アマガミ
アマガミ[編集]
2009年3月19日にエンターブレインから発売された恋愛シミュレーションゲーム。
ゲームのほか、複数社のコミカライズ[1]やアニメ化など様々なメディアミックスを展開している。
2011年3月31日[2]に角川ゲームス[3]から、新要素を追加した「エビコレ+[4] アマガミ」のPS2版とPSP版が発売された。
概要[編集]
過去にエンターブレインが発売した『トゥルー・ラブストーリー』シリーズや『キミキス』の流れを汲む恋愛シミュレーションゲーム。
ゲームシステムは従来の移動エリア選択方式ではなく、主人公の行動を「行動マップ」から選択する「行動マップシステム」が採用されている。プレイヤーは、ゲーム内の1日(「休み1」「休み2」「昼休み」「放課後」の4つの時間帯)を過ごし、この間、女の子と1対1で会話する「会話モード」での話の進め方により好感度をあげていく。好感度の上昇により「ごほうびイベント」や「下校デート」など様々なイベントが発生していくことになる。
したがってプレイヤーは、基本的には意中の女の子の「!」アイコンを追いかけていくことがゲームの方針となる。
あらすじ[編集]
主人公の少年はとある過去の経験から、クリスマスに苦手意識をもっている高校2年生。
すっかり恋に臆病になった彼は彼女を作ろうともせず、憧れの先輩・森島はるかを遠目から眺めるだけの寂しい学園生活を送り続けています。そんな生活を続けていた主人公は、吐息が白くなり始めたある日、憧れの先輩とクリスマスを過ごすチャンスは今年が最後である事に気付きます……
何もしないまま高校生活を終えて本当にいいのか?……いや、このままでは駄目だ!
主人公は恋に対する苦手意識をなんとか跳ね除け、今年のクリスマスは女の子と過ごせるようにと一念発起します。
優等生の学級委員……
転校して来た下級生……
そして、憧れの先輩……
様々な女の子と出会い……主人公の迎えるクリスマスとは!?
アニメ化[編集]
2010年7月から12月まで第1期『アマガミSS』[5]がTBS(関東)、CBC(東海)、MBS(近畿)と系列のBSデジタル放送局BS-TBS(全国)で放映された。全26話。[6]
2012年1月から3月まで第2期『アマガミ&ruby(エスエスプラス){SS+plus};』[7]がTBS(関東)、CBC(東海)、サンテレビ(兵庫)、BS-TBS(全国)で放送。全13話。[8]
アニメーション制作は第1期・第2期ともにアニメインターナショナルカンパニー(AIC)。
第2期では近畿エリアがMBS(近畿広域圏)からサンテレビ(兵庫)に変更されたため、放送地域は縮小となる。
テレビアニメ版スタッフ[編集]
原作:エンターブレイン(プレイステーション2用ソフト「アマガミ」)
監督:平池芳正(第1期)、小林智樹(第2期)
シリーズ構成:平池芳正(第1期)、木村暢(第2期)
脚本:木村暢、待田堂子
キャラクターデザイン:合田浩章
スーパーバイザー・構成協力:高山箕犀、坂本俊博
色彩設計:松山愛子
編集:廣瀬清志(第1期)、右山章太(第2期)
コンポジットディレクター:加藤友宜
音響監督:飯田里樹
音楽:大森俊之
アニメーション制作:AIC
キャスト[編集]
~キャラクター | ~ゲーム版 | ~ドラマCD版 | ~アニメ版 |
CENTER:橘純一[9] | (ボイスなし) | > | CENTER:前野智昭 |
CENTER:絢辻&ruby(つかさ){詞}; | > | > | CENTER:名塚佳織 |
CENTER:桜井梨穂子 | > | > | CENTER:新谷良子 |
CENTER:棚町薫 | > | > | CENTER:佐藤利奈 |
CENTER:中多紗江 | > | > | CENTER:今野宏美 |
CENTER:七咲逢 七咲郁夫 |
> | > | CENTER:ゆかな |
CENTER:森島はるか | > | > | CENTER:伊藤静 |
CENTER:橘美也[10] | > | > | CENTER:阿澄佳奈 |
CENTER:高橋麻耶 | > | > | CENTER:早水リサ |
CENTER:梅原正吉 | > | > | CENTER:寺島拓篤 |
CENTER:伊藤香苗 | > | > | CENTER:松岡由貴 |
CENTER:田中恵子 上崎裡沙 |
> | > | CENTER:門脇舞以 |
CENTER:塚原響 | > | > | CENTER:浅川悠 |
CENTER:夕月琉璃子 | > | > | CENTER:佐藤泉美 |
CENTER:飛羽愛歌 蒔原美佳 |
> | > | CENTER:原田ひとみ |
CENTER:山口亜弓 | > | CENTER:佐倉ゆき | (未発表) |
CENTER:絢辻縁 | > | > | CENTER:五十嵐愛子 |
CENTER:黒沢典子[11] | > | > | CENTER:田内夏子 |
CENTER:御木本久遠 マイケル・ギャラガー |
> | CENTER:大橋隆昌 | (未発表) |
CENTER:花園聖治[12] | > | > | CENTER:皆川達也 |
CENTER:樹里路美雄 | > | CENTER:浜添伸也 | (未発表) |
CENTER:マサ | (ボイスなし) | CENTER:小野大輔 | (未発表) |
