て「腐ってやがる、早すぎたんだ」と発言している。
P29[編集]
1コマ目[編集]
男性「この間の模試でA判定出て 一安心なので冬コミ行けます」[編集]
模試はあくまでも模試であり、たとえA判定が出たとしても本番の試験で合格できなければ意味が無い。日々の勉強の積み重ねが大事である。特に受験生は直前の1~2月が最も伸びるとされている。それを一安心だと油断して冬コミに行くなどもってのほかである。
3コマ目[編集]
女性「小学生の時イジメてた子がいるんだけど 5年 何も言ってこないのでもう恨まれてないと一安心」[編集]
謝罪もせず、相手と和解もしていないのに一安心する理由は一つもない。
まして小学生の時イジメてた子が誰であるか考えればもってのほかであろう。
しかし、苛めた方は遊びの一部だと思って、罪悪感ゼロな人間も珍しくない。この女性は多少罪の意識が残っているので、若干常識的といえる。もっとも、苛められた方からすれば、苛めた方が持つ罪悪感なんて偽善でしかない。
P30[編集]
5コマ目[編集]
木津千里「熟年離婚です。何十年も寄り添っていたのにある日突然、妻に別れを切り出される。」[編集]
厚生労働省が毎年発表している「人口動態統計の年間推計」によると、離婚率は1990年代まではおよそ0.10%前後で横ばいで、2000年代以降になって0.20%台に増加して横ばいの傾向。
戦後において最も婚姻率が高かった団塊世代の経年的離婚が増加したためである。また、熟年世代における離婚の場合、そのほとんどが妻からの申し立てであるという。
P31[編集]
1コマ目[編集]
木津千里「ずっと安定していたプロ野球人気は危うくなりはじめ、」[編集]
年々、プロ野球の視聴率は下降を続けています。
木津千里「アナログテレビで安定していたのに地デジ化で対応できなくなり、」[編集]
アナログ電波から地デジに切り替えが進んでいる一方、場所によっては地デジが安定しない家屋がある事から。アンテナを換えたり、設置場所を変えたりと努力している家屋も存在する。(置く場所によって見れる局が変わるとの事)
木津千里「ずっとアルバイトのリーダーとして安定していたのに、正社員にならないかと言われ不安になったり、」[編集]
担う業務量が増えるであろう不安と思われます。
3コマ目[編集]
[[糸色望「地震?」<br /]]「300年間静かだった休火山が、目覚めてしまったようです。」[編集]
1707年(宝永四年)に起きた宝永地震と宝永噴火以来、富士山は大きな噴火をしていませんが‥‥
5コマ目[編集]
木津千里「思えばずっと12星座で安定している物を、13星座とか言い出した辺りから世の中が狂い始めた。」[編集]
背景の絵は13番目の星座として加えられたへびつかい座。アスクレーピオスが蛇を持っている姿が由来。
13星座占いは1995年にイギリスの作家によって提唱され、日本でも一時的には話題になったものの、結局殆ど普及しなかった。
P32[編集]
欄外[編集]
10年前に置いてきた「そーゆうの」が読みたい人には新装版「かってに改蔵」。[ 12px;">[[<span style="font-size]から発売の「講談社 小学館から絶賛発売中!!<br /]]」の最新刊23集もよろしくお願いします。[編集]
他社から出る本の宣伝のほうが、自社の宣伝より文字が大きくなっています。
P33(単行本追加ページ)[編集]
義務キャラクター[編集]
今話の常月まとい[編集]
P26の5,6コマ目[編集]
P27の6コマ目[編集]
P28の6,7コマ目と全身絵[編集]
P29の1コマ目[編集]
今話のパンチラ[編集]
P31の3コマ目[編集]
今話の皇帝ペンギン[編集]
P32の2コマ目[編集]
P23の加賀愛の全身絵横[編集]
狛犬ならぬ、狛ペンギン?
今話のさのすけ・さのすこ[編集]
今話の櫻井よしこ女史[編集]
P20の扉絵(単行本追加)[編集]
今話の天下り様[編集]
今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]
P20の扉絵(単行本追加)[編集]
P22の2,6コマ目[編集]
P26の7コマ目[編集]
今話の棒犬[編集]
P20の扉絵(単行本追加)[編集]
P22の2コマ目[編集]
P23の1コマ目[編集]
今話の黒い涙[編集]
P22の2コマ目[編集]
P24の4コマ目[編集]
今話の麻生太郎氏[編集]
今話の安倍晋三氏[編集]
今話の石破茂氏[編集]
P26の1コマ目[編集]
今話のAAA[編集]
P23の1コマ目[編集]
今話のきよ彦[編集]
今話の神シール[編集]
今話の闇の目 [編集]
今話の娘々[編集]
P26の7コマ目[編集]
今話の面白シール[編集]
P20の扉絵(単行本追加)[編集]
今話の漫画界が平和でありますように[編集]
P25の6コマ目[編集]
今話のせんとくん[編集]
今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]
P29の3コマ目[編集]
今話の文化庁[編集]
P24の4コマ目[編集]
今話の草彅剛[編集]
今話の酒井法子[編集]
P31の1コマ目[編集]
今話の友愛[編集]
今話のスキ魔[編集]
今話のハト[編集]
P26の大草麻菜実の全身絵横[編集]
かゆいところ[編集]
P21の3コマ目,P22の3~7コマ目[編集]
陸瑠羽子[編集]
巫女として久々の登場。
P31の1コマ目[編集]
小沢一郎[編集]
逆さ鳥居に導かれた参拝者の一人として登場。
P24の6コマ目[編集]
母の顔[編集]
雑誌掲載時では「親の顔」だった。
コメント欄[編集]
こちらへどうぞ。 http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1289315608/l50
- ↑ なお、徳松は5歳で夭折している。