シスタープリンセス

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シスタープリンセス[編集]

シスター・プリンセス(Sister Princess)は、メディアワークス(現アスキー・メディアワークス)発行の雑誌『電撃G'sマガジン』の読者参加企画に端を発する一連のメディアミックス作品群のこと。
アニメ化およびゲーム化され、爆発的なヒットを記録した。

作品概要[編集]

『電撃G'sマガジン』1999年3月号から始まった読者参加型誌上企画。12人の妹たちが遠く離れて暮らす兄(=読者)を思慕する様子を描いた文章が雑誌に掲載され、それに対して読者がレスポンスをするというものであった。天広直人による流麗な作画と公野櫻子がキャラクターの心理を丹念に描写する秀逸なテキストにより、爆発的なヒットとなった。

あらすじ[編集]

ある日突然、あなたに12人もの妹ができたらどうしますか?

それも……とびっきりかわいくて とびっきり素直で 
とびっきり愛らしくて とびっきりの淋しがりや。
しかも、そのうえ……彼女達はみんなみんな、とびっきり!
お兄ちゃんのコトが大好きなんです……

でも、残念なことにお兄ちゃんと妹は現在離れ離れに暮らしていて……
実際に会うことができるのは、2ヵ月に1回と決められた“お兄ちゃんの日”だけ。
大好きなお兄ちゃんと自由に会えない妹は…
…さみしくて、いつもお兄ちゃんのことば かり想ってしまいます。

アニメ版[編集]

シスタープリンセス

テレビアニメ版『シスタープリンセス』は、テレビ東京系列で2001年4月から同年9月まで放送された(全26話)。本放送前の2001年3月28日にはテレビ東京のみ特番『シスター♥プリンセス 前夜祭』が放送され、製作発表記者会見の様子や声優インタビューなどが放送された。


アニメ放映前から「兄1人に対し妹が12人」という荒唐無稽ともいえる設定をどのようにアニメ化するかについて疑問視する声はあったが、実際に製作されたアニメは、原作ともゲーム版とも殆ど共通点が見られず、その上独自のキャラクターも多数登場している異色作であった。このため原作ファンを中心に批判を受け、のちによりオリジナルに忠実な『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』が製作されるとととなる。一方で、その独特の雰囲気や「ウニの中から妹の声が聞こえてきて…」などの意味不明な次回予告などにより、2ちゃんねるなどを中心に「ウニメ」と呼ばれ熱狂的な人気を誇った。作画については、テレビ放映後に順次発売されたDVD版で修正された箇所が多数あり、「作画崩れをDVD版で修正」というビジネスモデル?を確立したともいえる。

シスター・プリンセス 〜リピュア〜

シスター・プリンセス RePure』は、2002年10月から12月までテレビ東京系列局6局で放送された(全13話)。
前作のテレビアニメ版『シスタープリンセス』とは打って変わって本作では作画の質が上がっており、特にキャラクターズパートは、監督・宮﨑なぎさ独特の演出が光る非常にハイクオリティなアニメとして評価されている。

スタッフ[編集]

1期スタッフ
  • 製作総指揮:大月俊倫
  • 企画:佐藤辰男
  • シリーズ構成:あみやまさはる
  • 音楽:服部隆之
  • キャラクターデザイン:新田靖成
  • 美術監督:針生勝文
  • 舞台監督:きむらひでふみ
  • 撮影監督:谷内潤
  • 音響監督:千葉繁
  • 音楽製作:スターチャイルドレコードテレビ東京ミュージック
  • アニメーション制作:ゼクシズ
  • 制作協力:ガンジス
  • アニメーション協力:ハルフィルムメーカー、シャフト、マウス、ジェイ・シー・エフ、イマジン
  • プロデューサー:高野希義、森山敦、渡辺和哉、川崎とも子
  • 助監督:下田屋つばめ
  • チーフ演出:アサミマツオ(第14話 - 第26話)
  • 監督:大畑清隆(第1話 - 第12話)→伊灘郁志(第13話 - 第26話)
  • 製作:シスプリ製作委員会(メディアワークス、キングレコード、ブロッコリー、読売広告社)
2期スタッフ
  • 製作総指揮:大月俊倫
  • 企画:佐藤辰男
  • シリーズ構成・脚本:あみやまさはる
  • キャラクターデザイン:新田靖成
  • 編集:田熊純
  • 音響監督:千葉繁
  • 音楽制作:スターチャイルドレコードテレビ東京ミュージック
  • 音響制作:オムニバスプロモーション
  • アニメーション制作:ZEXCS
  • 制作協力:ガンジス
  • 製作:プリピュア製作委員会、メディアワークス、キングレコード、読売広告社
  • 監督:下田屋つばめ(ストーリーズ)、宮﨑なぎさ(キャラクターズ)

メインキャスト[編集]

~キャラクター ~第一期キャスト ~第ニ期キャスト
可憐 > CENTER:桑谷夏子
花穂 > CENTER:望月久代
> CENTER:小林由美子
咲耶 > CENTER:堀江由衣
雛子 > CENTER:千葉千恵巳
鞠絵 > CENTER:柚木涼香
白雪 > CENTER:横手久美子
鈴凛 > CENTER:神崎ちろ
千影 > CENTER:川澄綾子
春歌 > CENTER:かかずゆみ
四葉 > CENTER:半場友恵
亞里亞 > CENTER:水樹奈々
兄(海神航) 野島健児
三浦祥朗
じいや 土屋利秀 笹島かほる
眞深 > CENTER:氷上恭子
山田太郎 山口勝平
山神燦緒 置鮎龍太郎
女の子 野川さくら
男の子
真田アサミ


絶望声優では、丸内翔子役の堀江由衣が、妹のひとり・咲耶役で、また常月まとい役の真田アサミが男の子役でそれぞれ出演していた。
また、シャフトがアニメーション製作協力として一部に参加していた。

久米田康治との関連[編集]

久米田康治との関係[編集]

かってに改蔵』連載時代に頻繁に背景に登場していたが、これは当時クメプロでアシスタントをしていた畑健二郎先生によって描かれたもの。畑先生はこれの関連グッズに車1台分の金額を費やしたとか。

さよなら絶望先生 作品内にて[編集]

52話『あにいもうと、という前提で。』にて「特定のマニアが買ってくれるの前提に 低予算で作られたアニメDVD!」として登場。
そのほか、懺・第04話にも「妹が12人居るあからさまに人気出そうな設定」として登場している。

かってに改蔵 作品内にて[編集]

第119話『穴あき in the ユッケ』の背景に大量に登場。以降、「ヒロイン12人も出てくる保険」(第205話『買うのは“安心”です!』)や、「少年まんが大ヒット理論」(第212話『努力×(勝利+友情)2』)などに登場した。