CENTER:ケン | (ボイスなし) | CENTER:杉田智和 | (未発表) |
CENTER:薫の叔父[13] | (ボイスなし) | CENTER:神谷浩史 | (未発表) |
ゲームほかにおける久米田作品声優の出演は以下の通り。
- 花澤香菜(ドラマCD版空琉美遊亭丸京役)が噂の図書委員役(第1期14話ゲスト)
- 内山夕実(ヤンママ役)が黒沢の友人B役(第2期2話)
- 斉藤貴美子(婦人役)が食堂のおばちゃん(第1期)、食堂のおばさん(第2期)役
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
251話にて「ナマガミ」としてネタにされている。
アニメ『さよなら絶望先生』との関連[編集]
懺・第02話にて、日塔奈美の登場するカットに中の人つながりで桜井梨穂子のポスターが登場。
Webラジオ『さよなら絶望放送』との関連[編集]
日塔奈美役の新谷良子がヒロインの一人である桜井梨穂子役で出演しているため、しばしば名前が出たりネタにされたりしている。
きっかけは寺島がゲスト出演した第79回・第80回。寺島のギャルゲー好きの話題から、同じく出演している新谷と共に神谷にアマガミを猛プッシュするも、この時点では神谷はまだ興味がないといった状態だった。
しかし、アマガミ発売直前のファミ通TVではかなり興味を持っている様子が伺え、ついには第84回携帯版でのアマガミの感想メール特集番組「すいません!こういうのはアマガミラジオに送ってください、すいません!」が放送された際、自らアマガミを購入して梨穂子狙いである事を新谷にカミングアウト。その後の神谷のハマリっぷりは尋常でなく、その後絶望放送をはじめ自らパーソナリティを務める「神谷浩史・小野大輔のDearGirl〜Stories〜」や「マクロスF○☆△」においてもアマガミネタを披露していった。
さらに第89回では、この回ゲストの杉田智和がやはりアマガミをプレイしていることもあって頻繁にネタに登場。アマガミに出演している新谷を大いに絶望させた。
この一連のアマガミフィーバーはこの後声優界に広まっていき、上記の神谷・寺島・杉田の他にも小野大輔、氷川へきるがアマガミにハマっていったことが確認されている。特に、小野に関しては余りにも各所で宣伝しまくった神谷へのお礼として、エンターブレインからプレゼントされたゲームを、自分はもう持っているからと神谷より直々に布教されての物である。
参考:神谷浩史アマガミネタまとめ(⇒★>http)。
補足だが、アマガミの公式ラジオ『良子と佳奈のアマガミ カミングスウィート!>http』では、新谷良子と阿澄佳奈がパーソナリティを務めており、第16回放送では寺島からのメールが読まれている他、寺島はDJCDに毎回「ご意見番」として特別枠のレギュラー出演し、公開録音でもファン代表として登場している。
一方で、これだけの宣伝をしながら、神谷への出演オファーは全く来ず、杉田はおろか神谷が布教した小野にまでドラマCDでの出演を先んじられてしまい、そのことへの愚痴も度々漏らしていた。
それが奏功したのか、ラジオの公開録音にビデオ出演[14]し、ドラマCD vol.6への出演が実現した。
- ↑ ヤングアニマル(白泉社発行)にて「アマガミ precious diary」(作画:東雲太郎)、電撃マ王(アスキー・メディアワークス発行)にて「アマガミ Love goes on!」(作画:上乃龍也)など5社にのぼる。
- ↑ 当初は1月27日とアナウンスされていた。
- ↑ 2009年4月に設立された角川グループのゲーム部門を統括する子会社。角川グループ傘下のエンターブレインとアスキー・メディアワークスの企画・制作ソフトは、角川ゲームスが販売元・発売元となる体制に移行した。
- ↑ エンターブレインの低価格販売版ブランドで、eb!コレとも表記する。同社恋愛シミュレーションの前作となる「キミキス」も同様の販売戦略がとられている。
- ↑ 2010年4月24日開催の『良子と佳奈のアマガミ カミングスウィート!>http』公開録音でアニメ化が発表された。
- ↑ テレビ放送は25話。4話ごとに6人のメインヒロインを主人公にしたオムニバス形式。これに加えて隠しキャラクターの上崎裡沙(テレビ放送最終話)と橘美也(テレビ未放映でBDとDVDに収録)の番外編が1話づつあり、計26話となる。これ以外に、BD/DVD(1巻から6巻・7巻から12巻)購入者特典として新作のショートアニメDVDが2本製作されている。
- ↑ 2011年8月13日開催のTBSアニメフェスタ2011にて製作が発表された。
- ↑ 2話ごとに6人のメインヒロインを主人公にしたオムニバス形式。なお、ヒロインの放送順は第1期と異なる(第1期:はるか→薫→紗江→逢→梨穂子→詞。第2期:詞→梨穂子→逢→薫→紗江→はるか)。これに加えて橘美也の番外編が1話放送される。
- ↑ デフォルトの名前。
- ↑ デフォルトの名前。主人公の姓を変更した場合、変更した姓に準じる。
- ↑ アニメ版では第2期に登場。
- ↑ アニメ版では第2期に登場。
- ↑ ドラマCD内で読み上げられるキャストクレジットより。ドラマCDパッケージのキャスト欄では「????役」表記。
- ↑ 神谷のビデオ部分は会場限定での公開。